2024.12.24
「経営陣が見たい数字」が見えない状況からの脱却法 経営課題を解決に導く、オファリングサービスの特長
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クルモフ斗務氏(以下、クルモフ):実際にアプリを使ってくださった方々にフィードバックをいただきました。たくさんの協力のおかげで、合計ユーザー数は160人になりました。中には宣伝関係なしにApp Storeの検索だけからダウンロードしてくださった方もいました。
さらにGoogleアナリティクスから、ここ3ヶ月間の合計エンゲージメント時間を確認しました。Googleアナリティクスを使用していない期間もあったので、開発時間を抜きにして考えたとしても、StudyRecは全国のユーザーの合計247時間の勉強を支えることができました。1人では考えられないような数字ですが、たくさんの方がインストールしてくれたおかげで、このような数値が得られました。
フィードバックの集め方として、自分と柑のInstagramに公開、株式会社CA Tech Kidsさんのご協力により、Tech Kids SchoolのSNS、メルマガ、メンターの方々へPR協力をいただきました。
合計数十件ほどのフィードバックをいただきました。結果として96.3パーセントの方が「アプリを使って勉強で効果があった」と回答、88.9パーセントの方がアプリのデザインを高く評価、88.9パーセントの方が「アプリの満足度が高い」と評価しました。
(スライドを示して)こちらは実際にいただいた意見をいくつか抜粋したものです。「タイムラプス勉強法に効果があった」という意見が非常に多かったです。1つ目のフィードバックは、アプリを開発しようと思った動機の「ユーザーの能動的な勉強をサポートする」構図がうまくいったという裏づけにもなっていると思います。「タイムラプス機能を使うとスマホが使えなくなるので、勉強に集中できた」という声もいただきました。
また、タイマー機能に関しても「勉強時間を配分するので、休憩を取りながらしっかり集中できた」という意見もいただきました。全体的に効果を感じられた方がほとんどで、勉強をサポートするという面で成功できたと言えると思います。
曽田柑氏(以下、曽田):次にデザインについて寄せられた意見です。ニューモーフィズムについて「シンプルで使いやすい」という意見がほとんどでした。作っていて「シンプルにし過ぎたのではないか」と思うこともありましたが、この結果を見て安心しました。
「UIが洗練されていて自然とモチベーションが上がった」という声もいただきました。全体的に「わかりやすい」「かっこいい」「シンプルで使いやすい」といったポジティブな意見を多くいただきました。ありがとうございます。
クルモフ:最後にアプリ全体の評価です。このアプリを使って「達成感がある」という声をとても多くいただきました。アニメーションの追加など、達成感を得られる工夫にはこだわったので、このような意見をいただけて本当にうれしいです。「継続して使用したい」という声もいただきました。
アプリの目標として挙げていたことをすべて達成し、使ってもらった方から良い評価をいただくことができて、本当によかったです。
曽田:最後に、半年間の未踏ジュニアの活動を終えたまとめを報告します。僕たちは未踏ジュニアの中では珍しく、チームで応募しました。僕はデザイン、斗務はプログラムと、専門分野をカバーし合ったからこそできたプロジェクトだったと思います。
開発する中で意見が食い違うことは多くありましたが、何度もZoomやコワーキングスペースを借りて、話し合って方針を決めていきました。
未踏ジュニアに参加してもっとも良かったことは、メンターの方々やOG、OBの方々からアドバイスをいただけた点です。
僕らが初めて経験した、先ほどのCA Tech Kidsさまのご協力だったり、今回はご協力いただけなかったのですがアドビ株式会社さまにもPRを依頼して、実際に社会で活躍されている立場から西尾さんより的確なアドバイスをいただけたのが、本当に心強かったです。
メンターの西尾さんを筆頭に、このプロジェクトを支えてくださったみなさま、本当にありがとうございました。以上で、成果報告会を締めくくります。ご清聴ありがとうございました。
(会場拍手)
曽田:(スライドを示して)こちらのQRコードからアプリのApp Storeに飛ぶことができます。興味を持っていただけた方はダウンロードしてもらえるとありがたいです。ありがとうございました。
西尾泰和(以下、西尾):発表ありがとうございました。会場から質問を取る前に、みなさん質問を考えておいてくださいね。ネットからも質問を拾います。
まずネットから質問が1つあるんですが、(このアプリを)iPadで使うこと(について)です。配られているデバイスがiPadというケースがあって。それはどんな感じで使えますか?
