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人生で初めて外資の転職試験受けてみた(全1記事)

現役エンジニアが語る、“外資の転職試験”で求められるもの

2018年11月26日、スマートニュース株式会社にて「"GO GLOBAL" meetup#1」が開催されました。海外の活動や海外のエンジニア文化に関心のあるエンジニアが集い交流を行うことを目的とした本コミュニティ。世界各国で活躍する現役エンジニアたちが、海外におけるリアルな経験や文化を語ります。第1回目となる今回は、コーディング面接やオンラインテストについて、日本で実際に運用を開始している企業や、海外でコーディング面接を受けたことのあるエンジニアが、そのノウハウや実体験を明かします。プレゼンテーション「人生で初めて外資の転職試験受けてみた」に登壇したのはCircleCIのTakayuki Ito氏。エンジニアとして外資系企業に転職するにあたって経験したことや、求められる能力について語りました。

人生で初めて外資の転職試験受けてみた

Takayuki Ito氏:Ito Takayukiと申します。よろしくお願いします。今はCircleCIでサポートエンジニアをやってます。実はここが4社目なんですけど、転職活動自体は初めてやりました(笑)。

なんでかと言うと、新卒でSIに入って、そのあと自分で起業して、その会社を畳んで知り合いのツテで就職をしたので、今回初めての転職活動をやりました。

CircleCI、たぶんみんな知ってると思うんですけど。最近ジャパンブランチができました。まだ5人しかいないんですが、その中でサポートエンジニアをやってます。よかったらジャパンのTwitterフォローしてください(笑)。

みなさん英語で転職活動したことある人っていらっしゃいますか? はい、誰も見てないと思うんですけど(笑)。

私の英語の利用歴をお話しすると、1回コンサルの案件でアメリカの人と1年間くらいチャットベースで開発していました。

最初はリモートなのでチャットベースだったんですけど、途中から本当は対面でも会うことができたんですが、対面で話すと議論ができないため、チャットで連絡するようにお願いしていました。

そのあとやばいなと思って英語を伸ばしたくてセブで3ヶ月ほど留学して。どんなレベルになったかと言うと、ぜんぜん自由に英語でしゃべれないです。ギリギリ読めてギリギリ聞こえるレベルです。

ただ、英語を使った仕事は前からしたくて、将来的に海外で働きたいとずっと思っていたので、今回の転職活動は英語を使える環境というところを重視して転職活動をしていました。

英語力はかなり重視される

初めて英語で面接したときは日本なので、やっぱり面接の担当者の人ってなんだかんだで日本語使えるんですよね。なので「ごめんなさい、ちょっと日本語で言わせてください」って言って日本語を使って説明したりするんですが……。そうすると確実に落ちます(笑)。

(会場笑)

(相手が日本語を)話せたとしてもとくに評価にならないので、がんばってでもいいのでたぶん英語で最後まで答えるのがいいんだなぁというのがわかりました。

あとはコーディング面接もあったんですね。ただDaigoさんのようなすげぇ難しいようなやつとかではなくて。Web系のコーディングテストで、とくにホワイトボード面接って、私の印象としては思ったより難しくないなっていうのはあって。

たぶん受けている会社とかもそうだと思うんですけど。今回、コーディング面接は思ったより怖くないなというのがわかりました。そのあとで「英語で説明して」っていうのをクリアできれば、コーディング面接はがんばれば突破できそうだなというのは少し思いました。

コーディング面接で少し思ったことがあったんですけど、外資系の会社とかだと事前に「これやってきたほうがいいよ」っていうHackerrankのリンクを教えてくれたり、いくつかユースフルな情報を教えてくれます。

日本の話も少し出すと、日本のコーディング面接だと事前に教えてくれないんですよね。いきなり「はい、やって」みたいなかたちで。それちょっとどうなのかなっていう。途中からはコーディング面接あるかもなって思えればいいんですけど、事前に教えてくれたほうが親切だなと思いました。

コーディングテスト対策

コーディングテストで落ちたくないなと思ったので練習だと思いました。まさに前の人たちが言ってたように受験に近いです。

やったことのない人はPaizaで始めるのがおすすめです。とりあえず動的計画法とメモ化がなんとかできれば優しめの問題は絶対クリアできるので。慣れてきたら英語のHackerRankとかチャレンジするのもすごくいいなと思いました。

慣れるまでどのくらいかかるのかと言うと、私は今回初めてコーディングテストをやったのですごくかかりました。やっぱり2週間くらい集中してやらないとわからなかったです。

これはPaizaの解いた問題数なんですけど。問題数的にはぜんぜん少ないんですけど、AとSの問題に関しては1時間でぜんぜん終わらないので。平日に仕事帰りにがんばってもすごく疲れるし、平日にやりたくないなって思います。

なので土日とかを使ってがんばらなきゃいけないので、事前に準備しておくのはすごく大事だなと思いました。面接始まってしまうと嫌でも面接の日程とか決まってしまうので、あらかじめここはやっておいたほうがいいと思います。

それと転職ってやっぱり運だなっていうのは思っていて。私は今回すごく運があるなと思っています。

英語で仕事ができる場所って日本でもいろいろあって、最初に受ける会社としてはインディードがすごくおすすめです。なんでかと言うとあらかじめ情報をすごくくれるので。あと補佐の人がすごく親切でした。

職種を変えて応募するのも戦略の1つ

英語に自信がなかったら、私みたいに自信がない場合は最初からエンジニアやらなくてもいいなと思っていて。今回私はCircleCIにはサポートエンジニアとして入っているんですけど、実はエンジニアとして応募することもできました。

ただエンジニアの場合はコーディング面接はペアプロみたいなかたちでやるんですが、逐次お話しながらやる必要があって。ちょっとハードル高いなと思ったので、今回はサポートエンジニアを選びました。

実際にはエンジニアとして働きたいという想いはあるんですけど、別に1年くらい英語にかける時間を作ってもいいなというふうに個人的には思っているので。職種を変えるのも選択肢の1つとしてはオススメです。

CircleCIでの面接はどうだったかと言うと、実は英語はほとんど使いませんでした(笑)。日本ブランチの立ち上げというまさにすごくラッキーな状況でした。一度オーストラリアにいるサポートエンジニアの方と英語での面接がありましたが、それ以外はすべて日本語でした。

CircleCIに入ってよかったこと

最後にCircleCIに入ってよかったなと持ったのが、心理的安心感がすごいところだなぁと思ってます。文化の違いというのもあって、日本人だとけっこう「すみません」という言葉で挨拶として入るんですけど、「ありがとう」とか感謝の言葉から入る話がすごく多いなと思っていて。

あとは知らないチャンネルでわからない問題があったときに、初めて聞く人でもぜんぜんたくさん答えてくれる。質問が英語的にわかりづらかったりするとたまに無視されるんですけど。それ以外に関してはすごく好印象があります。

あとはリアクションが大きいのですごく楽しいです。入社のときとかもすごくスタンプとか付けてくれて嬉しいなっていうのと。

実際に1回サンフランシスコのオフィスへ行ったんですけど、「お前がTakaか!」みたいな感じで。日本人がまだ少ないのですごくめずらしがられて、みんな積極的に話してくれて楽しかったです。

これ言いたかったんですけど、ハイアリングやってます。もし興味があればよろしくお願いします。

ありがとうございます。

(会場拍手)

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