「朝の時間をもっと有効活用したい」「充実した一日のスタートを切りたい」と思いながらも、なかなか理想的な時間の使い方が見つからないという方も多いのではないでしょうか。
実は「朝の過ごし方」を整えるだけで、1日の集中力や仕事のパフォーマンスが大きく変わります。 今回は、ログミーBusinessアンバサダーのみなさまに、実際に実践している朝の習慣について教えていただきました。
日々多忙なビジネスパーソンでも取り入れやすい、効果的な朝のルーティンをご紹介します。
第4弾は、プログラミング言語「Ruby」の生みの親、まつもとゆきひろ氏です。AIを活用した開発ルーティンや、心身の健康を保つ運動習慣についてお聞きしました。
2kmの散歩とAIチェックで1日のスタートを快適に まつもとゆきひろ氏の朝ルーティン
プログラミング言語Rubyの創始者。Rubyアソシエーション理事長。ほかネットワーク応用通信研究所フェロー、OSS Vision社CTO、福岡県Ruby・コンテンツビジネス振興会議会長など肩書多数。
①仕事のパフォーマンスにつながっていると感じる朝の習慣を教えてください。
犬と散歩、AIチェック、朝食を摂ることの3つです。
もう13歳になる犬と毎朝(と毎夕)散歩しています。1日2kmくらい歩きます。朝から体を動かすのはけっこう良いリフレッシュになります。歩きながらポッドキャストを聞いたり、仕事の構想を練ったりします。ここ数年、夏が異常に暑いのが悩みの種で、夏の間は早起きして7時前に出発するようにしています。
だいたい夜寝る前に開発中のソフトをビルドしたり、最近だとAIエージェントにタスクを投げてから寝るので、(翌朝に)そのチェックをします。AIにお願いしたタスクはほとんどの場合、うまくいっていることはないのですが、たまに思いがけない結果が出ていると嬉しくなりますね。
朝食はかならず食べるようにしています。午前中にもエネルギーは必要です。あと、数年前に結石で痛い思いをしたので、水分を多めに摂るようにしています。
②そのルーティンを行うようになったきっかけや、参考にしている人はいますか?
妻に「もっと健康に気を使うように」と説教されたのがきっかけです。正直なところ、私は自制心が緩いので、妻のアドバイスがなければもっと不健康だったと思います。もしかすると死んでいたかも。
③仕事の中で、どのような瞬間にルーティンの効果を感じますか。
前述の3項目のうち、「AIチェック」以外はあまりにも長い間実践しているので、効果を感じることはあまりないのですが、大きな病気もせずに済んでいるのは朝ルーティンの効果もそれなりにあるのだと思います。
④反対に、朝に「やらないようにしている」ことはありますか?
極端に生活リズムを変えるのはやりたくないなと思います。早朝から出発して出張に行くとか。まあ、やりたくなくても必要なことが年に数回はあるのですが。
⑤ログミーBusiness読者におすすめしたい、手軽にできる朝の習慣はありますか?
「ちゃんと寝る、ちゃんと起きる、ちゃんと(朝食を)食べる」ことでしょうか。私の若い頃は夜更しに寝坊、時差ボケ、食事抜きなどめちゃめちゃでしたが、今は安定しています。
仕事のパフォーマンスやメンタルの余裕を確実に変えるのは、小さな習慣の積み重ねから。ログミーBusinessでは、そんな朝の習慣をはじめ、時間管理術やコミュニケーションスキルなど、ビジネスパーソンの成長を支える実践的な記事を多数掲載しています。まずは1つ、自分に合った朝の習慣を取り入れることから始めてみませんか。その一歩が、あなたのキャリアと日常を大きく変えるかもしれません。