2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
数百万再生エンジニアYouTuberの学生時代|エンジニアチャンネル粟島正俊(全1記事)
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池澤あやか氏(以下、池澤):本日のゲストは、「エンジニアチャンネル」の粟島正俊さんです。よろしくお願いします。
菅澤英司氏(以下、菅澤):お願いします。
粟島正俊氏(以下、粟島):よろしくお願いします。
池澤:確かに、どれもクリックしたくなるような動画ですね。
菅澤:センス、実際に動画を作る力、プログラミング力と、いろいろそろっているという。
池澤:「プログラミングでビットコインを自動売買する」とか。
菅澤:アービトラージといって、こっちで安く買って、瞬時にプログラムでこっちで売ってどれだけ稼げるかという動画も、今(※収録当時)けっこうバズっていますね。
池澤:今ビットコインが高値ですが、これが低価格になってきたら、きちんとそういうこともできるのかな。
菅澤:結果がどうなったかも動画で発表されています。プログラマーで、おもしろいことにチャレンジして、結果こうでしたというところまでやる人は少ないんじゃないかな。
池澤:企画を考えて、プログラムもきちんと書いて、それを2日でやっているのはすごいな。
菅澤:どこからそういう人材になっていったのか、すごく興味があるのですが、子どもの頃はどんな感じでしたか?
粟島:実は子どもの頃は、プログラミングはぜんぜんやっていなくて、部活はバスケとかギターをやっていました。
菅澤:ギター少年だったんですね。
粟島:ミスチルや、ゆずを弾いていました。
菅澤:少年時代は別に物作りや機械いじりはやっていないんですね。
粟島:ミニ四駆ぐらいですかね。
菅澤:ああ、ミニ四駆。
池澤:エンジニア界で定番の(笑)。
粟島:定番なんですね。
菅澤:そうですね。
池澤:マイコン買ってもらったとかは定番ですね。
菅澤:マイコンを買ってもらっている人は多いですね。でもちょっと上の世代かもしれないですね。ゲームにハマったとかはないですか?
粟島:一時期はハマって、それこそ普通に「ドラクエ」はやっていましたね。
菅澤:高校生や大学生の時は、どんな感じだったんですか?
粟島:高校も部活はバスケですね。ギターはアコースティックからエレキに変わって、バンドをやってみたり、仲間内でスタジオを借りてやっていました。
大学で初めてプログラミングをやったんですが、学部が工学部でちょうど友人に天才プログラマーみたいな人が1人いたんですよね。
菅澤:ちなみにどこの大学ですか?
粟島:神戸大学です。
菅澤:出身はどこですか?
粟島:出身は富山県です。
菅澤:富山県なんですね。高校はいわゆる理系ですか?
粟島:高校は理系ですね。ただ、プログラミングは一切やっていません。
菅澤:数学や物理は得意だったんですか?
粟島:それは得意でしたね。
菅澤:なるほど。いっぱいエンジニアを呼んでいるのですが、2パターンあって、1つは、子どもの頃にBASICとかPC-98とか昔の機械をいじっていて、大学でエンジニアバイトをガチでやって、いきなり起業しちゃうパターン。私たちもそのパターンです。
もう1つのパターンは、逆に、それまではあまりやっていなくて、例えば社会に出てからやったから、エンジニアをガッツリずっとやっていたわけではないけれど、それこそ「YouTube」もそうだと思うんですが、表現力をいろいろ持っていて、伝え方がうまいというパターン。この2パターンがあると思っていて、粟島さんは、こっちのパターンな感じがしますね。
けっこう大人になってからプログラミングをやっているから、その時に学ぶ過程から、(他人にも)こう教えればいいんだと、教え方もよくわかっている、みたいな。子どもの頃からやっていると、できない人の気持ちがわからないので。
池澤:教育系に興味を持つ方だと、自分も学習にそこそこ苦労をしたという方が多いかもしれないですね。
菅澤:同じくエンジニアYouTuberの勝又さんという方も、そっちのパターンですね。
粟島:天才プログラマーの友だちに憧れて勉強をしてみたんですが、1回挫折をしちゃって。
菅澤:挫折も経験したんですね。
粟島:本を買って、1周やってみたけれど、結局何ができるのかよくわからない状況になって、やめたという感じですね。
菅澤:その時は、プログラミングはやりたいけれど難しいもの、という感じですか?
粟島:文法は、なんとなく理解できるんですが、やりたいことがなかったですね。
池澤:私も時々あります。
(一同笑)
菅澤:今でも?
