2024.10.10
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自動出荷&複数拠点SaaSでEC物流をあるべき姿に「LOGILESS(ロジレス)」(全1記事)
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西川真央氏(以下、西川):おはようございます。ECプラットフォームLOGILESSの西川です。伸び続けるEC市場は、規模も成長率も順調ですが、大きな課題を抱えています。
物流です。商品を届ける最適な方法、ロジスティクスがネットショップの悩みの種です。一体何が大変なのか。
最大の問題は業務の多さです。商品が売れたあと、ネットショップには面倒な作業が待ち構えています。目に見えない苦労もあります。
例えば、配送方法。1つ売れた場合にはゆうパケット。2つの場合には宅急便コンパクト。3つ以上の場合には佐川急便。配送方法を変えるだけでコストカットができますが、そのためにはCSVをダウンロード、手作業で加工してシステムにアップロードし直すという作業が毎回必要です。
物流業務にはこのような細かい作業が山のように存在しており、ネットショップは悲鳴をあげています。
LOGILESSはネットショップの物流課題を解決する、自動で出荷できる最適な物流倉庫が見つかるプラットフォームです。
特徴は2つ。まず、出荷業務を代わりにやってくれる物流倉庫が見つかること。そして、そのすべての倉庫にはLOGILESSのシステムが導入されていることです。
重要なのがこのシステムです。業務効率化のためには、これまでOMS(受注管理ツール)やWMS(倉庫管理ツール)を使うことが一般的でした。
しかし、LOGILESSでは、ネットショップと物流倉庫が共同で使う一体型のシステムを開発、提供することで、あらゆる情報を一元化。自動出荷を実現させました。
では、LOGILESSの画面を見てみましょう。これがLOGILESSのダッシュボードです。受注や出荷、在庫などの情報を一目で把握できます。商品が売れるとAPI連携で、受注情報はそのままLOGILESSに取り込まれます。担当者が行う業務は非常にシンプルです。そのまま出荷できない受注の対応だけです。
例えばこの注文。「住所を確認してください」とアラートが出ています。お届け先を見てみると、住所に番地が入力されていませんでした。正しい情報に修正する必要があります。
逆に、ほとんどの注文は作業を行う必要がありません。LOGILESSを通して倉庫にも同じ情報が共有されているからです。ネットショップは商品が自動で出荷されるのを待つだけです。
これを支えているのがLOGILESSの強力な自動化機能です。さまざまな条件に応じてアクションを設定。これまで手作業で行っていたことを、システムで再現することが可能になりました。
標準的なネットショップがLOGILESSを使った場合、6時間かかっていた受注業務は3分の1の2時間に。出荷業務に至っては、作業そのものがなくなります。
これで物流問題は解決です、と言いたいところなんですが、大きな社会問題が1つ。宅配クライシスです。配送料金の見直し、これまで当たり前だった全国一律の配送料金が撤廃。1出荷あたりのコストは100円から200円も高くなり、ネットショップは大きな打撃を受けました。
しかし、30社以上の倉庫と提携しているLOGILESSにはソリューションがあります。複数拠点からの出荷です。ネットショップにとって大きなコストメリットがあります。
具体的な例で見てみましょう。これは関東から出荷する場合の宅急便の料金表です。明るい部分をご覧ください。関東中心は900円で配送でき、北海道・東北や関西より西は、遠くに行くほど高くなっていることがわかります。
一方、こちらは西日本からの配送料金です。関西から九州まで900円台で安く送れることがわかります。つまり、東日本と西日本に配送拠点を分散する事でコストカットを行う。ネットショップと複数の倉庫が1つのシステムでつながっているLOGILESSだからこそ実現できます。
実際に、あるネットショップでは、複数拠点出荷で年間500万円の配送料金を削減しました。
ビジネスモデルです。利用料金はネットショップから出荷件数に応じたSaaS型の従量課金制です。より高度な業務を実現させる有料オプションも存在しています。
トラクションです。有料クライアントが着実に増加しております。6月時点で111社。去年の同時期と比較して2.2倍。LOGILESSを使った月間の出荷件数は、25万件。こちらは3.4倍の伸びです。
導入企業の一例です。業種、規模を問わず、幅広い企業に導入いただいており、これまで延べ250万件を出荷しています。
LOGILESSが対象としているのは法人利用の宅配便です。年間35億個も送られている宅配品市場を取りに行きます。
最後に、私たちが考える物流のあるべき姿。それは、最適な場所から最適な方法でものを送れることです。LOGILESSならこれが実現できます。ちなみにこの物流業界、これからドローン、ロボット、自動運転など大きな変化はまだまだ続きそうです。しかし、たとえ業務が人からドローンやロボットに変わったとしても、情報を管理するハブになる存在が必要です。LOGILESSにはそのポテンシャルがあります。
あるべき姿に変えていく。EC物流プラットフォーム、LOGILESS。ご清聴ありがとうございました。
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