2024.10.10
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よわよわな私がDMMで “つよつよPjM” に転生してみた (全1記事)
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渡邊泰裕氏:では、今から10分でやりたいと思うので、よろしくお願いします。あらためて、本日のテーマですが、「よわよわな私がDMMで“つよつよPjM”に転生してみた」ということでお送りしたいと思います。
タイトルはけっこう迷ったんですが、長丁場のイベントと聞いているので、なるべく肩肘を張らないように聞いてもらえればと思って、今回のタイトルを選びました。どうぞ最後までよろしくお願いします。
(スライドを示して)簡単な私の自己紹介をさせてください。私の名前は渡邊泰裕と申します。メンバーからは“ナベヤス”と呼ばれています。もし質問事項などありましたら、気軽に“ナベヤス”と声を掛けてください。
DMM.comのアルファ室に所属しています。ちょっと変わった名前ですが、パネルディスカッションの後に紹介の時間をもらえるということなので、そちらで紹介したいと思っています。
DMMで携わった主なプロジェクトを、最近のもので紹介すると、「DMMクーポン」と呼ばれるDMMのさまざまな事業で使えるクーポン機能の開発を行いました。あとは、2023年の3月にリリースした「DMM TV」関連のサービスとして、「DMM × pixiv推しホーダイ」というサービスと、「DMM × DAZNホーダイ」のサービスの立ち上げを行いました。
そんな私がつよつよPjMになったきっかけを今日はお話しできればと思っています。みなさんにも、質問を投げさせてもらえればと思っています。よかったら一緒に考えてみてください。
「あなたが思う、つよつよPjMってなんだと思いますか?」ということを、みなさまに聞いてみたいなと思っています。
「つよつよってそもそも何だよ?」というところですが、私は今回、「価値を発揮できるプロジェクトマネージャー」という定義で、つよつよPjMという名前を使いました。
もしかしたらみなさまの会社やチームでその定義は変わってくるのかなと思いますが、「私の(所属しているDMMの)ほうではこういうものが必要なんじゃないかな」というものを、この後紹介したいなと思っています。
みなさまの頭の中の考えをコメントでシェアしてもらってもいいですし、頭の中(に留めているかたち)でもぜんぜん大丈夫です。
私が考えたつよつよPjMの定義を紹介したいと思います。(スライドを示して)「DMMにとってつよつよなPjMって何だよ?」というところですが、「未知なる領域のサービスに立ち向かう力かな」というのが、私が考えたつよつよの定義です。
「なんで?」というところで、知っている方もいるかもしれませんが、DMMは60を超える事業があって、聞いたことがないようなサービスの立ち上げをすることもあるんですね。もちろん、なじみのある運用をすることもあります。
私たちは横断的にPjM、プロジェクトマネージャーという仕事をする中で、一つひとつ知見がないからといって、いちいち怖がっていられないんですよね(笑)。
なので、未知なる領域に対して飛び込める力が、つよつよPjMの定義なのかなと思っています。今日はそこを紹介できたらと思います。
題して「DMM的『つよつよPjM』3つの心構え」というかたちで話したいと思っています。今日これを聞いたみなさまは、未知なるプロジェクトだったり、あとは「ちょっと苦手な分野かな?」なんていうPjM、プロジェクトマネジメントも、(これまでより)少し楽しくお仕事できるんじゃないかなと思っているので、ぜひ最後まで聞いてください。
それでは、3つのうち1つ目からいきたいと思います。
(スライドを示して)心構えその1。「PjMという立場にあえてこだわらないこと」というのを掲げたいと思います。
ここではCommitmentという観点で話したいなと思っています。今日(このイベントに)参加しているのはPjMの方が多いと聞いているので心当たりがあると思うんですが、PjMはやらなきゃいけないことがたくさんあると思うんですよ。
WBSを引かなくちゃいけないとか、プロジェクトページを作らなきゃいけないとか。あとは要件定義書を作らなきゃいけないとか。やらなきゃいけないことがたくさんあります。
そういったものはもちろん当たり前でやるとして、もう一歩先の、PjMとしてというよりも、そのプロジェクトを成功させるために何ができるかを考えてみてもらいたいなと思っています。
例えば私はPjMという仕事をするまでには、ゲームのプロデューサーだった時代があります。そんな中で得意な分野をどういうことで活かせるかなと思った時に、例えばユーザーのモチベーションが高くなる瞬間や低くなる瞬間を分析するのが得意で。あとは、出来上がった製品を魅力的に見せることがけっこう得意でした。
それをPjMという立場で活かした時に、例えばユーザーストーリーマッピングを作って開発者と一緒に要件などを整理するところで、けっこう詳細なところから話を詰めていったりとか。
あとは、出来上がった商品、製品でもいいんですが、それをマーケティングのチームなどと、どれだけ魅力的に見せるかというところを意識して仕事をしていました。
