2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
【体験談②】ビビッドガーデン 中山さん(全1記事)
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中山治美氏:みなさん、初めまして。ビビッドガーデンでデザイナーをしている中山治美と申します。よろしくお願いします。今回は初めての登壇なのですごく緊張していますが、飾らない等身大の私の転職経験をお話しできればと思っています。
まず、自己紹介をします。中山治美と申します。東京都生まれの埼玉育ちで、埼玉県と東京の県境で過ごしました。好きなことは、ご飯屋さん巡り、野球観戦とラジオを聴くことです。特に高校野球が好きで、よく観戦に行っています。最近のお気に入りとして、サウナ好きな友だちと銭湯で温冷浴みたいなことをしています。
好きな書体は「Brandon Grotesque」。かわいらしいディテールの書体がすごく好きです。ビビッドガーデン歴は5ヶ月目です。
本日お話しする3つの内容をカテゴライズすると、1つ目が「私自身のこと」、2つ目が「会社のこと」、3つ目が「現在のこと」です。
まずは「私自身のこと」。大学を卒業後、2年間アルバイトでデザインをし、その後正社員としてデザイン事務所で3年間グラフィックデザインを行っていました。そこは小さな規模感の会社だったため、幅広いデザインを行っていました。
その後、転職して商品企画職を2年、インテリア雑貨メーカーでOEM商品の企画・デザインに従事したあと、飲食関係の小売支援会社で1年間グラフィックデザインを行いました。現在は4社目にあたるビビッドガーデンで、デザイナーとして5ヶ月目になりました。
スライドから、3回の転職のタイミングがあったことがわかると思います。転職のタイミング1。デザイナーとして商品のPRや販促物に関わっていく中で、今度は自らものづくりをしてみたい、挑戦したいというポジティブな理由でした。
タイミング2とタイミング3は、会社都合で意図しなかったものです。クライアント先の事業撤退による東京支店の解散、コロナウイルスの影響で休業を余儀なくされ仕事が減少してしまったという理由から、転職のタイミングが3回になりました。
その時、次はどんなキャリアを目指していこうかと思い、私の中で3つの転職の軸を考えてみました。
1つ目は「キャリア」。もっと幅広いデジタル周りのキャリアを積んでいきたいと考えていましたグラフィックメインのデザインをしていたので、もう少しデジタル寄りのキャリアを積みたいという思いがありました。
2つ目は「環境」。いろいろな考え方の人と関わりたいという気持ちがありました。メンバーが20人以下の会社が続いていたので大きな規模感に魅力を感じており、私自身の好奇心旺盛な性格からも、人と関わりたいという意欲がありました。
3つ目は「共感度」。会社都合で事業やビジョンの2つに共感することが難しかったので、長く携わりたいからこそ思いに共感したいという思いがありました。
軸は考えましたが、逆に自分の今の強みは何だろうと思いました。今までのキャリアで自分なりの強みを捉え、3つのエピソードからストロングポイントを挙げてみました。
強みとして活かせると思った1つは、小さな規模感のデザイン会社で幅広いデザインをやっていたという「グラフィックスキル」。2つ目は、人数の少ない会社で企画、進行管理、納品まで行っていた「自走力」。3つ目は「提案力」。日本の社会だとマイナスに捉えられがちな転職回数ですが、幅広い職種や業界から得られた観点「提案力」として活かせるのではないかと思いました。
整理すると、グラフィックスキル、自走力、提案力が自分の強みだと考え、これらが私の転職活動の大きな軸と強みになりました。
私の軸と強みを活かせる会社はどこにあるんだろうと考えたことが、2つ目のテーマの「会社のこと」につながります。
現在所属しているのは、ビビッドガーデンという会社です。みなさん、この会社が何をしている会社か知っていますか? 知っている方もいるかもしれませんが、生産者から直接お取り寄せができる「食べチョク」という日本最大のオンライン直売所を運営している会社です。
「生産者のこだわりが正当に評価される世界」を目指して、1次産業の課題を解決するというビジョンを持ちながらサービスや事業に取り組んでいます。
組織の中で、私はプロダクトチームのデザインに属しています。チームでは、エンジニアさんやプロダクトマネージャーさん、数字のスペシャリストであるBIという方と一緒に仕事をしています。他にも幅広い部署があるので、さまざまな方とやり取りしながら業務を進めています。
