M-1王者の後輩はロボット企業の社長？　お笑いの発想で挑戦する、新しいロボット像 [2/2]

拍手ロボット「ビッグクラッピー」を開発

久代：気になりますけど、今日はネタではなくて、イチオシのプロダクトを。

髙橋：スーパークリエータ側の話です。「ビッグクラッピー」というロボットを作っています。これが歌っている姿です。

久代：かわいい。

（ ビッグクラッピーがうたう「マツケンサンバⅡ」の映像が流れる）

野田：なんだこれ、すごいな。

久代：え、かわいい～。すごい！

髙橋：はい、そういうことです。YouTubeで見てください。

野田：夢の中みたいでしたね。

久代：かわいい……。

髙橋：一番の特徴は柔らかい手でたたくので、人間らしいパチパチとしたフィジカルな音が出ることです。

野田：なるほどね！

久代：実際にこの手から鳴っている音ですもんね。

髙橋：そうなんですよ。スピーカーじゃないんです。人感センサーがついていて、お店の前を通ると「いらっしゃいませ～」って呼び込みをしたり、いろいろ歌を歌ったり。それこそビックカメラさんのオープンをテーマソングを歌って盛り上げましょうとか。

野田：え、拍手してくれんの？

髙橋：めちゃめちゃ盛り上げます。

野田：じゃあこれ、お笑いの賞レースとか助かるな。

髙橋：そう、サクラとかに。

野田：今も置いといたらだいぶ助かりますもんね。登場した時、めっちゃ拍手をくれますもんね。

（会場笑）

「うるさいって、よく言われます」

髙橋：カスタムでたこ焼き風のモデルとか、シーサーとか、いろいろ作っています。フィジカルなものを作るのは好きですね。

今、ゲームセンターにすごく増えているんですよ。どんなことをやっているかというと、景品を取れたら「おめでとう！」みたいな。

野田：なるほど。

（クレーンゲームを盛り上げる「ビッグクラッピー」の映像）

髙橋：まず、こう盛り上げる……。

野田：めっちゃ煽ってくるじゃん、こいつ！

髙橋：煽ります（笑）。

久代：え、これ、髙橋さんですか？

髙橋：僕です。

久代：すごいノリノリ。

髙橋：取れるかな？

野田：うわ～、パチパチしてくれるわ。

髙橋：もう、パチパチパチパチやりますよと。その他、神社とかもあるんですよ。拍手の壁の神社。もう大喝采。

髙橋：運気アゲアゲみたいな。

久代：後ろに手がいっぱい。

髙橋：グッズもいろいろあったりとか。

野田：なんだ、これ！　だいぶはしゃいでますね。

（一同笑）

髙橋：なんかゲームセンターがほぼほぼ拍手で埋もれている感じになってきていて。もう調子に乗ってサンバも作ったんですけど。

（サンバでクレーンゲームを盛り上げる「ビッグクラッピー」の映像）

野田：うわ～、これはだいぶ調子に乗ってますね～。

久代：拍手以外もあるんですね。

髙橋：いろいろ作ってます。これも取れたら「おめでとう～」みたいな。そんな感じでエンタメしてますね。

野田：とにかくその場を盛り上げたいんですね。

久代：（笑）。

髙橋：「うるさい」って、本当によく言われます。

会場で「ビッグクラッピー」を実演！

久代：ということで、今日は実際に拍手ロボット、「ビッグクラッピー」をお持ちいただいておりますので、ステージ上にお運びください。お願いします。

野田：うわ～。

久代：ビッグクラッピー。お、意外に大きい。

髙橋：もう電源を入れるだけ。これでOK。

久代：どうしたらいいんですか？

髙橋：起動します。

ビッグクラッピー：電源、オン！　いってらっしゃ～い！（拍手）

野田：うわぁ～！　本当に人の手みたいな。

久代：いい音！

ビッグクラッピー：ヘイ！　ありがとうございま～す。（拍手）

髙橋：「ありがとうございます」と。

野田：えぇ～！

ビッグクラッピー：おいーっす！

髙橋：例えばこれ……。

ビッグクラッピー：店頭で……。

野田：こいつ、うるせぇ！

（会場笑）

髙橋：（モードを）「店頭」にしたら……。

ビッグクラッピー：ちょ～！　ちょっとちょっと！　寄ってって～!!

野田：あ～、本当だ。

ビッグクラッピー：やってますぞ～！

髙橋：スマホで連動もできるんですよ。

野田：もう、バイト、いらないですね。

（会場笑）

ビッグクラッピー：アプリ、オン！

髙橋：これでお好きなものを。

ビッグクラッピー：おおきに！　お気軽にどうぞ～！　（拍手）

久代：けっこういい拍手の音！

髙橋：いろいろパフォーマンス入ってますんで。

ビッグクラッピー：それではみなさま、お手を拝借！

髙橋：これ、手が柔らかいんです。

ビッグクラッピー：よぉ～！　（三三七拍子）　ありがとうございました～！（拍手）

（一同笑）

髙橋：ちょっと今、一本締めでした。

野田：わぁ～、全部入れられる。

ビッグクラッピー：みなさんも、未踏で目指せ！　スーパークリエータ！

髙橋：あ、すみません。このセリフはさっき入れといたんですけど、自分でスマホで録音して好きなことをしゃべらせることもできます。

野田：えっ!?

髙橋：さっき入れたのはこれですね。

ビッグクラッピー：みなさんも、未踏で目指せ！　スーパークリエータ！

髙橋：みたいな感じで、その日のおすすめとか好きなことを。

野田：じゃあその時のイベントに合わせることもできるんですね。

髙橋：そうです、そうです。

お笑いの発想とテクノロジーを融合

ビッグクラッピー：ウェルカーム！

久代：ありがとうございます。

ビッグクラッピー：ご来店ありがとうございまーす！　（手拍手）

久代：野田さん、すごい技術ですね。

野田：すごいですね。

ビッグクラッピー：いらっしゃいませー！　（手拍手）

野田：すごい技術だし、吉本にいたのもちょっとわかるなぁ。

髙橋：親和性が。ありがとうございます。

久代：かなりエンタメに寄った技術でしたね。

野田：エンタメ、おもしろに。

ビッグクラッピー：ようこそ～！　（手拍子）

野田：あんまクリエイターだけの発想じゃないです。ちょっとお笑い感がある。

ビッグクラッピー：らっしゃい！　らっしゃい！

久代：はい。ということで、髙橋さん、ありがとうございました。

ビッグクラッピー：どうもー！　（拍手）

（会場拍手）

久代：髙橋さんには後ほどトークでもご登場いただきます。

髙橋：よろしくお願いします。

野田：がんばれよ！

ビッグクラッピー：絶賛、営業中で～す！　（手拍子）

髙橋：ちょっとうるさいんで切りまーす。はい。

久代：いや、でも場が盛り上がっていいですね。

野田：がんばれよ！　髙橋！

髙橋：あ、ありがとうございます！　おつかれさまです！

久代：先輩面？

野田：先輩面させてもらって。

髙橋：失礼しまーす！

（会場笑）

野田：今、「失礼しまーす！」って言ってました。

久代：すごーい。吉本っていろんな人がいますね。

野田：こういう人、たまにいるからね。