
2025.02.12
職員一人あたり52時間の残業削減に成功 kintone導入がもたらした富士吉田市の自治体DX“変革”ハウツー
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司会者:「育休とってどうだった? 実体験から学ぶ子育てパパのTips」についてお送りします。ではここで、本日登壇する当社の社員2名の自己紹介をできればと思います。まず宗廣さん、お願いします。
宗廣晋司氏(以下、宗廣):本日はお時間いただきありがとうございます。株式会社SHIFTの品質サービス統括部エンタープライズサービス部で責任者をしている、宗廣と申します。私の部門の説明ですが、基幹システムを守備範囲に弊社の品質サービスを展開している部隊を管理しています。
私はSHIFT歴はかなり古くて、社員数が20人未満の時から参画しています。「まぁここまでよく大きくなってきたな」というところで。歴史をけっこう知っている者が育休を取らせてもらったので、今日は少しでも話せればと思います。本日はよろしくお願いします。
司会者:お願いします。ありがとうございます。では続いて早川さん、お願いします。
早川賢志氏(以下、早川):みなさんお集まりいただきありがとうございます。SHIFT人事本部事業人事部にいる早川と申します。
実はSHIFTは事業体ごとに人事組織が個別に存在していて、売上の成長にヒトのコミットがかなり大きいビジネスモデルです。そのヒト系のソリューション、HRと呼ばれている領域を通じて事業を成長させていくようなミッションを担った組織で、ラインマネジメントをやっている人間です。本日はよろしくお願いします。
司会者:お願いします。ありがとうございます。宗廣はエンジニア数百名が属する組織の部長職を務めていて、早川は年間数千の採用を行う人事組織の組織長を務めています。両名共、SHIFTにおける屋台骨とも言える組織の組織長を務めているとイメージしてもらえればと思います。
司会者:続いて、なぜ今回我々がこのテーマでウェビナーを行おうと思ったのか、その背景について簡単にお話ししたいと思います。
我々SHIFTにとって男性社員が育休を取得することはそんなに特別なことではないと言うか、珍しいことではないのですが、SHIFTの男性の育休取得率と国内の男性の育休取得率を比較してみた時に、SHIFTは44パーセントですが、国内平均が13パーセントとかなりギャップがあることに気づきました。
男女問わず、立場問わずかなとは思うのですが、家庭を大事にしながら働くことは当たり前で、そういった環境をこれから作っていく過程にある企業さんや、これから育休を取ろうかと迷っている方、そういったカルチャーを求めて環境を変えようと活動している方も中にはいるのかなと思って、ウェビナーを実施するに至りました。
スピーカー両名の目線をとおして、育休前後や朝イチの大変さ、取得後思うことといった部分に触れてもらって、ぜひナレッジを持ち帰ってもらえればと思っています。
今日はいくつかトークテーマを設定していて、トークテーマに準じて両名にお話をしてもらえればと思っています。よろしくお願いします。
早川:お願いします。
司会者:では、さっそく1つ目のトークテーマに移っていければと思います。「育休取得について会社に相談したのはいつですか」ということです。会社からの反応も含めて、ぜひ話を聞ければなと思っています。宗廣さん、いかがでしょうか。
宗廣:育休取得を相談したタイミングは、だいたい出産の1ヶ月前ぐらいです。(それが)上長に相談というか「出産します」と報告をしたタイミングにもなるのかもしれません。
その際に上長から「ああ、じゃあ育休いつ取るの?」と聞かれたので、「評価期間が終わって、忙しくなくなるタイミングで取らせてもらえれば」と相談して決めて取ったという経緯があります。質問はなんでしたっけ。今ので大丈夫ですか(笑)。
司会者:ありがとうございます(笑)。評価の話が出ましたが、SHIFTでは評価期間は本当にものすごく大事な一大イベントなのですよね。
宗廣:ああ、そうですね。なので、数百人全部を一人ひとりチェックして、それを上申することにすごく注力している。どちらかというと経営メンバーが(そこに)注力しているので、それが終わったぐらいが気持ち的にも楽かなというところで、タイミングをずらして取りました。
司会者:ありがとうございます。
宗廣:なので、相談したタイミングから実際に取るタイミングまではだいたい3ヶ月ぐらいあって、しっかり計画的に取らせてもらった感じです。
司会者:ありがとうございます。評価期間は宗廣も早川も業務がほぼそれでスケジュールがそれで埋まってしまうぐらい当社にとっての一大イベントなので、なんとなくそのイベントも加味しながら休みを取ったところも、SHIFTならではの特徴かなとは思います。早川さん、どうですか。
早川:そうですね。話自体はけっこう早い段階からありましたが、出産予定日の2ヶ月ぐらい前から具体的にどうしようかと話をし始めたかと思います。今は企業側も出産予定がわかった時に育休の取得を確認する義務があるので、そのあたりはうちも徹底しているというのはあると思います。
僕の場合、上長が本当に「いつ・どうやって取る?」とか。むしろ「人事側のマネージャーがこういうの取るって大事だよね」という文脈もあったかと思うので、取得実績を作りにいくというとちょっと言い方は悪いですが、そういう意味合いも含めて、「きちんと取りにいこうよ」という提案をもらった感じでしたね。
司会者:ありがとうございます。義務とは言え、早川とその上席の人間とは私は同じ組織なので知っているのですが、義務を超えたコミュニケーションというか、関係性(があること)も前提にあるのかなということは、なんとなくお二人のお話のイメージで感じました。
早川:まぁ付き合い自体が長く、わりと家族のことも知っていたりするので。「まずは奥さんが大変だと思うから、家庭にしっかり向き合ってあげてや。(仕事のことは)なんとかしておくから」みたいな感じで声をかけてもらったかなとは思います。
司会者:ありがとうございます。
司会者:お二人が育休を取るという話を組織、対メンバーの方にした時に、どういう反応がありましたか。
宗廣:僕はメンバーからの評価がすごく上がったというか、すごく手応えを感じましたね。「率先して取ってもらえるとなんかうれしいです」というコメントだったり、「なんか素敵ですね」とコメントをもらったので、そういう点から勝手に評価が上がったと思っています。
司会者:背中で見せてくださったんですね(笑)
宗廣:まぁ、そうです。はい(笑)
宗廣:そういうコメントをもらえたことは、僕自身が(育休を)取ることに対してもすごく後押しになって、よかったなと思えた点です。
司会者:ありがとうございます。早川さんはその時のことを覚えていますか。
早川:覚えてますよ。メンバーからも「ぜひ取ってくれ」という話がありました。事業人事部という組織ですが、奥さんが出産を控えたメンバーも複数人いたので、「そういう人たちにとって希望の星になってほしいです」みたいなことを逆に部下に言われることもありました。
幸いにも本当に温かみがある職場と言うか、「僕たち/私たちが代わりに業務を巻き取ってもいいのでぜひ取ってください」と、逆に後押しをもらった感じでしたね。
司会者:安心して休みに入ることができましたね。
早川:そうですね。やはり権利があってもそれを主張するのはなかなかハードルが高かったりするので、上からも下からも「ぜひやるべきだ」と言ってもらえると、すごく後押しになることは実際にあると思いますね。
司会者:ありがとうございます。
(次回に続く)
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