2024.10.10
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かまいたちの夜っぽいのを作ってみたら何かそれっぽくなった(全1記事)
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キノコ氏:キノコです、どうぞよろしくお願いします(笑)。「かまいたちの夜っぽいのを作ってみたら何かそれっぽくなった」ということで、今まで(のセッション)みたいな、LLMとかまったく深い話は出てきません。やってみたら、なんかおもしろかったというだけなので、やってみた系でございますね。
キノコです。ふだんはIT企業の会社員ですが、仕事以外でキノコ活動に勤しんでいます。子どもたちにITのおもしろさを伝えたり、地域や町内会でITのロボット、おもちゃなどを持っていって楽しんでもらうようなことをしています。
こういうコミュニティ活動も好きで、せっかくだから話したいなと思って今日来てみました。
『かまいたちの夜』は、みなさんご存じでしょうか? どこまで写真を使っていいのかがわからないからモザイクばかりなんですけど。
昔、スーパーファミコンというゲームであった……新しいのもあるのかな、プレステとか。サウンドノベルというやつですね。テキスト、効果音、BGMなどで物語が進んでいって、途中、選択肢が出てきて、その選択肢に答えていくとストーリーが変化していくみたいな。いろいろなストーリー、エンディングがあるやつですね。
これは文字ベースなので、まさに「ChatGPT」がうってつけかなと思って、ちょっとだけやってみたいなと思ってやってみた次第です。
シナリオ。ペンション・シュプールでの夕食後、「こんや12じだれかがしぬ」という紙が、置いてあります。そんなのを見た日にはびっくりしますね。いろいろ書いてあります。「ガラスが割れる音」、「死体が発見される」、「電話が通じない」とかですね。
主人公たちは犯人を見つけ出そうと、いろいろやっていくのですが、どんどん犠牲者が出てしまうというストーリーになっています。
徐々に惨劇ホラーの様相を呈してくるというシナリオが『かまいたちの夜』で、選んだ選択肢で結末も変わります。最終的にあまりうまくはいっていないです(笑)。
『かまいたちの夜』の登場人物まではいかないですが、とりあえず10人ぐらい登場させたいと(思いました)。あと、「選択肢でストーリーを変えてみたいな」とか。「エンディングをランダムにしてみたいな」とか。「キャラクター10人の個性に合わせた言動を表現したいな」とか、最後、『かまいたちの夜』っぽいストーリーですね。
プロンプト。僕、プロンプトエンジニアリングもまったくわかっていない中でいろいろやっているのですが、とりあえず、「これからシナリオと条件を出すので、10人設定して物語を作ってください」とやりました。
けっこう試行錯誤でやっていて、プロンプトもよくわからない状態だったので、めちゃくちゃ長い条件がいっぱい出されています(笑)。はい、条件ばかりです。
「とりあえず10人、キャラクターを作って」とか、「性格や性別を割り当ててほしい」とか、「選んだ行動によってストーリーを変えてほしいとか」ですね。
丁寧語で答えてきちゃうので、「そういう丁寧語的なの、やめて」とか、「物語の雰囲気を損ねないで」とか、そんな感じのことをいろいろ言いました。
たまに、「なんとかさん」と丁寧に呼んできて、それだと雰囲気がないので呼び捨てにしてほしいとか、そんな感じのことをいっぱい入れています(笑)。
これは、昨日気づいたんですね。「用意したエンディング」と指示を出したつもりが、「要したエンディング」と書いちゃっていたので、これのせいでうまくいっていないのかなとか思いながら。すみません(笑)。
(会場笑)
で、どうだったか。GPT-3.5のほうは、あまり雰囲気に合わない表現がいっぱい出てきましたね。一応選択肢を選びながら進行は進められたのですが、それっぽい感じにはならなかったです。遊ぶ分にはいいかな。
GPT-4だと、一応それっぽくなったのですが、エンディングがいまいちだったり、途中からまったく関係ない登場人物が出てきたりしました。あれですかね? トークンの関係で忘れちゃっているとか、そんな感じなんでしょうかね。教えてください(笑)。
いまいちだったのが、「エンディングを何パターンか用意してほしい」とやったのですが、そのとおりにエンディングまで行かなかったり。あと、「3回から5回ぐらいのやりとりでエンディングに行ってほしいな」と思ったのですが、そのあたりもうまくいかなかったり。エンディング周りがあまりうまくいかなかったです。
ChatGPTに「今回作ったストーリーに、タイトルをつけて」と言ったら「ペンション・シュプールの深淵」というものをつけてきました。ちょっとこんな感じでしたというので(紹介します)。
登場人物。僕、キノコですね。ほか9人。何回かやったのですが、だいたい男女、男女、男女、男女という順番になっていたり、けっこう性格も、いい具合にばらけましたね。ちょっと頭がいい系とか、リーダーシップ系とか、陽気なバカみたいなキャラとか(笑)、冷静とか。
よくわかりませんが、名前もカタカナが多くなった印象です。なんか、こういうのあるんですか? あるんでしょうか?
