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LINEという会社&SREの概要・環境(全1記事)

2021.10.20

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Reliabilityを通じてサービスを支える価値を提供していく LINEにおけるSREのお仕事

提供:LINE株式会社

LINEユーザーとビジネスの価値をつなぐためのSREとは、いったいどんなことをするのか。LINEの7つの領域から9名が登壇し、業務内容や体制、開発における課題、働く個々人のやりがいなどについて話します。まずは佐藤春旗氏から、LINEでエンジニアとして働く意義について共有しました。

「CLOSING THE DISTANCE」と「Life on LINE」

佐藤春旗氏(以下、佐藤):LINEのCommunication & Service Integration室 室長の佐藤です。みなさんも早くサービスの詳しい話を聞きたいと思いますので、私からはLINE全体、それから今回説明するSite Reliability Engineer(SRE)の、我々の持っているSRE像のようなものをお話しします。

まず弊社の紹介をします。私たちLINEグループは「CLOSING THE DISTANCE」というミッションを掲げています。世界中の人と人、それから情報・サービスなど、そういったものすべて、距離を縮めていこうというのがミッションです。

そのコンセプトの1つに「Life on LINE」というものがあります。これは、いつでも毎日生活のすべて、そういったものをライフプラットフォームとしてLINEが支える・サポートするという意味が込められています。今日もさまざまなサービスを紹介しますが、LINEというサービスだけではなく、AIや金融、そういったさまざまなサービスを通じて、ユーザーのみなさまの生活を支えるのが目指しているところです。

重要な点として、規模やインパクトもあると思っていまして、そのイメージですが、LINEアプリについては、2021年の6月の時点で、月間のMAU、アクティブユーザーが主要4ヶ国を合わせると1億7,100万人。日本でも8,900万人と、非常に多くのユーザーに利用していただいています。

企業としてのLINEには、他にも事業・サービスがあります。我々全体としての成長戦略には「スマートポータル=スーパーアプリ構想の実現」というものがありまして、LINEアプリはこの入口となっています。オンライン・オフラインを問わず、人や情報、サービス、企業、ブランドといったものをシームレスにつなげていくスマートポータル。そんなプラットフォームになることが、目標の1つです。その中で例えば広告や、コンテンツ・その他とあるところがコア事業、Fintech、コマース、AIといったところが、より挑戦的な戦略事業として位置付けられています。

7つの領域から9名が登壇

次に我々の組織や担当領域についてなのですが、先ほども紹介したとおり、さまざまな事業・サービスがありまして、それを展開するための組織があります。

本日登壇するエンジニアについてですが、ご覧のこの枠でいうと7つの領域から9名が登壇して、いろいろと紹介いたします。入口であるLINEアプリから、コア事業の部分、戦略事業の部分、それからそれらを横断的に支えるデータプラットフォーム、インフラといったところ。かなり幅広く紹介できるかなと思いますので、ぜひこのあとの発表もお聞きください。

ただ、やはり技術的な役割・ロールのご紹介ということで、どんなことをしているのかやイメージはちょっと伝えられるかなというところで、今回登壇する領域のキーワードにはなりますが、いくつか利用しているスタックを抜粋してみました。

例えば、サーバーサイドではJVM言語が多かったり、LINE全体の特徴もありますが、扱う事業が極めて多岐に渡り、いろいろな事業、サービスがあり、レイヤーもいろいろなところがあるので、一覧にするとかなり多いです。これは、実際にそれぞれのサービスであったり、チームでもいろいろなものを採用したり、自由度が高い環境で仕事をしているということもあると思います。

ご覧のとおり、オープンソースソフトウェア、OSSも多く活用していますし、そういったOSSへのコントリビューションも業務の一環で行っています。

人事評価とエンジニアのキャリアパス

ここからは採用にも関連するLINEの情報を紹介しようと思います。まずは人事評価とエンジニアの活躍の仕方、キャリアパスについて紹介します。我々多くのエンジニア組織は、エンジニアで独立した組織になっていて、エンジニアの評価はエンジニアである上長が実施するのが原則になっています。最終的に、その評価の調整がもちろん行われますし、その評価自体の擦り合わせや、改善も毎回繰り返して行っています。

各組織や事業によって、やはり貢献の仕方、求められているものはさまざまなので、画一的なやり方というよりは、より個人の成果に対して、柔軟に評価を行って、きちんと改善していきましょうという趣旨になっています。

