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内製化支援に向けた人材育成(全1記事)

内製化のためにAWSトレーニングを勧める理由 スタートは人材育成への投資から

AWSの推進する内製化のあり方について、内製化に向けたステップや人材育成について話す、「エンジニア育成とパートナー活用の両軸で進める内製化促進」。ここでクラスメソッド株式会社の平野氏が登壇。企業・社員が内製化でAWSを利用するメリットと、AWSのトレーニングについて紹介します。

自己紹介とクラスメソッドの紹介

平野文雄氏(以下、平野):それでは私のほうから「内製化に向けた人材育成」ということで、AWSトレーニングパートナーが提供するトレーニングの紹介ということでお話しします。

まずは自己紹介です。平野と言います。通常はAWSの認定トレーニングの講師として活動しています。名前の隣にある番号は背番号でもなんでもなくて年齢です。たぶん私はみなさまよりもずっと年齢上なのかなと思っています。

この業界、約30年やっています。なぜ今日このお話をするのかというと、この30年間のソフトウェアの業界のお仕事の中で、約8割が自社商品や自社サービスの開発をしていました。そのため、みなさまがこれからやろうというよりは、内製化の立場でどちらかというと自然に経験してきたところがあるので、その経験をなにかのお役に立てていただければと思っています。

次に、こちらも大切です。クラスメソッドの紹介。これはクラスメソッドのホームページから取ってきました。キーワードは“内製化を支えるテックカンパニー”。まさに私ども今これを目指しています。そのため、本日参加されている、みなさまの力になれればと思っています。

今日は、エンジニア育成とパートナー活用というテーマです。このパートナーというキーワードで、もう少しクラスメソッドを紹介します。弊社はプレミアコンサルティングパートナーということで、これまでずっと活動しています。それに加え、内製化支援推進AWSパートナーもしています。

さらにもう1つ、AWSトレーニングパートナーも実はやっています。実を言うと、AWSの公式のトレーニングを弊社から提供していただいています。AWSが認定した、AAIという講師が弊社の中にいて、トレーニングを実施しています。私もこの講師の1人です。

ということで、私からはAWSトレーニングパートナーの視点から、今日はちょっと話をしたいと思います。

内製化でAWSを利用する3つのメリット

「内製化とAWSスキル」というテーマで少しお話しします。まず、内製化でAWSを利用するメリット。みなさん、このあたりはなにか気づいていますか? どういうことがあるからAWSを使うメリットがあるのかを、ちょっと私のほうで少し整理します。

まず1つ目、ビジネス指向です。AWSは技術の会社のように見えますが、必ずみなさんのビジネスの成功をゴールにして、いろいろ情報発信されています。そのため、ビジネスの成功を目指す方向であれば、AWSを利用するメリットはとても大きいことになります。

一方、技術的には200以上のサービスがあります。さまざまなビジネス課題にぶち当たった時に、これだけのサービスがあるので、どれか使って解決ができる。そういう可能性がとても高いというところです。これが2つ目のメリットかなと思います。

あとはクラウドのメリットです。小さく始めたり、早く始めたりがとても大切です。実際のところ、みなさんが新しいことにチャレンジする時に、すべてのものを大きく計画して始めることはないと思うんです。まずはトライアンドエラーで、検証しながら始めると思います。その時にクラウド活用は、とても役に立ってきます。

同じような話で、始めたけれども方向転換することは当然あると思います。むしろ方向転換が大切です。実際に始めてみて、お客さまの声を聞いたら別のニーズがそこから現れてきた。それに合わせて方向転換する。ベンチャーの世界で、よくピボットなどと言います。あのフットワークの軽さを、AWSを利用することで実際に活用できることになります。

最後は、弊社も関係しています。AWSの情報はとても多いです。弊社もブログでたくさんの情報を公開しているし、AWSさんからもたくさんのビデオやYouTubeの情報などがあります。弊社、AWSさん、どちらにもやはりたくさんの技術者がいるので、ヘルプを求めやすい。なにか課題が出た時に、解決の糸口を比較的簡単に見つけられる。これはAWSを利用するメリットかなと思っています。

働く人がAWSを使うメリット

ここまではどちらかというと企業側のメリットかと思いますが、働く方もやはりメリットがあると私は思っています。1つは、ビジネスのスピードアップの道具を深く知る。ちょっと長めの言葉になってしまいました。例えばAWSのスキル自体は、やはりビジネスのスピードアップをするための道具です。

もしかしたら今後ビジネスの局面は変わるかもしれません。でもあくまである特定の問題を解決するものではないので、ここで得たAWSのスキルは活用できます。10年後、20年後にどんな仕事をしているかわかりませんが、必ずそこで活かしていけるかなと思っています。

もちろん今進めている仕事をするにしても、みなさまが同じAWSの共通知識を持っていれば、コミュニケーションや決断のスピードがアップしていきます。仕事をしている中で、やはりコミュニケーションがやりやすいとか、スピードがあってどんどん話がうまく進むほうが楽しいですよね。そういう環境を作れるかなと思います。

本日最後に、人材のお話です。社内にそういう人がそろってくると、外から見て「あっ、あの会社はAWS詳しいな」ということで、だんだん人が集まってきます。私の友人でこれまで開発会社にいた人が、昨年からある北海道の事業会社さんに移りましたが、やはり事業の現場は楽しいと言うんです。

先ほど、7割の人が開発会社にいると言いましたが、あの7割の中で、やはり事業会社で働きたいと思っている人もいます。そのため、そういう人を集めるために、みなさんの会社のAWSのスキルが上がっていくと、とてもメリットがあるかなと思っています。

