2024.10.10
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記者6:AbemaTVのキクチと申します。裕太容疑者は、本当に今、人気が急上昇してる俳優で、たくさんお仕事が来てたと思うんですが、その活躍ぶりを母としてどのように捉えていましたか?
高畑淳子氏(以下、高畑):ありがたいことだと思っていました。
記者6:その仕事に本当に多大な迷惑をかけたと思うのですが、同じ女優としてどのような気持ちですか?
高畑:許されることではないと思っています。
記者6:とくに、24時間テレビが週末にありますけれども、そこでもパーソナリティ、そしてドラマに出演されていて、かなり大役を務められていたと思うのですが、それに対してはどうでしょうか?
高畑:本当に……お詫びの言葉も見つかりませんし、現場でのみなさまのことを考えると……。もう想像できないほどの大変なことをみなさんがなさっているわけですから、なにをしたらいいのかも想像つかないです。
記者6:面会したときに、裕太容疑者は、このように仕事に迷惑をかけていることは、自身では感じてるようでしたか?
高畑:はい。それはもちろん、「申し訳ない、申し訳ない」と。もう頭の回路が止まってるみたいですけど、ただその「申し訳ない」を繰り返すばかりでした。
記者6:先ほど「危うさ」という部分が出たと思うんですけど、女性に対して「危ういな」という部分はあったんでしょうか?
高畑:はい。
記者6:どういうところですか?
高畑:この芸能界に入って、見たこともないような綺麗な方を見て浮かれてる様子を……。みなさんもご存知だと思いますけど……あのまんまでした。
記者6:共演したらすぐ好きになってしまうとか?
高畑:そうですね。それは女性に限らず、お友達にもそうでしたし。すぐ人を好きになるというのは、男女問わず、そういうところはありました。
記者6:それがイコールこのようなことに……というのは考えられなかったということですよね。
高畑:ここまで愚かだとは思わなかったですけれど、先ほどもおっしゃいましたけど、そういう危惧は常にあったような気がします。
記者7:TBSテレビ『ビビット』のジョウジと申します。よろしくお願いします。今日、裕太容疑者は、お母様が自分のためにこのような会見を行うという事実はご存知なんでしょうか?
高畑:外の情報はなにも入りませんので、知らないと思います。新聞、携帯、なにも持ってませんので。
記者7:昨日、面会をされた際に、こういうかたちでお母様のほうから会見、謝罪を行うというようなことも、とくに伝えてはいらっしゃらないんでしょうか?
高畑:はい。15分しかありませんので、まずはどれだけのご迷惑をおかけしたかということ、それを所属事務所の社長さんが10分ほど使ってご説明になって。想像はしていたんだとは思いますが、それを聞くのが精一杯で、今日のことは言ってないと記憶しています。
記者7:面会をされた際に、とにかく「すいません、すいません」と容疑者、謝っていたというお話、先ほどありましたが、その「すいません、すいません」というのは、お母様からご覧になって、なにに対して謝っているように受け取られましたか?
高畑:ご迷惑をかけたこと、被害者とされている女性のお気持ち、仕事関係のこと、そして私や姉のことも言っていました。
家族のこと、今まで力をお貸しくださって、働く場所を与えてくださった所属事務所の社長さんに対して、すべてのことをなくしてしまうということに対して、申し訳ないということだと、私には見えました。
記者7:事件のことを聞かれたときは、先ほど「訳がわからなかった」とおっしゃっていまして、面会できるまで少し日にちがあったと思うんですが、その間、裕太容疑者が送検される様子というのは、ニュースなどで高畑さんご自身ご覧になってますでしょうか?
高畑:はい。その間の情報は、みなさんが報道なさることしか頼るものがなかったので、見ました。
記者7:なかなか息子さんに会いたくても会えないという状況のなかで、ニュースでご覧になった、送検される裕太容疑者の様子はどのように目に映られましたか?
高畑:そのときもやはりもう……。でも、つらいとかそういうことよりも「これが現実なのか?」というのが一番近い気持ちかもしれないと思います。
記者7:車のなかでだいぶ呆然とした様子で、裕太容疑者、一点を見つめていたように見えたんですが、お母様にはその表情はどのように読み解かれましたか?
高畑:昨日の接見の状態でもそうですけど、頭がよく動いてなくて、事態を整理できてないみたいな状態の目に見えました。
記者7:ありがとうございます。
記者8:中京テレビのシマダと申します。こうやって、成人したお子さんが不祥事を起こした場合に、親の責任とか、どこまで関わるべきなのかとか、よく議論をされますが、高畑さんはその親のあり方をどう考えていらっしゃいますか?