つまり何が言いたいかというと、PjMという仕事に掛け算をして、自身の経験や得意な分野を混ぜ込み、プロジェクトを成功させることをものすごく意識してほしいということです。
100点のプロジェクトではなく、120点、150点。「リリースに間に合えばいいや」ではなくて、お客さまがどういうふうに満足してくれるのかを意識しながら話ができればいいのかなと思っています。これが心構えの1つ目です。
(スライドを示して)2つ目にいきたいと思います。最高のヒーローを演じることです。私が豆腐メンタルなので、演じるという言葉しか使えなかったんですけど(笑)。
なんて言えばいいんですかね。経験をちょっと話すんですが、私自身が先ほど話したDMMクーポンのリリースや、ピクシブさま、DAZNさんとバンドルサービスを行った時は、要求がたくさんあったし、納期もすごく厳しかったんですよね。
そんな中でやはりPjMというチームの中心になる立場で仕事をする上で、やはりネガティブな言葉はどうしてもチームに波及しやすくなってしまいます。
なので、私がつよつよである上で心掛けたのは、どうやったらその要求をかなえられるか、納期に間に合わせることができるかを、最高の上司や自分の理想のPjMを描きながら、それをトレースさせたり、それ(最高の上司や自分の理想のPjMの像)を落として発言をしました。
ふだんの私だったら絶対言わないような前向きなコメントをすることも、ヒーローを演じることで、チームを組成する、チームを盛り上げる意味で演じきったという背景があります。
ここで気をつけてほしいのは、最高のヒーローを演じてほしいということです。悩みを一緒に分かち合って、それを仲間と一緒に乗り越えるということが、ヒーローを演じることだと思っています。
ヴィランにならないでください。無理難題を言う側になってしまうとヴィランになってしまうので、一緒の立場で、同じポジションで立ち向かってください。これがつよつよPjMの1つの力かなと思っています。
最後です。心構えその3。Self Controlの観点ですが、時には自分を褒めちぎってください。(参加者には)PjM、PdMが多いと聞いているので、先に伝えておきます。たぶん共感してくれるんじゃないかなと思いますが、PjMという仕事はきついんですよね(笑)。すごくきつくないですか? 私はすごくきついんです。
未知なる分野をやったり(するし)、困っていることとかを共有しづらいし。そもそもチームの中でPjMは1人か2人しかいないんですよね。多くて2人ぐらいじゃないかと思います。
そんな中で、自分がそのチームを率いて難関なプロジェクトに携わっているというだけで、あなたは評価されているし、その次のプロジェクトを見据えた時に、その経験は絶対に役に立つので、自分自身を褒めてあげることです。
あとは、次につながっているとめちゃくちゃ自分に言い聞かせながらプロジェクトを進めると、モチベーションのコントロールにもなるのかなと思います。
「褒められたいなんて」という方は、上司に「褒めてください。今本当にがんばっています」と言うのも、私はありだと思っています。ぜひこちらも参考にしてみてください。Self Controlはつよつよの一歩かなと思います。
では最後に、まとめます。(スライドを示して)今日の話は実は3つの観点から話しました。Commitment、Team Building、Self Control、この3点から話しています。
こちらは最初に伝えたとおり「心構え」という言葉で、テクニカルな部分は一切書いていません。時間が10分しかなかったというのもありますが、やはりこの3つの部分、Commitment、Team Building、Self Controlをどれだけ大事にするかが、つよつよPjMとしての一歩かなと思います。
例えばCommitmentで言えば、プロジェクトの成功にどれだけ貪欲になるか。100点を120点にする。120点を150点にする。そういったことを意識してほしいなと思っています。そしてTeam Buildingで言えば、自分だけでなくチームを強くするためにはどう動くか、どう維持するかを意識するといいかなと思っています。最後のSelf Controlは、やはり折れない心ですよね。最後はやはりここだと思っているので、自分自身を盛り上げることがどれだけできるかです。
つよつよPjMなんて言われる人は、これができているのかなと。弊社はそういう人が多いかなと思ったので掲げました。ぜひ参考にしてみてください。
とはいえ、「もうすでにつよつよです」もしくは「技術の話をもっとしたかったです」なんて方もいると思うので、そういった方はこの後のパネルディスカッションでも良いし、個別で連絡したい方は「watanabe-yasu@dmm.com」に連絡してもらえれば回答できると思うので、ぜひご連絡ください。あと私は採用もやっているので、もし良かったら、興味があったら、そちらの相談もお待ちしています。
それでは、私の登壇は以上といたします。引き続きDMMの登壇は続くので、もしよろしければご清聴くださいませ。ありがとうございました。
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