トレーニングは“お金を払って時間を買う”もの

ということで、次に内製化とAWSスキルの話をもう少し詳しくします。一番大切なお話をするのを忘れていました。ここから、ではなぜAWS提供の有償トレーニングを受けるべきかということで、みなさんの財布が緩むように洗脳していく。そういうストーリーになっています。

「なんでわざわざお金を払ってまで勉強しないといけないの? 無料の情報がいっぱいあるじゃないか」とよく言われますが、一番大切なのはここです。お金を払って時間を買うんです。ビジネスにとってスピード、重要ですよね。経営者の方はよく言いますよね。時間をお金で買う。まさにそれをこのトレーニングでも活かしてほしいです。

あとは社内人材の価値。これはとても大きいです。先ほど言いましたが、丸投げもそうですが、外部に委託することは解決が早いかもしれません。確かにスピードはあるかもしれませんが、会社の中にビジネスやカルチャーを理解している人が絶対いるんですよ。その方が活躍するほうが、最終的にはみなさんのお客さまを満足させる、なにかのサービスを作るれると思っています。

まず第1優先は、みなさんの会社の中にいるすばらしい方を活かすこと。その方にAWSのスキルを追加で持ってもらう。これがやはりビジネスの成功につながるんじゃないかと思っています。社内の人材が増えれば、先ほど言ったように外部の人もちゃんと集まってくれるので、社内の人材の価値向上のようなところがとても大切かなと思います。

あと、AWSでよく言う、“Builder”というキーワードがあります。AWSのサービスはビルディングブロックということで、それを組み合わせて価値を作ることをBuilderといいます。Builderはエンジニアに限るものではありません。いわゆるすべての人がBuilderなわけです。だから、みなさまの会社の中で多くの人ががBuilderになってもらえれば。

具体的に言うと、AWSの知識があり、それを考慮してアイデアをどんどんどんどん出してきてもらえれば、前提知識があるところから出てきたアイデアなので、実現が早いですよね。こういう意味でも、みなさんがAWSのスキルを持つのには、大きなメリットがあるかなと思っています。

クラスメソッドのトレーニングの特徴とコース

弊社はトレーニングを提供していますが、「ではなぜ弊社のトレーニングいいの?」というところだけちょっとお話しします。弊社は、コンサルティングのメンバーがトレーニングを提供しています。これはかなり珍しいです。通常、トレーニングは専門のトレーナー、いわゆる先生の専門家が教えます。

弊社の場合、実をいうと、私ももともと先生の専門家ではありません。技術の専門家であった者が、先生としてのトレーニングを受けて、それで認定を受けて教えています。これが弊社のメリットかと思うので、そのあたりも考慮してもらえればと思います。

ここから具体的なトレーニングの紹介に入ります。ここは簡単に紹介します。

AWS認定トレーニングはとてもたくさんあります。最近またアップデートしているので、これからまた増えてきています。その中で、弊社では3つのコースを提供しています。初級のコースと中級のコースを提供してます。

これらを簡単に紹介します。まず、初級の1日のコース。一番基礎のコースです。この一番簡単なコース、今日一番のおすすめコースです。これは、エンジニア以外の方にもぜひ受けてほしいコースです。

先ほど、社内でコミュニケーションがうまく回るためには、エンジニア以外の方にもAWSの知識を持ってほしい。そのために、この「Cloud Practitioner Essentials」というコースです。これはとても役に立ちます。あとで事例の話をしますが、これは本当にたくさんの方に受けてほしいです。

これにプラスして、もっと範囲を絞り、手を動かしてどんどん構築してみたい方向けのコースもあります。

また、3日間かけてじっくりと設計構築を学びたいという、主にエンジニアさん向けのコースも人気です。これは以前からあって、本当に人気のあるコースです。

先ほどの事例のお話です。詳細は弊社のページで公開しているので、ぜひ見ていただきたいんですが、この事例の中でポイントがあるので紹介します。

このお客さまは内製開発への移行が必要だということで、AWSの知識を深めて、内製開発に移行したい方でした。そのために2021年4月に受講していただいて。

私もあとで知ったんですが、役員の方にも受けていただいたんですね。役員の方が受けていただくと、やはりいろいろな経営上の決断もスピードアップします。エンジニアの方だけではなく、上層部の方もAWSのスキルをぜひ習得してほしいなと思っています。

最後にお知らせです。先ほどの3つのコースに追加して、セキュリティの2つのコースを新しくスタートします。

1つ目は、入門者向けです。これもぜひビジネス部門の方などに受けてほしいです。AWSを使ったセキュリティの基本・基礎になります。セキュリティが心配な方はたくさんいるので、ぜひ受けてほしいです。もちろんセキュリティに興味があるエンジニアの方も、受けてほしいなと思います。

セキュリティエンジニア向けの、もっと専門家向けの3日間のコースも用意しています。

ということで、今、5つのコースになりました。ぜひこれらのコースを活用してほしいと思います。

内製化のスタートは人材育成への投資から

それでは最後にまとめ。内製化のスタートはぜひ人材育成への投資から始めてください。そのためにAWS認定のトレーニングを活用できます。弊社も提供しています。

最後にキーワードです。「やらないとできるようにならない」。これは私たちクラスメソッドからのメッセージです。とにかく考える前に、とにかくスタートしてみてください。今日このセミナーのあとに、なにかアクション起こしてほしいなと思います。

以上、人材育成についてお話ししました。ありがとうございました。

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