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AIドリブンなキャリア形成〜AI時代でも活躍できるエンジニアへの変革〜(全3記事)

チャレンジしたいと語る若手で実行するのは2、3割? AI時代のエンジニアが持つべき「打席に立つ」姿勢

【3行要約】
・サイバーエージェント AIドリブン推進室室長の峰岸啓人氏が「技育祭2025【秋】」に登壇し、同社が取り組んでいる施策について紹介しました。
・サイバーエージェントでは「CA BASE VISION 2025」を開催するなど、AI時代に備えた方針を全社的に推進しています。
・エンジニアには技術の変化を楽しむ姿勢と、自ら機会を掴み取る行動力が求められています。

前回の記事はこちら 

AIを導入するだけでは活用されない

AIの導入推進。「AIを使いたくても使いにくい」とか、「何を使ったらいいかわからない」とか、「予算周りでちょっと困っちゃう」とかですね。

あとは効果測定。やっぱりこれ、自由に使えるだけだとダメなんですよ。福利厚生的にAIを使っていると、「とりあえず使います」みたいな感じ。とりあえず使うのも大事なんですけれども、そのアウトプットがどうなったかみたいなところも経営陣には必要なので、ちゃんとレポートするとか。

あとはナレッジ共有とか活性化とかですね。コンテストとかも、とにかく会社として盛り上げていこうとか。先ほどリスキリングの話をしましたけど、AI時代に変化するために必要なものをリスキリングしていこうとか、しっかりと「誉れの文化醸成」をしようとか。正直、8月に立ち上がったばかりで発信できるものがないので、これから楽しみにしていてください。


中期方針への意見を参考にブラッシュアップ

会社の本気度というところで言うと、これも先週の金曜日ですかね。エンジニアとクリエイターのAI戦略というところで「CA BASE VISION 2025」というものをやりました。AI時代に備えた中期方針ですね。

この左側のメガネの人……みんなメガネですね(笑)。長瀬(慶重)がエンジニアの役員で、右側の佐藤(洋介)がクリエイター側の役員なんですけども、それぞれから中期方針を話してもらいました。

ちょっとこれ、ここで初めて出す写真です。雰囲気がどんな感じだったかなんですけれども、エンジニアとクリエイターのマネージャーとか、責任者レイヤーをガッと70人ぐらい集めて、その場でビジョンのプレゼンを行いました。同時に配信して、社員にはリアルタイムで見てもらいました。

「Slido」っていう匿名で質問が流せるツールがあるんですけど、そこで上がってきた質問に対しても、その場で長瀬と佐藤から答えていったりとか。二部ではそこで発表されたものに対しての課題だったりとかを、ブラッシュアップするワークみたいなことも行いました。

今、サイバーエージェントのAIについての取り組みをお話できたかなと思っています。ここからはちょっとまとめなんですけれども、サイバーエージェントとしての考え方、メッセージで言うと、公式のオウンドメディアがあります。「CyberAgent Way」。知っている人いますか? あまりいないですよね。

じゃあ、サイバーエージェントの「Developers Blog」を知っている人はいますか? あ、ありがとうございます。こっちが多い。たぶんエンジニアのみなさんって「Developers Blog」を見ると思うんですよ。「Developers Blog」が何かというと、プロダクトでこういう技術を使ってこういう検証したよとか、技術的なアウトプットをする技術ブログです。それもぜひ見てほしいです。

AI時代もエンジニアの仕事はなくならない

一方、この「CyberAgent Way」はどちらかというと人とかカルチャーとか、考え方がわかるオウンドメディアになっています。なので、エンジニアに限った話じゃなくて、総合職とか役員とかクリエイター職とか、いろんな人が登場するメディアになっています。

会社としてのAIの取り組み度もそうだし、AIに限らず、会社の雰囲気を知るというところで、会社説明会に毎回行くのも大事だと思うんですけども、どの会社もネットにかなり落ちているので、こういうのを見ておくと、なんとなく自分の価値観とかと合うかなっていうのがわかるのでおすすめかなと思っています。

ここの内容はこの場では触れないんですけども、最近出た2つの記事は、今言ったAIエージェントとの協働に対して、役員の長瀬が話しています。すごく良いワードが書いてあって、「今、学生のみなさんに伝えたい」「AIエージェントがどれだけ発展してもエンジニアは価値ある職業であり続ける」と。

ここは希望を持ってほしいなあと思っていて。やはりAIによってエンジニアの仕事がなくなるんじゃないかっていう記事とかもありますけれども、僕も会社としても「そうじゃない」と思っています。

「価値あるエンジニアになるためにはどうするか」みたいなのは、この後のメッセージでもちょっと話すんですけれども、ぜひこの記事も見てもらいたいです。

レールに沿ったキャリアを避けるためにすべきこと

もう一個がCTO統括室の室長。CTO統括室っていうのはサイバーエージェントってめちゃくちゃ事業があるんですよ。メディアとかゲームとか広告とか。子会社でも百以上あったりするので、サイバーエージェントのCTOっていうのはいないんですね。

