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StackScript, k8s, Terraformを使ってLinodeで負荷試験環境を自動で構築してみた(全2記事)

2022.12.27

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優れたコストパフォーマンスとシンプルな使い勝手が魅力 プラットフォーム「Linode」が多くのユーザーに選ばれる理由

提供:アカマイ・テクノロジーズ合同会社

StackScript、kubernetes (k8s)、Terraformを使って、Linodeで負荷試験環境を自動で構築する方法について、アカマイ・テクノロジーズの岡本英輝氏と佐藤裕行氏が、実際のデモを交えて紹介しました。前半はAkamaiの歴史とLinodeの魅力について。

もともとはCDNの会社だったAkamai

佐藤裕行氏(以下、佐藤):まずはLinodeのお話をする前に、Akamai(Akamai Technologies)とはなんぞやっていうところを簡単にお話ししていきたいと思います。

Akamaiは、もともとはCDNの会社として立ち上がっていまして、1997年(※1997年に事業化プロジェクトが立ち上がり、翌1998年会社として創設)という古くからCDN事業を立ち上げていました。2010年に入りまして、Web Application Firewall、WAFをリリースして、これがガートナーで高い評価をいただいていて、世界一と自慢できるWAFなのかなと思っています。

Prolexic、これはデータセンターのDDoSを守るソリューションで、あとはWAFのSOCCも立ち上げて、DDoS対策などを得意としている会社でした。

といったところがCDN・セキュリティ周りの話だったんですけども、2015年からエンタープライズ(セキュリティ)分野に領域を拡大しました。1つは現行SIA(Secure Internet Access)といわれる製品なのですが、これはいわゆるWebプロキシとDNS保護を提供するソリューションです。

もう1つが、現行EAA(Enterprise Application Access)といわれる製品で、これはゼロトラストネットワークアクセスを実現するためのソリューションです。このように、エンタープライズ分野が伸びてきていました。

2020年、もう少し分野が変わりまして、コンピューティング分野の機能をリリースし始めました。EdgeWorkersですね。これはサーバーレスの技術なのですが、Akamai CDN上でJavaScriptが駆動するようなサービスがリリースされていて、一般の開発者の書いたコードがEdgeで動作します。

今回紹介するLinodeは、2022年に買収したコンピューティングリソースです。あとコンピューティングで直近Macrometaという会社と提携しました。Macrometaは世界中にデータメッシュと呼ばれるキーバリューストアやドキュメントデータベースを展開するサービスで、EdgeWorkersと相性がよいサービスになっています。

あとは直近、Guardicore といわれるサーバー間のマイクロセグメンテーション製品をリリースしました。これらが直近の流れとなります。

Akamaiは秘密結社?

佐藤:私自身は2年前に入社したんですが、その時はEAAを知って「あ、いい製品だな」と思って入社した経緯があるんですが、岡本さん、ちなみにこの中でどの製品を知って入社したとか、その製品のよかったっていうところなどはあったりしますか。

岡本英輝氏(以下、岡本):私は2013年入社なので、Prolexicの買収のちょっと前に入ってるんですけれど、Akamai自体は実はすごく昔から知っていて。創業してからたぶん1年か2年ぐらいたった時に、私は当時中学生か高校生だったんですけど、雑誌でAkamai特集が組まれていて。

たぶん当時インターネット関連の雑誌か何かで見た気がするんですが、なんか最近創業したAkamaiっていう会社がすごいぞ、と。秘密結社みたいなすごい技術を持っていてなんかやってるかっこいい会社、みたいな特集が組まれていて。

中学生か高校生の時に、なにもわからないけどかっこいいと思ったのが、最初に知った時です。2013年に、前の会社から少し別のことやりたいなと思ってる時に、Akamaiが人募集してることを知って、これはぜひ秘密結社に入ってみたい(笑)と思って入った感じですね。

その後だんだん秘密結社みたいでもなんでもなくなってきて、宣伝とかニュースで取り上げられたりもしますけど、当時はけっこう知る人ぞ知るみたいな会社だったと思っています。