高畑:成人した男性ではありますけれど……。私はもちろんその前に、高畑裕太がそうであったように、いろんな方のお力を拝借して、このように仕事をする場を遅咲きながらも与えていただいた、1人の母親であって人間でありますけど、商品です。そこのところを自分でどう整理すべきか……。
ですから、成人した男性であれ、母親の気持ちとしては「ともに贖罪すべきだ」という気持ちが一番に走っておりますが、「私だけの気持ちで動いていいのだろうか?」ということも頭の隅には置かなければいけないんだろうなと思っています。
お答えになってるかどうかわかりませんけれど、成人してる男性だから自分とは関係ないとは絶対言えないと思います。
記者8:先ほども女性の話が出ていましたけど、裕太容疑者の女性に対する態度というのは、お母さんから見てどんな感じに見えましたか? 例えば、上からちょっと偉そうにするのかとか、甘えるほうなのかとか。
高畑:あの……ふだんの様子ですか?
記者8:はい。
高畑:彼は、誰にでも上からとか、そういうことはなかったように思います。特別上からなんかしてるとか、そういうことを感じたことはないです。
記者8:今までそういった、女性とトラブルになったりということはなかったんですか?
高畑:はい。
記者9:毎日放送のオオヨシと申します。よろしくお願いいたします。
先ほど、裕太容疑者、思春期の頃は規律を守れないことがあったり、そういう不安な要素もあったとおっしゃっていましたけれども。20歳を超えて成人になってからも、なにかそういう奇行であったり、問題行動、不可解な発言はあったんですか?
高畑:学校時代は揺すっても学校に起きないみたいなこともあって、お勉強も嫌いだったんですが、お仕事を始まってからは、自分で目覚ましをかけて行って……。
そうですね、奇行……ちょっと変わったところはある子でしたけど、夜きちんと寝ないとか、そういう心配なことはありましたけど、奇行……。
いや、喜んで仕事をしてましたので、「思春期の、あの困った状態の人がここまでなるんだ」と思ったりしてた次第なんですが。
記者9:「あの困った状態の人が……」ということは、やはり若い頃、学校に通ってた思春期の頃は、かなり目立った問題行動がよくあったんですか?
高畑:お勉強が嫌いだったので、学校で寝てたり、遅刻が多かったです。
記者9:そういう意味では、この特殊な芸能界入りをするときに、高畑さん自身は不安に思っていたことはなかったですか?
高畑:思っていました。ただ、そのときは、その変わった要素が意外性をもつという、こんなことをこの場で言うべきことではないと思いますけれども、「ありがたいお仕事だな」みたいに安易に思っていたように思います。
記者9:今後、裁判が始まっていくと、どんな判決が出るのかはまだ誰もわかりませんが、実刑も免れないという報道も出ています。
厳しい現実がどんどん押し寄せてくると思うのですが、そんななかで高畑さん自身は、お仕事を続けていける、その精神面は自信はありますでしょうか?
高畑:先ほども申し上げましたが、高畑裕太がたくさんのお仕事関係の方に多大なご迷惑をかけているのと同時に、私が今お引き受けしているお仕事をここで降りてしまっては同じことをしてしまうと思います。
申し上げましたように、12月まではこれを務めることが自分の贖罪だと思っております。その後のことは、まだ考えておりません。
記者10:日本テレビ『スッキリ!!』のオオタケと申します。裕太容疑者とは、高畑さんはご自宅でご一緒の暮らしていらっしゃったんでしょうか?
高畑:はい。演劇大学が終わって、一人暮らしをしていたのですが、連続して出演させていただける番組がうちの近くだったものですから、1年ぐらい前からまた戻ってきました。
記者10:お二人ともお忙しいかと思うんですが、自宅で一緒になるような日は、この1年間は多かったんでしょうか?
高畑:私は基本的に外に出ないので、仕事が早かったときは、多いかどうかはわかりませんが、自宅でいる時間もあったと思います。
記者10:今回、映画の撮影で群馬に行っていたということですが、いつから群馬に行っていたというのはおわかりでしょうか?
高畑:はい。一度行ったのが8月の上旬……10日ぐらいに3〜4日行きまして。そして今回、仕事先からそのまま群馬に向かったと思っています。
記者10:最後に裕太容疑者と会ったのは、いつになりますでしょうか?
