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2024.12.24
ビジネスが急速に変化する現代は「OODAサイクル」と親和性が高い 流通卸売業界を取り巻く5つの課題と打開策
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菅井健太氏(以下、菅井):その後に宮城県の仙台で働いていましたが、当時はエンジニアを募集している会社が少なかったので、東京に出てきて、ちょっと大きめのSIerさんに転職をしました。
そこは国や大学のシステムを請負で作っている会社でした。その時は運よく20代前半だったので、新卒扱いのように採ってもらえたのがすごくラッキーでした。4月1日入社だったので、当時新卒で入社した人たちと研修とかを一緒に受けさせてもらって、そこでネットワークやJavaや、そういう感じの知識を入れてもらえたというか。
やまげん氏(以下、やまげん):ラッキーだった。
菅井:すごくラッキーでしたね。一応仕事は他でもしていたので、「仕事慣れしているぞ」みたいなことにしてもらって(笑)。
やまげん:強くてニューゲームぐらいの。
菅井:そうです。「なんとなく新卒のような扱いだけれど、いろいろ知っているね」みたいなバフがかかったのがよかったのかなと思っていました。
やまげん:配管工の知識とか(笑)。
菅井:なんかいろいろやっているなみたいな(笑)。そこでいろいろ作ったりしていましたが、お客さまから仕事を受けて作っているので、設計書どおりに作らなきゃいけないみたいなことがあって。自分がいいと思うものを作ろうとすると怒られるわけですよ。「それは設計図に書いていない」と。
菅井:3年ぐらいそこで働いた後、自社サービスをやっている会社に入りたいなと思って、旅行好きというのもあり、前職のフォートラベル(フォートラベル株式会社)という、カカクコム(カカクコム株式会社)のグループ会社に入ったんですね。
やまげん:それは2000何年ぐらいなんですか?
菅井:コロプラに入って10年以上経っているので、2008年とかですかね。
やまげん:ありがとうございます。
菅井:そこで自社サービスを作る楽しみだったり。当時は“Yahoo砲”と言って、ヤフーのトップに記事を貼られるとサービスが落ちるみたいなことがあったり(笑)。
その裏側で、当時はデータセンターでサーバー運用していたので、いかにサーバーをうまく活用するかとか(もやっていました)。MySQLも4系を使う時代だったので、「MySQL5が出たぞ、早くなりそうだ」と言ってオンラインでアップデートしたり、ちょっとワイルドな感じで運用していました。
ただ、ユーザーさんに常にコンテンツを見ていただくためのこともやっていたので、昼夜問わずがんばっていたのが前職です。ようやくここでコロプラ(入社)なんですが、大丈夫ですかね、このペースで(笑)。
やまげん:ぜんぜん大丈夫ですよ。メチャクチャおもしろいです。
菅井:その時に前職で一緒に働いていた友だちに、コロプラを紹介してもらい入社したのが2010年の6月です。なので、ちょうど11年前ぐらいですかね。
やまげん:当時は何歳ぐらいだったんですか?
菅井:当時は28歳ですね。30代になる前に挑戦をしたいという思いから入社を決めました。コロプラに入った理由が、当時、創業者の馬場と、副社長だった千葉の2人に面接をしてもらって何を聞いたかと言うと、馬場さんは会社をやる前から1人でずっと「GMブログ」というブログを書いていたんですよ。「こういうアップデートをしますよ」「こういうふうに考えています」「障害はこうでした」とか。
やまげん:報告をしてくれる。
菅井:そうです。ライブドアブログでしたが、それに対してコメントがついたりして。やっている中で、ユーザーさんからも直接の声みたいなところで、厳しい声もいただいているのも見ていたんですね。
それを面接で「なんでこんなに辛いことをずっとやれたんですか?」みたいな質問をしたんですよ。そうしたら「自分たちが作ったもの、自分が作ったものを楽しんでもらいたいから。その一点だけで続けてきました。」みたいな(回答をいただいた)ところで、「すごいな」と思ったんですよね。
ものづくりに真摯というか、「ユーザーさまにこういうことを楽しんでほしい」「そのためにはそういったものも乗り越える」みたいな考え方にすごく共感をして、入社させてもらいました。
やまげん:ありがとうございます。千葉さんはVoicyの統治下という共通点も。
菅井:確かにそうですね。「先日、与沢翼さんとお会いしました」みたいなトークがありましたけれど(笑)。
やまげん:すごいですね。ユーザーファーストというか。なんでも公開して、いろいろな要望が来たとしても、しっかりそれも意見として研究して改善に回していたということなんですね。
菅井:そうですね。それがすごいなと今でも本当に思っていて、それが今のコロプラのフィロソフィーなのかなと感じています。
やまげん:すごい。いいですね。
やまげん:ちなみに当時は何人ぐらいの規模だったんですか?
菅井:僕の社員番号が55番なので、50人ぐらいの規模だったと思います。
やまげん:Voicyはまさに今50人ぐらいの規模なので、まだまだ社長との距離はそこまで遠くない感じですかね。
菅井:そうですね。ワンフロア、全員顔が見えるみたいな。今はリモートだからちょっとアレですけど。
やまげん:そうですね。弊社の社長は寂しがり屋で集まりたがりなので。月に1回みんな集まる時間を取った時は、ワンフロアにぎゅぎゅっと集まってミーティングをしています。
菅井:やはりそれぐらいの規模だったらスピード感も速いですし、家族感じゃないですけれど、ありますよね。
やまげん:家族感ありますね。これから50人の壁をがんばって越えていかないと(いけない)というところでは。
菅井:あると思います。50、100、200人と壁があったので(笑)。
(次回に続く)
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