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孤高開発(全1記事)

ゴールを妨げるあらゆる障害を倒さないとリリースできない 総売上1,240万円の個人開発者が語る障害との向き合い方

「repsona.com」開発者のガッシー氏は、サービスのリリースを妨げるあらゆる障害との付き合い方について話しました。

リリースしないことには始まらない

ガッシー氏:お願いします。ガッシーです。ちょっとコロナになっちゃいまして喉の調子が悪いのでゲホゲホやるかもしれないですけど、許してください。

「repsona.com」を作った人です。

ちょっと前に「ひとりで作った『理想のタスク管理ツール』は5年でこうなった」という「note」が話題になったりならなかったりした ガッシーです。

(スライドを示して)総売上1,240万円と書きました。これが成功なのか失敗なのか、大きいのか小さいのかは、聞いている人それぞれ感じるところはあると思いますが、今日は「この人、こういう売上を作った人なんだ」って思って聞いてもらえればと思っています。ここに至るまでの道のりは全部noteに書いてあるので、興味のある方は読んでみてください。

今日はそこには書いていない、ぜんぜん違う話をしたいと思っています。めちゃくちゃポエミーで、たぶん5分ぐらいで終わっちゃうと思うんですけれども(笑)。笑いながら聞いてください。

今日は、「僕は、なんでリリースできたんだろう?」っていう話にしたいと思っています。

「個人開発のゴールって何だろう?」と。いろいろマネタイズとかもあると思うんですが、まずリリース……。(リリースが)スタートとも言えると思うんですが、ゴールしないことには始まらないという意味で……。(リリース)を今日はゴールに設定して話したいと思っています。

ゴールを妨げるあらゆる障害

ゴールを妨げるあらゆる障害。「いやぁ、これじゃやっぱりダメかもしれないな」「やっぱりほかのアイデアのほうがいいかな?」「あのサービスがすでにあるからダメだな」「あのサービスより機能少ないからダメだな」「完成度低いから、これじゃあ、リリースできないな」「もっとデザインが良くないとたぶんダメだな」「俺が告知しても広がらないからダメだな」「あの人みたいにすごくないから、たぶんダメだな」って、たぶん僕は思います。

「これから作り始めてみよう」と思っている人とか、もしかしたらすでにリリースしたことがある人も、こういう気持ちになったことがあるんじゃないかなと思っています。これを倒さないとゴールに行けないんじゃないかなと思っています。

そこで、「自分のこと」「サービスのこと」「人のこと」「声」っていうところへの付き合い方を考えてみます。

ゴールに向かうため、自分ことを知る

まず自分のこと。性格を知ると楽になる。これは僕の体験談です。例えば、今日はすごい人がいっぱいいて、最初からすごかったので、「この人たちどういう人なんだろう?」って調べるのやめちゃったんですけど。

(スライドを示して)今日聞いている人たちは、たぶんこのあたりにいると思います。ここで、(セルフ効果音の)「アハハハハ!」というのを押すつもりだったんですけど……。みなさん笑ってください。たぶんこんなに(ヒエラルキーの)低いところじゃないと思うんですけれども。

「僕、どこらへんにいるんだろうな?」とか考えちゃうんですね。そうすると、ちょっと悲しい気持ちになってくるので。(スライドを示して)このあたりにいると決めているわけです。(ここでセルフ効果音で)「ハハハハハ!」ってやる予定でした。

「孤高開発」っていう言葉。あえて「個人開発」という言葉じゃなくて「孤高」を選んだんですが、属すると、いろいろな人、「この人すごいな」というところが見えてきたり、いろいろな上下というか優劣が見え隠れするので、僕はわりと属さないというやり方を選んできています。しんどいので。僕の性格なんですけど。

例えばいろいろなコミュニティに参加したり、いろいろな開発の仕方とか、いろいろな人たちの考えとかを聞くと、すごくがんばれる人もいると思います。

そういう人たちは、いろいろなところにどんどん参加したりしていけば、よりプラスに向かうと思っています。すべてはゴールに向かうため、自分を知ることだと思います。

類似・競合サービスは調べない

そしてサービスのこと。類似サービスとか競合サービスとか、いっぱいあります。見ません。調べません。しんどいので。気が散ります。

だいたいのものはもうあります。機能が多いのは正義ではないというのもたぶんあると思います。

ここまではもう運用としてやっちゃっているんですけども。後発が流行ることもあります。それに、なにしろ作りたいから作るというのがやはりメインだと思っています。なので、振り返らずに作りましょう。

キリがないのが世の中だから、人のことは見ない

人のこと。いろいろな人がいます。見ません。比べません。しんどいです。

世の中にはとんでもないバケモノがいます。個人開発の話を今日はしていますが、その枠を超えるとさらにヤベエのがいます。そしてそれよりもっとヤベエのがいて、キリがないのが世の中だと思っています。だから、人のことも見ちゃ駄目です。これも気が散ります。

ほかの人は好き勝手言うから無視する

あとは声ですね。作り始めたり、アイデアを誰かに話し始めたりしてみると、いろいろなことを言われたりします。「もう、これあるよね」とか「もっとこうしたほうがいいんじゃない?」。なんだかんだ勝手なことを言われます。無視します。聞きません。しんどいです。

なんか言ってくるやつがいたら、「じゃあ、お前が開発しろや」って言ってください。ほかの人は好き勝手言いますね。しんどいです。

ユーザーからのフィードバックはめちゃくちゃ大事ですが、神さまではありません。だから全部聞く必要もありません。

作りたいものを作るというのがすごく大事なことだと思っています。そのためには完成度を上げすぎないことも大事だと思っています。まずゴールしましょう。ありがとうございました。

グインなしで無料で誰でも使えるガントチャート

ぜんぜん宣伝しなかったので、1個だけ宣伝させてください。ログインなしで無料で誰でも使えるガントチャートをリリースしました。ちょっと画面共有します。

(画面を示して)ログインなしで無料で誰でも使えるガントチャートをリリースしました。これはガントチャートですが、ポチッと「はじめる!」を押すと、すぐ開始できます。

(画面を示して)こんな感じであっという間にガントチャートが作れるみたいなものです。誰でもすぐに使えます。

noteにも書いたんですが、repsona.comを無料で使ってくれているユーザーさんが今1万7,000人ぐらいなんですが、これを10万人に持っていきたいという目標を宣言しました。

その1つの作戦として、「ガントチャート無料」(というキーワード)でSEOを独占しているこいつらを倒しにいこうと思っています。ぜひ使ってもらって、便利だなと思ったらシェア、お願いします。

たっぷり時間があると思うので、雑談タイムを取らせてください。お願いします。ありがとうございました。

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