
2025.03.19
ドバイ不動産投資の最前線 専門家が語る、3つの投資モデルと市場の展望
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川上健太郎氏:次は動画の描画です。先ほどもちらっと言ったんですが、Platform Viewではなくて、Texture Widgetを使っています。詳しい説明はこのURLを見てもらいたいんですが、プラットフォーム側からtextureIdを受け取って、ビデオフレーム到着時に自動的にバックエンドの指示に従って再描画されます。通常Dartのコード実行は含まれません。
要するにtextureIdを受け取って、それを渡すとよしなにやってくれます。実際どんな感じなのかをDart、iOS、Androidで見ていきたいと思います。
まずDartです。Dartはメチャクチャ簡単です。VideoPlayerControllerにbuild関数があるんですが、それはVideoPlayerPlatformのbuildViewを参照しています。buildViewは受け取ったtextureIdをTextureに渡しているだけです。
次はiOSです。iOSはプレーヤーを実装するクラスをFlutterTextureに準拠します。FlutterTextureの中に含まれているcopyPixelBufferはどういうものかというと、AVPlayer videoOutputがあって、そこから最新のPixelBufferを取ってきて返すという処理が書かれています。
onTextureUnregisteredというのは、FlutterTextureがUnregisteredされたときの処理を書きます。ここではdispose関数を呼んでいますね。
FlutterTextureを管理するFlutterTextureRegistryというものがあります。上のregistertextureは、registory.registerTexture:player、FlutterTextureに準拠したものを渡すと、textureIdが返ってくるので、これをDart側に渡して、それをもとにTexture Widgetを描画する仕組みになっています。
textureFrameAvailableという関数は、FlutterにTextureが更新されたことを伝えます。これを呼ぶと、FlutterTexture.copyPixelBufferが呼び出されます。iOSではCADisplayLinkが作成されていて、その中のセレクターの中でこの関数が呼ばれています。これはTextureをUnregisterするときの処理です。
次は、Androidです。AndroidもTextureRegistryがあって、これはiOSよりもさらに簡単です。このcreateSurfaceTextureでtextureIdを返すSurfaceTextureEntryが生成され、このidを使用します。先ほどのTextureのRegisterとSurfaceTextureをFlutterEngineがよしなに管理してくれます。
作成したSurfaceTextureをExoPlayerにセットするとよしなにやってくれて、textureIdもゲットできます。
次に、機能の追加について説明したいと思います。機能を追加するには、PigeonというFlutterが出しているパッケージが使われています。プラットフォームとDartの接続部分を自動生成してくれる便利なものです。
pigeon/messages.dartという自動生成の元ファイルのDartファイルに、設定したいmessageと渡したいものを置きます。LimitBitrateMessageはサンプルで画質設定のものです。
video_playerAPIのabstractクラスの中に、setLimitBitrateMessageを渡して、コマンドを実行して、Flutterプラグインの独自のフォーマットを実行すると、各プラットフォームファイルを生成してくれます。
本当はこのあたりもメチャクチャ書きたかったんですが、時間がなくて端折りました。実装についてのまとめです。iOSはObjective-C、AndroidはJavaでそれぞれ実装しなければいけません。
最後にまとめです。ガチガチの要件じゃなければ、けっこうサクッと導入できそうだなと思いました。私は元iOSエンジニアで、Objective-Cを見たことはあるけど、実は書いたことはないゆとり教育な者なんですが、Objective-Cを初めて触って書いてみて、今はiOSはSwift、AndroidはKotlinという時代なのに逆戻りじゃないですが、なんか不思議な気持ちになりました。Javaは書きやすかったです。
あとiOSエンジニアとして、ExoPlayerのexampleがメチャクチャ充実していて感動しました。iOSのプレーヤーってけっこう手探りなことが多いんですが、ExoPlayerのexampleは有志の結晶というか、ものがわかりやすく、設計も見やすかったので、iOSにもあのようなものが欲しいと思いました。
以上です。ありがとうございました。
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