2024.10.21
お互い疑心暗鬼になりがちな、経営企画と事業部の壁 組織に「分断」が生まれる要因と打開策
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司会者:さっそくですが、ひろゆきさんに降臨していただきたいと思います。それでは、ひろゆきさん、マイク・カメラ、オンにしていただけますでしょうか?
ひろゆき氏(以下、ひろゆき):よろしくお願いします。
司会者:よろしくお願いします。ひろゆきさんです、みなさん、拍手でお迎えください。よろしくお願いします。
「YouTube」配信で見る、いつもの場所ですよね?
ひろゆき:そうですね、はい。若干二日酔いで喉がかれていますけど、よろしくお願いします。
司会者:よろしくお願いします。1年ぶりの登壇ということで、ひろゆきさん、お久しぶりでございます。
ひろゆき:お久しぶりです。
司会者:今そちらは、フランスですよね?
ひろゆき:そうです、はい。
司会者:何時ぐらいになるんですか?
ひろゆき:朝の9時18分ですね。
司会者:早起きありがとうございます。
ひろゆき:6時ぐらいに起きたんですけど、もう1回寝て、さっき起きました。
司会者:よかった(笑)。先ほどチャットでも、「ひろゆきさん、遅刻するんじゃないか?」みたいな。ちなみに今日は落合さん(落合陽一氏)が午前の部で、20分遅刻してきまして(笑)。
ひろゆき:(笑)。落合さんは忙しいですからね、あの人は。
司会者:そうなんです、携帯の文字盤の文字をいじっていたら時間がわからなくなったと言っていました。時間どおり来ていただけてよかったです。
そんなわけで、さっそくいきましょうか。では、みなさん、質問は随時チャットに上げていただければと思います。ただ、みなさんもいきなりの質問は難しいかもしれないので、最初は、事前にいただいている質問を私からしていきたいと思います。
ひろゆき:はい。
司会者:では、ひろゆきさん、ここから一気にいきたいと思います。
よく聞かれることかもしれませんが、「ひろゆきさんが初めてプログラミングで作ったものは何でしたか? また、それはどのように学んで作られたのでしょうか?」というエンジニアリングに関する質問ですね。
ひろゆき:僕はMSX-BASICで、レーダーのように丸いものがあって、そこに線が回ってピコンピコンって鳴るのを作ろうと作ったのが最初だと思うんですけど。なので、別になんのおもしろみもないものを作りました。
司会者:それは、きっかけは何だったんですか?
ひろゆき:なんか、プログラムを自分で作ってみようと。もともと僕がプログラムを始めた当時ってインターネットがまだなかったので、雑誌にプログラムが印刷してあってそれを打ち込むっていう、そういう時代だったんですけど。
司会者:何年前、何歳の頃ですか?
ひろゆき:1986、7年とかですかね。
司会者:35年ぐらい前(笑)。
ひろゆき:はい。雑誌にあるのを打ち込んで、そのゲームをやるみたいな感じだったんですけど。ある時、自分でオリジナルのプログラムを作ってみようというので、そんなのを作った気がします。
司会者:最初はそんなものと。そこからどのように勉強されていったんでしょうか?
ひろゆき:勉強はしてないです。大学生の時に会社を作って、プログラム周りを扱う仕事を請けちゃったので。もともとホームページ制作をデザイン系でやっていたんですけど、アクセス解析のスクリプトを入れたいという要望を聞いて、適当に拾ってきたアクセス解析のスクリプトを改造したりするぐらいでした。あとは、フォームで受けた内容をメールで飛ばすみたいな、ああいうありきたりなやつをやりつつみたいな感じですね。
司会者:おそらく、今の視聴者の中には、ひろゆきさんがもともとエンジニアだったということを知らない方もけっこういるのかなと思うんですけども。
「もともとものづくりをされる時は、なんの言語を使っていますか。あと、最近なにか注目されている言語や挑戦されているものがあれば」という質問をいただいています。
ひろゆき:最初はBASICで、「2ちゃんねる」という掲示板を作った頃はPerlで、それ以降はだいたいPHPで、大学の卒論はJavaでプログラムを書いていたりしました。その後は、Pythonで「4chan」っていう掲示板の画像をいじくるのを書いたり、あとJavaScriptはもともとちょこちょこやっていました。
「最近どんな言語(を使っていますか?)」とか「いろいろな言語が出てくるけどどういうのがいいですか?」みたいな質問をよくされるんですけど、枯れているやつのほうがいいよねと思っていて。
異論はあるかもしれないですけど、最近はもうRubyって聞かないじゃないですか。もともと「Twitter」ってRubyで作られていたんですけど、「もうやめるわ」と言ってRubyが使われなくなったり、新しい言語を覚えても、その言語をみんなが支持しなくなると、あまり開発が進まなくなってミドルウェアが出てこなかったりする。
PHPって昔、「遅いよ」って言われていたんですけど、バージョンが上がるごとにめちゃめちゃ速くなって、結局いつもどおりできるし、速いし、PHPのままでいいじゃんというのがあるので。
なので、枯れているやつをちゃんとと1個それなりにやっておくだけで、別に新しい言語を追わなくても、けっこうなんとかなるというのがあります。
新しい言語が出てきて「おもしろいよね」ってやる分にはいいんですけど、古い言語で枯れているのをちゃんとやっていったほうが、実は楽に実装できるんじゃないかなと、ちょっと老害派になってみます(笑)。
司会者:「PHPが枯れているのか問題」もあると思いますが、ひろゆきさん的に、PHP以外に枯れている認定をしている言語はどのあたりになりますか?
