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グリーの新卒1年目が半年間働いて感じたグリーのカルチャー 〜新卒でもこんなに任せて貰えるんですか!? (全1記事)

「新卒でもこんなに任せてもらえるんですか!?」 新人エンジニアが語る、安心して挑戦できるカルチャー

さまざまなチャレンジを通して得られた知見や、これから取り組んでいくチャレンジを紹介する技術カンファレンス「GREE Tech Conference 2022」。今回は「Beyond Expectations」をテーマに開催されました。ここで登壇したのは、アウモ株式会社の栗本氏と株式会社WFSの髙津氏。新卒1年目として半年間働いて実感した、グリーのカルチャーについて発表しました。

2022年4月入社の新人エンジニア

栗本拓弥氏(以下、栗本):みなさん、こんにちは。アウモ株式会社エンジニアの栗本拓弥です。

髙津周佑氏(以下、高津):株式会社WFSの髙津周佑です。

栗本:それでは「グリーの新卒1年目が半年間働いて感じたグリーのカルチャー~新卒でもこんなに任せてもらえるんですか!?~」というタイトルで発表を始めます。よろしくお願いします。

まずは、簡単に私たちの自己紹介からさせていただきます。まず私ですが、おでかけ情報サイトを運営しているアウモ株式会社エンジニアの栗本拓弥と言います。担当しているのは、バックエンドとフロントエンドの両方で、2022年4月にグリーに新卒で入社して、同4月からアウモに配属されました。本日はよろしくお願いします。

高津:同じく、2022年卒の高津周佑と申します。私はグリーグループでゲーム事業を展開している株式会社WFSに所属しています。もう少し具体的に所属しているチームについてお話しすると、GamePlatformチームで、ゲームの共通基盤、GameLibと呼ばれる部分のサーバーサイドを担当しています。本日はよろしくお願いします。

新人であっても要望を満たしたプロジェクトを任せてもらえる

高津:さっそくですが、今日話す内容について紹介したいと思います。ずばり、2022卒が、グリーで半年間働いてみて感じた、グリーのカルチャーについてお話ししていきたいと思います。

私たちが感じたカルチャーは、3点あります。一つひとつ読み上げていきたいと思います。

まず、1点目が、「やりたいことをやらせてくれる」。2点目が、「少し背伸びが必要なタスクを振ってくれる」。そして3つ目が、「優しい人が多いので発言しやすい」というカルチャーです。

さっそくですが、1つ目のテーマ「やりたいことをやらせてくれる」から、交代で発表していきたいと思います。それでは栗本君からお願いします。

栗本:私から、やりたいことをやらせてくれるカルチャーがあると感じたエピソードをお話しします。私は4月下旬にアウモに配属になったのですが、そこですぐにエンジニアマネージャーから、今後どんなタスクをやっていきたいのかという、ヒアリングを受けました。

そこで私は以下のように回答しました。まず、数値で成果がわかったほうが達成度合いがわかって、楽しいということが今までの経験でわかっていたので、数値で成果が見えることをやりたいと(伝えました)。

ほかにも、アウモのエンジニアはバックエンドとフロントエンドの両方を担当するのですが、私はどちらかというとバックエンドのほうが好きなので、バックエンド寄りのタスクをできるとうれしいと(伝えました)。

そして最後に、今までインターンでバックエンドやフロントエンドは触ったことがあったのですが、インフラを触ったことがなかったので、インフラの経験もちょっと積んでみたいと、そのヒアリングの際に伝えました。

その結果、5月ぐらいからアウモのサイト速度改善プロジェクトを担当させてもらえることになりました。このプロジェクトは、私が先ほど言った、3つの要素すべてを満たしたタスクになっています。

まず、速度という数値で明確に成果がわかるものをKPIとして追っていきます。さらに「N+1」を消す、スロークエリ改善、api側のコード最適化といったバックエンドがメインのタスクです。また、サーバー台数最適化など、レスポンス速度の計測基盤構築の際にはインフラにも触れるという感じで、私がヒアリングの際に言った3つの要素すべてを満たしたプロジェクトを、任せてもらえることになりました。

ちなみにですが、アウモには、業務時間の1〜2割を使って自分がやりたい開発改善をやっていいという、文化があります。僕以外のエンジニアのみなさんも、各自自発的にやりたいことをどんどんやっているという感じになっています。僕が実際に行なったプロジェクトの具体的な内容は、テックブログに記載されているので、興味がある方はそちらをご覧ください。

それぞれの適正に合ったプロダクトに携われるチャンスがある

高津:続いて、私が感じた、「やりたいことをやらせてくれる」というカルチャーについてお話ししたいと思います。栗本君のお話は、どちらかというと入社してからどうだったかが中心でしたが、私は入社前にフォーカスして、お話ししていきたいと思います。

もともと私は、インフラとサーバーサイド、広くバックエンド全般に興味がありました。なので、入社前の2020年にインフラの部署でインターンシップをして、2021年にはWFSのゲーム事業のあるプロダクトのサーバーサイドで経験を積みました。

そのあと配属面談があり、そこで人事から希望調査を受けました。その時に、ここに書いてあるようにコードもゴリゴリ書きたいし、インフラにも関わりたいし、でもできるだけ広く使われるプロダクトに携わりたいと、かなり無茶振りに近いような、けっこう無茶苦茶なことを言ってしまったのですが、入社前にいろいろ経験を積んでいたおかげで、GameLibチームのサーバーサイド配属にされました。