曽田:こちらは本当に予期していなくて驚いているので。元はiOSで動作することを想定していたのが、なんとiPadやMacでも普通に使えることがわかって、弟が今使っているのですが、iPadで普通に問題なく使っています。
西尾:なるほど。じゃあもうダウンロードしたiPadでもスルッと動いちゃうということですね。
曽田:動きます。
西尾:なるほど。じゃあ、ぜひ試してみてください。バグがあったらレポートしてもらえるとありがたいです。「Androidから」という意見もやはりありましたが、Android向けの対応はどんな感じになりそうですか?
曽田:そうですね。iOS対応を最初から決めていたので、Androidには対応していません。
西尾:今後の流れ的にはどんな感じですか?
クルモフ:今後にまたアプリを作成する機会があったら、「Androidで使用したい」という声も多くいただいたので、実施する予定ではあります。
西尾:はい。じゃあそれでは会場からの質問を受けたいと思います。質問のある方はぜひ手を挙げてください。みなさんがターゲットのソフトウェアだから、いろいろ言いたいことがある人がいるんじゃないかと個人的に思っているんですが、どうでしょう? では真ん中の方。
参加者1:今後広告を入れる予定はありますか?
曽田:ありがとうございます。広告を入れる予定に関しては、現在勉強アプリがけっこう増えてきて、僕は「RedKiwi」という英単語アプリもちょっと前に使っていたのですが、どうしても課金要素があると学生としてはすごく使いづらいんです。
僕はクレジットカードも持っていなくて、簡単に課金することもできないので、これからもそのようなことはまったく考えていません。
参加者1:わかりました。ありがとうございます。
西尾:他に会場から質問はあるでしょうか。なければネットからもう1個拾います。「同時に1つの機能しか使えないんですか?」と。これはどういう質問かというと、「タイムラプス動画を撮りながらタイマーを使えますか?」という質問ですが、どうでしょう。
曽田:現在は同時に使うことは想定しておらず、タイマーを使う時はタイマー、タイムラプスを使う時はタイムラプスと、それぞれ分けて使うことを想定しています。
西尾:タイムラプスを使っている間の時間も、タイマーとかと同じように記録はされるんですよね。
曽田:はい。もちろんです。
西尾:なので、ある種カウントアップの普通のタイマーを使っている状態と同じだというようなイメージでいいんですかね?
一同:はい。
西尾:はい。では他に会場から質問のある方はいらっしゃいますか? はい、お願いします。
参加者2:「意見が食い違うことがけっこうあった」という話があったと思うのですが、例えばどういったところで意見の違いが出て、どうやって解決していったんでしょうか?
曽田:これは……言っていいのかな?
(会場笑)
曽田:僕はデザインをやっていることもあって、すごくシンプルなものが大好きなんです。例えばスライドでApp Storeのデザインも作っていて、「ここの要素はなるべく少なくしたい」とか「文章もなるべく短いものに」とか、そういうことにこだわってきたのですが、斗務はけっこう要素が多いものが好きだったりするよね。
クルモフ:そうだね。
曽田:そういうところでけっこう意見が食い違って「こっちがいい」「こっちがいい」と思うこともあったんですが。結局はどちらかが譲るか、どちらも納得できるようなものを作ってきました。
参加者2:ありがとうございます。
西尾:他に質問のある方。他に質問のある方。はい、どうぞ。
参加者3:すばらしい発表をありがとうございました。先ほど247時間使っているというお話があったと思いますが、タイムラプスとタイマーがどれくらいの割合で使われているみたいな統計は何かありますか? ちなみにどちらが人気だったんですかね?
