日本ではなぜ“生涯現役プログラマー”の採用募集が少ないのか

――海外ではIC(Individual Contributor )と呼ばれる立場があるように、「自分は技術者としてキャリアを進めていくんだ」という意思表示しやすい環境にあると思います。日本企業の採用募集要項を見た時に、同じような意思表示をできるキャリア自体がまだ少ないように思えるのですが、これはなぜでしょうか?

戀塚昭彦氏(以下、戀塚):採用の話になると、業務の標準化、ジョブ・ディスクリプションの話になると思います。業務を明確に定義できるかという話で、日本は定義がちゃんとできていないことが多いために、なんとでもなるような人を選びたくなってしまう状況はあるのかなという感じがします。

ベンチャー系だと、人のつながりでフワッとした採用ができるので、その場合には、自分の主張を突っ込んでいくことは可能だと思います。すでに組織として成り立ってしまっているところは難しくて、そこの方向転換には大きな力がいるんだろうなと思います。

“生涯現役プログラマー”になりたくても技術力に自信がない場合の考え方

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