地方議員からのお願い

安藤哲也氏(以下、安藤):どうですか? 会場の人からも、この宮崎議員の育休について。今日は是非論ではないので、なにかポジティブなエールみたいなことを言いたい方。あ、手が挙がりましたね。マイク、どなたかもらえます? あの方です。

本目さよ氏(以下、本目):さまざまなお話ありがとうございました。私、台東区で議会議員をしております、本目さよと申します。今回のパネラーには地方議員がいないというところが非常に残念だったんですけれども。なぜかというと、全国で3万人いるというところと、ちょうど私たち、私は33歳なんですが、私と同じくらいの世代の男性議員、女性議員、子供を産んで結構ベビーラッシュなんですね。

そのなかで「育休どうしよう。奥さんも自分も両親が近くにいないけども、奥さん1人だけじゃ大変だろう」ということで、どういうふうに育児に関わるか。今日、来たいと言っていた男性議員も何人かいたんですが、夜なので、子育てやらなきゃということで、今回は欠席させていただいています。

そういった意味でも残念ですし、若手の女性議員の数を増やしていきたいと私は活動を始めてるんですが、その立場でも非常に、地方議員が今パネラーさんにいないというのがすごく残念。

その立場からちょっと3点、国会議員の方々、またみなさまにお願いしたいのが、ぜひ子供とパートナーのために育児休業をとっていただきたいと思います。自分のためにならないように。最終的には自分のためになるんですが、子供のためにと、パートナーのためにとっていただきたい。育児休業制度そのものの趣旨を考えて、そこは私たちもそうなんですけれども、それを頭に入れておいていただきたいのが1点。

あと、今、申し上げたように地方議員にも非常に密接に関わる問題です。国会議員の制度を作る・作らないはどうでもいいとおっしゃる方もいらっしゃいましたけれども、ぜひ地方議員3万人いますので、そこに当事者の声が反映されるかどうかって政治にすごく大事だと思うんです。その辺りも含めて検討していっていただきたいなと思います。ぜひ制度を変えていってください。ありがとうございます。

24年前に育休をとった先駆者からのエール

安藤:ありがとうございます。男性いますね。あと、男性1方お願いします。

参加者:私は今から24年前に育休をとって、男性が育休をとれるようになったのが94年の4月からだったんですけれども、私は4月からとって、大変なバッシングを受けた経験があります。

ぜひ宮崎議員に言いたいのは、ぜひ取っていただいて。むちゃくちゃ子育てっておもしろいし、感動的だし。そっから学ぶことっていうのは国会議員としても大変なものがあるだろうと。僕自分もたくさん学んだので、生き方そのものをもっと充実させるためのいろんなものを学んだので。けっして後悔しない。とってもよかったと思うだろうと思います。

それともう1つは子供もお父さんを欲してる。子供もお父さんの愛情を欲してると思います。はい、以上です。

安藤:ありがとうございました。イクメンの先駆者の方からの発言でしたけれども。そろそろ時間が来ましたので、パネラーのみなさん、一言ずつ、宮崎議員にエールを送っていただいて。立ち向かう勇気をぜひ授けていただきたいなと。じゃあ、川島ボスから。一言ね。コンパクトに。

川島高之氏(以下、川島):やっぱり、組織のなかにはポマード親父がいっぱいいる。議員もいろいろですね、ポマード親父と戦って下さい。ね。必ず勝つと思います。今、これだけ賛同者がいるうちに。あるいは得るもののほうが多いんで。ポマードの臭いに負けずに頑張ってください。

(会場拍手)

ファーストペンギンであれ!