クルモフ:Googleアナリティクスで画面を表示した時間しか確認していないので、そのような数字は取れていません。
参加者3:わかりました。ぜひタグとかをちゃんと入れて、どのスクリーンやっているかとかのトラッキングができるといいと思うのでやってみてください。
クルモフ:ありがとうございます。
西尾:他に質問のある方。時間もまだいっぱいあるそうなので。ではそちらの方。
参加者4:最初にメンターの方が「ReactNativeを使って実装している」と言っていたんですが、それは本当ですか?
(会場笑)
参加者4:(ReactNativeで)実装しているなら、ReactNativeはWebでも、iOSでも、Androidでも動くみたいなのが売りだと思うんですけど。今はiOSでしか実装していないですが、AndroidやWebに展開していく予定はありますか?
クルモフ:そうですね。開発する機会があれば作りたいと思っているのですが、タイムラプス撮影の機能は現在はiOSのネイティブな機能を使って作成しているので、すぐに対応させるのが少し難しいです。
参加者4:なるほど。ありがとうございます。個人的な思いなんですが、そのタイムラプス機能だけ使えないバージョンをWebやAndroidに実装してもらえるとうれしいなと思います。
クルモフ:なるほど。検討してみます。ありがとうございます。
曽田:ありがとうございます。
西尾:他に質問のある方はいますか?
参加者5:開発をやっていて一番楽しかったのはどんな瞬間でしたか?
曽田:一番楽しかったこと。一番楽しかったことは、やはり勉強アプリのランキング機能のように、ユーザーも参加するということです。InstagramでPRの画像を作って送ったら、すぐにいろいろな友だちから「すごいね」という感想をいっぱいもらって、学校でも「使いたい」と反応がありました。今、実はテスト7日前なので、学校でスマホを没収されている生徒が多くいて(笑)。
「テストが終わったらぜひStudyRecを使いたいよ」と言ってくれる人もすごくいっぱいいて、そう言ってもらえると本当にうれしいというか、作ってよかったなと思いました。
参加者5:すてきですね。
西尾:ありがとうございます。
西尾:他に質問のある方はいらっしゃいますでしょうか? ちょっと僕はネットをチェックします。はい、じゃあお願いします。
参加者6:ありがとうございます。「Googleアナリティクスを使ってユーザーの使用時間を計測した」みたいな話をされていたと思うのですが、具体的にどれぐらいのユーザーが何時間使ったみたいな分布は取りましたか?
クルモフ:そうですね。1回アプリを開いてから平均でどのぐらいアプリを継続して使用しているかという数値はあって、確か25分でした。なので1回アプリを開いた時は平均25分以上、25分ぐらいアプリを使用していることは確認しました。
参加者6:わかりました。平均もそうですが、例えば中央値とか、そもそもデータを加工しないで何時間開いたのかという蓄積のデータを取ると、具体的にどれぐらいのユーザーが何時間続けて起動しているとか、アプリを開いて閉じる時も「開いてみたけどやはり止めよう」となったとか、開いて何時間の勉強をして閉じたとか、いういろいろなケースがあると思うので。
そういうケースをすべて把握できるかなと思ったので、ぜひそちらの計測もお願いしたいと思います。
クルモフ:わかりました。ありがとうございます。
西尾:そうですね。Googleアナリティクスが入っているから、あとはタグをいっぱい入れていけばいろいろ詳細な情報が取れるようになっていくわけですよね。今後、ユーザーもたぶん増えていくと思うので、いろいろなことがわかるようになっていくだろうということです。時間がちょうど良い感じ。というわけで、ご質問ありがとうございました。
一同:ありがとうございました。
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