2024.10.10
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シンクロ女子デュエット・チーム銅メダル(全1記事)
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司会者:それではシンクロナイズドスイミング、デュエットとチームのメダリスト記者会見を始めたいと思います。
前列手前から、乾友紀子選手、三井梨紗子選手、吉田胡桃選手、箱山愛香選手。後列が、小俣夏乃選手、中牧佳南選手、丸茂圭衣選手、中村麻衣選手になります。
ではまず、乾さんと三井さんですが、デュエットが終わってかなり日にちも経ちました。そして、チームでも銅メダルを獲得して、それぞれデュエットのときの3位を取ったときの喜び、今はどのように思っているか。そして、チームでまた銅メダルを取れた喜び、今の気持ちはどういうものか聞かせてください。
乾友紀子氏(以下、乾):デュエットもチームも本当に厳しい戦いになったんですけど、なにがなんでもメダルを取りたいという気持ちをもって、最後まで戦い抜けたと思います。
デュエットでメダルを獲得したときに、このままでは帰れないと思ったので、みんなでメダルを取って帰れることをうれしく思います。
三井梨紗子氏(以下、三井):シンクロ競技は本当に勢いが必要で、デュエット競技から始まるということで、絶対にデュエットではメダルを取って、チームにすごい良い勢いをつけたいと思って、銅メダルを獲得することができて本当によかったと思います。
4年間、本当にメダルのためにがんばってきたので、メダルを獲得することができて本当によかったです。
司会者:ありがとうございます。それでは吉田選手からチームのみなさんの、銅メダル獲得から一夜明けた今のお気持ちを聞かせてください。
吉田胡桃氏(以下、吉田):昨年の世界水泳でメダルを獲得することができ、メダルがすごく目の前に見えるようになって、五輪でのメダルが欲しいという気持ちがさらに高まったので、そのメダルを自分の首にかけてもらえることができて、すごく今はうれしく思っています。
箱山愛香氏(以下、箱山):ロンドンオリンピックでメダルを獲得することができなくて、4年間本当にオリンピックでのメダルをすごく目標にしてがんばってきたので、メダルを取ることができて本当にうれしい気持ちでいっぱいですし。
たくさんの方に応援していただいて、支えていただいて、たくさんの指導をしていただいて取れたメダルなので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
中村麻衣氏(以下、中村):ロンドンオリンピックから4年経って、リオでこうやってメダルを獲得することができて本当にうれしく思いますし。あとチームでジャンプをたくさん飛ばしていただいて、チームに貢献でき、ホッとした気持ちもあります。ありがとうございます。
丸茂圭衣氏(以下、丸茂):夢だったオリンピックでのメダルを手にすることができて、本当にうれしいですし、コーチたちとここにいるチームメイトには本当に感謝しています。そして、私たちに合わせて作ってもらった音楽と水着で泳ぐことができて、すごくうれしいです。
中牧佳南氏(以下、中牧):今回メダルを獲得することができてとてもうれしい気持ちと、チームのみんなに引っ張っていただいて、先生にもすごく引っ張っていただいて、とても感謝しています。
小俣夏乃氏(以下、小俣):私自身初の五輪出場となって、最初はわからないこともあって不安とかもあったんですが、それを引っ張ってくださった先輩方や先生方にすごい感謝の気持ちでいっぱいです。メダルをこうやって今、首にかけることができて、本当にうれしいです。
記者1:産経新聞社のササキと申します。4年間がんばってこられたという言葉もありました。この4年間我慢してきたものがあると思います。今一番なにを食べたいでしょうか?
