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2025年8月公開記事ランキング(全1記事)

「有能な怠け者」こそ最高のリーダー? マネジメントスキルを高める10の視点【月間人気記事ランキング】 [1/2]

8月の人気記事ランキングでは、マネジメントスキルに関する記事が多数ランクインしました。上位記事では「がんばりすぎる上司が職場を壊す」「プレイングマネージャーからの卒業」といったテーマが注目を集めています。共通するのは、従来型の「がんばる上司」像からの脱却と、部下の成長を促す新しいマネジメントのあり方。本記事では、マネージャーに必要な思考法や行動変容のヒントになる10記事をお届けします。

10位:「心の回復力が高い人は"ある思考訓練"を繰り返している 思考を書き換えて、ストレスを緩和する方法」

株式会社LDcubeの高野聡子氏は、レジリエンス(心の回復力)について「いかなる状況でも、最善・最良の考え方を模索し、成果につながる行動を選択し、前に進む力」と定義しています。単に「折れない心」ではなく、「行動する」ところに焦点を置いているのがレジリエンスの本質だと説明します。

レジリエンスを高めるためには、「ATCモデル」という思考法が効果的です。
A(Activating Events):心がモヤモヤとする出来事
T(Thought):その出来事についての考え方
C(Consequence):考えた結果の行動・感情

高野氏は「出来事そのものではなく、どう考えるかが重要」としています。例えば、上司から電話があった時に「怒られる」と考えると嫌な気持ちになりますが、「褒められるかも」と考えれば前向きな行動につながります。

「レジリエンスが高い人は、この思考訓練を繰り返し行っています。一面だけでなく多面的に捉え、最も生産的な行動につながる考え方を選択する習慣が身についているのです」と高野氏は説明します。

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9位:「『尻拭いしない』上司が部下の能力を育てる 経営学者が語る、"任せて見守る"マネジメント実践術」

経営学者でYouTuberの中川功一氏は、「上司・リーダーは必死に尻拭いをして誰よりも働くもの」という考え方に警鐘を鳴らしています。

「あなたが心と体に余裕を持って働いているということは、ずるをしている、楽をしているのではなくて、それが組織体として正しいかたちなんだというふうに意識を切り替えるのが今は本当に大切なことなんです」と中川氏は語ります。

上司が必死に働くことの弊害として、以下の点を指摘しています。
1. 責任というストレッサーが脳のエネルギーを消耗させる
2. 上司自身が壊れることが最も無責任な行動となる
3. 部下の能力開発ができなくなる
4. 部下が「あんな風にはなりたくない」と昇進意欲を失う

中川氏は「最後までなんとかやらせ切ること」の大切さを強調し、子育てと同じように「自分が手を出してしまえば工数5分の1で終わって明日には提出できると思っても、がんばって任せ切る」ことが真のマネジメントだと説きます。

マネジメントの実践術として、以下のポイントを挙げています。
・マルチタスクを避け、一つのことに集中する
・職場に笑顔と信頼関係を作る
・仕事の意味やパーパスを部下に伝える
・悩まずにさっさと決断する

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8位:「『報連相がうまくいかない=伝える側のスキル不足』ではない 心理的壁も影響するからこそ上司ができること」

株式会社アクティブ アンド カンパニーの三上真央氏は、報連相がうまくいかない原因は単に伝える側のスキル不足ではなく、聞く側の姿勢に問題があることが多いと指摘します。

「報連相がうまくいかないのは、伝える側のスキルが不足しているからだと往々にして言われがちですが、そもそも心理的壁とか聞く側の姿勢に問題があるっていうのは注意する必要があります」と三上氏は語ります。

上司が「忙しい」「自分で解決しろ」と言ったり、言われた通りに報連相しているのに怒られたりすると、部下は次第に口を閉ざしてしまいます。

三上氏は報連相を「単なるマナーではなく、変化に強い組織を作るための戦略」と位置づけ、以下のポイントを挙げています。
・報連相には俯瞰的な視点と言語化能力が求められる
・報連相は組織全体の変化対応力を高める育成ツールである
・管理職は報連相してくれたことに感謝の気持ちを示すべき
・「未知の未知」を「既知」に変える問いかけや情報提供が重要

三上氏は「そもそも管理職として向いている人間を任用できているか」という点も課題として挙げ、「プレイングできるからマネジメントができるというわけではない」と指摘しています。

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7位:「上司が知っておきたい部下に仕事を任せる時に必要な8つのこと 明日から実践したい適切な任せ方」

株式会社アクティブ アンド カンパニーの佐久間大輔氏は、「丸投げ」と「任せる」の違いを明確にし、適切な仕事の任せ方について解説しています。
「丸投げ」と「任せる」の違い
・丸投げ:目的の説明がない、指示が曖昧、単なる作業要員扱い
・任せる:目的やゴールが明確、部下の状況を見て任せる範囲を変える、成長を加味したチャレンジがある

仕事を任せる際に必ず押さえるべきポイントとして、「Why(目的)」「When(時間)」「What(具体的に何を任せるか)」の3つを挙げています。

また、上限設定ではなく下限設定のマネジメントの重要性も強調しています。「任せたのだからここまでやってもらわないと困る」という上限設定ではなく、「会社として求めている最低限のラインのレベルを下回らないかどうかのリスク・アラームを設ける」という下限設定が効果的です。

佐久間氏は、仕事を任せる上での8つの注意点を紹介しています。
1. 最終期限だけでなく中間確認を設ける
2. 「相手には相手の仕事がある」ことを理解する
3. 求めるクオリティを明確にする
4. 任せたとしても責任自体はマネージャーが持つ
5. 一部を任せる時も全体像を説明する
6. 代わりにやってもらう場合は期待値を下げることも必要
7. 同じ視座で仕事ができるようサポートする
8. 部下の成長を考えた仕事の任せ方をする

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6位:「成功している人・していない人の差は『能力』ではなく『思考法』 悩む時間をなくして成果を上げる方法」

株式会社北の達人コーポレーション代表の木下勝寿氏は、ビジネスで成功している人とそうでない人の差は「能力」ではなく「思考法」にあると語ります。

木下氏は「原因解消思考」と「最終目的逆算思考」という2つの思考法を紹介しています。
・原因解消思考:うまくいかなかった原因を解消しようとする
・思考最終目的逆算思考:目的に立ち返り、別のアプローチを考える思考

例えば、道が岩で塞がれていて目的地に到達できない場合、原因解消思考では「岩を動かせるようにする」ことを考えますが、最終目的逆算思考では「24時間以内に目的地に到達する」という本来の目的に立ち返り、ヘリコプターをチャーターするといった別の解決策を考えます。

木下氏はまた、「バーティカルシンキング(縦思考)」と「ラテラルシンキング(水平思考)」という概念も紹介しています。
・バーティカルシンキング:課題を縦に掘り下げて解決する思考
・ラテラルシンキング:前提条件を疑い、横に発想を広げる思考

「悩む時間をなくすことが、より多くの成果を出すことにつながります。私自身が他の人よりも多くの成果を出せている理由の1つとして、悩む時間がほとんどないっていうのがけっこう大きいと思います」と木下氏は語ります。

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