AIエージェントのすごさをデモンストレーション
伊藤:僕みたいなアホにもわかりやすく、「エージェントとは、つまりどういうことやねん」っていうのを、簡単に教えていただいてよろしいですか。
佐藤:僕、さっきのお話を全部録音していて、すでにエージェントに指示を出していたんですよ。「エージェントって仕事の時間がめっちゃかかるから気をつけてね」って、上司力だってさっき言ったじゃないですか。僕はあの瞬間、プレゼンの中で完成しないことはわかっていたんですよ。
なので、録音しました。羊一さんが話している20分間は時間があるから、仕事を依頼したんですよ。「それ、何だと思います?」っていう話で、今日の僕の、「Peatix」の要望のところに、「お土産を用意してください」って黒沢さんから言われたので、「わかりました」って。
Musashino Valleyは起業家を目指す方の場所じゃないですか? 一応、佐藤もスタートアップの端くれとして、いろんな大会のファイナリストをいただいていますので、そのハウツー。起業家にとって救いになるようなTipsを全部ここの、さっきお見せした「Cursor」の中に、ウニャニャニャニャって入れました。
ここはちょっと割愛するんですけど、結論、こんなものができました。これ、羊一さんが見たら「ヤベェ」っていう話になるんじゃないかなという話なんですけど。これ、今作ったんですよ。ドン(AIが作った美麗なLPサイトが出来上がっている)。
「TANRENプレゼンメソッド」。ここにバイブスメーターっていうのを付けたんですけど、ここを回していくと、このバイブスがどんどんどんどん溜まっていって、佐藤から……。
伊藤:(ノートPCの画面を見ながら)これ、俺と佐藤さんだけで楽しむことになっちゃうからね。
(会場笑)
瞬時にWebサイトを生成
佐藤:見えない?
話者1:見えない、何も見えない(笑)。
伊藤:見えないでしょ、そりゃ。だって、俺だって見えないんだもん。
話者2:先生、その字が見えません。
佐藤:そうですね、はい。ちょっと暗くしてもらったほうが、衝撃度は強いな。
これが、今この瞬間に作ったサイトですね。「TANRENプレゼンメソッド」っていうことで、(画面を示して)これは僕の2015年と2016年に(インフィニティ・ベンチャーズ・サミット 2015 Spring Miyazaki Launch Pad)ファイナリストを取った時のものですね。
エージェントとは一言で言うと、仕事を頼んだら小さい兵隊がウニョウニョと動いてくれて、「佐藤さん、YouTubeで登壇していますね」っていうものを集めてきて、「佐藤さんのプレゼンのメソッドになるものを今分析しました」
(画面のテキストを読んで)「あなたの『TANREN』っていう哲学のところに脈々と語り継がれているところと、あなたのプロンプト技術がすごく重要なので、それとプレゼンのメソッドを掛け合わせて、一気にストーリーテリングをして、あなたの『聴衆の痛みから入る』」って……。
僕、言っていたかな(笑)? 忘れましたけど、「圧倒的な実績を定義して、欲求を明確にする根拠で、あなたのプレゼンセンスの全部をこのサイトの中にしまい込みました」っていう、このサイトが一撃でできるんですよ。
なので、AIで分析する子、AIでサイトを作る子、AIで僕のTipsをまとめる子、そういうのがワシャワシャワシャッと動く。通常、羊一さんがGeminiとかChatGPTに問いかけたら、「これ、やって」「はい、できました」「これ、やって」「はい、できました」って、(成果物が)1個1個じゃないですか。このソフトを使うと、全部が一撃の下、20分間で……。
伊藤:それだけで、できるんですね。
1つの組織が生まれるイメージ
佐藤:ここに、ちょっとAgentっていう文字が隠れているんですけど、見えますか?
「Chat」っていうのは今までのAIなんですよ。これを「Agent」でやると、ほぼ自律型。ここに僕の組織があって、5人、10人の部下が、ワシャワシャワシャッて動いてくれて(いるイメージです)。
伊藤:それは佐藤さん用にカスタマイズされているんですか?
佐藤:いや、ほぼデフォルト機能。知っている人はもう当たり前に使っています。知らない人は、相変わらず1対1で。
伊藤:それ、ふだんから使いたいんですけど、どうしたらいいんですか?
佐藤:「Cursor」をインストールすれば、もうここで見よう見まねでやれます。
伊藤:でも、ちょっと難しそうじゃないですか。
佐藤:はい。僕のところの講座が10万円で受講できます。
(会場笑)
「それも作っておきました」
伊藤:なんだか仕込んでいるみたいですけど。これ、すごくない?
佐藤:すごいでしょう? ほら、見てください。これ、パスって言うんですけど、このフォルダの中に、「最後のリンク先がちょっと間違っているから修正してね」「僕のホームページにあるから『AI独学超大全』のバナーを突っ込んでね」って書いてあるじゃないですか。そうしたら、「了解しました、差し替えますね」って言ってくれています。
ちゃんとできたのか一番下のほうを見にいくと、(画面をスクロールする)プロンプト集にもなっていて。黒沢さんから、「コピペでできるプロンプト集も100個作っておいて」って、言われたので、「わかりました、100個作っておきます」と、100個作っておきました。
伊藤:これは、プレゼンメソッドっていうふうに。
佐藤:はい、プレゼンと、あと起業のための対策。
伊藤:例えば今日、来場した人が生成AIに関する悩みを一撃で解決するための解説集とかって作れたら……。
佐藤:それも作っておきました。
伊藤:えぇ!?
NotebookLM初心者がすべきこと
佐藤:「起業のためのNotebookLM Tips」。「起業のため300個のTipsを全部この中にぶっ込んでおけ」って指示を出しておいたので、300個のノウハウ集がここに全部入っています。
伊藤:これはNotebookLMだから、さっきのとはまた違いますよね。
佐藤:違います。このツールは、さっき言っていた初心者向けのもの。
伊藤:こっち側がそうですよね。初心者向けでもそんなことができる。
佐藤:ただし、左側のここを僕が用意していたんです。この起業のための300個のTipsを、ここで「300個作れ」ってエージェントに指示を与えたんです。
伊藤:なるほど、それはちょっとズルしているわけですね。
佐藤:はい、ズルしています(笑)。
伊藤:でも、初心者がこれをやるには、自分で100個だか200個だか……。
佐藤:そうです。初心者の方でやりたい方は、「ノートブックを新規作成」で、ここの「ソースを探す」っていうのが初学者のためのいい機能なんです。
ここに「来週に起業したいと思います。日本政策金融公庫にプレゼンしないといけないので、それに伴う重要なノウハウを洗いざらい探してきてください。ここに頼めば堕落した人間でもなんとかなるって講師の人が言っていました」。これが堕落コースです。
そうすると、ソースを探してきて「あなたみたいな堕落した人でも大丈夫。起業のTipsを私が探してきます」って、やってくれるんです。
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