佐藤:Akamai CDNについて書いてもらっている本があると思うんですよね。入社する前に私もその本を見て、Akamai CDNを知ったっていう感じで。でも、本当に私はエンタープライズ分野が好きで入ってきたみたいなところがあります。

岡本:ああ、そうなのですね。じゃあ入り口はCDNじゃないんですね。

佐藤:そうなんですよ。

岡本:へえ。

佐藤:なので私自身得意とする提案はエンタープライズだったりとか。

岡本:そうなんですね、へえ。

佐藤:はい。あとLinodeのところも、昔AWSなどを扱っていたので得意というところがあり、今回紹介しているという背景があります。

岡本:ふんふん。

日本は東京・大阪の2つのリージョンで展開する予定

佐藤:さて、今回はLinodeなのですが、コンピューティングというところで紹介したいと思います。Linodeの創業もAkamaiに負けず劣らず古くてですね、創業2003年なんです。従業員数はグローバルで250名以上、顧客数(利用者数)は15万人以上、IaaSサービスですのでリージョンがあります。

リージョンはもちろん日本にもありまして、東京にあって、2023年は大阪にも開設予定です。日本は東京・大阪の2つのリージョンで展開する予定となっています。

全世界でも現在10以上のリージョンで展開しているんですが、2023年からはさらにグローバルのリージョンを展開する予定で、10リージョン以上を追加展開する予定です。急激に拡大をしていきます。

そんなLinodeなのですが、なんのサービスが使えるのかというと、まずはいわゆるシンプルなコンピュートマシンですね。これは仮想サーバーが立ち上がるということなんですが、その機能があります。

サーバーに付与するブロックストレージ、あとは静的コンテンツなどを保管するS3互換のオブジェクトストレージがあります。直近では、マネージドデータベースサービスでMySQLとPostgreSQLをリリースしています。MongoDBとRedisは、今後対応予定です。

ネットワークはシンプルで、ファイアウォール製品と、デフォルトでDDoS保護も付いています。あとDNSサーバーとロードバランサー、VLANの機能があり、DevOpsではAPI、CLI、Terraformなどが利用できます。

私がこの一覧見た時に、サービス数が少ないなと、正直なところ思ったんですが、岡本さんはどう思いましたか?

岡本:そうですね。AWSやGCPと比べるとまあ少ないなと思いましたが、私はどちらかと言うと、昔ながらのEC2というか、仮想マシンを立ち上げて作るのが好きなので、私はこんなもんでいいかなと思います。けど、今時のやつと比べると、確かに少ないですね。

佐藤:そうですよね、今時のやつと比べると少ないのが正直なところなんでしょうね。これが必要最低限ですよねとも言えるのかなと思ってたりします。

岡本:そうですね。

Linodeが選ばれてきた理由

佐藤:Linodeがこれまで選ばれてきた理由もありまして、サービス数は少ないかもしれないんですが、逆にシンプルで使いやすいところはユーザーに評価されていて。後でデモなどもお見せしつつ、どういうコンソールなのか、どういった使い勝手なのかを紹介したいと思います。

で、やはり一番はここなのかなと思っているんですが、コストパフォーマンスに優れているのが魅力的な部分となっています。これもちょっと比較しつつ、紹介したいと思います。

現在サポートは英語のみではあるんですが、有人によるサポートチケットの起票が行えます。特にサポートフィーを取らずにサポートチケットが切れるのは、ここもコストの魅力につながるんじゃないかなと思っています。

では実際に、もう少しコストパフォーマンスのところを説明したいと思います。

最近ですね、AkamaiではQiitaにけっこう寄稿していて、Linode関連、あとは開発者向けの記事をリリースしていたりするんですが、ここで、ちょっとQiitaの記事を紹介しつつ、Linodeとは何かをもう少し深掘りしたいと思います。

Linodeのメリット6つ

佐藤:Linodeのメリットは6つほどありまして、1つ目はやはり価格が安いこと。クラウドコンピューティングに必要なサーバーのリソースですが、1インスタンスの費用の中にSSDも含まれていますし、あとはしばしば高くなりがちなアウトバウンド転送量も、一番低価格なインスタンスでも1TBまで無料です。これらが、コストの魅力になります。コストの魅力に関しては、後ほどもう少し深掘りしたいなと思います。