高畑:8月23日に……8月20ぐらいだと、19日か20日ぐらい。朝出かけて行くときだと思います。
記者10:そのときは、どのような会話のやり取りがあったんでしょうか?
高畑:それがですね、早朝の仕事からそのまま群馬に行くということなので、泊まりのものがいろいろ、タオルとか、そういうものがなくなっていたので、「泊まりに行くんだな」ということで、顔を見てないまま仕事に行って、そのまま群馬に行ったような状態で。送り出してはいません。
記者10:じゃあ、会話のないまま、現在にいたっているということなんですね。
高畑:そうですね。朝早くに出て行ったままです。
記者10:なにか変わった様子など、見受けられましたでしょうか?
高畑:顔を合わせておりません。
記者10:顔を合わせていないのが、しばらく続いていた状態ですか?
高畑:いえ、でも帰ってきてますので、夜寝てるところとか、ソファに転がっているのは見ています。
記者10:じゃあ、多くの会話があったというわけではなかったんですね。
高畑:そうですね。
記者10:最後に1つ。昨日、面会ではなにを差し入れたんでしょうか?
高畑:Tシャツです。
記者10:Tシャツ1枚? 今後も面会に行こうというお考えはございますか?
高畑:はい。
記者10:その際、なにか差し入れたいものとかありますでしょうか?
高畑:今はまだそこまで考えが。すみません。
記者11:『週刊文春』カシワギと申します。芸能界に入られてからかなり浮かれてたという話をさっきおっしゃってましたけれども、ほかの芸能人の方からなにか苦言というか、役者仲間の方からなにか言われたりしたということはありましたか?
高畑:私の知るかぎりでは、苦言というものはなかったように思います。いろんな方からお誘いをいただけて、かわいがっていただいてるような気がしてました。
記者11:かなり女性の芸能人で、彼のことを嫌がってるような方がたくさんいらっしゃったようですが。テレビでそういうのが流れたときに、高畑さんご本人はどういうお気持ちで見てらっしゃったんでしょうか?
高畑:ああいうタイプの男の子が嫌なのは多いだろうなと思います。
記者11:ありがとうございます。
記者12:読売テレビ『ミヤネ屋』のナカヤマと申します。よろしくお願いします。母親がこのあたりわかるのかは疑問なんですけれども、性的な衝動を抑えられないというような、行動にブレーキかからないというようなところはあったんでしょうか?
高畑:私が見る顔は家庭のなかだけの顔で。そのなかで、今、思い出されることはないように思いますが。
記者12:警察では「計画性があったのではないか」ということも含めて調べを進めているなかで、ご本人は「ドアを開けたところに立っていた女性に対して、そういう欲求が抑えられなかった」と話していると伝えられていますけれども、そういうことがありそうな雰囲気というか……。
高畑:そのことは今みなさまが報道されていることなので、それがどうであるかということは、この場では……。本当に申し訳ないんですが、あの……。
記者12:そうすると、これまでの息子さんとの関わりあいのなかでは、そういう感じはなかったわけですね?
高畑:ないと思っていました。
記者12:トラブルはなかったとおっしゃってましたけれども、こういった犯罪は繰り返される傾向があるのはご存知だと思うんです。
例えば、以前に当事者間の話し合いで収まったけれども、実は無理やりそういうことがあったんだとか、そういったことは過去にあるんでしょうか? 裕太容疑者が過去に「当事者間で話し合いで済んだけども……」というようなことは?
高畑:ございません。
記者12:そうすると、お母さんからしたら、こんなことが起こるのはまったくもって予想だにできずというか、それこそ危機感ということを先ほどから聞かれてましたけれども、こういった性的な犯罪を息子が起こすということに関しての危機感は感じられなかった?
高畑:ございませんでしたが、今それを言っても、もういけないことではないかと思うほどなので……。
記者12:家族であるとか、たくさんの仕事であるとか、こういったものでブレーキがかからないという状況は、お母さんから見てどう感じられますか?
高畑:家族が22歳の男性にずっとついていることは……。ただ、家でのできるかぎりのケアはしたような気でおりましたが、それも今申し上げることではないように思います。すいません。
記者12:ありがとうございます。
司会者:予定時間を過ぎました。
高畑:いえいえ。すべてのご質問にお答えしたいと思います。
司会者:では、次のご質問。そしたら、前のほうの女性の方。
記者13:先ほど、接見のときには、裕太容疑者の罪状についてはうかがえなかったということなんですが、弁護士さんからはどのようにお話があったんでしょうか?