なんですが、各事業部とか子会社のCTOがいるので、それを束ねている会議体みたいなのがあります。そこの室長の山田元基と、僕がAIエージェントが協働する革新的な開発組織を目指すっていうインタビューもしてるので、これも見てもらえたらうれしいなと思います。
これがサイバーエージェントの考え方ですけど、僕からのメッセージを伝えて締めたいと思います。

今回、「AIドリブンのキャリア形成 〜AI時代でも活躍できるエンジニアへの変革〜」というタイトルでお話をさせていただきました。具体的にこういうふうにキャリアを作ったらいいよっていう話は一切していません。こうやってやればAI時代でも活躍できるエンジニアになれるよっていうのも特に言っていません。

ただ、今日は「機会提供」というワードをいっぱい使わせてもらったかなと思います。まず一般的なキャリア形成に言えることとしては、そもそもキャリアっていうのは与えられるものではなく、自分たちで作っていくものです。「3年目になったらリーダーになれますか?」とか、「何年目からリーダーになれますか?」ではなくて、3年目でリーダーになりたいんだったら自分でそうなるように行動する。

そうやって切り拓いていかないと、レールに沿った人生、キャリアになっちゃって、あんまり面白くない。自ら作るものなんだけれども、会社からの機会提供がどれだけあるのかっていうのはすごく大事です。まったく機会提供のない中で自分で切り拓く道もあります。

だけど、せっかくファーストキャリアでどこかの会社に入るんだったら、そういう機会提供がどれだけあるか。そこでどんな経験ができるのか。どれだけ打席に立たせてもらえるのか。

面接通りのアクションをする若手は2、3割?

僕もずっと10年ぐらい最終面接をやらせてもらっていて、先月に最後の最終面接を終えたんですけれども、「サイバーって若いうちから裁量があって」とか、「どんどんチャレンジしたいんですよ」っていう学生さんをたくさん面接の時に見てきました。そのうちの……感覚ですよ。そのうちの2、3割ぐらいしか入社して当時言っていたぐらいの行動をしてないんじゃないかなっていう。

意外と、ぜんぜんやってないわけじゃないけど、もっと豪快にやるんじゃないかと思っていたけど、打席に立たせてもらえていないというか、自分で取りに行ってない人もいるのかなと思っています。なので、みなさん自分ごと化してそういうふうになってもらいたいなと。

それらを活かしてどれだけ成長できるかってのがめちゃくちゃ大事で。みなさんもちろん、せっかく働くなら成長したいですよね。成長したいっていうのはすごく大事なんだけれども、それってある意味、自分軸なんですよ。自分が成長したいっていうことなので。

それだけじゃなくて、会社に属するということは会社や事業に貢献しなくてはいけないので、その成長の先に事業とか組織にどういう貢献ができるかっていうのもアンドで考えてほしい。自分軸と会社軸っていうところ。それで自分のキャリアを切り拓いていってくださいねっていう話がここです。

会社として本気でAIに向き合っているか

これは一般的なキャリア形成の話ですけど、AIドリブン。AI時代、AIエージェントの時代になってきたっていうところに対しては、先ほど冒頭に言いましたが、会社としてどれだけ本気でAIに向き合えているか。いくら機会提供があっても、AIに関しては何もやってない、「AIなんて使わないよ」って言っている会社だったら、AI時代に勝てる人になれないじゃないですか。

なので、本気でAIに向き合っているかどうかっていう会社を、今日のブースでもいいですし、これからオウンドメディアを調べるでもいいですし、これから選考を受ける、インターンに行くとかでも、(今後のキャリアを)エンジニアで行く以上は、どんどんキャッチアップしていく必要があるんじゃないかなと思っています。

まとめると、最初に聞きましたよね。「楽しみですか?不安ですか?」って。不安な人も何人かいたかなと思います。ただ、僕、サイバーエージェントってこういう機会提供があって、そのおかげでどんどん成長しているよって話をしました。みなさんも、たくさんの機会があったほうがいいですよね。

AI時代の変化をチャンスと捉える

なので、このAI時代の大きな変化っていうとちょっと怖いかもしれないんだけれども、めちゃくちゃどでかい機会と捉えて、チャンスと捉えてもらえるといいんじゃないかなと思っています。本当にエンジニアというものは技術が移り変わりするのが当たり前になっているので、その変化を楽しむことがめちゃくちゃ大事。

変に固執して、「自分はこれしかやらない」とか「こっちのがいいと思うんだよね」みたいなこだわりっていうのは、本当に邪魔になってくる。柔軟に変化を楽しみながらやっていくことを目指して、この大きな変化を波と捉えて、AI時代でも活躍できるエンジニアになってもらって、ちょっとでもワクワクしてもらえたらうれしいなと思っております。

僕からの話は以上になります。具体的な話はしていないですけど、この大きな変化を機会と捉える心持ちを忘れずに、これから頑張ってもらえたらなと思います。僕、この後ブースにちょっといるので、もし気になる方とかいたら話しかけに来てもらえたらと思います。本日はどうもありがとうございました。

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