コンソールがシンプルな使い勝手になっているところも、後ほどデモで紹介したいと思います。もちろん、パフォーマンスもよいので、CPUベンチマークレポートも出しています。「どのくらいの性能出るの?」というところの詳細を知りたい方は、ベンチマークレポートの詳細をご覧ください。

ベンチマークレポート

グローバルなインフラストラクチャーであるところも魅力なのですが、先ほど言ったとおり現在あるものに加えて、プラス10リージョンほど2023年には展開予定で、Linodeは急激な拡大を行おうとしているところです。

開発者フレンドリーであるところでは、直近ですとCLIを使ったりTerraformを使ったり、APIを使ったりするのが当たり前なので、そういうところがよいなあというところと、先ほど言っていたサポートのところは魅力的です。

ここで、価格について少し深掘りしたいと思います。価格は、専有インスタンスだったりとか、共有CPUインスタンスだったりなど、いろいろあるんですが、一番安い共有CPUのインスタンスだと月額5ドルからサーバーが用意できて、1CPU1GBのRAMがついてきます。

繰り返しになりますが、Linodeはこのインスタンス5ドルの費用の中に、ストレージが含まれていて、デフォルトでストレージ25GBが含まれています。プラスしてアウトバウンド転送量は、この5ドルの中に1TB分含まれているのが、また魅力的なところです。これは、インスタンスが変わるにつれて、この無料の転送量、アウトバウンド転送量と付与するディスク容量は変わっていきます。

どのくらい差があるのかというところと、他の大手ハイパースケーラーと比べてどういう価格体系なのかも、ちょっとお見せしたいなと思います。

Linodeで4CPU、8GBメモリ、ストレージ160GB、アウトバウンド転送量5TBの場合をLinodeで立ち上げた場合は、月額40ドルの価格になります。なのですけども、片やAzure、GCP、AWSと比べるとかなりの差が出ます。500ドルも超えてくるので、けっこうな価格差が出てきます。

この価格差で、一番大きなところは、やはりこのケースでは転送量5TBがもともとデフォルトでついてきているところです。ハイパースケーラーや追加転送量でけっこう高くなりがちです。

ここの追加転送量をどんどん増やしていくと、だいたい他のクラウドベンダーに関しては1TB100ドルぐらい増えていくんですが、Linodeの場合は、1TB増えても10ドルしか増えません。1GBは通常であれば0.09ドルくらいかと思うのですが、Linodeは1GBあたり0.01ドルなので、9倍程度差がありますね。

追加の転送料も安いのに加えて、インスタンスにもともと無料の転送量も含まれているので、基本的にはインスタンス費用だけで運用できるところが、価格が読みやすいLinodeのフラットプライシングモデルの魅力的な部分です。

追加でストレージのSSDのストレージもつくんですけども、こちらも比較して安くなっています。インスタンスがとても安く運用できるところと、転送料もかなり安く運用できる。ここが魅力的な部分かなと思っています。

Linodeをどう展開していきたいか

佐藤:ここまでのデモで、実際に魅力的な価格というポイントをお伝えできたかなと思うんですが、スライド資料に戻りまして、AkamaiがこのLinodeを買収してどういう展開をしていきたいかというところの全貌を少しお話ししたいと思います。

Akamaiは、もともと一番初めに説明したとおりCDNの会社で、世界中に多くのサーバーを保持しています。リージョン数にすると4,200以上で、日本でも全国にかなりCDNのサーバーが展開されているというかたちになります。

一方で、Linodeはもともと10リージョンほどを展開していたのですが、”Distributed”を目指していまして、これが100リージョン以上展開するような構成を取れるんじゃないか、と準備を進めています。ちなみに岡本さん、この展開予定など、なにか情報あったりされますか。

岡本:そうですね。、”Distributed”な部分で、従来他のハイパースケーラーとかでは、あまりデータセンターがないようなところにも展開したい、みたいな話はあると聞いています。