というのは今、「強姦致傷」という容疑になっていますけれども、これをすべて認めているということなんでしょうか?
高畑:そのことはみなさまのほうがずっとお詳しくていらっしゃると思うんですが、申し上げられない……。
記者13:弁護士さんからはなにもうかがってないですか?
高畑:それをこの場で申し上げることはできないと思います。
私もたびたびこのような会見を一視聴者として見ているときに、「どうしてグズグズ、言わないんだろう?」と思っていましたけど、世の中には私どもの知り得ないルールがたくさんあるんだということを、今回初めて、本当に初めて知りましたので、そのへんはどうぞご容赦ください。
記者14:すみません。事件のことをお話しすると接見が禁止になるということではあったんですけれども、例えば、息子さんのほうから、被害者の方について、謝罪のようなことというのはあったんでしょうか?
高畑:はい、もちろんです。「申し訳ない。申し訳ない」を繰り返すばかりでした。
記者14:その「申し訳ない」というのは、お母様に対してだけではなくて、被害者の方に対しての申し訳ないというお話もあったということですか?
高畑:そのように思っております。
記者14:続いてのお話になりますけれども、高畑さん、本人が……。
高畑:本当にずっと(ほかに)お手をずっとあげられてる方がいるので……。
記者14:じゃあ1つだけ。高畑さんが昨日話した言葉としては、「申し訳ない」だけですか? それとも、ほかに裕太容疑者はなにか話した言葉はありますか?
高畑:「仕事のご迷惑はどうなってますか?」ということをまず言っておりました。
記者14:その2つですか?
高畑:……言ってはいけないんでしょうけど、「死のうと思った」みたいなことを言っていましたね。あとは、もうあまり……震えて泣くばかりで、理路整然となにがどうでどうでということを言える状態ではなく。
まず、仕事のことを、ご迷惑はどうなってるかというご報告を、自分のなかで整理して、どれだけのことが外で起こっているかということを聞くのが、自分がなにか言うというよりは、外のことを把握しなければいけないということ。
それと、相手の方のご迷惑もそうですけれども、そのご迷惑のことをまず気にして聞いているという、それがほとんどだったと思います。
記者15:テレビ東京のサトウと申します。よろしくお願いします。
話が多少被ってしまうところがあるかとは思うんですけれども。22歳の息子さんということで、成人された男性というなかでの、親として会見を開いたり、高畑さんご自身のお仕事での対応について、親の立場として、どう考えられていますか?
高畑:私の対応を、親の立場としてですか?
記者15:成人された男性の犯罪というのに対して……。
高畑:親が出てくることを?
記者15:はい。そうです。
高畑:成人した男性ではありますが、私どもの仕事をさせていただておりました状態が、「22歳の成人男性のしたことですから」と切り離せるような状態の仕事の仕方ではなかったようにも思いますし。
8月23日から家の前にもたくさんの方がいらしてますし。それも含めて、この場でご報告をしなければ、近隣の方々へのご迷惑もありますし。「それは親が出てくるべきではないのでは?」ということですよね。
記者15:親の立場として、息子さんをどういうふうに守っていくだったり、どういうふうな対応をしていくというのを教えてください。
高畑:そのことに関しては、次にやらなければいけないことだとは思っていますし。まずはみなさまにご報告と、とにかくご迷惑をおかけしたことを、そのことを1つして。これはもうずっと続くことですから、そのことを頭で整理して。
そして、最終的にどんなことがあっても、どんなに申し訳ないことをしたとしても、私は親として最後まで、守るとかガードするということではないですけど、親でいるということが最後の最後にくると思っています。
それも自分のなかでよく整理できていないので、ちゃんと申し上げられなくて、本当にすみません。
記者16:『デイリースポーツ』のフクシマと申します。よろしくお願いします。
裕太容疑者のいわゆる女性好きのキャラクターと、先ほどおっしゃられていた、いわゆる危ういキャラクターが1つ人気の秘訣にもなっていたかと思うんですけれども。
裕太容疑者がテレビで話していたご自身のキャラクターは、高畑さんがご覧になっても、素のままのキャラクター、誇張のないキャラクターだったとお考えですか?
高畑:そのように思っています。
記者16:であれば、その誇張のないキャラクターが、ああいった「危うさ」があるのであれば、そのまま活動を続けていくことに不安というか、「なにか起こるのではなにか?」という危惧は、母親としてはなかったんでしょうか?
