2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
提供:LINE株式会社
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佐藤春旗氏:よろしくお願いします。それでは本日のコース別の説明会の1つ目、サーバーサイドを担当します、佐藤春旗といいます。よろしくお願いします。
最初に軽く自己紹介をさせてください。私、佐藤春旗ですが、所属がこの後ちょっと説明をする、LINEのPlatform Developmentセンター1のCommunication & Service Integration室で、室長をしています。先ほどキャリアの話題もありましたが、マネージャーをしています。
LINE入社が2013年。もう10年近く前ですが、「LINEスタンプ」に関する機能の開発をしていたり、スタンプを含めたLINEのデジタルコンテンツなどいろいろなものを販売しているWebサービスである「LINE STORE」を開発していたり、今もFinTechでさまざまな取り組みをしていますが、おそらく最初、かなり重要なものだったかなと思いますが、「LINE Pay」の最初の開発にも参加をしていました。
先ほどマネージャーをしていると言いましたが、主に東京のチームと福岡に関連するチームがあって、それらで協業しながら、例えばスタンプとか、この後説明するようなサービス開発を一緒にしているチームのマネージャーをしています。細かいところはまた紹介します。よろしくお願いします。
本日は採用の説明をしますが、実はLINEのサーバーサイドといってもいろいろあります。今回私が説明する部分は、その中でも私の所属している部分とか、あるいはそれとは別の視点で、LINE全体のサーバーサイドについての両方の話題をしようと思います。
最初はLINEのサーバーサイドの開発とか、サーバーサイドを含めた開発としてLINEに参加することとか、LINEで仕事をすることとはどういうかたちなのかを、私の印象も含めて共有しようかなと思います。
それから今回の採用の説明は、ターゲットであるみなさんに対してのメッセージということもありますが、サーバーサイドの仕事をしているエンジニアが、どういう組織で活躍しているのかをちょっとだけ紹介しようと思います。
最後、私にとってはメインのコンテンツになりますが、私の所属しているLINE Platform Developmentセンター1がなにをしているのか。いろいろなLINEのサービスや組織があると言っても具体的な例がないとイメージがつかみにくいのかなと思うので、その一例として我々の組織の紹介をみなさんにしたいと思います。その後、Q&Aにいきたいと思います。
最初に、そもそもLINEで例えばサーバーサイドの開発をするというのがどういったものなのかということを、自分自身の意見も含めてですが紹介させてください。
(スライドを示して)この後もうちょっと具体的な事例を紹介しますが、LINEでサーバーサイドの開発をするということは、ここでは「多様な規模」と書いています。
もちろん大きなデータ、例えばすごくユーザーが多い、日常的に数千万人を扱っているサービスはもちろん珍しいとは思います。その数千万人というものは、1人と1人が1対1のチャットをしているものがたくさん集まっているとか、あるいは1つのLINE公式アカウントが一度に1,000万のユーザーにメッセージを送るとか。
今のはLINEアプリの事例でしたが、これがLINEのほかのファミリーサービスでも、さまざまな規模、100対100のこともあるかもしれないし、1個1個のデータがすごく大きいこともあるかもしれない。そういった意味でサービスの多様さもあるし、ユーザーベースとかサービスのデータ量が大きいというのもあるので。
その結果、多様な規模、いろいろなスケールが経験できるとか、そういったものに携わるチャンスがあるのは、かなり特徴的かなと思います。
それから、LINEアプリも含めてほかのLINEのサービスもそうかなとは思っていますが、例えば我々は技術、例えばサーバーサイドを開発をする部署とか、そういう仕事をしています。
一方でビジネスとか、例えば「どういうものをどのように売っていくか」あるいは「どのようにユーザーを増やすか」という話をする機会があると思いますが、そういった時には、社内で企画と呼ばれる役職など、ほかの部署、ほかのロールと一緒に仕事をします。
ただそれでもやはり我々の作っているもの、あるいはビジネス、それから我々の得意としている部分、技術とかサーバーサイドが密接に関係している。ここがきちんと協力をしながらさまざまな開発、運用をしていくのはLINEとしてはかなり特徴的なことで、おそらくおもしろいことかなと思っています。
