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音喜多駿・上田令子 両都議 記者会見(全3記事)

【全文1/3】音喜多駿都議、上田令子都議が都民ファ―ストの会を離党 「いつ、どこで、誰が、なにを決めているのかさっぱりわからない」

2017年10月5日、東京都議会議員の音喜多駿氏と上田令子氏が記者会見を開き、小池百合子東京都知事が特別顧問を務める「都民ファーストの会」から離党することを表明しました。会見では、音喜多氏と上田氏の両名が離党するに至った経緯を語りました。

都民ファーストの会に両名が離党届

音喜多駿氏(以下、音喜多):大変お待たせをいたしました。それでは始めさせていただきたいと思います。このたび我々、上田令子、そして私、音喜多駿、都議会議員の2名は都民ファーストの会に離党届を提出いたしました。

私は小池百合子知事を都知事選の前から応援し、そして小池百合子知事が代表、そして特別顧問を務める地域政党「都民ファースト」の会としてずっと活動をともにしてまいりました。

今回の離党という決断にいたったことは我々の力不足、認識不足によるところでもあり、都民ファーストの会の上田令子そして音喜多駿に期待をしてくださったみなさまに、まず心よりお詫びを申し上げたいと思います。申し訳ございませんでした。

上田令子氏(以下、上田):申し訳ございませんでした。

音喜多:それでは今回の決断にいたった理由について説明をさせていただき、そして今後の活動指針についてもお話をさせていただきたいと思います。

我々2人は行動をともにしており、その思いは共通する部分が多々ございます。しかしながらこの離党という決断にいたるにあたってはそれぞれまた違った思いも持っておりますので、まずはそれぞれより離党にいたる決断の理由についてご説明をさせていただきたいと思います。まずは上田令子都議のほうからお願いいたします。

上田:着座にて失礼させていただきます。先ほど、苦楽をとともにしてまいりました荒木千陽代表、そして幹事長になられました増子(博樹)幹事長に離党届を出させていただきました。

離党および会派離脱を決断をせざるをえなかった理由を都民のみなさまと関係各位に説明をさせていただきたいと思います。

なお会派は離脱するものの、都民から付託を受けましたご期待やそして都議会議員の職責は、引き続き都民の自由と幸福のため、今までまでに増して、ほかの都議会議員ではなしえぬ議会活動をさせていただくことを固くお約束させていただく次第でございます。

また都政運営においては、東京大改革の原点に立ち返りまして、こちらについてもしっかりと支えさせていただく所存でございます。

改革が変質したことが大きな要因

まず決断にいたった理由を端的に語らせていただきますが、都民ファーストの会執行部によりまして東京大改革が変質していったことが大きなきっかけ、原因でございます。

私は、ご承知のとおり、先の東京都都知事選挙におきまして、いの一番で応援に駆けつけ、江戸川区内の保育所、小池知事を案内いたしまして、知事当選にいたるまで駆け抜けてまいったわけでございます。過去の知事選では、都民の声に耳を傾けない政治家による、国政政党主導の交渉が集権的に繰り返されてまいりました。

これに追随することなく、地域のことは地域で解決するべく、強い意思の下、「東京発、政界再生・活性化」を目指し、都民益と自由自治のため、主体性を持って、当時私が代表を務めておりました地域政党「自由を守る会」の仲間たちと応援を、そして支援をした次第でございます。

しかしなら残念ことに、知事を応援をしました地域政党「自由を守る会」や、その各自治体メンバー50人で応援をしたのでございますが、所属議員がいるのにもかかわらず、再三再四にわたります当時の都民ファーストの会の代表によりまして、地域政党「自由を守る会」解散の要請をされまして、この4月に解散をせざるをえないという事態になりました。

最初に小池百合子知事を応援した地域政党が解散を余儀なくされたことにつきましては、たいへん遺憾に思っているところでございます。この地域政党「自由を守る会」は即日また再結成をいたしまして、地域創生、そして善政競争の叶う地方政治を目指しまして、今後も取り組んでまいる所存でございます。

