2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
提供:株式会社ガイアックス
リンクをコピー
記事をブックマーク
上田祐司(以下、上田):ただいまご紹介に預かりました上田でございます。シェアリングエコノミー協会代表理事の上田でございます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
最初に「シェアリングエコノミーとは」というところを簡単にご紹介させていただきたいなと思います。もちろんご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、シェアリングエコノミーがここ最近本当に立ち上がってきておりまして、物や乗り物や人やスキルやお金をシェアする経済のことでございます。
これまではおおよそ企業様が取りまとめて企業様が消費者様にサービスを提供する時代だったと思うんですが、インターネット、ソーシャルメディアそしてスマートフォン、こういったものが発達するにつれて、企業様を挟まなくても直接エンドユーザーとエンドユーザーでコミュニケーションができる。
はたまた何か物を使うときには企業様から物を買ってきて占有して個人さんが使うという経済の流れだったと思うんですが、ソーシャルメディアとかスマホが発達して、なにも占有しなくても買ったものを他の人とシェアできる世の中になってきている中で、立ち上がってきているジャンルでございます。
「シェアリングエコノミーとは」ということで、本日お配りのこちらのほうでいろいろな領域についてのロゴを集めさせていただいたものを配らせていただいていますが、中には車とか、ホテル代わりがシェアリングエコノミーと誤解されておりますが、シェアリングエコノミーというジャンルでいいますと、その2つだけに限らず他の分野も大きくあると思っております。
こちらが期待させていただいてますスキルとか、本当にこう泊まる以外の空間とか、本日は理事のメンバーもそれぞれ事業をやっておりますので、そのあたり聞いていただきたい。今日は事例として来ていただきますので、また後ほどご紹介させていただこうと思っています。
結果、どんどん消費者の方から参加者の方からもお問い合わせをいただいて、最終的には表参道で3000人くらい集まるようなイベントになりまして、本当に利用者さんの中でムーブメントがきているなと。これまでは買って消費してというのが、シェアしていこう、これが逆におしゃれなんじゃないかというか。
例えば少し前にロハスという単語がすごく流行りましたけれども、あのような形で必ずしも所有するのがおしゃれじゃないよと、物を持って見せびらかすのがおしゃれじゃないよと、シェアするのがおしゃれだよねと、そういったような方がすごく集まっていただいて。
どこかのサービスを使っているんだけど、その場に行ったらたくさんのシェアリングのサービスをみて、こっちも使いたいけどこっちも使いたいみたいなことがすごく増えたなと思っています。
そんな中でやはりシェアリングエコノミーは本当に素晴らしいシステム、本当にあるべきシステムだと思いますので、これを日本全体としてムーブメントとして立ち上げるべく協会をやっていこうと思っております。
こちらにも書かせていただいていますが、理念としてはすべての人が様々な形で経済活動に参加できる社会をつくっていく、そしてそれを通じて日本経済を発展させていくということを考えています。
また、こういったかたちでシェアリングエコノミーの事業者が集まっていくことによって健全なるビジネス環境をつくったり、はたまた利用者の保護に対してわれわれの協会としてやっていけることを挑戦していきたいなと思っています。私のほうはこちらまでです。
司会:では、続きまして同じく代表理事 重松よりシェアリングエコノミー協会の活動内容についてお話をさせていただきます。
活動内容なんですけれども、各シェアリングサービスの普及と業界の健全な発展を目的といたしまして、シェアサービスのガイドライン作成などを視野に入れつつ、これから申し上げる主に3つの活動を行うことでシェアリングサービス市場の活性化に取り組んで参りたいと思っています。
まず1つは事業者間の交流ということで、本当にいろいろなジャンルのシェアリングエコノミーのサービスが立ち上がっておりまして、それぞれ急速に利用事例が増えてきたということで、各サービスで非常にいろいろな情報が蓄積されております。そういったユーザーの活用事例とか、サービスの運営のノウハウの共有をして参りたいと思っております。
2つ目に勉強会ということで、そういった事業者間の連携の勉強会であったりとか、あとは実際にユーザーさんでしたり専門家を招いたり、海外の事例とかを、専門家をお招きして業界の勉強会などを開催して参りたいと思っております。