井村(雅代)先生から食べないようにと言われていたかもしれませんが、がぶりつきたいものをよろしくお願いします。それから、自分へのごほうびもよろしくお願いします。
乾:私は体重が減りやすいので、すごく食事をたくさん食べるように気をつけてきたので、今はその体重のことを気にしなくてよくなったので、なにを食べたいかというよりは、体重を気にしなくていいことに対して少しホッとしている気持ちです。
自分へのごほうびは……今の自分の気持ちは、本当に早くこのメダルをたくさん支えてくださったみなさまに見て喜んでいただきたいなという気持ちです。
三井:ブラジルに来てからあまり食事が自分としてはしっかり食べれなくて。本当に日本のサポートハウスの方々や味の素さんにすごくお世話になって試合を迎えられたので、日本に帰ったら、食べること自体はすごく好きなので、焼き肉とかすごいおもいっきり食べられるものを食べたいと思います。
自分へのごほうびとしては、シンクロしか本当に考えてなかったので、ほかのことも、いろんなことを、視野を広げていきたいかなと思います。
吉田:ブラジルに来てから日本のスタッフの方から白いご飯だったり、日本食をすごいいっぱい食べさせてもらって、ここではふつうでは食べられないものをいっぱい食べさせてもらったんですけど。帰ったらお寿司が食べたいです。
自分へのごほうびは、こっち来てからもあんまり寝れなかったので、時間を気にせずにいっぱい寝たいです(笑)。
箱山:私は焼き肉が大好きなので焼き肉を食べたいです。ごほうびは、ブラジルに来てからお風呂に浸かれてないので、ゆっくり大きなお風呂に足を伸ばして長い間入りたいです。
中村:私はやはりチームのジャンパーとしてあんまり食べるほうではなくて、体脂肪もすごい気にしていたので、甘いものを食べたいです。ごほうびは、本当に時間を気にせず、ゆっくり過ごしたいなと思います。
丸茂:私は日本に帰ったら、海外ではなかなか食べることができないので、たこ焼きがたべたいです。
自分へのごほうびとしては、私も箱山選手と一緒で、こっち来てからは湯船に浸かることができていないので、大きい、スーパー銭湯とかに行って、いろんなお風呂にゆっくり浸かりたいと思います。
中牧:私は体重が減りやすいので、すごくたくさん食べることを気にしていたので、あまり体重のことを気にせずに、自分の好きな分だけ食べられることが今はすごくホッとしています。
ごほうびは、箱山選手と丸茂選手と同じなんですけれども、こっちに来てから一度もお風呂に入ってゆっくりしていないので、ゆっくりできる時間を過ごしたいと思います。
小俣:私は帰ったら焼き肉とラーメンが食べたいです。そして自分へのごほうびは、とりあえず、今は緊張感漂った空気にずっといたので、家に帰ってリラックスした空間で好きな音楽を聞いて、お風呂に浸かりたいです。
記者1:食事の面でのサポートがすごくあって、それがうれしいというお話でしたけど、もう一度、そういう食事のサポートが自分たちのパフォーマンスにどうプラスになったか、そこを。じゃあ乾さんが代表して。
乾:海外ではなかなかお米を食べることができないので、本当にふだんからお米を食べて生活してそれがエネルギーになってるので、それを提供してくださって、試合前にもおにぎりをいただくことができましたし。
あとは本当に補食として、練習の合間にもゼリーや食品を食べることができて、シンクロはすごく体重が減りやすい競技なので、試合当日にベストな体で臨むためには、しっかり食事を食べることも試合に向けて必要なことだったので、その面でたくさんサポートしていただきました。
記者3:中日新聞のウエキと申します。終わったばかりで本当にたいへん恐縮なんですが。4年後には東京五輪があって、もう先を見据えて、ゆっくりしたあとは、またスタートしたり、今後の目標があるかと思います。それぞれ、今後の目標を聞かせてください。
乾:日本はメダルをずっと……私が2009年に代表入りして、なかなかメダルを取ることができず、すごく苦しい時期があったので。
それを今、こうやって日本はメダルを取れる国になったというところまで、先生方にすごく引っ張っていただいて、メダルを戻すことができたので、自分自身この役割を果たすことができてすごくホッとしています。
次に目指すところは、さらにもっといい色のメダルを目指すというところになってくるんじゃないかなと思います。
三井:今、リオオリンピックの自分たちの競技が終わったばかりなので、先のことはあまり深くは考えてないんですけど、やっぱり東京に向けて、今回オリンピックでメダルを取ることができたのは本当にすごい大きな一歩だと思うので、これをしっかり先につなげていきたいと思います。
