AWSを勉強するときに困ることは?

佐々木:じゃあ次の質問にいってみましょうか。今回、書かれた本がAWSの学習をするための本なので。

我々クラスメソッドはAWSの認定資格取ったりとか、あるいはブログでAWSの知見をいろいろ公開するとかっていうことをやったりしています。そこで「AWSってどうやって勉強するんですか?」とか「資格勉強はどうやってしますか?」っていうのをけっこう聞かれます。このへんの質問を聞いていきたいんですけど。みなさんAWSを学習するうえでまず課題から、一番困ることって何でしょうか? っていうところを聞いていきたいと思います。じゃあ、加藤さんから。

加藤:一番困ること。

佐々木:何か困っていることはないですか? AWSを勉強するときに。あるいは自分が昔困ったことでもいいですよ。

加藤:私はやっぱり英語が読めないのがすごく困ります(笑)。

佐々木:あ~そうですね。どうしても一番はじめはドキュメントが英語ベースで出て、日本語訳はちょっとあとになりますね。最近わりとすぐ出るようにはなってきましたが、タイムラグがありますからね。

加藤:そうですね。やっぱり日本語版が出たとしてもAWSのスタンスとして日本語のドキュメントは保証されているものではないので。

佐々木:一次情報じゃないですからね。

加藤:どうしても細かい表現とかが逆転していたりとか、ん? 読めないな? ってなっちゃうのがあったりして。ああ、英語わかんないと辛いなぁって思います(笑)。

佐々木:たまに変な日本語にあたったら原文を読むしかないですもんね。それはよくありますね。なるほど。じゃあハマコーさんどうですか?

機能が多すぎて入り口が難しくなった

濱田:年がら年中困っているっていう感じではありますけど(笑)。今は楽になりました。やっぱり最初のころですね。クラスメソッドに入った直後くらいのときに思ったのは、死ぬほど機能が多すぎるからこそ、どこからどう学んでいくのかの指針がなかったっていうのが一番辛かったっていうのはありますね。

お手本的にやっていると、もうやらざるを得ないのであれこれやっていくとなんとなくAWSの使い方や輪郭がわかってくるかなぁって感じです。最初の、まだEC2とかVPCを立てている段階くらいのときでも、AWSの全体感がわからない中で1つひとつつまみ食いをしているときが一番しんどかったかなと思います。

佐々木:全体像を把握しようにも今はあのサービス量ですからね(笑)。

濱田:僕が助けられたのはクラスメソッドも同様なんですけど、JAWSのコミュニティとかで人と話しながらここらへんがよさそうだなっていうのを聞くのが一番役だったなと今でも思いますね。

佐々木:そうですね。僕もけっこう古くからAWSやっているし、たぶん菊池さんとかもそうだと思うんですけど、昔AWS触るときってクラウドデザインパターンがあったじゃないですか。これをやるときはこのサービスを組み合わせろっていうのがあって(笑)。

今は更新されなくなりましたが、昔はクラウドデザインパターンだけ見とけば、サービスの組み合わせがある程度決まっていたので楽だったんですけど。サービス量が増えちゃって、あれがそのまま使えなくなっちゃったんですよね。

濱田:いや~そうですよ。本当機能増えすぎによるジレンマみたいなのはたぶん我々は感じているし、たぶん菊池さんもよく言っていると思うんですけど(笑)。機能が多すぎて逆に入り口が難しくなっているっていうのは感じます。

佐々木:そうですね。

菊池:やっぱりサービスが増えすぎて幅が広がりすぎているっていうのは実感としてあって。これから学ぶ人は最初に何やるっていうのが、何が正解かが正直わからなくなっているところがあいます。さっきの目次の話もありましたけど、このサービスからやりましょうっていうよりはなにかしらAWSを使ってやりたい目的があって、それに沿ってやるほうが……じゃないかなぁとは思いますね。

佐々木:そういう意味だとこの書籍の目次を見ると、さっき言っていたWebとサーバーレスとデータ分析っていうデザインのパターンに近いですもんね。目次の中で語られているっていうのは。なるほどですね。

濱田:すみません、目次を見返していて思っていたんですけど。Webサービスとか言っときながらEC2が1つも出てこない(笑)。と、今になって思いました。

臼田:EC2はほかのところで勉強すればいいじゃないですか。

甲木:それはあれでしょ。今風にしましょっていうそういう企画でしたよね(笑)。たしか。

濱田:もちろんそうなんですけど。なんか。うん。まあ、いいんですよ。まあそんな本だと思ってくださいっていうことで。

臼田:まあでもそこからやっても一応大丈夫なようにはなっていますよね。

濱田:そうですね。ちゃんとハンズオンもあるので。やってください。

AWS公式トレーニングも方法としてあり

佐々木:江口さんはいかがですか?

江口:いろいろなサービスがあって、それを学習するうえで、やっぱり手を動かすのが一番だろうなって思うんですよ。ただ、サービスが多すぎて、どう環境を構築してやろうかなっていうのはちょっと迷っちゃいますね。しかも学ぶべきサービスが多いので、全部手を動かして学ぼうとすると大変だなぁっていう感想です。

佐々木:そういうときにどこから手を付けるとか、あるいはどういう情報から整理していくとか、やっていることはありますか? 

江口:個人開発みたいな感じで、こういうサービスを作ろうみたいなのを考えて、これをやるにはこういうアーキテクチャにするのがいいかなって各サービスを触るみたいなことをやるとやっぱり頭に入りやすいかなとは思っています。

佐々木:目的ベースですよね。

江口:そうそう、そうそう。

佐々木:たしかにそのとおりですね。なるほど。

臼田:僕は入社する前は資格を取ってくれって言われていたけど仕事はないみたいな感じだったんですね。勉強をする目的がなくて、資格を取るのが目的みたいな感じになっていたんです。それがすごく辛くて、アソシエイトの試験を何回も落ちたんです。

佐々木:前職のときですか?

臼田:そうです。結局そのときはAWSの公式のトレーニングを受けました。AWSの公式のトレーニングは本当よくできていて、3日間みっちりAWSの基礎の部分をしっかり押さえてくれます。グループワークとかもあり、目的がなくても一通りベーシックなサービスを触りながら覚えられます。それも1つの方法としてありかなと僕は思っています。

渡辺:AWSとかも範囲も広いんですけどどんどん新しくなるじゃないですか。あれも困りますよね。昔の資料見てもぜんぜん違うから(笑)。

佐々木:機能が違ったりしますからね。

渡辺:そうですよね。本買って勉強しようと思ったんですけど、なんか古いなとか思って。大変でした。

佐々木:それは書籍出版イベントで言うことじゃないですよ(笑)。

渡辺:ははは(笑)。

江口:この本には今の最新の情報が詰まっているので(笑)。

佐々木:間違いないっす(笑)。

濱田:でもなんかついこの間FargateでEFS対応したりとかね、もうキリがないですよ(笑)。

佐々木:結局、知識を体系立てて習得するためにあるのが本だったり公式トレーニングであって。

最新情報のキャッチアップとちゃんとしっかり系統だった学習っていうのはある程度別に分けたうえで、系統立ったもので基礎を身につけつつ、その上乗せとして最新技術をしっかりとキャッチアップしていくというのは両軸でやらなきゃダメだなっていうのはおっしゃるとおりだと思いますね。

ありがとうございます。サクサク次の質問にいきたいと思います。

<続きは近日公開>