2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
Notionにおけるプロダクトリーダーシップ(全1記事)
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Ken Wakamatsu氏(以下、Wakamatsu):こんにちは。日本CPO協会の年次イベントへようこそ。自己紹介をお願いします。
マドゥ・ムトゥクマール氏(以下、ムトゥクマール):こんにちは。Notion CPOのマドゥ・ムトゥクマールです。入社してちょうど9ヶ月になります。
Wakamatsu:プロダクトマネジメントに携わる前の話を聞かせてください。
ムトゥクマール:私の両親はインドから米国に移住してきました。2人とも遺伝子学者です。両親は私に医者になってほしいと考えていて、私も医者を目指して大学に入りました。
2年生の夏休みに生物物理学の研究室で働いた時に進路を変えることにしました。数学の道に進み、生物学と数学の学位を取得して卒業しました。
私は、いろいろな物の構造やシステムに関心があり、卒業後は人間のシステムを学ぶためにロースクールに進みました。生物学的システムや数学的システムだけでなく、人間のシステムについても学びたいと思ったからです。
その後、コンサルティングの世界に入り、多くのメディア企業や教育関連企業と仕事をしました。そのタイミングで、再びソフトウェア作りに触れる機会がありました。高校や大学でもやったことがあったのですが、当時はあまり自分に向いていないと思っていました。
南アフリカ共和国政府の基礎教育省、K-12の教育用ソフトウェアを開発する機会をいただき、多くのエンジニア、デザイナー、研究者と共に教育事情の改善に貢献することができました。南アフリカには1年近く滞在し、その過程でプロダクトマネジメントを学びました。その後米国に戻り、この分野でのキャリアをスタートさせました。
Wakamatsu:法律や数学を勉強し、コンサルティングにも携わってきたわけですが、その経験がCPOの役割にどう役立っていますか?
ムトゥクマール:キャリアは直線的なものではありませんし、携わってきたことからいろいろな経験を得ることができます。スポーツでも趣味でも仕事でも、それは同じです。
私は好奇心が旺盛で、物事を深く掘り下げるのが好きです。プロダクトマネジメントのキャリアにおいても同じで、ソーシャルメディアのTwitterやVRのOculusにも在籍し、フィンテックのRobinhoodを経て、現在はNotionでツールに携わっています。
それぞれの企業で、コミュニケーション、チームリーディング、リサーチ、顧客に対する共感、国際感覚など、さまざまなスキルを身につけてきました。プロダクトマネージャーというのは、専門技能ではなく責務を負うことです。
デザイナーにはすばらしい体験を生み出す特殊な技能があり、エンジニアにはコードを使って構築する技能があります。研究者にもデータサイエンティストにも、それぞれの専門技能があります。
プロダクトマネージャーの仕事は、そういった人たちをまとめることです。プロダクトマネージャーが提供する視点やアプローチを、さまざまなチームが必要としています。
私は幸運にも多種多様な環境で経験を積むことができたので、そうした優位性を活かせますし、それぞれの分野で優れた技能を持つ優れた人たちと、一緒に仕事ができます。直線的なキャリアではありませんでしたが、得るものは大きかったですね。
Wakamatsu:以前のイベントで、マイケルさん(マイケル・マナパット氏)に話をうかがったのですが、当時のNotionのプロダクトマネージャーの少なさに、誰もがショックを受けていました。小規模なチームだったわけですが、マドゥさんが加わったことでどうなりましたか?
