2024.12.24
ビジネスが急速に変化する現代は「OODAサイクル」と親和性が高い 流通卸売業界を取り巻く5つの課題と打開策
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松本勇気氏:最初の10年という話なのですが、ここまで投資家的に自分のキャリアの歩み方を考えて、それをうまく進めるためにコミュニティの力を大事にしようとお話ししました。ここからはこういう場だからこそ話す、最初の10年の時間の使い方です。
いやもうこれはですね、どんなにがんばってもこの事実は覆らないというのがあります。時間はみんなに平等な資産です。努力に応じてちょっと加減はされるんですが、やはり歳を取るほどに減っていくんですよね。
生物学的に維持しなきゃいけない睡眠や食事がありますが、これに対して例えば家庭を持つと、今、僕の子どもは生後3週間ぐらいです。ちっちゃくてかわいいんですけどね、夜3時間おきに起こされます。ミルクをあげてオムツを換えてを毎日毎日やっている。それだけで時間がなくなりますよね。
さらに歳を取ってくると、体を壊します。痛風になりましたとか、慢性病かなにかでやっちゃいましたとか、糖尿病になっちゃいましたとか、いろいろな病気を経験します。ホメオスタシスというか、人間の体は完璧に同じ環境を維持できるわけじゃないので、だんだん壊れていくんですよね。そうやっていろいろなファクターが積み重なって、年々可処分時間が減っていくんです。
この可処分時間は減少するんだけど、時間はめちゃくちゃレバレッジが効かない資産、むちゃくちゃ平等な資産です。初期に使うこの可処分時間をムダななにかにあててしまう……「みなさん、あとからでも活躍できるんです」とみんな言うんだけど、僕はそんなことはないと思っています。今の時間を大事にしたほうがベターだと思っています。
20代というのは希少な期間なんです。可処分時間が大きくて、信用は小さいかもしれないけれど、レバレッジのかかる資産を増やす方向にそれをひたすら使っていけば、いろいろなことができるようになります。今、自分が使える時間でひたすら働くでもいいし、めちゃくちゃ勉強するでもいいし、お金を増やすでもいいし。
例えば、信用を積み重ねるためにいっぱい成果を出していく。なんでもいいんですが、こういった積み上げる、積み上げられる、減りにくい資産。レバレッジが勝手に効く資産を増やしていかなきゃいけないんですね。
知識や経験は1度やったらまず減らないものです。信用は、お金とかいろいろなものにレバレッジをかけることができるし、お金も時間にレバレッジをかけることができます。レバレッジをかけることができるので、30代以降の可処分時間に掛け算で効いてくるんです。
なので、最も可処分時間が大きい時に、これをひたすら増やしていかなきゃいけない。別に遊んでいてもいいけれど、それはこういう活動をなくしちゃってるということだとは思っています。
僕はハードワークしろというよりは、サステナブルな活動を自分の意識のとおりにやれ、と思っています。サステナブルというのは、体を壊さないとかです。レバレッジがかかるというのは、将来、みなさんが可処分時間以上の仕事ができるということです。知識、信用、経験、金融資産、こういったものを増やしておくと、30代以降の時間をより大きなものに使えるようになります。
例えば、僕は今33歳ですが、何もしなかった33歳の僕と、今の33歳の僕を比べると、僕は前職で3,000人のチームで仕事をしていました。1人の3,000倍の仕事ができるんですよ。そしてそれは、その分の信用を20代で積み上げていたから可能な仕事でした。やはり20代の投資は、30代以降で活きる大きな取り組みにつながっていきます。20代という、可処分時間が大きいうちの時間は、きちんと自分の投資家的な思考に基づいて使っていく必要があると思っています。
人にはおすすめしないですが、僕はちょっとハードワーカーだったので、ひたすら仕事をしていました。よくふざけて「月月火水木金金」とか言ってましたね。
それをベースに3つのサイクルを意識してほしいです。10年後とか、長期を意識する時に、中期で何を達成していなきゃいけないか。その中期を達成するための短期とは何か。この「短・中・長期」というサイクルを回していくと、自分の今やっていることをきちんと方向づけできます。
きちんと方向づけすると、今度はそのアクションをして得られた結果からきちんと知識が増えていく。結果としてこれが10年後のなにかの達成につながっていったり、逆に知識から目標が間違っていることもぜんぜんあるので、目標を変えていこうとなることもあります。
そしたら、「それに合わせて、中期・短期もまたフィードバックしてこう」みたいな。こういう、短・中・長期というサイクルと、可能ならもう少し短い1週間や1ヶ月の単位のサイクルを回すことで、自分の今やっていることに対して方向づけをしていく。そうやって、20代という時間を全力でいろいろな自分の投資に回していくことが大事だと思っています。
ほかにも、「ポジションを取る」ということを意識しましょう。なんでもやろうとすると、何もできないんですよ。「Web3やりたい!」「SaaSやりたい!」と両方やることはあまりないので、どっちかにしようということです。
自分の意思に沿ったものをきちんと取捨選択して、羨ましくても捨てることが大事だと思っています。そこに対して文句も言わんと。例えば、「技術力重視でマネジメントはほっとけ」というやり方をするんだったら、それで評価されないとしても何も言うなと。そういうものだと。自分の意思決定ゆえだときちんと受け入れることが大事だと思います。
ここまで考えてきた、「投資家思考」「コミュニティ」「最初の10年の使い方」。この3つを僕はすごく意識しながら、羨ましくても捨てて、自分の意思で投資家的な思考で物事を進めていく。それをより尖らせる意味でも、コミュニティを意識していく。
僕は起業家なので、どちらかというと自分の好きなチームを作っていくことでコミュニティを作ります。みなさんは会社選びかもしれないので、ぜひこういったことを意識してもらえると、より大きな仕事ができる、おもしろいことができる、自分の人生で後悔しないことが達成されるんじゃないかなと思っています。
そろそろ時間なので締めます。LayerX、実は毎年新卒を採用しています。LayerXには、DMMの元CTO、メルカリの元CTO、いろいろなCTOが集っているので、エンジニアの成長の場としては非常におもしろいと思います。ぜひ来てください。ただ、採用人数は非常に少ないので、ぜひ挑戦してくださいという感じです。
以上とさせていただきます。みなさん、ありがとうございました。
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