
2025.02.12
職員一人あたり52時間の残業削減に成功 kintone導入がもたらした富士吉田市の自治体DX“変革”ハウツー
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t-iwamoto氏(以下、t-iwamoto):よろしくお願いします。本編でパネルディスカッションみたいにやっていきたいと思います。
パネルディスカッションは一応2部構成みたいなかたちになっていて、はじめにPMのmanaminさんとバックエンドのshiwakuさんから、「メルカード」に関しての資料の説明をして、後半は長期にわたるプロジェクトを振り返るパートにさせてもらえればと思っています。でははじめに、PMのmanaminさんから説明をよろしくお願いします。
manamin氏(以下、manamin):はーい、manaminがしゃべりまーす。
(スライドを示して)まずメルカリとメルペイについて簡単に話したいと思います。メルペイではFintechの事業をやっていて、みなさまに使ってもらっているかなと思うんですが。メルカリのアプリの上に乗ったサービスです。
メルカリ・メルペイの成長にはメルカリが必要不可欠なのですが、おかげさまで累計利用者数が4,800万人を突破して、たくさんの方々に使っていただいているサービスになっています。
(スライドを示して)また、メルペイ事業の特徴として、先ほども話しましたが、メルカリと融合しているのがすごく肝になっています。メルペイの事業の特徴として、利用データを活用した与信サービスを行なっています。メルカリやメルペイのご利用実績を与信判断に活用することで、誰でも利用しやすいインクルーシブな金融サービスを提供することが可能になっています。
続いて、今回のトークテーマであるメルカリのクレジットカード「メルカード」について話していきます。メルカードは、お客さまの生活スタイルや価値観に寄り添えるカードとしてデザインされています。カードがどんな生活にも馴染むように、できるだけ配色や文字情報を削ぎ落とした、シンプルなカードデザインに仕上がっています。
このシンプルなカード、リリースした当初はTwitterなどで「格好いい」とかちょっと話題になったかなぁと思っているんですが、みなさんお持ちですかねー?
通常のメルカリは、みなさんも知っているとおり、赤と青を基調としたロゴになっています。ですが、メルカードは先ほど話したコンセプトを表すように、「(メルカードは)多種多様なお客さまが訪れるメルカリの象徴(である)」という想いをかなり込めて、今回は特殊にホログラム素材を採用しています。
この後に話す「常時還元プログラム」でも、このホログラムが出てきます。みなさまもアプリの中で出会ったことがあるかなと思うのですが、メルカードのコンセプトはロゴの細かいところまで表現されたものになっています。
(スライドを示して)カードの素材にもこだわっています。メルカリグループ全体として“サステナブル”というキーワードをいろいろなところで発信しているのですが、今回のメルカードは、プラスチックの物理カードを発行する(という)ことで、「そういうところは(サステナブルに)反するんじゃないか」とメンバーとも話し合い、日本で初めて(というわけ)ではなかったのですが、リサイクル素材というけっこう珍しい素材で(作りました)。色を表現するのが難しかったのですが、こちらはこだわって、1枚1枚発行するたびにリサイクルを意識するサービスになっています。
今2枚見せ(てき)たスライドはデザインに関してなのですが、次はお客さま体験についてどういうコンセプトが反映されているかを説明していきます。
まず紹介するのは、ナンバーレスだということです。安心安全な決済体験をメルペイでは目指しています。メルカードもナンバーレスにすることで、カード番号が漏洩しにくい(ようになる)みたいなところを目指して作りました。
カード番号がどこに記載されてるかというと、アプリ内で簡単に見ることができます。また、万が一カードを紛失・盗難された場合でも、手元のアプリから即時に利用を停止することが可能です。
今までもクレジットカードでは、例えば紛失・盗難デスクに電話することで(使用を)止められたと思いますが、お客さまの利便性を追求した結果、アプリからそういう機能を提供することになりました。