3番目に、とはいっても本当にまだまだこれから大きく伸びるビジネスだと考えておりまして、世の中的な認知度も本当にまだまだ低いと思っております。ですのでシェアリングエコノミーの普及活動、11月に行いましたShare! Share! Share!シェアシェアシェアのイベントのようなかたち、既存事業者およびユーザー、個人ユーザーもいらっしゃれば自治体さん、法人さんとか、いろいろなユーザーさんの方がいらっしゃいますので、そういった方々への普及活動を実施して参りたいと思っております。
まず1つ目は、1億総活躍社会で個人間の、これから本当に今までの大企業がやっていたところから、個人の力と個人間の経済行為というのがよりフォーカスされる時代になってまいると思いますので、そこをサポートして個人を生産者として輩出するような世の中にしていきたいと思っております。
2つ目に地方創生ということで、このインターネットを介することで地方に眠っている資産、遊休資産をどんどん活用して地域社会を元気にさせるお手伝いをこちらの協会でして参りたいと思います。
3つ目に、これも大きな取り組みですけれども訪日インバウンドということで、テーマや価値観をベースとしたシェアサービスを通じて日本文化をこれからどんどん増えてくる訪日のインバウンドの海外の方に向けて、サービスを展開するお手伝いをしていきたいと思います。
この3つについて、今この理事のメンバーからそれぞれご紹介をさせていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
司会:はい、ありがとうございます。ではそのまま1 億総活躍社会に関しましてご案内させていただきます、理事であります甲田よりお話をさせていただきます。
<a href="https://images.logmi.jp/wp-content/uploads/2015/12/DSC_0298.jpg"><img src="https://images.logmi.jp/wp-content/uploads/2015/12/DSC_0298.jpg" alt="DSC_0298" width="550" height="367" class="alignnone size-full wp-image-116065" />
そもそも私が株式会社AsMama を設立いたしましたのは2009年で、創業しようと思った時には子育ての分野に限らず支援したい人と支援してほしい人がある程度の経済を挟んで頼り合うことができれば、支援する側もされる側も経済的にも精神的にも豊かになる。そういった構想のもとで事業を立ち上げました。
まさにシェアリングビジネスという言葉がなかった時代に、このシェアすることそのものが社会を良くすると思ったわけであります。しかしながら2009 年からこの共助というのを、シェアリングというのを進めていくなかで、産後に子育てを頼れないことで女性が離職してしまう、それによる社会的経済インパクトが非常に大きいというところから私どもではまず、子育ての分野から着手しております。
社会的背景を見てみますと、子育てを理由に働けない女性が300万人超といわれる一方、第一子出産後に約6割が離職し、4 割が後悔しているという現実があります。一方で勤務形態に縛られず社会参画を希望する人は1000万人以上いるといわれています。60歳以上をこえる9割が社会参画を希望している、こうしたなか女性も男性並に社会的活躍が実現できれば、みなさんもよくご存知のとおり6兆円以上の経済効果があると言われていますが、女性が産み、育て、働き続けるためには子供を安心して預けられる環境が必要です。
子育て支援に求める条件というのは昭和の時代のように専門知識を持った人というだけではなく、親の気持ちへの理解や子供の日常生活を知っているというところが非常に求められます。
そこで私どもが行っているのは全国で1000回の地域交流イベントを開催しながら地域コミュニティを復活させつつ、顔見知り同士が子供の送迎や託児を頼り合える仕組みをインターネットで実現し、GoogleがGmailを無償で提供するように、私たちはこの出会いの機会とインターネットの仕組み、子育て支援を無償で提供しています。
実際支援することやされることによって双方が経済的精神的豊かさを実現できるというのがどれぐらいの経済インパクトをもたらすかというと、たった100万人が仮に私たちAsMamaが提供する子育てシェア、1時間500円で子供の送迎や託児を頼り合う仕組みを使って20時間の支援を近隣の人達に提供するだけで、与える経済効果は5000億円を超えると見込みます。
また、この知人間共助というのが子育ての分野で実現できることによって、行政は数千億円、7000億円と想定されていますが、7000億円の費用をかけて少子化の時代に箱物をつくることにトライせずとも、待機児童の解消や小1、小4の壁の問題、またミドル、シニアの方が支援者として社会参加してくることによるいきいき生きられる、そういう活躍の場を提供することができると思っています。
