2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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馬場一氏:よろしくお願いします。PayPay株式会社の馬場と申します。ソフトバンクに32、33年前に入社して、ソフトバンクの変遷とともにいろんな新しい事業に携わってきまして。去年の6月からPayPayに参加させていただき、決済革命を起こそうと日夜がんばっております。ぜひよろしくお願いします。
今日はPayPayのこれまでの歩みと、これからちょっと先、PayPayがどういうことをするのかということをお話させていただきたいなと思います。このSoftBank Worldの展示場にもPayPayのブースを設けております。商談コーナーにも営業マンが待機しておりますので、さっそくPayPayに加盟しようというようなお客様がいらっしゃいましたらお話しさせてもらいたいなと思います。
それでは今日は約40分くらいご説明をさせてもらおうと思っておりますが、おそらくちょっと早めに終わる予定ですので、残った時間はこちらでいろんな質疑応答ですとか、商談をさせていただきたいなと思っております。ぜひよろしくお願いいたします。
さて、今日この会場に来るまで、みなさんにどういうことがあったか、ちょっと思い出してもらいたいと思います。朝、朝ごはんを食べるためにコンビニに寄ってみたり、電車に乗ってみたり、タクシーに乗ったり、お昼ご飯食べてみたり映画に行ってみたり……さまざまな行動をされてきたと思います。
このときに必ず必要なもの、共通してあるものが「決済」という行為であります。決済というのは日常の生活だけじゃなくて、普通の生活の中で、例えば無人店舗ですとか、自動運転……おそらくすべてのサービスに、BtoBであろうがBtoBtoCであろうがBtoCであろうが、最終的には決済というものが必要になってくると思ってます。
この決済について我々がしっかりとプラットフォームを作り、世の中を変えていきたいと考えております。
決済手段にもいくつかあると思います。これまでは現金が中心でしたけれども、これからはキャッシュレスというもので、我々がしっかり牽引していきたいと思ってます。
キャッシュレスの中でも、クレジットカードですとか電子マネーですとか、Suicaですとか、いろいろあると思うんですけれども。我々はやはりスマホを使ったキャッシュレス、こういうものをしっかり目指していきたいなと思ってます。
今日もうちわを配ってるんですけれども、PayPayが配っているうちわのくせに、絵柄が「スイカ」なんですよ(笑)。なに作ってんのって、ちょっと思ってたりもするんですけど。それはともかく、我々はスマホで決済ができる世の中を作っていきたいなと思っております。
なんでそう思ったかと言いますと、これまで中国ですとかインドですとかで、ソフトバンクグループの仲間の会社を見ていきました。すると、やっぱりインドでも中国でもスマホ決済がめちゃめちゃ流行ってるんですね。
とくにAlipayなんかは、決済だけじゃなくて出前のサービスですとか、タクシーに乗るのもそうですし、映画を見るのもそうですし、電車に乗ったりバスに乗ったり、飛行機に乗ったりするのもAlipayのアプリから始まってます。
ぜひ1度Alipayのアプリをダウンロードして、見てもらえればいいんですけれども。決済だけじゃないです。あらゆる生活シーンに必要な機能が全部揃っています。そういうものを我々も目指していきたいなと思っております。
中国やインドでは、ほとんどの取り引きがキャッシュレスで行われているんですけれども。みなさんご存知のとおり、日本は8割が現金です。「キャッシュレス、キャッシュレス」と言っておりますけれども、たった2割しかキャッシュレスになってないという状況です。
ちなみに私はPayPayの仕事を始めてから、キャッシュレスの世界を目指しているので現金は一切持たないんですけど。たまに地方へ行くと、タクシー乗ったりするのに現金がいる。先月の私のキャッシュレス比率、取り引きのすべてのうち、0.6パーセントだけ現金使っちゃったと。
本当に現金を使うのは悔しいので、この間は3キロくらいタクシー乗らずに歩いて、なにしてんのかなっていうようなこともやっておりますが(笑)。それくらいキャッシュレスをしっかり遂行していきたいなと思っております。
PayPayとしては、スマホ決済で大革命を起こしていきたいなと思っております。アプリを使うお客様だけじゃなくて、加盟店様向けにも決済でなんとか革命を起こしていきたいと考えております。
去年の6月に会社を興しまして、アプリの開発ですとか、いろんなバックエンドのシステムを作り始めましたが、結局6、7、8、9と4ヶ月くらいかかってアプリを作らせていただいて。去年の10月5日だったと思いますけれども、アプリの配信を開始させていただきました。
6月くらいからアプリを作り出したんですけれども、開発はカナダのトロントと日本とインドの3ヶ所でさせてもらいました。ちょうど時差的に、カナダで作って、夜になってエンジニアが帰るときに日本にそれを渡す。
日本の人たちがまた開発をして、インドに渡す。インドでまた開発してカナダへ渡す。24時間3交替制でグルグル、グルグル、開発をさせてもらってなんとか10月に間に合ったかなというところです。
