2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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また、副議長の公務でご退席をされましたけれども、川端達夫先生、ありがとうございました。
(会場拍手)
高木義明先生、ありがとうございました。
(会場拍手)
大畠章宏先生、ありがとうございました。
(会場拍手)
鈴木克昌先生、ありがとうございました。
(会場拍手)
私は当選8回でございまして、初めて当選をした時に、大畠先生とは政治改革特別委員会でご一緒させていただきました。ちょうどバブルの頃で経済がいい状況でありましたけれども、その時にずっと政治とカネの問題、これが国政の大きなテーマでございまして。
中選挙区というものがカネのかかる大きな問題である。そして同じ党で競い合う、そのことがより金権政治を助長している。こういったことによりまして、細川連立政権において小選挙区比例代表並立制というものが導入をされて、その時に「政権交代可能な仕組みを作る」と。
私は今でも覚えていますけれども、特別委員会でそれが130時間前後の議論でございましたけれども、衆議院の第1委員会室でそれが成立した時には、大畠先生やほかの先生方と、大畠先生はその時、社民党でいらっしゃいましたけれども、涙を流しながら喜びあったことを今でも私は鮮明に覚えております。
我々は政権交代可能な二大政党制を作るということでこの小選挙区比例代表並立制というものを作らせていただきました。そのことによって、2009年、民主党政権ができたわけでありますが、残念ながら3年3ヶ月でそれが幕を閉じることになりました。
私は一強多弱と言われいている今の状況に忸怩たる思いを持っています。この5年あまり安倍政権がなにをしたか? 日銀に大量に国債を買わせて、無理やり金利を下げて円安にし、株価は上がったかもしれない。しかし、所得は上がっていません。
そのことによって実質賃金が下がり続け、そして企業の利益は増えたけれども国民の生活は困窮するという、そういったいわば資金が個人から企業に移転するような仕組みを作って。
また株価も、GPIF、24パーセントから50パーセントのポートフォリオの引き上げ。日銀にはETFを買わせて。要は見せかけで株価を上げて、アベノミクスがうまくいっているということをずっと引きずってるだけではありませんか。
まさに国民の生活はなにもよくなっていない。そして見せかけだけ、株価だけの取り組みというものが行われて、それに国民は目眩ましをくっている。
この延長線上に日本の将来がありますか? 私はないと思う。「この道しかない」だけではなくて、この道は変えさせなければいけないんです。
しかも、安保法制。仮に百歩譲って日米同盟を強化することが必要であったとしても、憲法違反の法律はダメでしょ。必要だからといって憲法違反の法律を作ったら、すべて憲法違反でもいいということになって、国家の土台が崩れるではありませんか。
こんなことを平気でやっている政権が、みなさん、5年近くも続いています。許すわけにはいきません。
また森友・加計の問題。みなさん方一生懸命に取り組んでいただいた。そのことによって内閣支持率は下がりました。森友問題1つ見ても、総理の奥さんが絡んでいるということは明々白々ではありませんか。
そしてあの問題について、9億円以上の土地の値段が8億円もの値引きをされて、国民の血税が無駄に使われた。それをしっかり答弁した理財局長が国税庁長官になる。冗談のような人事配置じゃありませんか。誰がまともに税金を払おうをしますか?
加計の問題。自分の長年の友人。この人に対して獣医学部を作る。それについて最近まで知らなかったと見え見えの嘘をつく。そんなことありえるわけないじゃないですか。
しかも、そのことによって行政が歪められ、本来であれば徹底して情報公開をして国民に明らかにされるべき情報がすべて遮断をされて、政治が歪められ、行政が不信感を持たれている。
いろいろ挙げましたけれども、みなさん、これをこのまま本当に、みなさん方、続けていいでしょうか? 我々はどんな手段を使っても安倍政権を止めなければいけないのではないでしょうか?
会場:そうだ!
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前原:もう一度政権交代を実現して、身勝手な、自分勝手な、政治を歪める安倍政権を退場に追い込みたい。それが今日みなさん方にご提案する、根本にある私の問題意識であります。
この間ご逝去された羽田先生。政治改革に一生懸命に努力をされて、政権交代可能な二大政党制を作るために自民党から出てこられました。
この間、会津に行きました。渡部恒三先生、85歳、お元気でいらっしゃいました。小熊さんと一緒に行かせていただきましたけれども。
私の手を握り、「前原くん、自分がどういう思いで自民党を出てきたのかわかっているよな。とにかく二大政党制で政権交代可能な状況を作るために自分は政治生命を賭けたんだ。もう一度自分が元気な間にそれを実現してくれ」。
恒三先生はおっしゃっていただきました。私はそれをやり遂げたいと思います。
みなさん、今回提案させていただいたことについていろんなご意見があると思います。民進党の今の現状を考えたときに、どうすればもう一度政権交代を起こせるか? それを考えて考えたあげくに、末に、私はみなさん方に提案をさせていただいております。
これは他党に合流するということではありません。1つは、政権交代を実現する、もう一度大きなプラットフォームを我々自身が作るということなんです。そして、我々自身がプラットフォームを作るということはみなさんどういうことですか?
みなさん方と一緒に今までで議論に議論を重ねてきて、我々民進党が作るべき社会像というものをみなさん方と共有してきたんじゃないですか。
自己責任型で、将来不安、誰もが将来に怯えている。この状況を変えるために、安心を持てる社会を作る。枝野さんのお言葉を借りれば「お互い様の支え合い」。私の言葉を使わせていただければ「All for All」。みんながみんなのために。
今までの自己責任型社会ではない、支え合いの社会を作るためにみなさん方が、もう一度衆議院のみなさん方が当選をしていただき、そしてこの5年間、我々の仲間がバッジをつけられずに、地域を歩き回って、もう一度この国のために働きたいと思っている仲間がたくさんいます。
その仲間がもう一度国会に戻っていくために、いただくために、そしてその仲間と理想の社会を作るために、私は決断をいたしました。
維新のみなさん方と合流をし、民主党から民進党になりました。ようやく馴染んできた。ちょっと前まではまだ民主党と言ってましたけど、ようやく民進党と言えるようになった。
名前も、私はみなさん方のことも大好きです。仲間を大切にしたい。みなさん方とこれからも一緒に行動していきたい。そして地域でがんばっている自治体議員、党員サポーターのみなさん方と一緒にもう一度我々の理想の社会を作る。
そのために名を捨てて実を取る。その決断をぜひみなさん方にご理解をいただきたいと私は思っています。
我々の理想の社会を作るためなんです。そして好き勝手の安倍政権を終わらせるためなんです。もう一度二大政党にするためなんです。
どうかみなさん、今日ご提案をしたことについて徹底的なご議論をいただき、どうか満場一致で新たな方向性にともに進ませていただき、みなさん方と一緒に進むんです。誰かを排除するということじゃない。
みなさん方と一緒に進み、そしてもう一度政権交代、安倍政権の退場、理想の社会の実現、それをみなさん方と一緒にやりたい。
そのためにぜひ徹底的なご議論をいただき、そして両院議員総会としてのご決定をいただきたいと思っております。心からみなさん方のお気持ちに感謝を申し上げ、まずは代表としての冒頭の提案とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
(会場拍手)
(前原氏が議員に説明する際に配られた「総選挙後の対応について」という書類を書き起こしています)
一、今回の総選挙における民進党の公認内定は取り消す。
二、民進党の立候補予定者は「希望の党」に公認を申請することとし、「希望の党」との交渉及び当分の間の党務については代表に一任する。
三、民進党は今回の総選挙に候補者を擁立せず、「希望の党」を全力で支援する。
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