「水を飲むときには井戸を掘った人を忘れてはならない」という言葉があります。小さな力から大きな大きな小池知事旋風が起こりまして、291万票の圧勝という結果に結びついた次第でございます。

そして日本で初めて、東京で初めての女性の知事誕生の下、小池百合子知事の都政がスタートしたわけでございました。都知事と都議会がいい緊張関係を持つ、本来の二元代表制を実現できるものと、意を強く思ったものでございます。

本来の二元代表制が機能する都政のもと、あらゆるしがらみを断ち切り、労働組合、既得権益団体、圧力団体など、しがらみと一線を画す制作を実現する、都政のトップリーダーになっていくものと、当時考えておりました。

上田氏が離党を決意した3つの理由

期待通り、小池都知事は都政改革に向け、尽力をいただきまして、そして1年あまりのなかにブラックボックス都政を切り開いていたことに関しては、高く評価をさせていただくところでございます。

一方、都民ファーストの会の会派運営につきましては、真逆とも言える動きが行われていたというふうに思っております。そちらについての問題意識は、私は、(パネルを持って)この3点でございます。

二元代表制担保への懸念。前回の臨時会のときの、代表質問におきまして、各ご批判があったわけでもございますが。私どもは、本年1月の会派結成にあたっては、前進会派である『かがやけTokyo』というところの所属をした都議といたしまして。

党内民主主義を担保すべく、規約案を当時の代表に提出をしておりましたところ、先ごろまで、都議には規約が示されることはなかったということはご承知の通りであります。ありがとうございます。

さらに、過日、政調会長のほうから文章質問と、委員会における公的な資料要求は「与党なのでしてはいけない」というふうに言われました。先ほど、私が申し上げました二元代表制のもとには、与党も野党もない、我々は地方議会でございます。

二元代表制とは、知事も、そして我々都議会議員も、各有権者によって選ばれる。ときには両人として、ときには良き緊張関係をもって、都政を監視、チェックし、そして都民最優先の都政を実現していくという関係性でございます。

それを実現するために、憲法98条、そして地方自治法100条で、議員の調査権が担保されているにも関わらず、文章質問もだめ。そして10年間しっかりと保管をされる委員会での資料要求もだめ、ということでありますれば、一丁目一番地の情報公開のこの党是に、まさに離反するようなことではないか? というのが、私のなかで大きく感じた次第でございます。

現任期の会派運営におきましても、役員会が会派の意思を決定して、議員総会はご承知の通り、伝達の場ではないという状況でございました。会派、党人事においても、事後報告であったのはご承知の通りでございます。荒木代表や小島政務調査会事務総長らの専任は、私たち都議には、まず報道で知ると。それから、メールで通達があるというようなことでございました。

ブラックボックス都政を憂う

各都議からは、毎月、政務活動費15万、党費は6万円が徴収されております。党内人事はあとでの報告はいいといたしましても。小島顧問は、行政、三権分立のなかの行政の顧問にいた方が、突如として翌日、議会の、しかも政調会という頭脳部門のほうの総長に就かれるということにあたりましての説明責任、そして毎月15万円、55人で1千万に近い政務活動費はまさに血税であります。

いくら払うのか、どういう契約なのかという説明もないままに就任をしたことに関しては、まさにブラックボックスと言わざるを得ないという状況でございました。さらに、これから、11月14日に開催されます都民ファーストの会の、政治資金パーティーがあります。こちらのほうも、1枚2万円です。数十枚から、各議員の事績におりますノルマも課されております。江戸川区の平均収入は400万円でございます。

2万円のケットを、私は今まで政治資金パーティーはしたことがないので、誰に一体売るのかという思い。そして政治資金パーティーについては、かねてより企業団体献金や外国人献金の隠れみのとなっているとの指摘があり、その在り方自体が問われなければならなかったはずでございます。

私は、江戸川区議会議員時代から、個人献金を、政治資金パーティーよりも個人献金を。これ、たしかどこか、日本新党さんでしたっけ? 掲げてたことがあったと思いますけれども。これを主として進めてきた。庶民から2万円のお金はちょっととられないんだ、ということで、私の政治信条によりまして、このパーティ券についても留保していたところでございます。

