「DevConnection」の技術スタック
ごみちゃん:次に技術スタックです。技術スタックは以下のとおりになっていまして、クライアントサイドはiOSで、Swiftで書いています。サーバーサイドはGoで作っています。

開発期間がまだ1ヶ月なので申請中なんですけど、今後リリースされるので、今しばらくお待ちください。今後はApp Storeへのリリース、そしてマネタイズ、ユーザーレコメンド機能の実装をしていきたいと考えています。

今回ひろゆきさんにお聞きしたいことは、DevConeの発展についてと、あとはDevConeの広報について、この2点についてお聞きしたいと思っています。本日はよろしくお願いいたします。
楓:はい、ありがとうございます。視聴者のみなさんはぜひ拍手をお送りください。プレッシャーの中、トップバッターお疲れさまでした。
ではここから、ひろゆきさんのほうから、もしご不明点があればそれはそれで質問、突っ込みをしていただきつつ、サービス、開発、あとプレゼンについてもですね、何かフィードバックであったりアドバイス、ダメ出しをぜひお願いできればと思います。ではひろゆきさん、よろしくお願いします。
自己紹介サイトで事業は回っていない
ひろゆき:ごみちゃんさんは、これを専業でやるつもりなのか、趣味としてやるつもりなのか、どっちなのかなっていうのが、けっこうでかいなと思ったんですけど。
ごみちゃん:はい、そうですね、それで言いますと趣味として、副業として進めていこうと考えているので、本業はまた別で会社に入ってエンジニアをやっていこうと思っています。
ひろゆき:なんか、自己紹介サイト的なやつとか、Xとかにも、なんかクリップするとプロフィールでいろいろつながるみたいなのをやっているサイトが、海外を含めていっぱいあるので、基本的に僕が見ている限り、どれも事業としては回っていないんですよね。
ただ「便利だよね」というので使っている人もいるという状態なので、たぶん3、4年とかひたすら「便利だよね」を追求して、それなりのユーザー数がいる状態まで持っていければ、まだなんとかなるとは思うんですけど。
事業としてやろうとする方向性として、例えば、じゃあ、フォローしてそこで情報が出てくるみたいなのになっちゃうと、逆に面倒くせぇ、使われないっていう、そっち側も大きい気がするんですよね。要するに100人フォローして、別にたまたま勉強会で知り合ったぐらいの人って、そんなに興味ないじゃないですか。
そうすると、本当に自分の知りたい人は埋もれてしまうので、なので、なんか下手にそこらへんの、なんか拡張性を広げてコミュニティにしようとすると、逆に使われなくなってしまう可能性があるんじゃないかな、というところで。
なので、ひたすら地味に広がっていって「便利だよね」ぐらいでユーザー数を増やすほうが、まだマシなんじゃないかなと思ったんですけど。
ごみちゃん:なるほど、ありがとうございます。
サポーターズとコラボ? 市場戦略を考える
ごみちゃん:そうですね、それでいうと、ちょっと質問内容にもあるんですけど、一般ユーザー向けに開発するのか、それともイベント開発系の会社に営業して、イベント特化のアプリにするのかというところで。
例えば、サポーターズさんとかはエンジニア交流会とかをやられているんですけど、その中で実際にこのDevConnectionというものを採用していただいて、例えば実際にエンジニア交流会の中に参加している企業さんとか、あとは参加している学生エンジニアの人とかをつなげやすくするみたいな懸け橋になるとか、そういう使われ方も(しています)。
これはサポーターズさんとかから、もしやるとしたらお金をいただくみたいなかたちでマネタイズしていくかたちになるんですけど、今ちょっとその2つで考えていまして、一般ユーザー向けか会社に営業するかというところで。
どちらのほうがいいのかなというところを、もしひろゆきさんとかからご意見あればお聞きしたいなと思っていました。
ひろゆき:先ほどのコミュニティ機能があるってなると、仮にサポーターズさんに営業したとしたら、サポーターズさんがお金を払ってDevConeさんのコミュニティを育てることになっちゃう。たぶんイベントをやっている企業がやろうとすると、自社のほうに登録して自社のコミュニティを作ろうになってしまうので、そこで「お金を取ってやる」のはかなり難しいと思うんですよね。
むしろたぶん、「無料で便利ですよ」で、イベントに特化したページっていうのも出して、「これでコミュニケーションしやすくなりますよ」っていうかたちで無料でいろいろなイベントに使わせて、結果としてコミュニティが広がるっていうほうがまだ可能性はあるんじゃないかなと思っていて。
なので事業化とかお金を取るということを先に決めてしまうと、けっこう広がりが少なくなって、結果としてあんまり広まらないで終わってしまう可能性のほうが上がるんじゃないかなという気がするんですけど。
ごみちゃん:なるほど……で言うと、一般ユーザー向けにいったん作って、無料でいろいろなイベントとかで使いやすくなるような工夫をこっち側でしていって、みたいなほうが開発の今後の進展、進め方的にはいいのかなっていう感じですか?
ひろゆき氏が指摘するエンジニアネットワークの盲点
ひろゆき:うーん。あと、なんかイベントにこだわりすぎている気がしていて、技術者でイベントに出ている人って、たぶん割合で言ったら1パーセント以下だと思うんですよね。
東京の学生とかイベント好きなエンジニアが集まっていて、そういうところに行っている人って、そういうのが当たり前だと勝手に思い込んでいると思うんですけど、そもそも論、そんなの行かんよねとか、海外のエンジニアとかのほうが量としては多いので。
なので、イベントにこだわるというよりは、「プロフィール使いやすいよね」とか、やれるかどうかはわからないんですけど。
例えば、GitHubのアカウントを拾っていって、なんか「同じようなプロジェクトに関わっています」「実はこの人、こっちのプロジェクトでこっちの人とも関わっているよ」みたいなのって自分で気づいていないのもあったりするので、それで「実は同じのやっていますよ」って言ったら、「あっ、じゃあ、話通じるじゃん。じゃあ、仲良くなろうよ」みたいな。
ネットワーク上にあるデータだけで、実はこの人とこの人、相性いいはずだよねとか、持っているスキルセット似ているよねとか。そこでレコメンドを出すとかのほうが、まだそのサービスでしか手に入らない価値が生まれてくるんじゃないかなと思うんですけど。
ごみちゃん:そうですね。それもおっしゃっていただいたとおり、そのとおりだなと思いました。今後ユーザーレコメンド機能を追加したいというお話を、進展のところで少ししたんですけど。
どういう機能にしていくかというと、GitHubのAPIとかを使って、その人が一番使っている言語やそういったものを引っ張ってきて、そこと自分、また周りにいるユーザーの中で自分とまったく同じような言語を使っているとか、興味分野が同じそうだね、みたいなところでユーザーレコメンドしたいと思っているので、そういった方向で開発していくのは、僕自身というか、僕たちのチームとしては今考えているところではあります。
ひろゆき:あと僕が、そういう立場のエンジニアだと知りたいと思うのが、けっこういいスキルセットを持っていて、相談に乗ってくれそうな親切なエンジニアをどう探すかで。
例えばXのアカウントで、誰かに対する質問とかっていうのをフォロー外とかでもちゃんと答えているっていう履歴のあるエンジニアだとすると、その人に質問しても答えてくれる確率は高いじゃないですか?
ごみちゃん:はい。
ひろゆき:なので親切なエンジニアが見つけられるみたいなのがあると、それはそれで便利かなと思いました。
ごみちゃん:なるほど。ちょっとチームで、そういった方向で機能を実装できるかどうか話し合ってみたいと思います。ありがとうございます。