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Dr.らく朝、笑いの診察室 2017年3月20日(全1記事)

2017.12.04

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胃がんを引き起こす要因 恐ろしい「ピロリ菌」を予防するには

提供:沢井製薬

医学博士と落語家、2足のわらじを履く立川らく朝氏が、落語で健康を語る『Dr.らく朝 笑いの診察室』。今回のテーマは、ピロリ菌の原因や症状などについてです。胃がん患者のほとんどが感染していると言われているこの菌の予防法とはどんなものでしょうか?

習字、挨拶、日曜参観で健康落語

立川らく朝氏(以下、らく朝):健康落語の立川らく朝です。さっそく小咄のお題をちょうだいしましょう。

「習字」。あー、これですよね。

「挨拶」。あー、大事ですよねぇ。

「日曜参観」? 行ってあげたいですね。

それではどんな小噺になりますか、最後までお楽しみに!

ナレーション:ある時は現役の医師、またある時は落語家。ですから、ちょっとおしゃべりな『Dr.らく朝 笑いの診察室』。

ピロリ菌の危険性ってどんなもの?

らく朝:(画面の前の視聴者に向かって)はい、どうなされました? お父さまが40歳の時に胃がんになった。自分も同じ年だから。あー、胃がんが心配。そうですか。

ちなみにあなた、ピロリ菌の除菌したことありますか? ない。そうですか。実は胃がんになった方のほとんどがピロリ菌に感染してると言われてるんですよ。

ナレーション:本日の患者さんは40歳女性。胃の検査に面倒なイメージがあり、これまで受診してきませんでしたが、胃がんが心配になってきたそうです。

らく朝:ピロリ菌って今は少ないって聞いた? まあ、確かにね。昔は上下水道が十分に普及してませんでしたから、高齢な人ほどピロリ菌の感染率は高いんですよ。

でも、若くなるにつれて感染率も低くなりますね。あなたのような40代だと、2割以上が感染してますね。

ピロリ菌の出す毒素が胃の粘膜を壊してしまいますから、胃潰瘍や胃がんの発症リスクになっちゃうんですね。

ナレーション:早期発見! ピロリ菌。「細くても針は呑めぬ」。

らく朝:胃の中はかなり強い酸性なんですけど、ピロリ菌はアルカリ性のバリアをつくって、周りは中和されるんで生きていられるんですよ。

ピロリ菌に感染しても、必ず胃の病気になるわけじゃないんですけどね。感染してる期間が長いほど病気のリスクが高くなりますから、気をつけましょうね。

検査するにはどうしたらいい?

ナレーション:ピロリ菌の検査には、尿素を含む検査薬を飲んだ後、呼気から調べる方法や、血液や尿、そして便から調べる方法などがあります。

除菌は基本的に薬物で行い、除菌した年齢が若いほど胃がん発症の予防効果が上がるため、気になる方は専門医と相談して早めの予防に努めましょう。

らく朝:除菌は胃がん予防の1つなんですけど、リスクがゼロになるわけじゃありませんから、生活習慣も整えていきましょうね。ストレスとか喫煙、辛いものの食べ過ぎに気をつけましょう。

それからね、ピロリ菌に感染するのは、免疫の弱い10歳頃までなんですね。口の中にはピロリ菌はいますから、お子さんにうつさないように気をつけましょうね。

生命力が強いですから、長く住みついたらイヤでしょう? 昔から「細くても針は呑めぬ」って言いますからね。

え、住みついてるなら家賃を払え? そうか。あなた不動産屋さんですよね。うん? ピロリ菌を追い出すなら、滞納金ももらわなきゃ。

まだ言ってますねぇ(笑)。とにかくね、あなたへの処方箋はこれです!お大事に。

ナレーション:ピロリ菌を 早く見つけて 胃を守る!

最後は、らく朝の健康落語

らく朝:あれ、お前も日曜参観に来てたのか?

そうなんだよ。息子の習字が展示されててさ。ほら、あれだよ、「あいさつ」ってひらがなで書いてあるやつ。なかなか上手いだろ?

うーん、確かに。「あ」と「さ」と「つ」はいいんだけどな、「い」だけがやけに下手くそだな。

どうやら俺のピロリ菌が息子にうつったかなあ?

何の関係あんだよ?

「い」が荒れてるよ。

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