安藤:佐藤さん。

佐藤士文氏(以下、佐藤):私もサラリーマンなので、今日はフレックスをとってここに登壇してます。普段はサラリーマンやってます。ここに来てる方たちも、ほとんどがサラリーマンだと思うんですけれど。

今日お話を聞いていて、川島社長や青野社長やフローレンスの駒崎さんとかの会社で働きたいなと思っちゃいますよね。こんな「育休とれよ!」と言ってくれるような社長の下で。いや、僕だったら自分の情熱100パーセント傾けますぐらいに、働きたいなって思います。

そういう方たちがおそらく支持者としてついてきてくれると思うんですよね。宮崎さんのポリシーを曲げずにファーストペンギンでいって、パイオニアとして発信していけばついてきてくれると思いますので、ぜひ楽しんで育休を進めていってください。よろしくお願いします。

(会場拍手)

安藤:棒田さんも一言。

棒田明子氏(以下、棒田):今の世代だけじゃなくって、次の世代、今の子供たちのためにもぜひ育休をとってください。私の父は国家公務員を辞めて、子育てをしてくれました。娘の立場からお父さんがそばにいてくれる、早く帰ってきてくれるのはとってもうれしかったことですので、娘からもぜひというお願いをしたいなと思います。頑張ってください。

(会場拍手)

女性を苦しめる母性神話を崩す意義

安藤:浜田さん。

浜田敬子氏(以下、浜田):私、12年前に出産した時に、復職する前に夫が3ヶ月育休をとりました。そこで気づいたのが、私よりも育児が全然得意だったの(笑)。離乳食も上手に作るし、抱っこも全然上手で。それで私、母性ということをすごく疑いました。これは男女ではないんだ、性別ではないということで。

宮崎さんみたいな人がどんどん育休をとって、男性の育休が増えると、母性神話がたぶん崩れると思うんです。それが今、すごく日本の女性を苦しめていて。「お母さんがやらなきゃいけない」。お母さんじゃなくてもできるんです。なので、そういうことを広く広めるきっかけになると思うので、ぜひ頑張ってください。

安藤:はい、ありがとうございました。青野社長お願いします。

青野慶久氏(以下、青野):ぜひ多くを学んでいただきたいなと思います。子育てをすると、国会のなかでは得られない医療だったり教育だったり自治体の制度であったり。本当たくさんのことを学べます。頭の堅いおっさんが知らないことをたくさん学んでいただいて、ぜひ日本を変える政治家になっていってください。

(会場拍手)

安藤:はい、ありがとうございました。成澤さんお願いします。

成澤廣修氏(以下、成澤):ファーストペンギン、楽しいですから、本当に。冒頭で申し上げましたけれど、禁断の世界を楽しんでいただきたいなと思います。

でね、テクニック2つだけ。バッシングは続くはずなんです。露出を、子供の写真とか奥さんと一緒に子育てしてる写真とかSNSとか、絶対UPしないこと。期間中、本当に子育てを頑張ることだと思います。これを売り物にしてるみたいなことを言ってバッシングしてる人もいるじゃないですか。徹底的に無視することだと思います。それが最後まで育休をとりきれる原動力になると信じてます。頑張ってください。

(会場拍手)

テーマで未来を描けることのうれしさ

安藤:いいですよ、どうぞ。

寺田学氏(以下、寺田):さっきも申し上げたので、あれですけれども。わたしも1年、落選中に専業主夫として子育てやって、得られないものをものすごく得たなと思います。人生が潤いますし、その潤いは必ず議員生活の充実した仕事に繋がると思うので、頭の堅いポマード親父と戦ってください。

(会場拍手)

安藤:一緒にやってね(笑)。じゃあ、駒崎さん。

駒崎弘樹氏(以下、駒崎) :僕は今回ここに来れてすごくうれしかったです。というのも、宮崎議員は、自民党。寺田さんは民主党。柚木さんは民主党。そして、左派の『AERA』が、自民党議員を応援してるっていう。もう、右も左も関係ないじゃないかと。我々はテーマで連帯できるんだと。そしてテーマで未来を描けるんだということが、まさにこの場で証明されたと思うので。本当に一緒に未来を描いていきたいと思います。

ちなみにイギリスで奴隷制を廃止したのは、たった1人の議員の「あれ、奴隷制っておかしくない?」っていう一言からでした。

ウィリアム・ウィルバーフォース(William Wilberforce)という人が、立ち上がって、そこからイギリスは……、アメリカは南北戦争を経て何十万人も死ななかったら奴隷制を廃止できなかったのに、イギリスはたった1人の議員の、そのファーストペンギンぷりで廃止できたんです。だから、日本のウィルバーフォースになってください。以上です。

(会場拍手)