コンテンツの拡散について

村上昴平氏(以下、村上):次が行動につなげるときと同じで、ただ単純に発信をするだけだと弱い。UiPathの使い方だったら、記事を見て「この情報すごくいい」みたいに書いて、「この情報でこういうことができる。そうしたら〇〇ができるよね」みたいな感じで、また別のところに持っていく。

UiPathを使ったことがないので正直わからないんですけど、新しいUiPathのツールの機能が出てきたら、その機能の一覧をリストみたいなかたちで軽くまとめる。最後に「これができたら、これができるよね。これから仕事で使うわ」って書くと、わりとバズりやすいというか、最終的にここにつなげてあげられます。

記事になっています。検索ですね。言うのが恥ずかしいんですけど、僕Twitterをめっちゃやってるんですよ。140文字びっちり埋めて書いていて。1ツイートを10分とか20分で書いて、1回保存してるんです。それはなんでもないときに書くんですね。拡散しやすい時間帯というのがあって、それまで保存しておくんです。

それで拡散しやすい時間帯になったら改めて見て、「これ本当にまわるかな?」という感じの添削をします。この添削の方法というのは、脱線していないかとか。僕はWordPressを使っているんですけど、そのテーマの説明だったら、テーマが何に力を入れているかとか、他のテーマと何が違うかとか、企画だとか。それで数字にどれくらいメリットがあるか。

Googleの公式スコアでサイトスピード100点、SEO100点、みたいな感じで全部紐づいているか。ちゃんとニーズが提案できているかを書いていく感じですね。

これらが基本なんですけど、ぶっちゃけ、セオリーすぎるというか、「これ真似してなくてもできている人いるじゃん」みたいなね。実際そう思いますよね(笑)。そうですよね。それに「これがなくても埋もれないんじゃない?」みたいな。まぁ、埋もれない方法も1点だけあるんですけど。

拡散されやすい切り口

村上:その次が「拡散されやすい切り口」。最初にここだけ見てください。どれだけ有益な情報を発信して、この基本を守っているにも関わらず拡散されない、伸びない人って、山ほどいるんですよ。でも守らなきゃいけないことは確かなんです。何かが足りない。というのは、SNSで拡散されやすい切り口がわかっている。

Qiitaで1位の人に話を聞いたら、「『1位取りました!』っていうツイートに10いいねくらいしかついていない」と言っていたんですね。その人はフォロワーが1,000人くらいいるんですよ。フォロワーが1,000人いても、10いいねしかつかないんですよ。しかもネタもいいのに。というのは切り口がつかめなくて、単純にGoogleのアルゴリズムやフォロワーというメガホンに頼って、発信しているだけであって、声がリーチできていないんですね。

だから、本当は自分の出す声と、どこでどのタイミングで声を出すかというのが、もっとも大事なんですね。だから、ここが多分ゼロイチで伸ばすときにもっともやることなんですよ。だから、ここが一番メインかもしれないです。

まず「自分の専門性を高める」。この人が発信しているツイートを見て、「あ、この人ってまたこういうことをつぶやいているんだ」ということが感覚的にわかる。それで、すぐに「いいね」したくなるようなものであることが大事。

何を言うかよりも、誰がどう言うかの世界になってきています。実際Googleもそんな感じになってきていて、SEOの話をすると、情報量だけじゃなくて、影響力がある人がどんな鋭い意見を言っているかが一番拡散されやすい、という状態なんですね。

例えば、これをゼロイチでやる人は、まずプロフィールを書く。プロフィールを書くとなったときに、どんな書き方をしたらいいってあると思います。

自分にしかないキャリアや経験を見せる。これがすごく大事で、特殊性もそうなんですけど、「あ、この人にしか発信できない情報を出してるんだから、あんまり興味がなくても見ておきたいな」「おもしろそうだから見ておきたいな」というのが、まずプロフィールで一番刺さるんですね。

これがないい人だったら、実務年数とかでもいいです。例えば10年とか。「10年やっている人なら、相当なレベルの人なんだなぁ」って、ちょっと弱いですけど、それで信頼される。それすらない人だったら、誰が目標かでもいいから書く。あとはGitHubのURLとかですね。最低限エンジニアだってことがわかるようにして。例えば、漠然としたワードで、RPAとだけ書いても埋もれちゃうんですね。

ゲームのキャラ紹介に学ぶ

村上:そこでUiPathを使ってどんなことをやっているかを書くと、けっこう刺さる。UiPathで1,000件以上とか……1,000件以上って少ないですか? 実務で1,000件ぐらいRPAの案件をこなしてきましたとか。

藤澤:めちゃくちゃ多い。

村上:100件とかでも多いですか? 多いんですね。でしたら、そういう案件の数がすごいアピールになるので、それぐらいのことを最低3種類ぐらいはする。

これはブランディングじゃなくて、ゲームのキャラ紹介とかを見ていただければめっちゃわかると思います。『ストリートファイター』のリュウという主人公がいますよね。あれが「ファイター」としか書いてなかったら、「こいつ雑なキャラなのか?」って思いますよね?