物語が始まりました。先ほどのシナリオをぶち込んで、「こんや12時だれかが死ぬ」。どんどん進んでいって、遠くでガラスが割れる音が響いた。あっ、それっぽいですね。これ、それっぽい!
3択ですね。3択が出てきました。「音がした方向へ探しに行く」か、「皆で状況を話し合う」か、「隠れる場所を探す」かみたいな、これ、それっぽい。それっぽい(笑)。
(会場笑)
僕は、とりあえずやはり、事件だと思って音がした方向へ行くわけです。
そうすると、「重々しい静寂が彼らを包む。急に冷え込んだ廊下を歩く」とか、物語はそれっぽい雰囲気になっています(笑)。
その中で、ちょっとユキは、恐怖に打ち震えています。カズは、興奮気味ですね。先ほどお話しした性格で言うと、ユキはちょっとおっとりした優しい人なので、怖くなるのもそれっぽいな。カズは、活発で陽気。どんな状況でも元気と言っているから、まあまあ合ってそうだな。それっぽいですね。
それで、行ったらですね、シンが死んでいました(笑)。「シン誰だよ?」ってのはあるんですけど。
(会場笑)
シンが死んでいましたね(笑)。絶命。とりあえず事件から始まる。それで、どうする? 僕はやはりみんなで状況を話し合わなきゃいけないと思って、話し合いました(笑)。
そうしたら、今度はハナとレンが切り出しました。ハナは問題提起して、レンは冷静に提案をしました。これも先ほどのキャラクターでいくと、ハナは頭脳明晰なので問題提起しても、おぉ、それっぽいな。レンはクールで無口、独自の視点と言っているから、冷静に提案するでしょうね、レン。それっぽいですね。
こうなったらもう仲間を疑うしかないですね。なので、僕は「他の人たちに自分たちの行動を尋ねる」と、みんなのアリバイを探し始めます。
いろいろな人のアリバイが出てきたのですが、まず、ハナがラウンジで読書をしていたというのは、ちょっと怪しいですよね、これね。選択肢が出てきたので、「ハナに詳しく話を聞く」ということで、聞いてみました。
ハナはミステリー小説を読んでいたんですって。そんなに気になる点はなかったので、ハナはシロ(笑)。
(会場笑)
レンは、「自分の部屋で休んでいた」。ミナミも「自分の部屋でシャワーを浴びていた」ですって。自分の部屋にいたということは、証拠を証明できる人がいないと思うのでね、絶対怪しい。
とりあえずミナミに話を聞いたら、「7時半からシャワーを浴びていた」と言っていました。どれぐらい浴びていたかがすごく気になったのですが、ここは信じて引きました。
今度は、レンですね。レンを追及しました。レンもいろいろしゃべるんですが「休んでいることを証明できない」と言って、さらなる手がかり、追及する手がかりはなし、となっちゃったので、レンも諦めました。
僕とレンとの会話ですが、僕は、どうやらレンに対して口調が強いんですよ。
(会場笑)
「お前が部屋で」「証明できるものはあるのか?」て言って。ただ、どうやら僕はミナミに優しいみたいで(笑)、「シャワーを浴びていたって言ったよね」とか、「何時から浴びていたの?」とすごく優しいので、僕を反映しているかのような。すごいですね。
それで、進めていくと、このあたりからちょっとおかしくなってきたんですよ。謎の人物、ユウやナオキが出てきた(笑)。
(会場笑)
ちょっと、諦めました(笑)。これは、忘れているってことですよね。たぶんトークンの関係ですよね、きっとね。ですよね? と思っているんですけど。それで、ここでやめちゃったんです。
この「Meetup(ChatGPT Meetup Tokyo #3)」を応募した時は、けっこういい感じに最後まで行って、最終的に無線機で助けを呼ぶみたいな、エンディングがきちんと出ていたんですよね。「助けは来ず、さらなる犠牲者が出る」と出たので、これは(セッションで)話せるなと思って応募して、ここ1週間ぐらいで資料を作っていたら、今みたいな結果になっちゃいました。はい、すみません(笑)。
あと、何回か試していく中で、「犯人の足跡をずっと追ってみようかな」とやってみたり、「ひたすら隠れて待ってみようかな」とか、そんなストーリーを進めてみたり。これは、3.5(GPT-3.5)ですね。
あと、まり子。まり子という登場人物が出てきて、「ひたすらまり子を問い詰めてみようかな」とか。全国のまり子さん、ごめんなさい(笑)。そんなのをやってみました。
この後、『ドラクエⅢ』っぽいものとか、『名探偵コナン』っぽいもので遊べないかなと思っていて、それは子どもたちに遊んでもらえたらなと思っています。
以上です、ありがとうございました。
(会場拍手)
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