社内のレベル制度。個々のメンバーがどのように活躍しているかというのがあると思いますが、こちらでもさまざまな人に活躍していただきたいという思いが込められた仕組みになっています。それぞれの役割に対しては、Iレベル、Individual Levelというものがあります。それに加えて、マネージャーであればMレベル、Management Levelというものも設定していまして、それぞれに期待されている活躍の仕方。これからどういうことをしていただきたいか、あるいは今どういった評価を受けているかがわかるようになっています。

もうちょっと具体的に話したほうがいいのかな、というところで、SREも含めてですが、エンジニアの貢献の仕方にはパターンがあるのかなと思っていて、LINEではキャリアパスや活躍の仕方も、柔軟に考えようとしています。

こちらはエンジニアとしてよくあるパターンだったり、世の中でも聞くキーワードかなと思いますが、サービスやシステムを作ったり運用をしたりといった部分に、自分自身の技術力で貢献する「Individual Contributor」。それから開発者を含めたチームをリードして、サービスや事業に対して技術的な側面から貢献する「Tech Lead」。

私も含めて、発表者の中にも多くいると思いますが、人事上のマネージャーとしてチームをマネジメントしている、チームとしての貢献を最大化していこうと取り組む「Engineering Manager」などの役割もあって、そういったところでエンジニアが多く活躍していると考えています。

今も絶賛建設中の四谷オフィス

次に、昨今興味を持たれている方も多いのかなと思いますが、仕事をする環境について紹介します。こちらは2021年の4月のお知らせですが、LINEの本社、東京での基本的なオフィスは、今は四谷にあります。多くの組織が四谷オフィスに所属していますが、東京でいうと南新宿、大崎にもオフィスがありまして、金融サービスなどは、大崎に所属しています。

この四谷オフィスは、私もたまに行きますが、今も絶賛いろいろ何か建てていたり、什器追加が行われていて、4月からの新しいオフィスなので、いろいろきれいなところがあります。こちらは四谷の写真ですが、チームビルディングをするためのアクティビティができるスペースだったり、カフェがなどが用意されていたり、社内コンビニやマッサージ室、そういったものも利用できます。

ただ、オフィスの話をしましたが、今はやはりCOVID-19の事情があります。世界的にも、リモートや在宅勤務が必要かなと思っていますが、LINEでも、今は在宅勤務を積極的に導入していて、かなりの方が在宅勤務で業務を行っています。今後の制度であったり働き方は検討中ではありますが、リモートでも業務ができる環境への投資や整備は続けていくことになっています。

実際に導入されているやり方や取り組みとしては、現状でも社内制度とかインフラ、リモートワークのツールはどんどん導入されています。非常時でもありますので、使いづらくなっているものや、例えば特別休暇の福利厚生など、そういった既存の制度に対しても、柔軟に対応していこうとしています。

それ以外で、特にエンジニアに関係がありそうなところでは、制度・福利厚生などがあり、例えば開発環境の選択も柔軟にすることが可能です。また、技術的な部分も含めて本質的なところに集中してもらいたいというところで、例えば事務処理などに対しては組織的にサポートを行って、なるべく効率が良くなるように取り組んでいます。

技術や語学学習、そういったものに対するサポートも積極的に行っています。直近ではオンラインが多いですが、カンファレンスへの参加なども会社としてサポートしています。

一緒に活躍できる人を募集

あと(スライドが)1枚だけですが、最後にこの1枚だけ紹介させてください。最初に、このセッションのまとめですが、LINEにおけるSRE組織やメンバーについて、細かいところはこれからぜひ聞いていただいて、興味あればカジュアル面談に応募してもらえると大変うれしいです。

我々には、エンドユーザーに見えるサービスというのもあります。一方で社内のインフラサービスになっているものや、B2Bのサービスもあります。そういったものの各サービス、機能開発や運用を行っていますが、それらと密接に連携をして、Reliabilityを通じてサービスを支える価値を提供していく、チームの中心となってくれるようなメンバーがSRE像かなと思っています。

こちらにもすごく簡単な絵が描いてありますが、「Life on LINE」がやはり我々が持っているコンセプト、価値の1つで、これはまさにReliability、SREの領域が直接貢献できる、かつ我々としては規模が大きく挑戦的な課題で、やることもいろいろあって自由度のある領域。そういったところで、一緒に活躍できる人を探したいなと思っていますので、ぜひよろしくお願いします。

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