店頭での利便性を追求したタッチ決済にも対応しています。メルペイでは非接触の決済のiDも対応していますが、物理カードでももちろん対応しましょうというところで、利便性を追求してこちらも実装しています。
先ほど話した与信サービスについてです。こちらもメルカードの特徴ですが、もともとメルペイにはスマート払いというものが実装されていましたが、その与信枠を使ってクレジットカードを作るのは、けっこう新しい体験になったのかなと思っています。他社の競合ではあまりそういうことはされていないのかなと思っていて、(メルペイ)独自の機能になっています。
今回クレジットカードのメルカードを出すに当たって、(メルペイの)利用履歴にも大きく変更が入っています。クレジットカードだけの利用明細ではなくて、コード決済やiD決済など、いろいろな決済がまとめて見られる履歴を提供しています。
先ほどワードを出しましたが、スマート払いですね。メルペイのスマート払いを使ったことがある方は知っているかと思いますが、支払いタイミングが柔軟にできるのがかなり独自の機能になっています。
引き落とし日も選べたり、メルカリの利用で売上ができたらそちらを使って払えたり。本当に多種多様な払い方ができるので、お客さまにも好評いただいている機能になっています。もちろんこちら(の機能)もメルカードでご利用いただけます。
今話しましたが、売上金やこの後話す「常時還元プログラム」においてもポイントが付きやすくなっているので、そういうポイントがあるプログラムを使うことによって、実質メルカリのお買い物がタダ(になる)みたいなこともできます。
また、アプリからの申し込みができるというのが開発側のコンセプトとしてあります。クレジットカードを作られた(ことのある)方はわかると思うのですが、今までは紙で書いて郵送してとか、銀行の印鑑を送ってとか、開設にはけっこう手間がかかって、そこで挫折する方も多かったのではないかなと思います。
メルカリ・メルペイではアプリから簡単に即時に申し込めることを追求していて、入力項目が本当に少なく、ページも少なく簡単に申し込める体験をお客さまに提供しています。
今回はクレジットカードを発送するというところで、メルカリ・メルペイではお客さまに初めて物理プロダクトをお渡しする取り組みがあったのですが、封筒にもこだわりました。また、配送サービスは普通郵便でやっていますが、最短で4日後にお届けできる仕組みになっています。
普通は、よくある本人限定受け取り郵便や書留で受け取られる方が多いかなと思うのですが、今回は普通郵便で送っています。(スライドを示して)ただしセキュリティ面を考慮して、今スライドに載せてる「アクティベーション」といって、カードをそのまま使うことはできず、有効化という作業をしてもらってセキュリティを担保する。それをしないと利用できない体験になっています。
クレジットカードサービスに合わせて、メルペイでは同時に「常時還元プログラム」をスタートしました。
メルカードだけではなくて、後払いのメルペイスマート払いでの決済が対象になっていて、メルカードを持っていれば、このすべての後払いサービスでポイントがたまるプログラムになっています。
メルカリ内で使うと最大4パーセント還元で、常時還元としては1パーセントという、けっこう高還元のカードになっています。
このメルカードのサービスと「常時還元プログラム」、そしてメルカリ・メルペイをすべて合わせて買ったり売ったり支払ったりすることで、よりサステナブルな行動の親和性を上げていって、お客さまに楽しんでいただけるような決済体験になっています。
今までもメルペイではコード決済やiD決済はありましたが、「よりみなさんに使っていただける、楽しんでいただけるような決済体験を」というところで今回メルカードを作っているので、みなさんよろしくお願いいたしまーす。私からは以上です。
t-iwamoto:はーい。manaminさん、ありがとうございます。メルカードの全体的な概要をPMのmanaminさんから説明してもらいました。
私自身もメルカードを使っていて、(使っている中で)一番驚くポイントが、即座に還元率が変わるところです。ピコーンと通知が飛んできて、「あれ? なんか0.1パーセント上がった」みたいなところは、使っているみなさんに好評だったかなと思います。
(次回に続く)
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