私は、議員の権利を自ら放棄することは、まさに、鳥にとっては、羽を奪って飛んでみろ、ということで、まさに「死ね」と言われるのと同じことだというふうに感じております。 

調査権を奪われているのであれば、古い都政を、古い都議会を新しくすることはできないという決意にいたった次第でございます。現在の都民ファーストの集権的かつ不透明な都・会派運営は、議員の無力化と呼ばれますまいか、大きな懸念を抱くところでございます。

一寸の虫にも五分の魂、1人の都議会議員にも自由な議会活動をと、私は願っているとことであります。内心の自由、政治活動の自由、そのもとに、本当の都民ファーストを実現するために、また新たな会派で私はひとりでも、ひとりだからできる改革を進め、東京大改革の躍進に及ばずながら力を注いでまいりたいと思っております。

支援者、都民のみなさまには、なにほどご理解を賜ればと思います。

どうぞよろしくお願いを申し上げます。

音喜多氏が離党を決断した理由

音喜多:ありがとうございました。それでは私のほうからも、今回の異動に至る理由、経緯についてご説明をさせていただきます。私が離党を決断した理由は、大きく3つございます。1つめは、都民ファーストの会のガバナンス、とりわけ情報公開の不徹底です。そして、2つめは、国政政党「希望の党」への抵抗感。そして3つめが、小池都知事の都政に対する姿勢への疑問です。

それぞれご説明をさせていただきたいと思います。1つめのまず、都民ファーストの会の運営方針、とりわけ公約の一丁目一番地である情報公開が、極めて不徹底な状態にあることでございます。

もちろんそれぞれの職責ある方々、とりわけ都議会議員のみなさまが十分頑張っていらっしゃることは、私はよく存じております。

しかしながら、数度に渡る代表交代の際に象徴されるように、55人もの都議会議員がいながら、この代表人事は密室でたった3名、数名の役員によって行われ、我々には一切の理由、その過程が知らされることはありませんでした。

これでは、いつ、どこで、誰が、なにを決めているのかさっぱりわからない、ブラックボックスそのものではないのか。我々が批難をしてきたブラックボックスを、今度は私たち自身がつくりだしているのではないか。そのように率直に感じています。

これは情報公開、そして民主的なプロセスという観点からも極めて重大な問題です。議員によって程度の差はあったようですが、少なくとも言論統制、取材規制、こういったものも行われておりました。私に関して言えば、ほとんどのメディアに出ることは事実上禁じられ、議員個人の自由な意見を述べることはできませんでした。

議員が自分の考えを外部に伝えるのは、この民主主義の極めて重要な役割のひとつです。これを制限されれば、都民、有権者に、十分な情報を伝えることはできません。政党としてやってはいけない、致命的なガバナンスの欠如ではないかと思います。

こうしたことを許す党規約自体も、代表や一部幹部による独裁ともいえるものが可能となっているもので、早急に改善が必要であると考えています。新人が多くまだ未熟な組織であるから制約が必要であるということも一定数理解はいたします。

しかしながら、まだまだこのように公約にあった情報公開、これが不十分なうちに国政政党の選挙に力を尽くすような状態は、私は順番が逆であると思います。なおこうした組織の内情については、もちろんなかから改善していく、私なりの努力を重ねてまいりました。

議員総会で事あるごとに異議を唱えるのはもちろんのこと、9月中旬には具体的な改善要望を記載した申し入れ書を当役員に対して提出しております。記者のみなさまにはお手元に一部ずつ配布をさせていただいております。

こちらについては、新代表となった荒木千陽都議会議員がなんらかのかたちで取り計らいたいという意思を見せてくれたことは感謝をしておりますが、しかしながら、結果としては本日が期日だったんですが、この期日までに具体的なアクションが取られることはなく、検討や改善が先送りになるなかで国政政党との連携、選挙に突き進むことになりました。

また、最近の総会では、私が異議を発言したあとにある役員に呼び出され、「全員の前であのような発言は慎むように」「そういうことは裏で言ってくれ」と、そのように諌められたこともございます。

