2024.10.10
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パラレルキャリアがもたらす相乗効果(全1記事)
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内立良介氏:よろしくお願いします。「パラレルキャリアがもたらす相乗効果」ということでお話させていただきます。
まず自己紹介です。名前は内立良介と言います。領域はバックエンドで主にJavaを書いています。ここ5年ぐらいずっとSpring Bootでやっていて、けっこうSpring Bootが好きです。趣味が洋服とパン屋巡りです。
突然なんですがCoineyをご存知の方、手を挙げてください。
(会場挙手)
お、意外と多い。3~4割ぐらいですかね。ありがとうございます。
Coineyのビジョンなんですけど「お金の流れをまるくする」ということで、お金が流れる仕組みをもっとなめらかなものにして、人が生み出す創造的な価値の循環を促進していくようなサービスを作っています。
主なサービスが4つあります。まずCoineyターミナルです。これは店舗などで対面決済を行うサービスです。現在クレジットカードと交通系電子マネーでの決済が可能となっています。
次にCoineyスキャンは店舗などで対面QR決済を行うサービスです。現在中国で最も利用されている「WeChat Pay」のみ対応しています。
Coineyペイジは決済会社が決済用のWebページを作成してお客様にURLをメールで送ります。そしてそのURLから読み込んで、時間や場所を問わずに決済ができるサービスになります。
これは最近リリースされたサービスで、「ツケ払い」というものです。これはZOZOグループのアラタナさんとCoineyが提供する、店舗での対面後払い決済サービスです。決済時にショートメールを送信してお客様が同意してツケ払いが完了します。
ここから本題に入っていきます。これ以降は会社の話はほぼありません。まず「パラレルキャリアとはなんぞや?」という話から始めていきます。これは優先順位がない複数のキャリアを持っていて、自分のしたいことや夢を実現するためにやっている人が多いです。副業とは違って報酬を得ることが主な目的ではないです。だいたい将来の自己投資が目的と言っている人が多いです。
去年ぐらいから、パラレルキャリアとか副業などの言葉をよく聞くようになったかもしれないですけど、これは厚生労働省が出している「モデル就業規則」という、2018年1月に改定された「副業・兼業に関する規定」が新設されたことが大きな要因です。これによって多くの企業が副業を認めるようになりました。ちなみにCoineyも申請をすれば副業ができます。
「パラレルキャリアをはじめやすくなった」とあるんですけど、会社と個人をつなぐサービスが(スライドを指して)これだけあるそうです。ぜんぜん知らない人と会社がつながれるようになりました。
ちなみにこれが今の私のキャリアです。Coineyに所属をしていて、仕事内容が決済サービス系の開発をしているバックエンドエンジニアをやっています。勤務形態は正社員で、8時間×稼働日でやっています。給与という形で報酬はあります。
次にw社です。スポンサーじゃないので名前は出せないんですけど、仕事内容はチャリティー系のサービスの開発をしていて、ここもバックエンドエンジニアをやっています。勤務形態は業務委託でやっていて、月40時間という契約でやっています。ここも報酬があります。
最後にJJUGです。JJUGは「Japan Java User Group」の略で、Javaユーザの向上や発展、開発者の支援を目的とした任意団体になっています。仕事内容は、主にカンファレンスの運営に関わる作業が多いです。これはとくに契約とか勤務形態はなくて空いている時間でやっているという感じです。これに関しては報酬はないです。
「どうしてパラレルキャリアを始めようと思ったのか?」という話です。
前提としては、Coineyで満足しています。Coineyの特長としては、テックとビジネスのバランスがきちんと取れている気がしています。とくには福利厚生や制度に不満はないです。もし福利厚生とかの詳しいことを聞きたかったら、ブースのほうに行ってください。
「お金の流れをまるくするサービス」を作っているのは楽しいです。もともと金融のことはまったく知らなかったので、どんな流れで決済が行われているとか、とても学びが多いです。うちのエンジニアの特長としては、サービス目線で開発ができる人が多いことです。