最後の1点として、この後もいくつか事例をあげようかと思いますが、先ほどLife on LINEというビジョンがあり、我々の提供しているものは規模も大きいし、使われている場所も多く、多様な使われ方をされている、という紹介もしました。実際、我々(のサービスは)かなりいろいろなところで使われている上に、今後も使ってもらいたいので、いつでもどこでも使えるサービスを目指しています。
そうなると、「信頼できるシステムである」とか、「いつでもどこでも使える」ということをどのように実現するのかが課題になっています。これもサーバーサイドの開発的にはおもしろい課題、チャレンジしがいのあるものかなと思います。
ここからもうちょっと細かいところにいこうと思うんですけれど、先ほど紹介のあったものがホームページに載っています。CLOSING THE DISTANCEというミッションや、Life on LINEというビジョンに絡めてお話しします。
ここにLINEのサーバーサイドがはどういうふうに関わっていくかを考えると、CLOSING THE DISTANCEというミッション、(これで)実際になにかを実現したいんですが、「じゃあなにを作るのか」ということは、先ほども紹介したように、技術で、あるいはサーバーサイドでなにを作るのかを考えなければいけないのは私たち。それを作るのも私たちということです。
その上でLife on LINEという、我々はLINEとして、サービスとして成し遂げたいビジョンもあるので、「なにかを作るか」もいいですが、「いったいなにをユーザーに届けたいのか」を考える。あるいはそれを成し遂げるために最適な技術とか、最適な方法は何なのかを考えるのも、我々が関わるところかなと思っています。
かつこれらを成し遂げるために、支えるものとしてLINE STYLEとかLINE CODEというものがホームページに載っていますが、それを開発に当てはめると、我々がいいサービスを作るということは、技術的には例えば高品質なサービスを作る、高品質なコードを書くということだと思います。
「じゃあエンジニアとしてはどうすればそれが実現できるのか」を、例えば社内の文化であるとか、開発に関していえば開発の文化をきちんと作っていって、もしみなさんとか、新しい方が入ってくださった場合には、一緒にそういったものを作っていく、より良いものにしていくということがあるのかなと思っていて。こういったところに、サーバーサイドも含めた開発としては関わっていくことになると思っています。
LINE全体の説明で人事にもいろいろ紹介してもらったと思うので、もう1歩進めて、今回のポジションでいうとサーバーサイドのエンジニアということになっていますが、じゃあ社内でなにをしているのかというきっかけだけでも紹介させてください。
こちらは特に新卒も含めて、開発、過去に実績のあるサーバーサイドのエンジニアが活躍している部署や部門で、特にこれが実際に配属される部門だとかいうわけではないので、「こういうことをしているんだな」「こういった領域でサーバーサイドのエンジニアという人が活躍しているんだな」とざっくり思ってもらえればと思います。
先ほど、Life on LINEを含めたみなさんにも見えているLINEのサービス、「LINEアプリ」もあります。それから我々がファミリーサービスとかファミリーアプリと呼んでいる、LINEなんとか、あるいはLINEとついていないサービスもありますが、関連するグループのサービスもあります。
個人のユーザーさんとはまたちょっと違うかもしれませんが、LINE公式アカウントを使ってくれるパートナーの企業とか、LINEの上で便利な機能を実現するためにLINE公式アカウントの機能を使う。企業であれば、例えばBtoBのビジネスを担当しているところとか、(スライドを示して)FinTechでは「LINE Pay」とか「LINE証券」とかがここには載っていますが、そういったものがあります。
LINEの中には「LINE GAME」というジャンルもあって。そこではゲーム向けの特にプラットフォーム基盤、プラットフォームの開発。LINE GAMEを作る場合に、LINEの機能をその基盤を通じて使うために便利なものとか、ゲームを実現するために必要なものを作っているところ(です)。
先ほどLINE公式アカウントの話もありましたが、関連する領域として広告のビジネスもあります。こういった広告をいかに効率良く配信したり、LINEの中にもいろいろな場所があるので、最適にそれを配信するためにいろいろな開発を行っているところなどがあります。
LINEの特徴の1つは、先ほども挙げていた、例えばデータが多いとか、ユーザーが多いところもあって、それを扱うためにやはり専門のプラットフォームとか、我々が横断的にそれを分析したり活用するためのプラットフォームが必要になっていて。そのためのデータプラットフォームに携わっているサーバーサイドのエンジニアもいます。