池澤:あります(笑)。
菅澤:今まで出た人に聞いたところ、自分が使うものを作っちゃったほうがいいらしいですね。これを作りたいという強烈な目的があれば続く。
池澤:だからバイトがいいんですね。お金になる。
菅澤:お金と、怒られるという。バイトは本当におすすめですね。(池澤さんは)挫折しかけて合宿に行ったという。
池澤:島根でやっていたRuby合宿という合宿に行ったらエンジニア仲間が増えて、そこから学習意欲がすごく湧きました。
菅澤:バイトに行くか、それが難しかったら合宿。
池澤:合宿はいいですよ。おすすめです。
菅澤:ほかに、大学生の時にこんなことしていたってことは、ありますか?
粟島:当時「mixi」がすごく流行っていたので、mixiの掲示板で人集めをして、大学生はみんな出会いたいので、男女を集めてイベントを企画していました。お小遣い稼ぎではありませんが、やっていました。
菅澤:そういうのもやっていたんですね。それもけっこうあるあるですね。イベントをやっている方は、起業する行動力があるので。イベントやるってけっこう大変じゃないですか。
粟島:そうですね。
菅澤:(イベントをやるのは)大変だし、ドキドキするし。それと、エンジニアの両方をやっている人はなかなか少ないんですよね。今はエンジニアもまあまあすごいとされているじゃないですか。それと、起業とか、イベントとか、YouTuberとか、両立できる人がなかなか少ない。
池澤:単純に労力がかかりますからね。
粟島:そうですね。
菅澤:(池澤さんは)小さな時から芸能人をやっているからあまり実感ないんだよ。
池澤:YouTubeもけっこう誘われるんですが、これ以上いろいろなことに手を出すとやばいと思って、やっていない。
(一同笑)
菅澤:大学生の時にイベントをいろいろやっていたというのは、今にけっこう活きているんじゃないですかね?
粟島:規模は小さいですが、人生で一番初めてやったビジネスという感じなので、すごく勉強になりました。
菅澤:大学生の時は、就職や仕事についてはどう考えていたんですか?
粟島:その時から、会社を作りたいなと思ってはいたんですが、でも怖いから1回は就職しておこうという感じで、結局就活をした感じですかね。
菅澤:どうして起業したかったんですか?
粟島:それこそイベントをやっている中で、そういう人と関わる機会があったからですね。中には悪い人もいるんですけど(笑)。
(一同笑)
粟島:会社をやっている大人の人と会うことが多かったので、自然と考えるようになりました。
菅澤:こういう社長みたいになりたいな、という感じですね。大学生時代にすごい人に会ったというのは、エンジニアにおいても起業においても大事だったということですね。
粟島:はい、そうですね。
菅澤:スーパープログラマーはどのぐらいすごかったんですか?
粟島:まだGoogleの検索エンジンがけっこう緩かったんですよね。ひらがなで「らくてん」と打つと、彼のページが一番上に出ていました。「らくてん」で1位になっていて、そこから本当の「楽天」に人を流すみたいなことをしていたんですが、それで大学生の時に月30万円ぐらい稼いでいました。
池澤:すごい(笑)。
菅澤:今はどんなことをされているんですか?
粟島:今はリクルートでエンジニアをやっていますね。
菅澤:起業すればいいのにね。
池澤:コード書ける人と経営できる人はけっこう違うのかもしれないですよ。
菅澤:(粟島さんは)いつかは起業しようと思って、どうやって就職していったんですか?
粟島:インターンをどこかでできないかなと探している時に、ワークスアプリケーションズのインターンを見つけて、そのインターンで直接採用されました。
菅澤:インターンの経験はどんな感じだったんですか?
粟島:Delphiという言語を使って、2週間ぐらいでソフトウェアを作るという研修でしたね。
菅澤:その時は挫折しなかった?
粟島:その研修では、最初に「これを作ります」と自分で企画を作るんですが、ゴールがあったのですごくがんばれました。
(一同笑)
菅澤:まさにさっきの話ですね。それを再現したんですね。研修はおもしろかったですか?
粟島:それはけっこう、がんばってやりました。
菅澤:そのインターンでは、何人中何人に合格が出たんですか?
粟島:たぶん、3分の1ぐらい。
菅澤:じゃあ、けっこう出るんですね。
粟島:はい、けっこう。
菅澤:やはり、優秀な人が多かったんですか?
粟島:優秀というか、おもしろい人たちがいて、今でもけっこうつながっていて、会っていますね。
菅澤:その時にもう「そこ(ワークスアプリケーションズ)に決めたわ」という感じなんですか?
粟島:そのあとも、就活はちょっとしましたが、そのインターンで友だちもできたので、そのまま行ったら楽しそうだなという感じで決めました。
菅澤:なるほど。次回は、1回会社に入ったあとに起業して、YouTuberになったという流れをもう少し詳しく聞きたいと思います。ありがとうございました。
粟島:ありがとうございました。
池澤:本日のゲストは、エンジニアチャンネルの粟島正俊さんでした。ありがとうございました。
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