ムトゥクマール:Notionのリーダーシップチームと話をした時、私も本当に驚きました。「ここまでそのかたちにできたのに、今さらどうしたいんですか?」と、その時確かに聞きました。
エンジニアさえいればなんとかなるので、通常は、まずエンジニアを雇います。そのうち質が大事だと気づき、設計者を雇ったりしてスキルを上げていきます。
プロダクトマネージャーの仕事は、周囲の人材を最大限に活かし、責任者の役割を果たすことです。最も優秀だからではなく、すべてを見渡し、各分野の専門知識のバランスを取ることができるからです。
Notionはそれを成功させ、社内の多くの人にこうした決定を下す権限を与えました。エンジニアや設計者は設計やコーディングができますし、マーケターは優先順位づけやストーリーの伝え方に長けています。こうした能力を持つ人が社内にいることは強みですし、Notionは過度な要求をしない会社です。
プロダクトマネージャーを増やしたいのであれば、その価値を示す必要があります。自分が加わることでプロダクトの質、スピード、信頼性、コミュニケーション、モチベーションなどの点で違いが出ることを、企業に認識してもらわなければなりません。
それまで専門家たちの負担となっていたものを、プロダクトマネージャーとして引き受けなければなりません。QAプロセスの管理であれ、データ分析であれ、社内向けの最新情報作成であれ、エンジニアや設計者が自分が得意とすることに集中できるよう、私たちがこれらの業務を引き受ける必要があります。私たちが引き受けたからといって、エンジニアたちの責任がなくなるわけではありません。ですが、自分が得意とすることに集中できるようになり、他の人たちも効率的に動けるようになります。
私たちの働きを評価する方法がいくつかあります。生産性向上や構築するプロダクトの品質向上など、他の部署が喜んでいるかどうかが1つの目安です。
2つ目はスピードです。お客さまがスピード向上を実感しているかどうかです。もう1つは全体的な意思統一とモチベーションです。全員が会社の方向性を理解し、やる気を持って仕事ができているかどうかです。Notionは今とても良い状態にあり、チームを大きくして出荷台数も増やしていくところです。
Wakamatsu:Notionのプロダクトの今後について教えてください。
ムトゥクマール:言える範囲でお答えします。当社のプロダクトには、いくつかのことが求められています。まず、日常的な問題の解決です。Notionは柔軟なツールですが、強力なものでなければなりません。そのためには、お客さまに真の価値を提供し、お客さまの日常の一部となる必要があります。
実際にNotionは、ナレッジベース、ToDoリスト、プロジェクト管理、文書でのコラボレーションなど、さまざまな場面でお客さまにご利用いただいています。お客さまが重要なツールを構築できる環境を提供し続けていくことが重要です。
当社には大きく分けて3タイプの顧客がいます。個人ユーザー、中小企業、大手企業です。個人ユーザー向けには、コンシューマーグレードにおける高品質で楽しいプロダクトを作ることが重要です。個人ユーザーは自由に選ぶ権利があり、気に入らなければ競合プロダクトに移ってしまうでしょう。
さらに個人利用は無料なので、喜んでもらえる体験を提供しなければなりません。日々の問題解決に役立つプロダクトである必要があります。
中小企業は有料で利用してくれるユーザーなので、価値を提供することが重要です。単純にNotionを選んだだけでなく、良い見返りがあると信じてお金を払ってくれるユーザーです。会社の生産性やチームの幸福度を向上させ、コミュニケーションをスムーズに行えるようにしなければなりません。
そのためにはお客さまの反応に注視し、どのようなアセットがあり、生産性はどうかを確認する必要があります。そのため高品質だけでなく、高機能を追求しています。
「プロダクト出荷のスピードアップのためにプロジェクトを管理したい」「より良いTシャツを作りたい」「顧客調査をスムーズに行いたい」など、お客さまからよく相談されますが、そうした日常的なニーズに貢献していく必要があります。
さらに大企業は最も目が肥えています。信頼性、拡張性、セキュリティ、生産性、使いやすさなどをもとにプロダクトを選びます。選択する際には、長期的なコミットメントを求めます。
消費者は質が高く満足できるプロダクトであることを重視し、中小企業は生産性を重視しますが、大手企業は長く使える強力なツールであることを重視し、私たちを他の企業に勧めてくれることもあります。大手企業であるためユーザー数も多く、そうしたユーザーが今度は個人として利用するようになります。
こうした自然なサイクルが構築されているので、日常的に使えて楽しいものを提供できるよう心掛けています。そのためにはいろいろな声を聞き、ユーザーが何を求めているのかを明確にします。
中小企業に対しては、日常業務や週単位での生産性に貢献したいので、ドキュメント、ナレッジベース、プロジェクトなど、Notionがどう使われているのかを確認しなければなりません。カレンダー会社を買収したので、カレンダーの機能は近日中にリリースを予定しています。
大規模な組織に対しては、セキュリティや信頼性などの点で長期的なパートナーになれるよう努力しています。
Wakamatsu:Notionはグローバルなコミュニケーションツールなので、さまざまな言語や文化の人が使っていますよね。世界中から寄せられる要望やニーズのバランスをどのようにして取り、プロダクトバックログをどう作成していますか?
ムトゥクマール:最終的には、私たちが何を目指しているかが重要だと思います。世界にはソフトウェアを使って仕事をする人が15億人います。今後、数はさらに増えていくでしょう。ソフトウェアを作っている人の数は2,000万人なので、私たちはこのギャップを解消したいと考えています。誰もが自分のツールを構築して、カスタマイズできるような、真のユビキタスなものを目指しています。
働き方は人それぞれですし、目標も異なります。(Notionは)グローバルなツールですが、人に権限を与えることが重要です。
私たちはすべてを構築するのではなく、基礎的要素だけを提供します。そのために、私たちは常にお客さまの声に耳を傾けています。それぞれの国にNotionのコミュニティがあり、Notionを使っている人と使っていない人を対象にした調査も行っています。カスタマーサクセスチームやカスタマーエクスペリエンスチームを通じて、お客さまからフィードバックもいただいています。
そうしたものを総合的に検討して、最もよく見られる問題を特定します。基礎的要素を提供することで解決できる問題はなにかを考えます。そうすることで、どの国のお客さまもそれぞれに合ったかたちでNotionを使うことができるからです。
これが一番難しいことですが、最短の時間で何を解決すべきかを常に検討しています。Notionは多種多様な人に利用されているので本当に困難ですが、中でも翻訳の問題が優先されることが多いですね。
大手自動車会社の役員から大学生まで、本当にさまざまな人が利用していますが、そういう人たちに共通していることに重点的に取り組むようにしています。
さらに、コミュニティは私たちにとって非常に重要です。コミュニティの人たちは自分で構築する人たちです。そういう人たちが他の人のニーズに応えられるよう、常に彼らの声に耳を傾けるようにしています。常に1対1というわけにもいきませんが、耳を傾けることが重要です。
もちろん機能に不満がある人がいることも理解していますが、基礎的要素の提供が重要だと私たちは考えています。
Wakamatsu:日本からのフィードバックで他(の国)とは違うものはありましたか?
