2024.10.10
将来は卵1パックの価格が2倍に? 多くの日本人が知らない世界の新潮流、「動物福祉」とは
リンクをコピー
記事をブックマーク
永山新一氏:みなさんこんばんは。最後のお話をさせていただきます。私はラヴアンドシェアイメージという小さな映像会社をやっております永山と申します。よろしくお願いします。
弊社は先ほど映像制作と申し上げましたが、かなり狭い分野に入ってます。お客様が大手のデベロッパーさんです。例えば三井不動産レジデンシャルさんだったり、三菱商事さんだったりというところがお客様になっております。
何をやったかと申しますと、駅とかに看板が出てて、どこどこに堂々誕生みたいなとか、モデルルームオープンとか、モデルルームにもしかしたら行かれた方がいらっしゃるかもしれません。
そこに行くと、彼らのビジネスモデルというものは、形になる前に物を売っちゃいたいわけですよ。マンションでこうなりますよーという期待値で売らせちゃう。
そこにちょうど小さなシアタールームみたいなものがあって、コンピューターグラフィックなんかを付けて、実際にこの物件にはこんなに立派なお庭ができますよとか、2階に上がったら実際の部屋が作ってあってどうですかって販売することになっています。
私どもがそうした映像制作をしている中で、あることがあったんです。例えば、ある場所を俯瞰するときに、今まで僕らは新木場にある東京ヘリポートに行って、ヘリコプターに乗ったわけです。上から高度200m、300mからドカーンとカメラで撮ってたんです。
それが1発飛ばすのに、50万円から60万円かかります。天気が悪いと待機が入って、結局70万から100万円ぐらいになっちゃったみたいなことがあったりしまして、チクショーと思ってたんです。なんとか違う形で撮れないかなと思っていたところ、Phantom2が私の目の前に現れたわけです。
Phantom2をよくよく研究してみるとジンバルが付いていて、ジンバルが何かというと、ちょっと機体が傾いても自動的に調整してカメラの位置がぶれないだとか、ちょっとクッションがついていて、羽がブンブン鳴りますから振動を抑えるとか、去年の春先ぐらいかな、何も規制がなかった頃です。
私は毎週末サーフィンをやってるんですけど、風の向きみたいなものに何となく感覚があって、大体風速5m以内で墜落しないように……。なぜ墜落しないようにするかというと、当然できたばっかりの業界に、迷惑をかけちゃいけない、事件を起こしたら申し訳ないっていうのは上っ面ですけど、実は、たかだか20万円のドローンを落としてしまうともったいないという気持ちから始まって、慎重にやってました。
というのがだいたい私とドローンとの映像の関わり合いでございまして。実際どういうのを作っているかというと、これがSUUMOさんという不動産屋さんのサイトがありまして、ここにある物件について作ったのがあります。ちょっとご覧になってください。
(映像がスクリーンに映る)
まぁドローンドローンと言いつつも、そんなに使えてねーじゃねーかってことなんですけど。僕なんかはそもそも、人間の表情とか、気持ちっていうところを表現することにすごくフォーカスした映像を作っていたんです。ドローンがこういった不動産屋さんがお客様となった時に、大きな俯瞰をするのに非常に向いてるんです。
それでこういったニュアンスで、いろんなものを組み合わせたものを使ってます。その中で例えば『アイズ』という映画は、今年の夏封切りなりました。その中でちょっと。見てくださいこれです。ホラーが嫌いな方ごめんなさい。少しおつき合いください。ここですね。このまま消したままで大丈夫です。
こういった映画の中のワンシーンでやったりです、これはPhantom2で撮ったんですけど、GoProで撮ったものをDaVinciというソフトウェアで着色して、ちょっと意外なのを作ったりしています。
後は長くなっちゃうんで、はしょりますけれども。ちょっと飛ばしながら見ます。
(映像がスクリーンに映る)
これが市ヶ谷にある東急さんのひとつの物件なんですけども。固定カメラから大きな橋を写しまして。ちょっと後飛ばします。こういうこともやっております。
後はこれもまた不動産屋さんがらみなんですけど、見込み客に対してEmailを送りまして、そこに動画がくっついてまっせとやると、回遊率は20何パーセントが60何パーセントになっちゃったみたいな、経済的に効果があったという事例なんですけど。
(映像がスクリーンに映る)
これはドローンじゃないです。さっきと一緒です。最後は晴海のところに行って、ゆっくりとドローンを上あげながら俯瞰映像を撮ったりしています。
それと私は、どちらかというとエンターテインメントの新ジャンルに生きている人間です。今後ですけど課題というか、今思っているのは、今見ていただいてる人物をアップで捉えて、そのまま違うドローンのやつに切り替えているんですけれども、人物の表情を捉えてそれがそのまま大きな俯瞰にいくような、ドローンで人物の表情を捉えるような仕事を、これからしてみたいなぁというふうに思っています。
何か大きな2つの事件、官邸墜落というのと川崎の中学生かな、善光寺にドローンが落っこちちゃったみたいな話で、ドローンがよくわからないから認めなくていいんじゃないという雰囲気になってますよね。
そこではなくて、やはり空撮によって得られる感動だったり、全体で皆さんがガーッと集まって、撮った喜びだったりしたものがドローンの精神ですので、私どもは引き続きドローン撮影で皆様の気持ちをとらえたい。感動を伝えることを、引き続きやっていきたいと思っています。すいません、お時間いただきありがとうございました。
(会場拍手)
あの大女優との意外な関係も ドローンの歴史と現状を東大教授が解説
「事故のないコンテンツ制作を」ドローン操縦技能士コース開講の目的をデジタルハリウッド学長が語る
66万人が体験した「のび太の空中散歩」とは ドローンを利用した空撮全天球動画の事例を紹介
「今はドローン飛行の副産物として動画を撮っている」スマホコンテンツ制作会社が空撮に取り組む理由
ロボット産業の蓄積をドローン分野で活用するには 共通する4つの課題をコンサルタントが語る
不動産PVからホラー映画まで ドローンを活用する映像制作会社が事例を紹介
「東京五輪でのドローン活用の可能性は?」公開シンポジウムで各分野の専門家が回答
2024.11.13
週3日働いて年収2,000万稼ぐ元印刷屋のおじさん 好きなことだけして楽に稼ぐ3つのパターン
2024.11.11
自分の「本質的な才能」が見つかる一番簡単な質問 他者から「すごい」と思われても意外と気づかないのが才能
2024.11.13
“退職者が出た時の会社の対応”を従業員は見ている 離職防止策の前に見つめ直したい、部下との向き合い方
2024.11.12
自分の人生にプラスに働く「イライラ」は才能 自分の強みや才能につながる“良いイライラ”を見分けるポイント
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
2024.11.11
気づいたら借金、倒産して身ぐるみを剥がされる経営者 起業に「立派な動機」を求められる恐ろしさ
2024.11.11
「退職代行」を使われた管理職の本音と葛藤 メディアで話題、利用者が右肩上がり…企業が置かれている現状とは
2024.11.18
20名の会社でGoogleの採用を真似するのはもったいない 人手不足の時代における「脱能力主義」のヒント
2024.11.12
先週まで元気だったのに、突然辞める「びっくり退職」 退職代行サービスの影響も?上司と部下の“すれ違い”が起きる原因
2024.11.14
よってたかってハイリスクのビジネスモデルに仕立て上げるステークホルダー 「社会的理由」が求められる時代の起業戦略