吉田:自分の競技が終わったばかりであんまり考えてないんですけれども、やはり今回のオリンピックでメダルを取る国というものに格付けされたということは、そのさらに先に進まないといけないと思っているので、今回よりもさらに上の目標を立てながら練習することかなと思います。
箱山:オリンピックでのメダル獲得は本当に目標にしていたことだったので、それが叶ったということは、世界でのメダルを獲得する国というところに常にいれる国になれたんじゃないかなと思うので、それはすごくうれしく思っています。これからも、今の銅メダルよりももっと綺麗な色のメダルが取れるようにがんばっていきます。
中村:私もまだ、こうやって試合が終わって、4年後のことをまだ考えられてられてないんですけれども。こうやってオリンピックでメダルを取れる国になったってことは、やはりこれ以上のことをもっと求めていかなければならないと思うので、それに向けてしっかり自分自身も考えていきたいなと思います。
丸茂:昨年の世界選手権に続いて、オリンピックでもメダルを取ることができたので、4年後につなげるためには、来年も再来年も世界の舞台でメダルを取り続けていくことが大事かなと思います。
中牧:今回、銅メダルを獲得することができたので、しっかり4年後につなげていけるように、これからしっかり練習に取り組んでいきたいと思います。
小俣:今回は私は上の人についていくことで精一杯だったので、次は私が引っ張っていけるようにがんばっていきたいと思います。
記者1:度々すいません。産経新聞社のササキと申します。井村先生のことなんですけれども。今だからこそ言える、隠された素顔をできれば教えてほしいんですけれども、代表してどなたかによろしくお願いします。
乾:どのインタービューでも「すごく厳しい練習を……」ということを言われるんですけど、本当にそのとおりで、厳しかったです。
(会場笑)
でも、自分たちが得たことのないものを得るためには、自分が味わったことのない壁を乗り越えないとその先はないと思っていましたし、それは自分たちの目標でもあったので、つらい練習も乗り越えられたんじゃないかなと思います。
井村先生も「すごく怖い?」みたいな感じでよく聞かれんですけど、本当に「練習も大会も喧嘩と同じや」ということを先生によく言われて。喧嘩はしたことがないのでわからないんですけど、でも自分が実際に試合に出たときに、「こういうことなんだな」と、先生の言ってる意味もわかりましたし。
本当にふだんの練習も先生との勝負というぐらい気持ちも張り詰めているんですけど、終わってリラックスしたときや食事を食べているときとか、ふとした合間には先生もすごく笑顔でお話ししたりとか。
先生と最初に2014年に一緒にチームをやり始めたときは、なかなか、ふだん話すことも緊張するぐらいだったんですけど、今はすごく自分の気持ちとかも話せるようになりました。
三井:井村先生の隠された素顔というのはあんまり思い浮かばないんですけど。やっぱりプールのなかでは、乾選手も言ったように、「喧嘩だ」とよく言われていて。
もちろんプールの前ではすごく厳しい、よくみなさまにも「鬼のようなコーチ」と言われるんですけど、逆に食事であったりとかリラックスした空間では、すごい笑顔で選手たちを気づかってくれる、オンとオフのしっかりついたコーチだと思っています。
記者1:ありがとうございました。
司会者:次の質問、いかがでしょう? もしなければ私から最後に聞きたいと思います。
チームジャパンのメダルが40個になりました。38個のロンドン大会を超えましたけど、村でのほかの競技の選手とのふれあい、この40個に結びついたチームスピリットのようなものを感じるところはありますか?
乾:選手村での生活は、朝早くに練習に出かけて行って、夜遅くに帰ってくるという生活だったので、なかなか自分の試合が始まるまで、ほかの選手と交流する機会はあんまりなかったんですけど。
選手村の入り口に、日に日にいろんなメダルを獲得された方の写真が貼られていってるのを見て、「絶対に自分もここに載ろう」という気持ちになりましたし、すごく励まされました。
三井:今回ちょうど自分は2度目のオリンピックなんですけど、ロンドンのときから同じ経験をしてきたほかの競技のアスリートの仲間たちもいました。
そのみんなが本当に必死にがんばっていたり、メダルをしっかり取って選手村に戻ってきてくれることをいろんなところで知って、それを自分の力にしっかり変えることができて、「自分も絶対にメダルを取るぞ!」という勢いがすごくつきました。
司会者:ありがとうございます。
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