ただ、ちょっとまだ、ここに書かれたもの以上は、何も確定情報ではないんですが、私たちとしては本当に世界中の、あまり通信環境がよくないところにまで、できるだけコンピューティングできるようなものを配置していきたいですね。

佐藤:なるほど。確かにAkamaiは世界中にCDNも配置していて、どこでもいい品質の環境でインターネットを見られるところにこだわっている気がするので、そういうところも、Linodeの今後の展開でこだわりが感じられる気がするなと、個人的には思っています。

岡本:そうですね。

佐藤:ありがとうございます。Linodeの価格のところに関しては先ほどご説明したとおり、転送量が価格に含まれています。ちなみに岡本さん、他に推しておきたいLinodeのポイントとかってあったりしますか。やはり私的には、価格かなぁとは思っているんですけども。

岡本:正直、今のところは確かに価格かなと思っています。ただ先ほどマネージドサービスとか少ないって話もありましたけど、たぶんおそらく私たちって、この後そのマネージドサービスをAWSとかGCPみたいに増やしていこうという方向には、あんまりならないんじゃないかなと個人的には思っていて。

やはりDistributedのコンセプトである、「いかに世界中に分散された環境で快適にアプリケーションの開発体験をもたらすか」など、そういったところに力を入れていくんじゃないかなと思っています。

今日時点で私が使っていて、まあそういう未来の夢のある話は別にしても、個人的に使っていて、先ほどシンプルという話がありましたけど、本当にLinodeは、UIがすごくホスピタリティに溢れていて、ここを触ったら、はい次はあなたこれやってくださいね、などというの教えてくれたり、この情報を知りたいとなったらもう書いてあったり、すごくホスピタリティがあるなあと思ったりしてますね。

ちょっと今日のメインのテーマじゃないんですけど、マネージドKubernetesとかでもLinodeはありかなと思っています。たぶん佐藤さんも触ったと思うんですけど、あのKubernetesのクラスタのデプロイ、すごく簡単じゃないですか。

なんか私、今日ぜんぜん別件で他の、いわゆる有名クラウドのマネージドKubernetesをちょっと立ち上げようとしたんですけど、立ち上げるまでの準備が結構大変で、Linodeなら簡単なのになーと思って。そんな感じがいいなと思ってますけど。

佐藤:確かに。LinodeのマネージドKubernetesについては、たぶん後ほどTerraformで作るので、お見せできるのかなと思います。

岡本:ああ、いいですね。

佐藤:はい、そこもちょっと紹介できたらなと思います。

Linodeを利用するにあたって学習コストは低い

佐藤:というところで、時間も20分程度というところで、Linodeざっくりとご紹介したところで、ここからはユースケースと実際のデモについて、ちょっと岡本さんとディスカッションしつつ進めたいなと思っていますが、質問などは何かきていますでしょうか。

現状のところは特に…ああごめんなさい、ありましたね。「Linodeを利用するにあたって学習コストは高いですか」という質問が来てますが。これはサービス数もかなり少ないので、AWSなどの一番下の資格などをお持ちの方にとっては、かなり学習コストが低く、コンソール触るだけで覚えられるかなというところ。特段私自身もドキュメント読まずに使えていたので、かなり学習コストは低いです。

日本円での契約も可能

佐藤:次の質問は「ドル価格で表示されていましたが、日本円での契約は可能ですか。また、御社への既存の支払いをまとめることは可能ですか」こちらについては、Akamaiの営業にご相談いただければ、日本円での契約も可能となっています。

Linodeを契約する方法は2パターンありまして、普通にLinodeのホームページからアカウントを作ってもらうと、Linodeと直契約でクレジットカードやPayPal払いでドル決済になりますが、Akamaiの営業に問い合わせてもらえれば、法人契約を結んで、日本円払いの契約にも対応できます。