ひろゆき:Perlも枯れているかと。コミュニティの元気がなくなってきている感が多少あるので(笑)
司会者:でも、今日「YAPC(Yet Another Perl Conference)」やっていますね、Perlの……。
ひろゆき:そうですね、すみません(笑)。
JavaScriptは昔から便利だなと思っていて、むしろ広がっているので、JavaScriptは勝ち組じゃないですかね。
もともと僕はWeb系だったので、Web系で処理する時にサーバーでCGIで処理して出すより、JavaScriptにしてユーザーのブラウザで処理したほうがCPUコスト安いじゃんというのがあって、わりとJavaScriptを使いがちだったんですけど。
そのJavaScriptを使っていたら、サーバーサイドも使えるようになっちゃって、わりと幅広くなっているので、そういう意味で、食い扶持としての職業としては、JavaScript使いはけっこういいんじゃないかなと思います。
司会者:昨日、AKBの美音さん(向井地美音氏)に、JavaScriptを教えるというコンテンツがありまして。やはりJavaScriptがスタートとしてはいいかもしれないですね。
ひろゆき:へぇ、そうなんですか(笑)。
司会者:コメントをいただいています。「なぜ2ちゃんねるはPerlで作ったんですか?」という質問です。
ひろゆき:なぜ? 結局、掲示板って文字を扱うアプリケーションで、今の人はあまり気にしないかもしれないですけど、その当時、日本語を扱った場合にSJISとEUCとUTFの文字コードが混在する中で、送られてくるものをちゃんと変換しなきゃいけないよねというのがあって。
そこらへんの言語周りで一番安定していたのがPerlで、「jcode.pl」「Jcode.pm」っていうライブラリがあったんですけど。あの当時掲示板周りをやっている人は、ほぼ全員jcode.plやJcode.pmを使っていたんじゃないですかね。なので、Perlにならざるを得なかった。そういう時代がありました。
司会者:ありがとうございます。
司会者:あと、これも質問をいただいています。「Pythonってどうですか?」というものです。たぶん視聴者の半分ぐらいがPythonを使っていて、最近旬なところです。Pythonってどうですか? どんな印象ですか?
ひろゆき:なんか、「TensorFlow」でちょこちょこやる機会があって、それで触ったんですけど、別にそんなにおかしなことも起きないし、誰が書いてもまともな感じになるので、すごい楽だと思うんですよね。
Perlって、Perlの中でオブジェクト指向的な書き方とか、一般の人がやらないような書き方でも書けちゃったりして、他人が見ると「これ、どういうふうに動いているのかまったくわからん」みたいなことがあるんですけど、Pythonはわりと、誰が書いてもそれっぽくちゃんとわかりやすい感じになるし、最近はやりなのでミドルウェアもいっぱい出て更新されているし、ぜんぜんアリなんじゃないかなと思いますけど。
司会者:とのことです。よかったです。ひろゆきさんのお墨付きと。今の話だけでも、みなさんには、ひろゆきさんがわりとガチエンジニアだということをご理解いただけたんじゃないのかなと思います。ひろゆきさんは、技術の話をする時も生き生きとされている印象がありますが、やはり技術は好きなんですか?
ひろゆき:現役ではそんなにコード書いていないですけど、一応僕、エンジニア出身ですからね。
僕、自分があまり得意じゃない分野のことを聞かれることが多いんですよ(笑)。経済がどうとか政治がどうとか、別に僕は政治家をやったこともないし、経済の専門家としてなにかやったわけでもないので。一応IT系は、それなりにバックグラウンドがあるので、むしろ世間の人にはIT系を聞いていただいたほうがいいんじゃないかと思っているんですけれども(笑)。
司会者:本当にやはりそこなんですもんね。
ひろゆき:一応それで食ってきたので(笑)。
司会者:今日は生き生きしたひろゆきさんが見られるということで。
(次回へつづく)
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