(会場笑)

そうじゃなくて、何か「最強の人間を求めるテーマのもとに」みたいな感じになると、「このキャラ、めっちゃおもしろそう!」みたいになる。「主人公」と書いてあるだけでも力強いですよね。そういうのを書かないと、発信する人間としてまず信用されない。だから、ここも必要。

発信する内容を3つのカテゴリに

もう2つが「この専門性を高める」のテーマから続いているところで、発信する内容を3つのカテゴリにしてほしいんです。

まず1つめが、ずっと言っている「人のためになる話」。これは信頼性を増やして、ファンを増やす。僕の場合は一番最初にQiitaのツイートで反応があったのが、スクレイピングの記事だったんです。

こういうのは継続的にやるのがいいですよね。次に「鋭い意見」にいきます。これが一番拡散されやすい。「鋭い意見」って、別にご意見番みたいなやつだけじゃなくていいんです。

例えば、この前のG20のサミットでは、席がめちゃくちゃ小さくて、トランプと安倍総理と習近平さんの3人が、とても狭いスペースに座っていました。それに中国のG20の写真を並べて、「これが日本と中国の差だ」みたいな感じのツイートがあったんですよ。

それってネタとしても鋭いというか。実際それに10万いいねもついてたんですよね。実はこういうのが一番拡散されやすいんですよ。だから、これをやるためにファンを増やしてって感じなんです。プラス、「鋭いネタ」で共感を得るようにする。発信する側と発信を聞く側とのコミュニケーションをどんどん増やしていく。増やすというか、つながりを深めていくのが大事ですね。

3つ目が「活動進捗」。例えば、僕は自分が作っているWordPressのテーマをけっこうカスタマイズしているんですね。ちなみにWordPressをご存知の方っていますか?

(会場挙手)

けっこういるんですね。ありがとうございます。WordPressはテーマがいろいろあって、デザインを自由に選べるんですね。その中で2つほど最強と思っているテーマがあるんです。それは「Luxeritas」と「Godios」で、実は両方とも「人のためになる発信」のときに紹介をしたんですね。「Luxeritasがすごい」とかで1,000くらいのいいねがついて、Godiosというテーマのやつも500くらいのいいねがつく。

すごいバズっていて「ニーズがあるな」と思ったので、こっちに移行して、じゃあLuxeritasのSEOで最強なところと、Gorgeousのサイトスピードで最強な「スピード0秒」というテーマを合体させてみました。それをやったらまたバズって、いい相乗効果があった感じです。

この活動進捗が効果なんです。なんでかというと、この人に対する期待性というのはもちろんなんですけど、「あ、この人って自分と一緒に上を見て、向上しようとしてる人なんだ」ってなるので。

かつ、自分もこうなりたいという憧れに近い感じになり、そういうのも含めて距離感が縮まる。人間性も感じる。この人を応援したいとなる。こんな感じで、この3つが発信するときのカテゴリですね。

その人のニーズに届いているのか?

村上:次に自分の専門性を高めるときの注意事項ですね。自分の発信したい情報と、フォロワーにとって役立つ情報の被る部分について。これは話した内容ですね。ペルソナのことをよく考えて、「じゃあ、その人のニーズに届いているのか」と自問する。

(スライドを指して)これがゼロイチで伸ばすときにけっこう効果がある方法で。自分がこうなりたいという、真似したいアカウントってありますよね。自分が「Twitterでこの人のファンだな」とか、エンジニアじゃないけどこの人くらい人気になりたいとか、こんな感じでフォロワーと関わりたいとか憧れる人っています?

参加者9:いますね。

村上:ちなみに誰ですか?

参加者9:ここで言っていいんですか? (会場の参加者を指して)Blue Prismの非公式アカウントとか有名で……。

村上:Blue Prismの?

参加者9:RPA会で有名なんです。

村上:なるほど。憧れですもんね。真似をするというのが大事です。というのは、真似をしたい人のアカウントって、もうけっこう認知があるじゃないですか。その人の独特な空気感があると思うんですよ。

その独特な空気感を真似すると「あれ? もしかしてこの人も同じ感じなんじゃない?」みたいな感じで、プロフィールに飛んでくれて、発信内容を見て「発信もこの人とけっこう似てるなぁ」みたいになる。「でも、また何か違う切り口で良質な情報を発信しているな」となると、めちゃくちゃフォローされやすい。

僕で言うと、有名なインフルエンサーである○○さんがすごく好きなんですよ。SEOの攻略やブログの記事の書き方とかを書いていて、すごく有名な方なんです。

その人がどういう空気感の人なのかというのを学んで真似をする。プロフィールの書き方を真似する。例えば、僕ももともとは○○さんのプロフィールの文を真似したんです。120文字がプロフィールの限界なんですけど、びっしりと構成を崩さず真似しました。

「プロフィールを添削するプロ」みたいなTwitter分析のアカウントがあって、その人に添削をお願いしても指摘をされないくらいにはなった感じです。

これがゼロイチのときにけっこう効果があった感じですね。もちろん、これプラスさっき言った「真似したい人のリプ欄でからみまくってより認知を得る」とかして、相乗効果で好感を得た感じですね。