2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
油井亀美也宇宙飛行士 記者会見(全1記事)
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油井亀美也氏(以下、油井):本日はお忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。私も打ち上げまであと2ヶ月半を切りまして、訓練も最終段階に入りました。今回アメリカでの訓練も最後なんですけど、この機会に実はヒューストンに来られた方々に見ていただきました。
それについてはHTVが国際宇宙ステーションに到着したというところを想定して、最終段階で宇宙飛行士がロボットアームを使用して、HTVを捕まえるということをやったんですけれども、これはNASAの飛行士と協力しながら実施したというところですね。
役割については入れ替えたりもして、その中で不具合が発生するような場合もありまして、それに2人で協力してまた対処するというような訓練を実施しました。そちらをご覧いただいて、今日のこちらはもう夜の7時になるんですけれども、このような形で訓練のアップデートを皆さまに報告する機会を持てて、嬉しく思います。本当に今日はありがとうございます。
司会:ありがとうございます。それでは質疑応答にうつらせていただきます。それではまずヒューストン会場からお願いします。よろしくお願いします。
記者:本日はお疲れ様でした。今後の打ち上げまでのご予定、ヨーロッパのドイツ、ロシアでの訓練とあるんですけど、もう少し詳しくお聞かせください。
油井:そうですね。アメリカでの訓練があと3週間続きまして、こちらで私も訓練もあるんですけれど、色々な実験にも参加していますので。私の体のデータ取りをお待ちする必要がありまして。それに当てます。その残り3週間が終わりますと、まずヨーロッパに行きましてコロンバスというモジュールのシステムの復習であるとか、あるいは参加する実験のデータ取得であるとか。必要な手順の確認であるとかを1週間やって、その後ロシアに行きます。
ロシアにつきましては、今回ソユーズが打ち上がりますので、ソユーズに関する知識や技量、不具合対処も含めまして、クルー3人、私が個別で受けるものもあるんですが、試験を受けまして、あとはロシアセグメント。ロシアのほうのモジュール試験というものもありまして、日々の作業や不具合対処の試験も受けて。それに全て合格すると、いよいよバイコヌールのほうに移動しまして。
私達が実際に乗るソユーズに乗り込んで、どこに何があるのかを確認する機会が2回ほどありまして。それが全て終わると、ロケットのほうに積まれたソユーズ宇宙船が、射点のほうに向かって。それは打ち上げの直前なんですけれども、それが終わったら実際に私たちの打ち上げというふうになります。
司会:他にございますか?
記者:ミッションや目標について具体的に教えてください。
油井:私自身、初めてのフライトということもありますので、全てですね、できることがあれば何でも貪欲に、新しいことにチャレンジしていきたいなと思っています。やはりミッションの大きな目標になるのは、ロボットアームで到着する宇宙船や輸送船をつかまえるところというのは非常に期待がかかるところですし、失敗が許されないところなので、そこは非常に一生懸命訓練もやりましたし、THVももしかしたら私の滞在中に来るかもしれないので、ぜひ私自身がキャプチャする役をやりたいなと。積極的にそういう話を関係者の方々にしてアサインされるようになればいいなというふうに思っています。
あとはいろんな実験がありますので特にHTVが私がいるときに到着してくれると、日本の機材がそこにのっているので、私が活躍できるなと。楽しみにしています。
記者:目標にされている宇宙飛行士とかっていらっしゃいますか?
油井:やはり私の前に滞在した若田さんは技量も、人望も全ての面で凄いですね。日本人としてはじめてコマンダーもされましたし、あらゆる面で本当に優れている方なので目標にはしていますけれども、なかなか私自身も初めてのフライトが終わっていないということで本当に遠い目標という感じで頑張っていますけれども、まずそこに到達するには今回のミッション、最初のミッションをやるというのはすごく大事なので、若田さんはチームワークが非常に優れていたので、クルーもそうですけど、地上のメンバーも含めて、本当に全体の中でしっかり仕事ができるというところを見せて、このミッションを成功させることが若田さんに近づくということになるのかなと思います。
記者:NASAが将来目指すところは火星だといっていますが、30年代以降だと ひょっとすると月がからんでくるかもしれないと。そういったところに行ってみたいというのはありますか?
油井:ぜひ行ってみたいと思いますけれどもね。子どもの頃、天体望遠鏡で見て、月に非常に感動しましたからね。
私のワッペンは亀ですけど、その亀の中で自分なりの次の目標ということも含めて、月や火星をここに入れていますので月にいって月のうさぎと私の亀が一緒になればいいんじゃないかなと勝手に思ったりもしていますね。
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