我々のサービスをもうご存知の方も多いと思いますけれども、QRコードを紙に印刷して、それをお店のどこかに貼っていただいたり置いていただいたりして、お客様がスマホでそのQRコードを読み込む。我々はユーザースキャンと呼んでおりますけれども、このサービスを行っています。
コンビニエンスストアですとかスーパーマーケットですとか、ドラッグストアなんかでやっておりますストアスキャンは、アプリでQRコードをお客様が表示して、それをお店の方がスキャナで読むという決済ですね。この2つの種類の決済方法を用意しております。
個人事業主のお客様ですとか地方の方で、これまでやっぱり手数料が高い、初期費用が高い、導入のシステム費用を毎月払うのがなかなか厳しいというお客様には、このユーザースキャンがおすすめです。紙1枚貼っていただくだけで対応させていただいております。
これですと決済手数料もすごく安いですし、月々のシステム利用料金ですとか初期費用も一切かかりませんので、今までキャッシュしか扱っていなかったお店にユーザースキャンというのをおすすめさせていただいております。
一方ストアスキャンというのは、コンビニエンスストアなど、お客さんがいっぱい来て、常に並んでいる状態のお店なんかにはすごく便利じゃないかなと思っています。
またアプリを使うお客様側のお話なんですけれども、PayPayを使うために……ソースファンドと私たちは呼んでますけれども、どういう手段でチャージするか、どういうものでお客様が具体的に支払うかというところなんですが。
1つ目は銀行口座。銀行口座をPayPayに登録していただいて、そこからPayPayの残高にチャージするという方法。それからクレジットカードを登録していただいて、PayPayで使ったあとにすぐクレジットカードの決済が走るというもの。それからYahoo!マネー、ここから残高にチャージする。この3種類を用意しておりました。
7月11日に新しいチャージ方法というものを開始させていただきました。セブン銀行……セブンイレブンなどにあるATMで現金を入れて、それをPayPayにチャージするという方法です。
セブン銀行のATMの中にQRコードを出すボタンがありますので、それを押していただくとQRコードが表示されて、それをPayPayのアプリで読むと番号が出てきます。その番号をATMに入力していただくと、キャッシュが入る差込口が開いて、そこにキャッシュを入れると。そこで読み取りをすると、PayPayに残高がバーッとあがってくると。ほんの5秒か6秒くらいでチャージができる、本当に便利な機能です。
これは11日から始まっていますけれども、ものすごい勢いで使われております。セブンイレブンでは今、ちょうど10パーセントお金が戻ってくるキャンペーンをしてますので、どうせセブンイレブンでお買い物をするのであれば、現金しか持ってない方もアプリをダウンロードしていただいて、ATMでちょっとチャージしていただいてものを買うと。
すると、勝手に10パーセントが戻ってくる。ソフトバンクのワイモバイルとか、Yahoo!プレミアムのお客様は20パーセント戻ってくるということですので、やらないと損です。ぜひ1度経験していただきたいなと思います。
そして10月からアプリケーションを出してきましたけれども、現在登録ユーザー数……ダウンロードして電話番号を入力していただき、すぐに使える状態にしていただいたお客様が昨日で900万人を突破いたしました。
ローンチから1年かからずに900万人。もう間もなく1000万人いくと思いますけれども。このスピードでアプリがダウンロードされて、ユーザー登録がなされたアプリはなかなかないんじゃないかなと思ってます。いっぺん調べてみたいなと思います。
そしてお申し込みいただいている加盟店の数も70万店舗を超えまして、全国あらゆるところで使える状態が、徐々にできてきているかなと考えています。
コンビニエンスストアはほとんど制覇をさせていただきました。スーパーマーケットも今着実に、1個1個増やしていっております。それからドラッグストア。多くのドラッグストアにも参加していただいております。
僕たちの営業の戦略というか方向性というのは、まずは日常使いのお店を増やしていきましょうということです。1日1回か2回行くコンビニエンスストアですとか、週に1回か2回行くスーパーマーケット、ドラッグストア。こういうところをまず攻めていって加盟店さんになっていただく。「毎日使うPayPay」というものを作っていきたいということで、日常使いのお店を中心に加盟店の営業をさせていただいています。
そして居酒屋さんですとか、あとはどんなのかな。電気、家電量販店さん、レストラン、あとは飲食系のお店ですね。そういうところをしっかりとこれからも増やしていきたいと思っています。あとはメガネ屋さんとか……メガネ屋さんはあまり日常使いじゃないんですけど(笑)、入ってたり。ゴルフ屋さんですとか、そういうところもきちっと押さえていきたいなと思っています。
とにかく最終的には、日本中にあるすべてのお店、すべての小売店舗、サービス業、こういうところに全部PayPayが入るようにしっかり営業していきたいというふうに考えております。そして大型チェーンだけじゃなくて、小さいお店もしっかりと確保していきたいと思っています。
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