そうしたことから、残念ながら今の都民ファーストの会は、組織改革に後ろ向きなのだと判断せざるを得ませんでした。私自身が何よりも大事だと考え、訴えてきた、情報公開という公約が甚だ未達成な状況を、その状態で国政進出へと手を貸すことも、私には容認することはできません。

小池都知事への疑念を持った

そして2点目は、国政政党「希望の党」への抵抗からです。小池百合子知事が代表として発足した「希望の党」には、まだ詳細な公約も発表されないうちから、右から左まで、思想も政策も理念も異なる政治家たちが200名近く集まっておられます。私にはどうしてもこれは選挙目当ての屋号のようにしか思えません。仮に私が「都民ファーストの会」にこのまま残れば、姉妹政党として、この「希望の党」を無条件で応援しなければならなくなる。それは私は、政治家としての許容範囲を超えている、そのように判断をいたしました。

最後の3点目は、以上の2点も含めまして、小池知事の政治姿勢に残念ながら私自身が疑念を持ってしまったことです。国政政党の代表と東京都知事、2足のわらじが悪いというわけでは必ずしもありません。しかしながら今の東京都には、豊洲市場の移転問題、オリンピック、パラリンピック、さまざまな課題が山積しています。

この状態で国政進出に手を伸ばすことが果たして正しいのでしょうか。そして、何より都知事自身が都議選の直後、「都民ファーストの会」の代表を、都知事職に専念するからと言って、突然退任をされました。そういった理由であるからということで、私自身も急な発表ではあったものの、自分自身を納得させてここまでやって参りました。

しかしそこから期間を待たずして、国政政党を立ち上げて、自らその代表に就任される、これはどうしても私は受け止め切ることができません。小池知事の以前の都知事は、3代続けて任期を全うされることなく退任をいたしました。今都民が何より望むことは、そうした都政を立て直し、都政に専念してくださる東京都知事の存在ではないでしょうか。足元の「都民ファーストの会」ですら、今でも情報公開や、あるいは、しがらみのない政治、この目標をまだまだ達成できておりません。そうした中で新しく立ち上げる「希望の党」がそれが達成できるとは私にはどうしても思えません。

こうした知事の方向性、政治姿勢に私は強い疑問を持ってしまいました。都知事には、都民にお約束をした情報公開を始めとする政策を、まず都政から、足元の「都民ファーストの会」から、実現していただきたい、そのように強く願うものであります。

なぜ、この時期の離党だったのか?

以上が私が離党を決意した理由になりますが、なぜこの時期だったのかという問い合わせを多くいただいております。率直に申し上げて、以前から、離党という決断を検討していたことは事実です。とくに、9月中旬にまたもブラックボックスの中で、新たな代表があずかり知らぬところで選出された際、抗議の意を込めて、離党することも考えました。

しかしながら、「まだ都議選が終わって間もない」、「たかが数ヶ月じゃないか」、そういったご意見もありました。中から変えていこう、踏みとどまろう、そのように考えておりました。ところがそうした状況の中で、降って湧いた国政選挙。小池百合子知事は、いずれは国政に戻られるかもしれないとは感じておりましたが、まさかこのタイミングで、こんなにも早く、国政進出に手を伸ばすことになるとは思いもよりませんでした。

「都民ファーストの会」が極めて未熟な、そして閉鎖的な状況の中で、国政進出を是として、組織、国政進出を是とする組織に従うことは私としては、とても耐えがたく、この機会に離党という決断をさせていただいた次第です。いずれにいたしましても、創立メンバーとして、当初から「都民ファーストの会」に携わり、そして誰よりも愛した、この「都民ファーストの会」を離党すること、そして信頼する仲間たちと別れるということは正しく忸怩たる思いです。身を切られる思いであります。

中から変えようと努力をさせていただきました。しかし、私の力が及ばず、残念ながら組織を変えることはできませんでした。この上は、私自身の離党という決断を持って、この思いが小池百合子知事を、そして、「都民ファーストの会」の仲間たちに届くことを強く強く願っております。