ムトゥクマール:国によっていろいろなユースケースがあるので、もちろん他の国とは違うフィードバックもあります。世界的な傾向として、検索機能の改善や操作性の改善を求める声が多いですね。これらは各言語特有のものだと思います。
最近では、日本のお客さま向けに検索スピードと検索精度を大幅に改善しました。日本語の検索結果がより速く正確に出るようになりました。可能なことであればもちろん積極的に対処していきたいですし、日本のコミュニティはとても熱心なので感謝しています。
Wakamatsu:前職のRobinhoodでは、プロダクト部門を10倍に拡大して会社の上場に貢献しましたよね。どのようにしてそれほどのスピードでチームを拡大し、成功させたのですか?
ムトゥクマール:組織が拡大する時は複雑さも増すので、非常に難しいです。2人なら意思統一も簡単ですが、5人になっただけでそれが少し難しくなります。15人くらいになってくると、基本的なことがとにかく重要になります。全員が目標を共有し、同じノーススターメトリックに向かって成功を目指さなければなりません。
Notionの成功は、お客さまが気に入って使ってくれていることです。毎日Notionを使って、当社のサービスをありがたく感じてくれていることです。私たちはフィードバックを繰り返し検討し、ユーザーのみなさんがツールを構築できるように改善に取り組んでいます。何度も繰り返して検討することで意思統一を図れますし、人を増やすのも容易になります。
もう1つは、顧客志向を徹底的に貫くことです。人を増やすとその分意見も増えますが、全員が同意できる真実がその根底にあるはずです。真実を特定する方法はいろいろとありますが、1つはトップダウンで命令に従うということです。
その場合は、ビジョンと方向性が重要で、それらはお客さまのためのものでなければなりません。お客さまの意見や要望が重要です。自分たちの役割がなんであれ、データ、調査結果、顧客の意見に関して統一を図ります。組織を拡大していく時は、こうした共有の要素が重要です。
自分たちにとっての成功や方向性、現状などを理解することが非常に重要です。また、さまざまなスキルセットと経歴を持つチームを作る必要があります。そういう人材をそろえることができれば、どのような問題にも対処していけるはずです。
国際的な経験を持つチーム、消費者プロダクトやビジネスの経験を持つチーム、成長戦略やプラットフォームに関する経験を持つチーム、モバイルとWebに関する経験を持つチームなど、いろいろあるでしょう。
成長過程では常に、どのような経験を持つ人材をそろえるかを考える必要があります。そのようなチームを作ることができれば、どんな課題にも備えられると思います。
Wakamatsu:上場後にはどのような課題がありましたか?
ムトゥクマール:短期的な考えと、長期的な考えのバランスを取る必要がありました。Twitterは私が入社してすぐIPOを実施し、上場を果たしました。そのため在籍期間の大半は公開会社でした。
Oculusは上場企業のFacebookに買収されたので、非公開会社から公開会社になりました。Robinhoodは大半の期間が非公開会社でしたが、その後上場を果たしました。
非公開会社は短期的なマイルストーンで評価されないので、長期的なビジョンを持つことができます。大きなビジョンを掲げ、それに向かって進むことができます。
上場企業になると、株主に対する責任者として四半期ごとに会社の状況を報告しなければなりません。大局的で長期的なビジョンを維持したいと思いながら、四半期ごとの報告があることで、本能的に短期的な目標に重点を置くようになってしまいます。規模が大きくなればなるほど、自分たちの目指すノーススターメトリックを忘れないことが重要です。
上場した途端、成長率などをあらゆる人から聞かれるようになるため多くの問題が発生します。上場するまでにしっかりと統制を取り、目指すものをはっきりさせておく必要があります。
Apple、Amazon、Microsoftなど、大成功を収めている企業は、そこがしっかりしていたはずです。四半期ごとの成果だけに目を向けず、自分たちの目標に関して長期的なビジョンを持っていたはずです。ですが上場すると株主に対する責任が発生するため、そのバランスを取るのが非常に難しくなります。
Wakamatsu:CPOの最も重要な役割とはなんでしょうか?