そんな中でキャリアに対する悩みはずっと持っているんです。「自分のテックスキルってどうなんだろう?」という話もありますし「いろんな環境を経験したいな」というのもあります。あとは「いち環境にだけ所属していると、そこの会社での固定概念が作られちゃいそう」というのはずっと思っています。先ほども述べましたように転職はとくに考えてはないですけど、スキルアップとかさまざまな経験がしたいなというのはあります。
そこでどうすればいいのかなと考えたときに「複数の環境に所属すればいいんじゃないか」と思いつきました。
そこでまず、JJUGの幹事になぜなろうと思ったかと言うと、Java界隈の情報が集めやすかったのが一番です。所属している方が界隈で有名な方が多いので、そういう方たちとは仕事で関わることはできないんですけど、そういったコミュニティ活動で関われるのはけっこう大きな経験になるので挑戦してみました。
次がw社の開発を始めようと思った理由です。これは自分が作ったものでビジネスをしたかったというのが一番です。もともと前に努めていた会社から仕事をもらっているんですけど、そこで1人で1ヶ月半ぐらい掛けてでやりました。
後から説明をするんですけど、今は業務委託なんですが、ディレクターと私と2人でやっているサービスなので、自分の稼働が売り上げに直結しているのでおもしろいなと思っています。
Coineyと技術スタックが似ているから、いろいろ経験が積めるかなと思いました。前職で務めていたときもディレクターがすごいなと思っていて、「その人と仕事をもう一度したいな」というのはありました。
「各キャリアでどんな仕事をしているか?」という話です。仕事内容としてはCoineyでは仕様変更とかバックエンド系の仕事、インフラ系の仕事、採用関連の仕事をしています。JJUGでは、月1の会議に参加してカンファレンスの運営とかに関わる作業をしています。
私が主にやっているのは、カンファレンスのサイトを作ったり、登壇する用の募集サイトを作ったりしています。これはJavaで作っています。w社に関してはバックエンド側の仕事をやっています。
体制はこんな感じでやっています。Coineyはバックエンドチームは6人でやっていて、レビューは全員で行っています。全サービスを全員で面倒を見ています。JJUGに関しては幹事会は30人ぐらいで、さまざまな作業を分担してやっています。w社では私とディレクターでやっていて、他エンジニア社員が2人でレビューをしてくれるという感じです。
各キャリアの相互作用の話です。CoineyとJJUGに関してなんですけど、ここではカンファレンスのスポンサーをしたりとか、あとは懇親会の決済でターミナルを稼がしたりということをやっています。もともと、ここのつながりがなかったので、けっこう大きな役割になっているのかなぁと思っています。Coineyとw社に関しては、どちらもJavaのSpringで作っているので開発のノウハウの共有がしやすいなというのがあります。
パラレルキャリアのメリットになります。今3つのキャリアを持っているんですけど、それを11月から始めているので半年ぐらい経ってメリットと感じたことです。
まずプログラミングスキルが身に付きました。個人での勉強もけっこうやっていたんですけど、それよりも仕事をしているほうがぶち当たる問題がぜんぜん大きくて、その中でプログラミングスキルが付いたという感じです。
人前で話すスキルはJJUGによって身に付きました。あとは先ほどのプログラミングスキルと話が似ているんですけど、問題解決力が付きました。会社のフェーズの違いによっての施策の仕方も違うということも学びになります。
時間がないので省略をしていくんですけど、次に人脈が広がるということがあります。これによって一環境の常識だけで物事を考えなくなったのは、すごいいいことだなと思っています。
いろんな角度から社会貢献ができているというのがあります。
逆にデメリットです。
時間に追われるというのは一番あるかもしれないです。
もう1つはコミュニケーションコストがかかるというのがあります。フルリモートでやっているためリアルタイムでのやり取りが難しいですね。前職で一緒に働いていたのでどんな人かわかっているからうまくやれているかなという感じです。
まとめです。時間になってしまったので大事なところだけ。スライド一番下のことが一番大事だと思うんですけど、会社や家族の理解を得ることがけっこう大事だなと思っています。プライベートな時間を削ったりもするので、家事の分担などにも影響が出てくるので、そういう理解を得ることは大事です。
以上になります。ありがとうございました。
(会場拍手)
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