GameLibチームについてお話しします。ゲームにおける課金、認証などの部分を担当している共通の基盤があります。その特性から横断的にいろいろなゲームに携われることができ、やはり、課金というのはすごく大事な部分なので、慎重に開発運用をする必要があります。その点で、(個人の)技術力が向上するというところがあります。

もちろん、インフラ構成も大事ですし、コードできちんとバリデーションを書くことも意識して、日々コードを書いています。うちのチームには、けっこうベテラン勢がひしめいている環境なので、そういった方々に囲まれて、毎日サバイバルをしているというのもあり、なかなか刺激的でいい環境にいるなと感じています。

長々とお話ししましたが、入社前から実地訓練を積むことにより、その成果に応じて入社後に幅広い選択肢の中から携われるので、より(個人の)適正に合ったプロダクトに携われるチャンスがあるということをお伝えしたいです。

新人であっても責任者としてタイムマネージメントまでをやる

栗本:続いて、2つ目のカルチャーである、「少し背伸びが必要なタスクを振ってくれる」について、また交互に説明していきます。まず、私が「少し背伸びが必要なタスクを振ってくれるな」と感じたエピソードをお話しします。

先ほどお伝えしたとおり、アウモに配属になってすぐに、サイト速度改善プロジェクトを任されることになりました。そこでは、MySQLでの検索をElasticseachに置き換えたり、GraphQLのクエリ分割をしたり、それに伴う「N+1」を削減したり、NGINX、Fluentd、BigQuery、DataPortalを用いて、レスポンス速度モニタリング基盤を作成したりしていました。

ElasticseachやGraphQLという技術スタックはどれもアウモに配属になってから初めて触るものだったので、キャッチアップしなければいけないものがなかなか多く、非常に大変でした。

また、今回のプロジェクトは、2〜3ヶ月に亘る長期スパンのタスクだったのですが、自分が責任者として、どんどん段取りを組んでいくという経験も初めてでした。とにかく初めてづくしで、なかなか負荷がかかるプロジェクトでした。

ゲーム共通基盤「GameLib」の大規模改修にも挑戦

高津:今度は私から「少し背伸びが必要なタスクを振ってくれる」について、お話ししていきます。(入社から)最初の2ヶ月間は、基礎的なインプットを続けていたのですが、GameLibのある機能の老朽化がけっこう進んでいるという問題があり、そこの大規模改修に6月上旬から取り組むことになりました。

その機能がどういうものかを少しお話しします。GameLibの機能の1つの中に、キーワードフィルターというものがあります。例えば、ユーザー名を決める時に付けるとまずい単語があったら、それをはじく機能が古いので、改修してくださいと任されました。

いろいろと分析をした結果、データベースを移行したほうがもっといいとなり、今も絶賛タスクに取り組んでいるという、新卒1年目にしてはけっこう重めのタスクを任されています。分析したり、負荷試験をしてみたり、今も絶賛実装中です。

丸投げされているのではなく見守られている安心感がある

「少し背伸びが必要なタスクを振ってくれる」について、2人まとめてお話ししてきたいと思います。大きく分けて2点あり、まず1点目が、「責任者としてのタスクを、進め方から考えていく」というのがあります。

上長から振られるタスクをただ漫然とこなすというよりは、自分でいろいろと考えてタスクを組み立てていかないといけないというところで、自走力、主体性、あるいは部署内外との連携能力、ゼロベースでコードを組んでいく設計力も必要です。そういったところの力がメキメキとついていると実感しています。

高津:では、本当に丸投げされているのかというと、そういうわけではありません。2つ目の、「かと言って、丸投げされるわけではない」というところですが、それこそチーム内外のエンジニアから、フランクにアドバイスをしてもらえるので、見守られていると感じられて、安心してチャレンジできる環境が整っていると感じています。

温厚なメンバーが多く「新卒だから」という配慮がいい意味でない

栗本:それでは最後に、「優しい人が多いので発言しやすい」というカルチャーについて、2人分まとめて説明します。私たちは今までけっこうな人数のグリーのエンジニアに会ってきたのですが、CTOの藤本さん(藤本真樹氏)も含めて、とにかくみなさん温厚で、いい意味でゆるい方ばかりです。

こういう方々ばかりなので、新卒の私たちがしょうもない質問や提案をしても、冷たくあしらわれたり、怒られたりすることはまったくなく、毎回時間を使って丁寧に説明をしてもらったり、議論したりしています。

とはいえ、新卒だからという配慮はいい意味でなくて、難しいタスクもやる気さえあれば、どんどんと任せてもらえる環境になってます。このような感じなので、やりたいことがある人は、雑談気分で気軽にやりたいことをどんどん言えて、それを実際に実行に移せるチャンスがごろごろ転がっている会社だなと、今まで働いてみて2人とも感じています。

それでは最後にまとめです。グリーのカルチャーはいっぱいありますが、大きく分けるとこの3つです。

1点目は、やりたいことがある場合、部署や技術領域の垣根を越えて、どんどんと任せてもらえます。2点目は、手厚いサポートを受けながら、少し背伸びが必要なタスクを任せてもらえるので、すごいスピードで成長することができます。3点目は、優しい人が多いので、失敗して怒られるということを恐れずに、発言や挑戦をすることができます。

魅力的な環境を活かして成長し、これからもみなさまにいいプロダクトをお届けしていきたいと思っています。本日は、ご清聴ありがとうございました。

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