高畑:それは正直、ないわけではございませんでした。
ただ、そのままかというと、私どもはバラエティトークショーというものに携わらせていただいておりますので。「そのままか?」というご質問には答えが違ってるかもしれませんけれども……そうですね、危惧はありました。
記者16:あと、被害女性の方もまだお会いできてないというお話ですが、お会いされる機会があったとして、今後、量刑のこと等にも影響すると思うですけど、示談にもっていきたいというような思いはお持ちでしょうか?
高畑:それはこの場で申し上げることはできないことになってしまうと存じます。
記者16:ありがとうございます。
記者17:お疲れのところすみません。スポニチのクワバラと申します。先ほど、ご自身のお仕事につきまして、今年は舞台をしっかり務めあげると。そのあとのことは考えることはできません、ということだったんですけれども。
ご自身の身の振り方に関して、例えば活動自粛であるとか、そういう選択肢はあるんでしょうか?
高畑:それは先ほども申し上げましたが、私の思いと、私はこういうふうに整理していますが、私を支えてくれるたくさんのスタッフにとっては、私個人で判断してはいけない要素もあります。
すべてのことにおいて、彼らが日々邁進してくれてることもございますので、ここで自分の意見だけを申し上げることは適切ではないと思っておりますので、ご容赦ください。
記者17:あと1点なんですけれども。息子さんに関してはなんですけれども。まだなにも解決してない状態で、お答え難しいかもしれないですけれども。いつか芸能界に戻してあげたいという気持ちはありますか?
高畑:してはいけないことだと思っています。
記者17:ありがとうございました。
記者18:デイリースポーツです。よろしくお願いします。今の質問の続きになるようなかたちですけれども。
今後、裕太容疑者が罪を償ってというかたちになると思いますが、彼の今後の生き方として、親としてどういうふうに生きていってほしいと思われてますでしょうか?
高畑:自分のやってしまったことをまずしっかりと自覚し、把握していくことがスタートだと思っています。
ご迷惑をかけてしまった方々へ、被害者とされる方へ、どれだけの思いをさせてしまったかということを、ちゃんと自分の心のなかに植え付けることが、そこをちゃんと確認して、それを抱えることが一番だと思っています。
記者17:その後はどう彼には生きていってほしいと?
高畑:まだそこまで考える余裕がありません。すいません。
記者18:『スポーツ報知』のヤスムラと申します。よろしくお願いいたします。先ほど「(裕太容疑者が)死のうと思った」ということをおっしゃっていたということでしたけれども、その言葉を聞いてどのように感じられましたでしょうか?
高畑:「そんなことを思うなら、こんなことをしてはいけないんだ」と思いました。
記者18:事件以来一睡もされてないというお話もありましたけれども、高畑さんご自身の体調は、今いかがなんでしょうか?
高畑:……大丈夫です。
記者19:東京中日スポーツのタカハシと申しますけれども。裕太容疑者の芸能界入りに、高畑さん、尽力されたと思うんですけれども。
高畑:いえいえ、それは……。
記者19:今こうなって、芸能界に入れたことに対して後悔されてるとか、そういった思いないですか?
高畑:芸能界に入ったから、とかいうことではないように思います。芸能界に入ったからこんなことをしたとか、そういうことはつなげてはいけないことだと思っております。
本当に一瞬ではありましたけれど、たくさんの方にかわいがっていただきまして、お力添えをいただいておりましたことに、感謝を申し上げる次第です。
記者19:もっと売れるまで下積みをさせておけばよかったとか、そういったことは?
高畑:そのことに関しては、ごめんなさい、こんなことを言ってはいけないんでしょうけど、私が後押ししたとかいうことは、みなさまがご報道なさっているようなことは、一切ございませんので。
ただ、一緒に出るというときには拒否はしなかったり。そんなのはどんな方でも、親子でも、同じ役者は共演すること、同じレールの上に立ってるものだと思いますので、親だから共演することは嫌だということはないですけど。私が後押ししたことは一切ないです。
記者20:すいません。インターネット報道メディアの『IWJ』のアサノと申します。これまでの質問のなかにもすでに出ていることかもしれないんですけれども。
今回の事件は、高畑淳子さんの問題というよりも、成人男性である高畑容疑者の問題であり、責任は高畑裕太さんにあると思うんですけれども。今後どのように彼がこの問題について受け止めていくべきであるとお考えか、お聞かせください。
高畑:「大変なことをしてしまったんだ」ということを何度も何度も、彼が自覚すべきだと思っています。もうそのひと言です。
ご迷惑をかけた方のことを、頭のなかで1日1万回思い出す。それぐらいのことを、どんなに謝っても謝りきれないことをしたんだということを、自分の頭のなかで確認することだと思っています。ありがとうございました。
記者21:お疲れのところ申し訳ありません。TBSテレビ『新・情報7daysニュースキャスター』のオオヤと申します。
群馬に行くときなんですけれども。荷物を準備していたというのを早朝から見たということだったんですけれども、歯ブラシをそのときに入れたかどうかというのは確認はありますか?
