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『話し方の戦略』著者に聞く、成果を上げる話し方(全3記事)

話し方の「3つの原則」とは? プロが教える、「結果を出せる人」が身につけている技術 [2/2]

相手は「聞いたこと」をほぼ覚えていない

――書籍の中ではさまざまな「話し方」にまつわる間違いについて書かれていました。ここからは、シーンごとの対処法についておうかがいします。書籍の中で、多くの人が勘違いしていることとして「自分が話したことは全部記憶してもらっていると思っている」というのを挙げていましたね。

千葉:はい。いろんな状況において、時間超過で話をする方ってすごく多いんですよね。会議やスピーチ、プレゼン、結婚式のスピーチがものすごく長いとか(笑)。本人としては「言いたいことがたくさんあるので、全部伝えたい」ということだと思うんですけど、基本的に「自分が話したことは、相手はほぼ覚えていない」と思ったほうがいいです。

例えば10分間話を聞いた時に、私たちが覚えていられる言葉って、感覚的には本当に2つか3つくらいなんですよね。お客さまに10分間話を聞いてもらった後で「印象に残ったところはどこですか?」とお聞きすると、だいたいそれぐらいの数になります。

時間超過で話をしてしまう方は、「自分が言ったことは全部覚えてもらえているんだ」と勘違いしている人が多いです。すると、話している最中で飽きられてしまって、結局自分の言いたいことが伝わらないという結果になってしまうんです。なのでとにかく時間を守ること、時間を守るために情報を厳選していくことが大事です。

――情報を選定しないといけないんですね。

千葉:そうなんですよね。みなさん「短くしてしまうと言いたいことが伝わらないのではないか」と心配される方がすごく多いんですけれども。実際にトレーニングのサービスを受けている方で、最初はすごく長い話をされた方も、最後にはほとんど内容を変えずに、半分の時間まで凝縮できたりします。必要な言葉かどうかをしっかり吟味いただければ、意外と要約したり、どんどん言葉を削ぎ落とすことは可能なんですね。

――必要なものと不要なものを取捨選択する際の判断基準はありますか?

千葉:これも先ほどお伝えした「目的の設定」とひもづけるのが大事です。例えば自己紹介で「信頼に値する人だと思われたい」という目的があった時に、必ずしも自分の出身地と趣味の話が必要かというと、そうではないですよね。こんなふうに、目的から逆算して「どの情報を削ぎ落とせるか」を考えるイメージです。

スライドに時間をかけて安心してしまう人

――「本番になれば何か言葉が出てくると思って、ぶっつけ本番で挑んでしまう」。これもよくやってしまいがちですよね。

千葉:はい。大きなイベントや会社の中で全員が集まる状況になった時。タイムスケジュールを考えたり演出を考えたりすることにはすごく時間を使っているのに、話をすることに関してはまったく時間を使っていないとか。ぶっつけ本番で「とりあえずスライド作ったから大丈夫だよね」という方が、すごく多いんです。

いろんな方がいろんな部分で準備をする中で、最後に「伝えたいことを届ける」という行為は、本来的には何よりも準備が必要なものだと私は思っています。

実際、商談やプレゼンで、本番になると緊張して言葉が出なくなるというお客さんがいらっしゃったんですね。その方と一緒にやり方を考えて「数日前までに必ず、何を話すのかを全部決めましょう」「決めたことを踏まえて、一度架空の人物に話しかけてみましょう」というのをお願いしたんですね。

それで実際にやってみて、数日前の自分がどれだけ言葉が出てこないのかを実感されたようです。録音や録画して聞き直して「この部分をもう少し削ぎ落とさないと」「もっと情報を加えないと」と考えていただけるようになったんです。それを毎日繰り返して本番を迎えると、とても言葉が自然に出るようになります。

なので、何かスライドや資料を用意すれば話せると思わないこと。その前にしっかりと準備をする時間と、良い意味で失敗できる時間を確保することを私はお勧めしています。

話してるうちに「何が言いたいのか」わからなくなる…

――「本番数日前に、予行練習をして失敗しておく」ということですね。

これは私もよくあることなんですけど、話しているうちに自分でゴールを見失ってしまうんです。「結局何が言いたいの?」と言われてしまうのですが、どうしたらいいですか?

千葉:先ほどの目的設定に加えて、コアメッセージを意識するのをお勧めしています。質問をされたとしても大丈夫なように、「結局何が言いたいのか、簡潔に考えるとこれ」という言葉を1つ決めておく。

そうすると、基本的にはそれさえ伝えられたら、あとはその言葉の強度を高めるための補足情報なんですよね。なので、話しているうちにわからなくなる方は、まずコアメッセージ、言いたいことを決める。

さらにそれでも忘れてしまうという方は、極力忘れないうちに、その言葉を先に発してしまう。そうすると、そのあとの構成がいろんな順番になったとしても、結局根本の部分は伝わっている状態にできます。

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