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ドナルド・トランプ大統領 ラスベガス銃乱射事件を受けて演説(全1記事)

【書き起こし】トランプ大統領「私たちの絆は悪魔に引き裂かれない」 ラスベガス銃乱射事件の被害者に寄り添う

アメリカ合衆国のネヴァダ州ラスベガスで50人以上が犠牲になった銃乱射事件が発生。それを受けてドナルド・トランプ大統領が演説を行いました。「極めて邪悪な犯行」「私たちの絆は暴力によって壊されたりはしない」と、無差別殺人を激しく糾弾。また、「悲劇と恐怖の時にこそアメリカは一つになる」と、被害者や遺族に寄り添う声明を発表しました。

犯人を非難「極めて邪悪な犯行」

ドナルド・トランプ氏:アメリカのみなさん、私たちは深い悲しみの中に共にいます。昨夜、ネヴァダ州のラスベガスで開催されたカントリー・ミュージックのフェスティバルで、銃を持った男が観客に向けて発砲しました。50人以上の命を容赦なく奪い、100人以上の人々に怪我を負わせました。極めて邪悪な犯行です。

FBIと国土安全保障省は、地元警察と共に捜査しています。事件に関する詳細がいずれ明らかになるでしょう。ラスベガスの警察署や、最初に行動を起こした勇気ある人々、多くの命を救ってくれた人々に感謝します。

事件発生直後、驚くべき早さで行動してくれたおかげで、さらなる犠牲者を出さずに済みました。初弾の発泡後、犯人を早く見つけてくれて、心から感謝します。すべてにおいて、真のプロフェッショナリズムを見せてくれました。

多くのアメリカ国民が、両親や子ども、兄弟姉妹、愛する人を突然亡くし、悲しみの中にいます。彼らの痛みを計り知ることは到底できません。彼らの喪失感を想像もできません。犠牲者のご家族に哀悼の意を表します。そして、このような一大事でもに神のご加護があるよう祈ります。

主(しゅ)が打ちひしがれた時にそばにいること、心折れた人々のそばにいること。これらのことを聖書が教えてくれます。その慈悲のある言葉によって、深い悲しみを感じている心に神がいることを知るのです。病院で治療中のみなさんが心も体も完治する日が早く来ることを祈っています。そして今後も、私たちは支援していくことを誓います。

悲劇と恐怖の時にこそアメリカは一つになる

この悲しい記憶に、弔意を示すために半旗を掲げます。10月4日の水曜日にラスベガスにいく予定です。犠牲者のご家族たちや、事件に立ち会い行動した人々の慰問が目的です。

これまでがそうであったように、このような悲劇と恐怖の時にこそアメリカは一つになるのです。信念や絆、価値を一つにして団結するのです。市民が手を取り合い、地域でつながり、そしてお互いに慰め、励まし合うのです。

私たちの絆は悪魔によって引き裂かれはしません。私たちの絆は暴力によって壊されたりはしません。市民が残虐に殺害され、私たちは大きな怒りを感じています。私たちの愛が今日の私たちの行動を決めるのです。これまでも、これからも、永遠に。

このような時、混沌の中で私たちは何かの答えを見つけ出すことを知っています。暗い中でなにか、光を見出すのです。答えは簡単には見つかりません。しかし、私たちは暗闇が一つの光によって明かりが灯され、深い絶望の中でも一縷の希望によって立ち上がるのを知ることで、慰めを得ることができるのです。

この悲惨な事件によって、愛するを人を失い、心身に傷を負っているすべての人々へ、妻とともに祈りを捧げます。私たちは団結や平和を見出すため、悪を根絶し、罪のない人々が憎しみや恐怖から守れる日が来るよう祈ります。

神は亡くなった人の魂に祝福を与え、癒しを与え、そして悲しんでいる家族のみなさんに立ち上がる強さを与えてくださるでしょう。アメリカに祝福がありますように。

最後までありがとうございました。

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