さきほど上田代表理事のほうからお話がありましたとおり、この知人間共助シェアリングは子育ての分野に限らず他分野、他国においても展開していく、発展していく分野だと考えております。次お願いします。
司会:ありがとうございます。引き続き理事の角田よりお話をさせていただきます。
現在の日本では地域社会のつながりが希薄化しておりまして、いま甲田の話にもあったと思いますけれども、かつてあった地域内での互助会の仕組みがなくなってきています。ですが一方で、非労働者人口および非正規雇用者数は増え続けていて、現在は5000万人を超えています。
したがって従来の働き方の概念も変革に迫られている状況にあります。そこで、この今の時代に合ったかたちでの地域内での互助会システムの再構築の必要性を感じ、私たちは株式会社エニタイムズというサービスを始めました。
このエニタイムズというサービスに関しては日常の家事だったり、ペットの世話だったりとか、家具の組立とか、誰かに手伝ってほしいことと、自分の得意なことをインターネットを通して、物を売買するのと同じように気軽に提供し合えるプラットフォームとなっております。
こういった地域内での遊休資産の共有文化の定着によって実現できることは大きく2つあると考えています。1 つ目は介護や家庭と仕事の両立の心配が解消されるということ。2 つ目は個人の個性と多様性が尊重され、能力が発揮できる環境になるので、多様な就業機会の確保によって労働参加率が向上することが考えられます。
したがってこういった地域内の互助会システムを再構築によって、経済好循環の強化がされると考えています。なのでこういったかたちで今回の協会も立ちあげさせていただきましたが、貢献していきたいと思っています。
司会:ありがとございます。では理事 南よりお話させていただきます。
株式会社ガイアックス
関連タグ:
2024.10.29
5〜10万円の低単価案件の受注をやめたら労働生産性が劇的に向上 相見積もり案件には提案書を出さないことで見えた“意外な効果”
2024.10.24
パワポ資料の「手戻り」が多すぎる問題の解消法 資料作成のプロが語る、修正の無限ループから抜け出す4つのコツ
2024.10.28
スキル重視の採用を続けた結果、早期離職が増え社員が1人に… 下半期の退職者ゼロを達成した「関係の質」向上の取り組み
2024.10.22
気づかぬうちに評価を下げる「ダメな口癖」3選 デキる人はやっている、上司の指摘に対する上手な返し方
2024.10.24
リスクを取らない人が多い日本は、むしろ稼ぐチャンス? 日本のGDP4位転落の今、個人に必要なマインドとは
2024.10.23
「初任給40万円時代」が、比較的早いうちにやってくる? これから淘汰される会社・生き残る会社の分かれ目
2024.10.23
「どうしてもあなたから買いたい」と言われる営業になるには 『無敗営業』著者が教える、納得感を高める商談の進め方
2024.10.28
“力を抜くこと”がリーダーにとって重要な理由 「人間の達人」タモリさんから学んだ自然体の大切さ
2024.10.29
「テスラの何がすごいのか」がわからない学生たち 起業率2年連続日本一の大学で「Appleのフレームワーク」を教えるわけ
2024.10.30
職場にいる「困った部下」への対処法 上司・部下間で生まれる“常識のズレ”を解消するには
2024.10.29
5〜10万円の低単価案件の受注をやめたら労働生産性が劇的に向上 相見積もり案件には提案書を出さないことで見えた“意外な効果”
2024.10.24
パワポ資料の「手戻り」が多すぎる問題の解消法 資料作成のプロが語る、修正の無限ループから抜け出す4つのコツ
2024.10.28
スキル重視の採用を続けた結果、早期離職が増え社員が1人に… 下半期の退職者ゼロを達成した「関係の質」向上の取り組み
2024.10.22
気づかぬうちに評価を下げる「ダメな口癖」3選 デキる人はやっている、上司の指摘に対する上手な返し方
2024.10.24
リスクを取らない人が多い日本は、むしろ稼ぐチャンス? 日本のGDP4位転落の今、個人に必要なマインドとは
2024.10.23
「初任給40万円時代」が、比較的早いうちにやってくる? これから淘汰される会社・生き残る会社の分かれ目
2024.10.23
「どうしてもあなたから買いたい」と言われる営業になるには 『無敗営業』著者が教える、納得感を高める商談の進め方
2024.10.28
“力を抜くこと”がリーダーにとって重要な理由 「人間の達人」タモリさんから学んだ自然体の大切さ
2024.10.29
「テスラの何がすごいのか」がわからない学生たち 起業率2年連続日本一の大学で「Appleのフレームワーク」を教えるわけ
2024.10.30
職場にいる「困った部下」への対処法 上司・部下間で生まれる“常識のズレ”を解消するには