ムトゥクマール:例えばリーダーとチームメンバーは、それぞれ別物だと私は思います。プロダクトマネージャーがいたとして、その人は優秀だから昇進したというふうには考えたくありません。
人にはそれぞれの役割があることを、チームには常に伝えるようにしています。ピアノを弾く人もいればそれを運搬する人もいるわけで、それぞれが誇りを持って仕事をしなければなりません。Notionではそうした線引きを重視しています。
プロダクトをお客さまに届けるPMは、ピアノを弾く人です。お客さまに最高の体験を届け、お客さまに喜んでもらうことが仕事です。そのためには自分の仕事に集中しなければなりませんし、深い知識が必要です。
ですが、CPOやプロダクトディレクターの仕事はピアノの運搬です。成功に向けて人を適切な場所に配置するのが仕事です。鍵盤を叩くのは仕事ではありません。あれこれ細かく指示するのも違います。それをしなければならないなら、雇う人材を間違えたということです。
私の仕事は、人を配置し、扉を開け、照明や音響を確認してやる気を後押しすることです。そして、誰もが最高の仕事ができる体制に整えることです。人材調達の観点からも、期待値設定の観点からも、コーチングの観点からも、こうした心理面が重要です。
管理職になるほど最前線からは遠のくわけですから、すべてをうまく機能させるのは本当に大変です。私に一番求められているのは、人が働きたいと思う環境を構築することだと思います。優秀な人材を呼び込み、それぞれの仕事を明確にし、成功できる体制を整え、責任を持たせることが私の仕事です。
Wakamatsu:プロダクトマネージャーになる前のことを思い返してみて、若い頃の自分になにかアドバイスはありますか?
ムトゥクマール:いろいろとアドバイスしたいですね。まず、どの仕事からも学ぶことが重要です。PMとしての最初の仕事は、Twitterの実験的ツールの管理でした。プロダクトマネージャーになりたいとは思っていましたが、イメージと違っていたのを覚えています。
ですが実際には、その後の4年で学んだことより多くのことを、そのツールの管理で学ぶことができました。顧客対応はなかったものの、すばらしいチームでしたし、プロダクト変更の影響や人との連携について多くを学びました。どの問題も等しく重要であるかのように取り組めば、思いもよらないところから学ぶことができます。
自尊心は捨てたほうが賢明です。くだらない質問でも、なんでも聞くようにしましょう。周りは専門家ばかりなので、自分が専門家になろうとせず、信頼できるパートナーになりましょう。
私もそうですが、人からどう見られるかを気にする人は多いですよね。賢くない、役に立たないと思われるのは誰でも嫌ですが、それは間違いです。プロダクトマネージャーは単純な質問をする立場にありますし、単純な質問はチームが立ち止まって考えるきっかけになります。
「なぜ、その方法でなければならないのか」「こっちはそんなに駄目なのか」。こうした質問は確かに言い出しにくいですが、私の経験上最も効果的な質問だと思います。
常にフィードバックを求めるのも重要です。これはプロダクトにも自分のキャリアにも言えることです。うまくいっていること/いっていないことを理解して、初めて自分を向上させることができます。
若い頃は良い仕事をしていると思われたくて、いつも自信満々に見せかけていました。質問をしたり厳しい意見を聞いたりすることが成長につながると気づき、そこから最高の仕事ができるようになりました。PMとして、常になにかの改善に取り組んでいます。
Wakamatsu:最後に、日本のみなさんにメッセージをお願いします。
ムトゥクマール:私はこれまで日本の方たちに愛されるプロダクトに携わってきました。これは興味深いことだと思います。Twitterにいた時には、東京で調査を行い、日本のみなさんのユニークな使い方や愛着を実感しました。それがきっかけで、日本とは特別な関係を築いてきたと思います。
そして日本にいる時に、バーチャルリアリティに夢中になりました。それが初めてのVR体験で、その時からVRに携わりたいと思うようになりました。Oculusで働けたことは非常に幸運だったと思います。Notionに関しては大部分が京都で開発されたものだからこそ、日本のコミュニティとうまくいっているのだと思います。
なぜかはわかりませんが、私は何度も日本のコミュニティと関わりを持ってきました。これからも日本のコミュニティを始めとした、日本のユーザーのニーズに合ったプロダクトを作っていきたいと思います。
東京にチームがあるので、コロナ終息後には日本に行きたいと思っています。今日はありがとうございました。これからも日本のためにすばらしいプロダクトを作っていきましょう。
Wakamatsu:今日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。早く日本に来られるといいですね。
ムトゥクマール:こちらこそ、ありがとうございました。
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