「朝の時間をもっと有効活用したい」「充実した一日のスタートを切りたい」と思いながらも、なかなか理想的な時間の使い方が見つからないという方も多いのではないでしょうか。
実は「朝の過ごし方」を整えるだけで、1日の集中力や仕事のパフォーマンスが大きく変わります。
今回は、ログミーBusinessアンバサダーのみなさまに、実際に実践している朝の習慣について教えていただきました。
日々多忙なビジネスパーソンでも取り入れやすい、効果的な朝のルーティンをご紹介します。
第2弾は、『世界の一流は「休日」に何をしているのか』著者の越川慎司氏による、自律神経を整える朝ルーティンです。世界の一流ビジネスパーソン200名を調査した知見をもとに、塗り絵やジャーナリングを用いた朝習慣についてお聞きしました。
前回の記事はこちら 朝の塗り絵とジャーナリングで手軽なデジタルデトックス 越川慎司氏が実践する朝ルーティング
株式会社クロスリバー代表取締役社長著書に『世界の一流は「休日」に何をしているのか』(クロスメディアパブリッシング)ほか。
① 仕事のパフォーマンスにつながっていると感じる朝の習慣を教えてください。
私の場合は2つありますね。自著の『世界の一流は休日に何をしているのか』を実践しているのです。
まず「5分間の塗り絵」。これは本当に自律神経が整います。デジタルから離れて、心を落ち着かせることができます。瞑想のようなものです。
続いて、「3行排水」です。これは頭の中で考えていることを3行だけメモに書き出すことです。いわゆる朝のジャーナリングですね。書き出すことで、頭の中のモヤモヤを外に出す外在化の効果があり、ストレス発散できます。
②そのルーティンを行うようになったきっかけや、参考にしている人はいますか?
世界の一流200名の調査をしましたから、その人たちの真似をしたら一流になれるのではないかと妄想しながらやってます。
③仕事の中で、どのような瞬間にルーティンの効果を感じますか?
一番感じるのは、急なトラブルが起きた時ですね。以前だったらパニックになっていたような状況でも、朝に自律神経を整えておくと、冷静に対処できるようになりました。あとは、午前中の講演で話をする時に思考の整理が早くなったと思います。
④ 反対に、朝に「やらないようにしている」ことはありますか?
起きてすぐスマホを見るのは止めています。短くとも5分は見ないですね。ベッドから起きて、いきなり仕事のメールを見てしまうと、朝からげんなりしてしまうことがあるからです。
⑤ログミーBusiness読者におすすめしたい、手軽にできる朝の習慣はありますか?
プチ・デジタルデトックスはおすすめです。起きてすぐ5分だけスマホを見ない実験をしてみてください。5分できたら、翌週は7分離れてみてください。こうしてスマホから距離を置く実験を重ねると、デジタルデトックスができますよ。
仕事のパフォーマンスやメンタルの余裕を確実に変えるのは、小さな習慣の積み重ねから。ログミーBusinessでは、そんな朝の習慣をはじめ、時間管理術やコミュニケーションスキルなど、ビジネスパーソンの成長を支える実践的な記事を多数掲載しています。まずは1つ、自分に合った朝の習慣を取り入れることから始めてみませんか。その一歩が、あなたのキャリアと日常を大きく変えるかもしれません。