Serverless Daysとは何か?

Michael H. Oshita氏(以下、ijin):よろしくお願いします。先ほど帰国しました。「Serverless Days」といういうイベントで登壇したので、内容をお話します。私は@ijinというIDで活動しており、クラウドないし一面やっています。

私はAWSの他に「Serverless Community」にもけっこう関わっていて、運営とかいろいろやっております。去年、パリの「Serverless Conf」で発表をしてきて、今年ドイツで「Serverless Days」というのがあって、そこでちょっと話してきました。もともとServerless Daysというのは「JEFFCONF」という名前だったんです。なんでJeffかというと、Serverlessはただの名前であると。別に名前は何でもよくて、「Jeffって呼んでも別にいいんじゃないの?」と言った人がいて。そこから「JEFFCONF」というイベント名が出たんですね。

テーマは「One Day, One Track, One Community」。地域密着型のイベントで、Serverless Confみたいな豪華な大きなイベントではなくて、ローカルよりでこじんまりでした。大半がローカルのハンブルグ在住のエンジニアが集まって、付き合いを作り上げて盛り上がっていくイベントです。今までロンドン、ミラノ、ハンブルクで3回イベントが開催された後、「Serverless Days」という名前に改名しました。

場所がドイツのHamburgにあるスタジアムで、大体230人ぐらいの参加者がいて、1つの部屋で1つのトークをそれぞれの発表者から聞いてエンジニア同士で交流しながら1日過ごすという感じでした。

ローカルなイベントと言いつつもスピーカーは世界中から来ていて、いろいろな知見や技術的な内容をシェアしましょう、という目的で集まっていました。

ご飯はこんな感じで、なかなかおいしい......。ビーガン系の料理もあったのかな。

キーノートのスピーカーがYan Cuiという方で、けっこう有名なServerlessに関するブログを英語でポストしているんですけど、Lambdaやapi gatewayの使い方について、かなりいい感じのテクニカルドキュメントを書いているので、是非調べてみてください。けっこう役に立つ情報が満載なので。

また、プレゼンをスケッチノート化してくれる方がいたので、こんな感じで何を話したのかがだいたいわかる感じになっています。Yanさんの場合ははServerlessの都市伝説に関していろいろ言われているものを、1個1個論破していく感じで、1つ名言を残しました。ベンダーロックインについて「ベンダーロックインの心配をしている間にマーケットからロックアウトされてしまうので、そんなこと考えてもしょうがない。みんなでやっていきましょうよ」みたいな話です。

あとはChatOpsで、Serverlessをいい感じに使った話であったりとか、あと、私、今回これ初めて知ったんですけど、「Hexagonal Architectures」というものがあって、これではHexagonみたいに入力や出力のインターフェースを定義しておけば、Serverlessを作る上でテストがうまくできますよ、という内容です。これに関しては、ほとんど英語なんですけどブログとかを見ると、その辺読んでいくといい設計ができるんじゃないのかなぁ、という感じでした。

あとは、この人はビールの工房ですね。ビールを作るプロセスの可視化をServerless Architecturesを使ってシステムを作るというお話でした。

私の発表内容は「Serverless Community」としての活動についてです。て、Serverless関連でいろいろなイベントをやったり、Meetupをやったり、Workshopやったりしています。Contributor DayやConferenceとかもですね。こういう活動を日本でやっているので海外から来て、コミュニティを通じて経験、知見や技術をシェアしましょうね。という話もしました。今「Serverless」というテーマで世界中でいろいろなイベントが、いろいろな場所で行われていて、コミュニティ内での熱がけっこう活発になってきています。、Serverless Daysに関しても、この地図にあるようにここ数ヶ月でいろいろな都市で行われていて、更にたくさん予定されています。

日本でもやる予定です。東京か、大阪か、沖縄あたりを考えていて、ぜひみなさんと盛り上げていけたらなと思います。以上です。

(会場拍手)