そして私自身は、今後は自由な立場で、また外部から、みなさまとお約束をした東京大改革、進めてまいる所存でございます。私が離党を決断した理由は以上でございます。ありがとうございます。

今後は「かがやけTokyo」として活動

そして質疑応答に入る前に今後の我々の方向性について簡単にお話をさせていただいて、質疑応答に入らせていただきたいと思います。まず我々2名は、今後はもちろん都議会議員として、無所属の都議会議員として2人で会派を活動をしてまいります。その新しい会派名を上田令子都議のほうから発表させていただきます。

上田:新しい会派名を発表させていただきます。「かがやけTokyo」であります。

この「かがやけTokyo」は実は名付け親は私、上田令子でございまして、本当に知事が変ったりとか、さまざまな艱難辛苦を乗り越えてきた私たちの非常に思い入れの強い会派名でございます。

あの時のように自由闊達な議論ができて改革を進められる、そういった会派にしたいということで、かがやけTokyoネオというかたちで復活をさせていただきました。なお、かがやけTokyo幹事長は音喜多駿幹事長、そして私は政策会長を務めさせていただく所存でございます。女性が輝く東京に私はしていきたいと思っております。

「かがやけTokyo」の活動方針

音喜多:そして新たな会派の指針について簡単にご説明をさせていただきます。3つ掲げさせていただきました。「東京大改革」のさらなる推進。都議会の情報公開を徹底。そして自由闊達なコミュニケーションと政務体制でございます。

我々は、東京大改革、この政策を掲げて先の都議会議員選挙を戦いましたから、政策そのものは都民ファーストの会の時に掲げていたものと大きな変更はございません。異なる立場から同じ頂きを目指してしっかりと努力をしてまいりたいと考えています。

そして情報公開の徹底。これも都民ファーストの会が外に掲げている目標とは一致をしていると思います。まだまだ都議会内、インターネット中継もありませんし、議事会も非公開で行われています。こうしたことをしっかりと推し進めてまいりたいと、このようにとりわけ考えております。

そして3点目は、これは組織内の話になりますが、自由闊達なコミュニケーションと政務体制。こちらについては詳細を上田令子都議のほうからお願いいたします。

上田:先ほど来、やはり個々の議員の自由な発言権が担保されてこそ、議論の府である、都議会ということでございます。「議員一人ひとりの人権ありて、自由あり。自由ありて、希望あり」という思いからこうした会派の方針を指定させていただきたいと思います。

1点目は、先ほど申し上げたように、自由な議会活動。原稿のチェックをされることなく、調査権を奪われることなく、しっかりと東京都政の瑕疵や問題点に切り込んでいける、この自由な議会活動を保証します。

次に2点。今日もみなさま方に忌憚なく対応させていただいておりますけれども、自由なメディア対応、あるいは情報発信の1つでございます、我々はアカウンタビリティがありますから、みなさま方を通じて都政の今や問題を発信していきたいと思っております。

ことに、音喜多都議のSNS発信が今日から解禁となることでありますので、これはたいへん喜ばしいことではないかと思っております。

そしてご承知のとおり、自由な組織風土ということで、敵だ味方だ、上下関係だ、脅しや威嚇のない、こうした組織風土にしてまいりたいと思っております。以上です。

音喜多:総論といたしまして、我々が目指すのは、一言で表すのであれば、真の都民ファーストの実現であります。

これまでの、新しい都政が始まってから、都民ファーストの会のこういったやり方・運営方針では、「それは知事ファーストじゃないのか」「小池知事のイエスマンで意思決定が行われているんじゃないか」、そういった疑念を払拭することはできなかったと思っています。

我々は知事ファーストでもなく、組織ファーストでもなく、本当の意味で都民ファースト。都民のみなさま一人ひとりの声を都政に届けていくべく、情報公開を旨として邁進してまいりたいと考えております。

最後になりますが、都民ファーストの会として、上田令子、音喜多駿、活動してまいりました。これを離れることでみなさまのご期待を一部ある面では裏切ることになったことに関しましては、改めまして心よりお詫びを申し上げます。まことに申し訳ございませんでした。以上となります。

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