高畑:家に歯ブラシが残っていたかですか?
記者21:準備をされるときに、荷物に歯ブラシは持っていったかどうかなんですけれども。
高畑:息子の荷物のなかに歯ブラシがあったかどうかですか? 知らないです。
記者21:歯ブラシは基本的には持っていかれなかったですかね?
高畑:すみません。息子の荷物は見ません。
記者22:『日刊スポーツ』のカミオカと申します。高畑さんが、現状、裕太容疑者のお仕事でご迷惑をおかけしているという、どれぐらいの仕事量があったというのは把握なされてますかね? 例えば、24時間テレビさんとか、何件ぐらいあって? その件数って把握なされてますか?
高畑:はい。
記者22:ちなみに何件ぐらいなんですかね?
高畑:10件以上だと思っております。
記者22:10件以上。まだそういう段階ではないと思うんですけれども、損害賠償とかというのに発展すると思われるんですけれども、それは高畑さんのほうでなにか対応する予定とか、心づもりというのは?
高畑:それも本当に歯がゆいですが、どちらかいったらお話できますけれど、そういうことも言ってはいけないことなんだろうなと思っています。
気持ちとしては「なにをしてでも……」という気持ちはありますけど、先ほど申し上げましたように、個人で思うことと、私も会社のなかの1人の人間として考えなければいけないこともあるのでご容赦ください。
記者23:『産経スポーツ新聞』のミヤコシと申します。よろしくお願いします。先ほどのお話のなかで、学生時代に彼女を紹介されたと、まあ、オープンな交際をされていたということなんですけれども、今現在、彼女はいらっしゃったんでしょうか?
高畑:ちょっと私には今のところわからないです。
記者23:とくに紹介された記憶はないですか?
高畑:はい。
記23:この事件が発覚してから、高畑さんにはどなたから励ましの声とかはかかってるんでしょうか?
高畑:たくさんの方がご連絡をくださいました。
記者23:ドラマ共演者の方とかからもありましたでしょうか?
高畑:はい。ございました。
記者23:先日、共演されていた高島礼子さんの身にもちょっと不幸がありましたけれども、なにか高島さんからご連絡みたいなものはありましたか?
高畑:そういうことはこの場で申し上げてはいけないことだと思っております。
記者23:あと最後にすいません。次の面会はいつ行くご予定ですか?
高畑:先ほども申しましたように、平日1日1組のみ3人ということですので、まずはご迷惑をおかけしたお仕事関係のことも含めて、会社の関係の方に、その3人1組をご優先してさしあげなければいけないと思います。
私たちが心情的に会いたいという気持ちは、あとにしなければいけないと思っておりますので、予定はしておりません。
記者24:『週刊朝日』のコイズミと申します。事件について、お姉さんのこと美さんとはなにかお話をされているのかということと、今後家族としてどう対応していくかというとことか、お姉さんとはどういうふうなお話をされているんでしょうか?
高畑:姉はこの報道があったときに、まず大泣きをしていましたけれど、やはり泣いている場合ではないと。まず謝る気持ちと、どうしていかなきゃいかないかということを、事実を冷静に見ていかなければいけないんだから。
2人いますと、どっちかが泣いて、どっちかが「しっかりしなきゃ」ということが交互に訪れるんですが。「今後のことの前に、今やらなければいけないことがあるんだから」「そうだね」と、またそれをお互い気づきながら。
家族だけになりますと違う気持ちがまた、息子への気持ちが出てくるんですけど、「それはいけないんだよ」とまたお互い言い合う。「それはもうダメなんだよ」というようなことをやってるという感じです。
記者24:ありがとうございます。
高畑:すいません。
司会者:それでは、会見を以上とさせていただきます。報道のみなさまにおかれましては、本日朝早くからお集まりいただきまして、たいへんなご迷惑、ご面倒をおかけいたしました。高畑淳子さんは、これにて退場となります。
高畑:本当に長時間、みなさまごめんなさい。ありがとうございました。申し訳ありませんでした。長くお待たせして、お時間いただきまして、本当に申し訳ございませんでした。失礼いたします。
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