繰り返しになってしまいますが、これだけ規模が大きくて、しかもいろいろなチーム、いろいろなサービスが関わっている。この中でより良いプログラムとか、より良いサービスを作るとなると、サービス開発エンジニアを支えるためのソフトウェアとか、プラットフォームも必要になってきていて。そのための開発の共通の基盤を作っているチームや部署もあります。こういったところでもサーバーサイドのエンジニアが活躍しています。
これは挙げ始めるとどんどん(出てきて)本当にキリがないですが、こういったものに加えてさらに技術的によりおもしろい価値とか、より新しい領域にチャレンジしているところもあって。
例えばAIとか、マシンラーニングとか、ブロックチェーンとか。ここは挙げていくと本当にキリがないので、スライドの絵を作る時にもけっこうばっさり切り落として、すべて「and more……」にしちゃっています。こういったところ、いろいろな領域で活躍するサーバーサイドのエンジニアがいると思ってもらえればと思います。
組織の話をしていて、この後ももうちょっとフォーカスした話はしますが、LINEのサーバーサイドのエンジニアが活躍している組織は、かなり幅が広いです。
(スライドを示して)上に書いてあるLINEの法人がいくつかありますね。東京だとLINE株式会社があり、先ほどちょっと紹介しましたが、私がよくやり取りをする先としては福岡にいるチーム。福岡にはLINE Fukuokaという法人があります。もう1つよくやり取りをするのは、韓国側にあるLINE Plusという法人です。これらの法人の中にもこういったサーバーサイドのエンジニアが活躍する組織があります。
今日はこの後、サーバーサイドの印象とかをメッセージとして伝えられればいいなと思っています。
自分の所属するLINE Platform Developmentセンター1という、ちょっと長い名前で、我々はよく「LPDC1」と略して呼んでいますが、ここの紹介をできればと思います。
その後、Q&Aの時間には、LPDC1の新卒出身のメンバー、それからもう1つ別のセンターの開発4センターからメンバーに参加してもらおうと思うので、そこだけちょっと取り上げています。
先ほども言いかけましたが、いろいろなものを作っている“なんとかセンター”はいろいろあって。(スライドを示して)ここには4センターと書いてありますが、実は3センター、4センター、5センターとあります。LPDC1の横にはLPDC2があって、それ(について)はまた後ほど紹介されると思います。
話が戻りますが、我々が作るものに携わるのはもちろんですが、それを支えるための例えば開発文化とか信頼性も含めて、我々が高品質なソフトウェアとかプログラムを作るにはどうすればいいのかも我々の仕事の一部だとお話をしましたが、その事例の1つを紹介させてください。
(スライドを示した)最近だと、例えばOutage Handling Processというものが書いてあって。これは2021年の「LINE DEVELOPER DAY」という対外的な技術イベントから取ってきたものです。
やはり規模の大きいサービスを作っていると、いつでもどこでも使えるLife on LINEがやりたいとはいっても、やはりどこかでなにか問題が起こることは、実はよく起こっています。ですが、そこからなにかを学ぶとか、なにか問題があったら「次は問題を起こさないぞ」ということを実現していく。
これを繰り返すことで、より良いソフトウェアとか、ひいてはより良いソフトウェアからより良いサービス、より良いビジネスとかを、みなさん、ユーザーさんにより良い体験をしてもらうところを目指しているのかなと思っていて。こういった取り組みが実は全社的に行われています。
先ほどサーバーサイドのエンジニアとかサーバーサイドの開発目線で紹介しましたが、こういった取り組みは実はサーバーサイドだけではなくて、LINEのサーバーサイドを含む開発全体で取り組んでいるところです。最近特にこういったところは取り組みの事例が増えていて、おもしろいなと思って紹介しました。
いったんここで仕切り直しになるのでまとめると、今回はサーバーサイドの開発部門の紹介をしていますが、LINEには実はいろいろなサービスがあります。各サービス、部署でいろいろな開発をしていますが、それぞれでやはりサーバーサイドの開発、エンジニアが活躍しているということです。
それから、別々に活躍はしていますが、それでも共通の部分とかみんなで取り組んでいるところはいくつかあって、開発文化とか社内の文化、それから開発のプロセス、開発の中でより良いサービスを作るためにどうすればいいのかの共有が全体では行われていると思ってください。
(次回に続く)
LINE株式会社
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