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『強い企業組織に必要な新しいビジネスインフラ / 2社セッション』(全1記事)

2021.01.05

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SansanとPHONE APPLIが異例の連携 社内外の人材をつなぐ、新たなビジネスインフラの展望

提供:Sansan株式会社

2020年12月8日、クラウド名刺管理サービス及び、オンライン名刺を提供するSansan株式会社と、Web電話帳クラウドサービスを提供する株式会社PHONE APPLIの業務提携が発表されました。法人向けクラウド名刺管理サービスとWeb電話帳アプリケーションにおいて、それぞれシェアNo.1のサービス同士が連携することで、より強固なユーザーメリットを提供し、ユーザーのデジタルトランスフォーメーションや、それを元にした働き方変革の後押しを図っていきます。本記事では、2社の連携の裏側やユーザーメリットについてお届けします。

SansanとPHONE APPLIの連携の裏側

中川紘司氏(以下、中川):本日は『強い組織を作るビジネスインフラとは』ということで、PHONE APPLIの中川と、Sansanの大津の2名でセッションを進めさせていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

本セッションでは、SansanとPHONE APPLIの連携について、簡単なご説明をさせていただければと考えています。

まずはPHONE APPLIからでございますが、「『働く』を変える。『生きかた』が変わる。」というコーポレートメッセージを掲げています。多くの企業の働き方改革に加え、会社に勤めている社員さまが生き生きと働けるような環境をつくるためのご支援をさせていただいています。2008年に創業した会社で、今年で13年目でございます。

今回Sansanと連携させていただきました弊社のソリューションは、コラボレーションポータルWeb電話帳というジャンルの製品で「PHONE APPLI PEOPLE」という製品名です。

今年の10月に、「連絡とれるくん」という名称から「PHONE APPLI PEOPLE」という名称に変更させていただきました。もしかしますと、連絡とれるくんという名前でご存じの方も多くいらっしゃるのかもしれません。

そして今回、Sansanとの連携を通じて、社内だけでなく社外のお客さまの情報とも連携できる。そういったポータルサイトをご提供しております。では、大津さんよろしくお願いいたします。

大津裕史氏(以下、大津):Sansanの大津でございます。我々は、主に法人向けにクラウド名刺管理サービス「Sansan」を提供しております。

Sansanでは、「出会いからイノベーションを生み出す」というミッションを掲げています。ただの名刺管理ではなくて、人と人との出会いの記録である名刺を、Sansanに取り込むことで、人脈を社内に共有したり、新たな情報や気付きを得たり、新たなビジネスを生み出していくサービスになっています。現在は6,000件を超えるお客さまにご契約をいただいています。

特徴としましては、お客さまに名刺を登録いただきましたら、AIやOCRを含めた機械で判定し、データ化されるのはもちろんのこと、オペレーターの手入力も合わせてしっかりと確認しながら、高いデータ化精度で提供しています。

企業活動において、どんな企業や人と出会ったかをデータベースとして活用できるようになりまして、営業部やマーケティング部や採用部を中心に、さまざまな組織でご利用いただいているサービスになります。

今回、SansanとPHONE APPLIが、連携して新しい働き方を提供するということで、社外に加えて、社内でのコラボレーションについても、Sansanのデータを活用いただきやすくなると考えています。中川さんとは何度もミーティングをさせていただいた上で、ここに至ったわけですが、この連携が実現してうれしく思っています。

PHONE APPLIとSansanの連携が生み出すモノ

中川:ありがとうございます。具体的な連携はこういったイメージになります。左がPHONE APPLI PEOPLE、右側がSansanのアプリでございます。

PHONE APPLI PEOPLEからSansanアプリにワンクリックでジャンプができたり、SansanのアプリからPHONE APPLI PEOPLEにもアクセスいただける。

単純なジャンプだけではなく、Sansanで名刺を検索して、同じ名刺を持っている同僚を見つけることもできますので、その同僚に細かく連絡をしたい場合や、人柄や情報が知りたい時に、PHONE APPLI PEOPLEに飛んできていただく。

あるいはPHONE APPLI PEOPLEの中で名刺を検索することで、より詳細な情報をお届けできる。こういった連携になりますよね。

大津:はい。

中川:今回この連携を通じて、どういったメリットをお客さまにご提供できるかをお伝えしたいと思っております。

まずSansanの目線から見て、どういった価値を生み出すことができるとお考えでしょうか?

大津:我々がSansanというサービスを提供していく中で、特にエンタープライズの大きな企業さまからよくいただいていたご意見の中に、「社内のコラボレーションにおいてはPHONE APPLI PEOPLEを使っているので、Sansanとの連動連携を強めてほしい」という声が非常に多数寄せられていました。

これはなぜかと言いますと、やはり社外のつながりを社内で自然に共有できていれば、確実にビジネスが加速するわけです。

ただ、SansanとPHONE APPLI PEOPLEの両方を操作するのはやはり面倒だと。せっかく社外のつながりに気づいて、社内の同僚とコミュニケーションしたいのに、コストが掛かるというお声をいただいておりました。

しかし、こちらだけ勝手につなぐわけにはいかなかったので(笑)。今回、中川さんとお話させていただけたことで、ようやくこの2つのサービスがシームレスに行き来できるようになりました。本当にプロダクトとして成長や進化ができたと思っています。

逆に、PHONE APPLIの目線からはどうでしょうか?

中川:我々は社員同士のコミュニケーションの最適化にフォーカスさせていただいておりまして。名刺という世界にチャレンジしていたこともあったのですが、あることに気付いたんですね。

「名刺をデータ化してクラウドにあげることは、はっきり言って、もうぜんぜん価値はなくなっている」と。名刺に対してAIを活用して、新しい出会いを生み出すことが今のお客さまが求めている価値だと気付きました。

ここについては、やはりSansanが培ってきたさまざまなノウハウや、製品としての素晴らしさをお客さまが高く評価していらっしゃって。我々の目線からもまったく同じ意見で、「名刺はすでにSansanを使っているよ」というお客さまが非常に多くいらっしゃいました。

その中で、PHONE APPLIで社員を検索して、Sansanで名刺を検索することが不便ということは、我々も気付いておりました。

そこで今回のような連携によって、お互いをシームレスに接続することで、お客さまのカスタマーサクセスにつながると思いましたので、両社の連携を実現させていただいた運びになっております。

SaaSプロダクト同士が行き来する数少ない取り組みへ

大津:ただ、SaaSのプロダクト同士が、お互いに行き来するケースはあまり聞かないですよね。

中川:あまり聞かないですね。

大津:国内では初めてに近いくらいなんじゃないかな、と私は思っているんですけど。

中川:だと思いますね。ぜひこの連携は多くのお客さまに活用していただきたいと思っております。もし本日ご聴講していただいているお客さまの中で、両方のサービスをご契約いただいているお客さまがいらっしゃれば、すぐにご連絡ください。連携についてのご案内をさせていただきたいと思います。

またどちらかのサービスだけ使っているお客さまがいらっしゃれば、新しい連携の仕組みをご紹介させていただいて、みなさまの生産性向上や、働き方改革にご貢献できるようなご提案をさせていただきたいと思っております。ぜひともお声掛けいただければと思います。

大津:そうですね、ぜひお願いいたします。

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