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挑戦し続けることが、未来への最強の投資である(全4記事)

大人が無意識にかけている「生き生きのストッパー」の正体 子どもは全員持っているのに、大人が手放してしまう“ウェルビーイング”の取り戻し方 [2/2]

ヤフー元会長もハロプロに熱狂 推し活の市民権とロールモデル

藤井:今言ったアイドルとかアニメとかも、別にオタクじゃない。こういうのも、たぶん一般に市民権も得ているし、推し活も市民権を得ているかなと思うんですけど。

そうすると、けっこうそういうロールモデルも出来上がってくるのかなという気がするんですけど、どう思いますか?

吉田:今ちょうどそのフェーズじゃないですかね。最近お会いして「ですよね」と思ったのが、LINEヤフーの会長である川邊(健太郎)さんが、2年くらい前からハロプロにごりごりにハマっているんですよね。

藤井:そうですね(笑)。

吉田:この間、川邊さんがnoteで言っていたのが、川邊さんってPayPayを世の中に浸透させた人じゃないですか。なので、街中でPayPayを使っている人たちを見るのが、自分の仕事の成果がわかる瞬間じゃないですか。

その喜びが103ぐらいだとすると、ハロプロのコンサートに行っているのも、やはり102ぐらいは楽しいという話をしていて。

藤井:(笑)。

吉田:あんな日本社会全体みたいなものを相手にした超大仕事と、ハロプロの推し活はコンサートチケットを1万2,000円とかで買えばすぐ入れることを比較したときに、コスパで言ったらどれだけいいと思っているんだみたいなことをnoteで言っていて、「だよね」とけっこうな支持を受けているわけじゃないですか。

だからだいぶ、そっちの方向に対する理解も、今進んできているよねって思います。

藤井:川邊さんにはうちのイベントとかにも出てもらっていて、話を聞くと、本当にオタクだって(笑)。

吉田:今はハロプロの話をしたくてしょうがないですから。

藤井:それこそ今度、いったん会長職も退任するということで、それが終わったら本当に趣味に没頭するんじゃないかなって。

吉田:その可能性がありますよね。

アナウンサー試験で小噺を披露? 奇人・変人を集めるニッポン放送

藤井:今、いろんな話をさせていただいた中で、あともう1つ聞きたいことがあって。吉田さんでいちばん印象に残っているのが、コミュ障の話だったと思っているんです。

『コミュ障は治らなくても大丈夫』という本もおもしろかったなと思っているんですけど、あれは吉田さんがコミュ障だけど、「こんなにしゃべれますよ」という話なのかな。

吉田:「しゃべれますよ」というより、ラジオパーソナリティになっちゃったので、できないと仕事にならないという状態で、「どうしよう」と思ってやっていたという。

藤井:そもそもアナウンサーになろうと思ったところというのは、気持ち的にはどういうことがあったんですか?

吉田:いや、ぜんぜん「おもしろそうだから」以上の理由がなく。キッザニアでアナウンサー体験と言われたら、並んでなってみたいじゃないですか。ぐらいの気持ちとあまり変わらないですよね。

もともと落語も好きで落語研究会にいて、「何かしゃべる仕事とかできたらおもしろいのかな」ぐらいにしか思っていなくて。

そもそもアナウンサーになる時に、僕はアナウンス学校というものがあること自体、アナウンサー試験の最終試験まで知らなかったんですよ。「この世にそんな、アナウンサーになるための学校があるなんて」みたいな状態で。

最終面接に行ったらみんなが知り合いで、「なんで?」と言ったら、「同じアナウンス学校」にいると。「アナウンサーになるための学校があるんだ。この世に?」というぐらい何も情報がないまま受けて。

ニッポン放送以外は2次試験以降に一切進んでいないので。だから、ニッポン放送は変な人ばっかり集める。

藤井:そうなんですね(笑)。

吉田:いや、本当に僕だけじゃなく、だいたい奇人・変人を採るためのオーディションみたいになっていますからね。

藤井:へぇ、そうなんですね。

吉田:だって、例えば僕の時も、面接でずっと小噺をやっていたみたいな謎の受験者だったんですけど、さらに僕の後の年に入ってきた人が、出身地が五島列島みたいな、出身地がすでにキャラ立ちしているみたいな人とか。

後輩だと、それこそ東京大学の大学院を三国志の研究で出た女子アナとかいるんですよ。放送局として、そんな人要ります?

藤井:(笑)。

吉田:でもそいつ、とんでもないことに、入って気象予報士とか取るのはわかるんですけど、その後アナウンサーなのに、第一級陸上無線技術士の資格とか取っちゃうんですよ。普通、放送局の技術部の人が取る資格なのに、「やべぇなこいつ」みたいな女子アナとか。

あとは、空手が異常に強くて、あとほぼすべてのことをポケモンのことしか考えていないという女子アナだったりとか、そんな人ばっかり採っているんですよ。

だから、後からわかったんですけど、一芸入試だったなと思って。後からですけど。

藤井:(笑)。なるほど。

吉田:だから、アナウンサーという仕事がこういうものだってまずわかってなかったし、入社してからは「なるべく音楽に詳しいほうがいい」と言われて。

「え、別にそんなことないんだけど」とか思いながら、「音楽番組のパーソナリティとかやるよね、局アナなんだから」と言われて、「あ、そうなんですか!?」みたいな状態ですから。

藤井:そう言われた時は、勉強したという感じですか?

吉田:そうですね。気質はオタクなので、始まったら調べて、これでこうで、「お、これはおもしろい」みたいになって。

しょっちゅうそういうパターンが多いです。知らないことを調べて「おもしろい」となることはよくあります。

(次回へつづく)

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