ビビッドガーデンは「事業会社」であることが会社形態の特徴の1つです。事業やサービスを推進していくために、デザイン全般に携わる領域がすごく広いと感じました。
デザインの領域を挙げると、まず「UIデザイン」。サービスにまつわるデザイン全般です。また、「グラフィック」では、OGP周り、チラシ、LINEのクリエイティブなど、ビジュアル面でもかなり領域が広くなっています。ほかには、リアル店舗のデザインなどを行っています。スタートアップの会社なので成長段階にあるため、ガイドライン周りのコンポーネントや、ロゴなどのガイドラインにも幅広く携われ、チャレンジできる土壌があると感じています。
また、幅広いことができる点で言えば、社内でいろいろな方と携わる機会があることがポイントだとも思っています。
転職の段階では、その会社と私の軸が果たしてマッチしているのかについてすごく悩みましたが、熟考した結果、私の3つの軸が、すべてマッチしていると感じられました。まずキャリアについては、幅広いことができてチャレンジできるのはもちろん、環境としてもいろいろな考え方の人やスペシャリストと交流できます。
また、「ビジョンに共感できる」については、私がフリーランスをしていた時、第1次産業のクリエイティブ周りを課題と感じていたので、そこに参画していろいろなことができるという点に共感しました。
最後が「現在のこと」。この会社にそれらの軸がマッチした状態で入って、今私がどういうことをしているかをお話しします。先ほどお伝えしたとおり、全体のデザインの仕事はすごく領域が広くてやりがいもあると感じています。
私の直近の仕事は、空間デザインです。オフラインでUXを考えながら店舗のデザインを行いました。「Beisia」さんという群馬県や埼玉県に多くあるスーパーさんで、食べチョクの商品をリアルに購入できる直売所を作りました。
ユーザーに向けた店舗設計で3つ、自分の中でかなり大きく考えた点があります。1つ目は「思いを伝える」こと。食べチョクのサービスは生産者さんの思いやメッセージをすごく大事にしているので、それがユーザー層に伝わる場作りを意識しました。
2つ目は「口コミの視覚化」。ECサイトである食べチョクの強みを活かして、口コミ情報を視覚化する。商品を売るためやセレクトするための1つの指針のようなものに口コミがなればと思い、口コミを視覚化してデザインしました。
3つ目は「店舗とECの行き来」。オンラインとオフラインの垣根をなくして、どちらからの流入も増やすために、アプリやQRコードなどいろいろな仕掛けを作り、店舗とECを意識したデザイン設計を行いました。
今お話ししたのは直近の仕事ですが、5ヶ月という短い在籍期間に幅広いデザインに参加させてもらっていることが、自分のやりがいにつながっています。LP周りのデザインやOGP、チラシ周り、アプリ、LINEクリエイティブなど、幅広くやらせてもらっていて、それにすごくやりがいを感じています。
(スライドを指して)「ビビッドガーデンでの、デザイン」には、2つの特徴があると思っています。事業会社だからこそ施策と改善ができ、作ったあとも改善を繰り返せます。先ほどのデザインした店舗は先月末(※登壇当時)にオープンしたばかりですが、すでに制作したものの施策・改善を繰り返すことができていると感じています。
また、「デザインチームで知見をシェア」が活発に行われています。毎日1時間ずつ相談やディスカッションをして、自分がやっているデザイン周りや知見をシェアして、自分にない観点でのものづくりを行っている人から新しい意見をもらって、それを制作に活かしています。
今、すごくやりがいを持って仕事をしています。最初の問いに戻りますが、「YOUは何しにそのデザインチームへ?」。私なりの答えは「私は共感できる事業とともにこれからの自分の成長を目指してビビッドガーデンに所属しています」になると思います。
自分の成長はもちろんのこと、生産者さんや第1次産業の人を応援したいという思いのある方が会社に多く、食べ物を扱っている会社ということもあり、温かみのある人が強いと、5ヶ月いて感じています。会社もとても楽しい場だと、私自身は考えています。
ビビッドガーデンの会社に興味を持った方は「ViViVIT BOOST」にお問い合わせください。本日はご清聴ありがとうございました。
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