安い理由は「お金の取り方のモデルが違うから」

佐藤:次の質問です。「サービスがある程度限定されているから安価なのでしょうか」という質問なのですが、岡本さん、ここで何か回答できるコメントはありますか。

岡本:ああ、どうなんですかね。私はLinode時代の正式な見解は知りませんが、サービスが少ないから安価というよりは、たぶんお金の取り方のモデルが違うんだと思っています。やはり転送料であまりお金を取らないところは、やはり効いてきてるんじゃないかなと思いますね。

佐藤:サービスモデルを見ている限りで言うと、売れ筋のソリューションに絞っているというところもあるんでしょう。転送料でもお金取ってないですし、ディスク使用料でもお金取ってないので、なんのサービスをリリースするにしても、極力安く開発者フレンドリーに提供しているのがコンセプトなのかなと思っています。

岡本:うん、そうですよね。

佐藤:あともう1つの質問。「安価な背景を何か知りたいと思いました」。似たような質問ですが、どうなんでしょうね。何か背景とか、思いつく限りでもいいと思うのですが、何かあったりしますか。

岡本:私1度、ちゃんと聞いたことがあって。Linodeは、これでちゃんと利益が出てるのかという話をしたことがありました。具体的な数字はもちろん知らないですが、Linodeはちゃんとこれで、十分利益が出てるんだよっていう話を聞いたことがあるんですね。

別にLinodeがどうとか、特定の会社さんがどうという話ではないんですが、やはり大手のクラウドベンダーさんって、実は転送料で稼いでるよね、という話はけっこうあったりするので、やはり(低コストにできてるのは)転送料のとこなんじゃないかなと思いますけどね。

佐藤:そうですよね。私もなんかそこで稼ごうとしてないのが、けっこうLinodeでの驚きポイントかなと思ったところですね。

岡本:うん。で、ああいう大手さんって、まあうちもある意味大手かもしれないですけど、インバウンドは無料なんですよね。で、データをガッと囲いこんで、外に出す時はお金を取るよ、という感じで。そういったビジネスモデルの違いなのかなと思っていて。別にLinodeが不当に安くしてるってわけではないんだと思いますけどね。

佐藤:確かに、Linodeでもオブジェクトストレージの保存をする金額はそんなに大して変わんないか、少し安かったぐらいなんですけど。でもアウトバウンド転送料は安いので、外にデータが出ていくところがトータルコストに効いてくる部分があるんじゃないかなと思いますね。

複数サービスの場合の無料転送量の使い途

佐藤:次の質問です。「複数のサービスを利用している時に、インスタンスに付与されてる無料の転送量はどのように消費されますか」。先ほど、インスタンスに付与されている無料の転送量があると説明しましたが、デモよりひと足先に、Linodeのコンソールをお見せします。

(画面を表示して)インスタンス1つにつき無料の転送量がつくんですが、このようなかたちでインスタンス1台を立ち上げるごとに、アカウントの単位でこの無料の転送量の合計がプールされます。

転送量をよく使うサーバーもあれば、転送量をぜんぜん使わないサーバーもあると思うんですが、1台1台計算するのではなく、アカウントに丸っと転送量をまとめて、そこから消費するようなかたちになります。なので、ここも計算しやすいかなと思ってます。超過しそうになるとアラートも飛んでくるので、安心して利用してもらえると思います。

長期期間利用割引はあるのか

佐藤:はい、というところで次の質問に。「購入予約のような、長期間利用できるランニングコストを抑える購入形態はありますか」という質問ですが。岡本さん、こちらの計画って何か聞いていたりしますか?

岡本:まさにそれが、弊社の営業にお問い合わせいただきたいポイントだと思っていて。契約書で結べば、何ヶ月間どう使えばいくら、というような契約になると思うので、そこで長期の割引みたいな交渉もできるかなと思いますね。

いわゆるLinodeのUIからの契約や決済では単価を柔軟に調整できるような機能はないですし、ちょっとごめんなさい、私も予定がわからないですが、基本的には営業にお問い合わせいただいて対応していくという感じですね。

佐藤:そうですね。ぜひ営業経由でお問い合わせしてほしいと思います。たくさんご質問ありがとうございます。

(後半につづく)

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