2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
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西脇:あと、このシーズンに花火大会に行くと、花火大会って仮設トイレの山ですよね。我慢でき損ねた人がコンビニに行く。そんなかんじで、コンビニも列になっている。花火大会みたいな施設も分かってくるし、なにか解決方法がほしい。みなさんの中で、花火大会みたいなトイレで、困ったけどこんな解決方法があるんじゃないの? みたいなアイディアってありますか?
参加者6:意見ですけど、弊社でも大きめなイベントを開催したことがあって、やっぱり仮設トイレを置く話になるんですけど、仮設トイレって高いんです。台数分をとってくるとなると、排水を近隣の所からという問題だったり、ウォシュレットの電気問題とか、そこに設置することで近所の人が嫌がらないかとか、けっこういろいろな課題がある。
本当にトイレをきれいにすると、素晴らしいユーザーエクスペリエンスが体験できるので、そういうトイレ協賛は、企業さんで有りじゃないかと。やっぱりトイレを気持ちよく使えるってすごく大事なことだと思うので、そういったところで他と差別化もできる。用を足した後は爽快感があるじゃないですか。そのタイミングで企業さんのロゴが入るという。
(会場笑)
西脇:流したときにロゴが流れてくるみたいな(笑)。
参加者6:はい。おもしろいんじゃないかなぁって(笑)。
西脇:素晴らしい(笑)。これはたしか、大阪の自治体が、大阪の公共トイレのネーミングライツを1回やっているんです。ネーミングライツですから、トイレに名前をつけるんです。今までだったら、ここは東品川ですけど、東品川交番前トイレという名前だったのが、西脇トイレみたいなネーミングライツを打てる。
自分の名前をつけられるけど、これは結局あまり売れなかったそうなんです。つまり、トイレの名称ってブランドの価値がわからないそうなんです。きれいにして、そこに人が集まるようになっていれば、大きないい施設の隣だった、いつも広告が見えるからいいと思うんけどね。
だから、もっともっとトイレの見せ方だと思うんですね。非常にネガティブイメージがあったり、課題の温床になっているので、それが改善するようになって、トイレが価値のある空間になっていけば、ネーミングライツだって売れると思うし、流したらジャニーズの音楽が鳴る(笑)。
ロゴが流れてきてもぜんぜん問題ないと思います。たしかにその可能性はありますよね。その他でおもしろいアイデアを持ってる方はいらっしゃいますか?
参加者7:ちょっと今、トイレットペーパーの話で思いついたんですけど、トイレットペーパーがなくなると女子トイレってけっこう困るんです。
西脇:男子も困りますよ。
(会場笑)
参加者7:キャンプ場とか補充するほうも大変だし、掃除をトイレットペーパーと連携して、上手く補充ができるような仕組みを作るといいんじゃないかと思ったのと、あとトイレットペーパーの蓋ってけっこう見るじゃないですか? そこになにかやるのもいいかなと思いました。必ず見るかなと思ったので。
河野:備品に関しては、単純に入る人数がわかればある程度、誤差はありますけど、推計はできるので、今後やりやすくなるのは実際にあると思います。そういう使い方をしたいという話は、清掃業者がタイミングよく供給する。ただ、物自体を正確に測り続けるのは大変なので、間接的な、センサーで同時にやれちゃうくらいの精度でまずはいいかなと。そういう環境は今後あるかなと思います。
西脇:トイレットペーパーの残量センサーもあるといいかもしれませんね。
河野:そうですね。技術的にはできると思います。
西脇:必要かどうかは別として。
河野:でも間接的でいいと思います。ある程度の推計精度で。
西脇:トイレットペーパーの残量とか、トイレットペーパーの備品に関しては、先ほど個室カメラの質問を頂きましたけど、そういえばありました。中国ってトイレットペーパーの盗難がめちゃくちゃ多いんです。なんとなくわかりますよね? なんとなくわかりますよねって失礼な言い方なんだけど。
(会場笑)
トイレットペーパーの盗難がすごく多い。つまり、トイレットペーパーを持って帰っちゃうんです、あの国は。だから、トイレットペーパーがすごくハードなカバーに覆われていて、中国の北京に実際にあるのは、顔をいつも見ている。
顔をいつも見ていて、何センチかのトイレットペーパーが出てくる。その代わり、1回出てきたら9分間でてこない。同じ人だったらトイレットペーパーが永遠に出てくるのが日本のやり方。でも北京は顔認証をしているから、同じ人が座っていたら、ある程度の長さが出たら出てこないトイレなんです。
(会場笑)
だから、1回トイレに行って、他の人が使ってからもう1回自分が来ると、またトイレットペーパーが出てくる(笑)。このシステムが中国でも動いているんです。でもそれで守っているのはトイレットペーパーなんです(笑)。
河野:僕としては、トイレはやっぱり快適な空間であってほしいと思うので、快適なほうがいいかなと思います(笑)。
西脇:まずはモラル教育をやった方がいいんじゃないかと思うんですよね(笑)。でも、ITでなんでもやろうという考え方の1つとしてね。カメラをこんなふうに使っている例もあるみたいですね。
だから、ゼロじゃないです。そこはセキリティとかプライバシーがどうなっているのかわからないですけど、面白いですよね。割とマイノリティーとか、ジェンダーレスの話とか課題が出てきましたけど、1番の話もやってきました。最後どうなるかを2人で語って終わりにしたい。
西脇:学校のトイレ問題を聞きたいと思うんです。今、学生さんがいらっしゃいますから。小学校だっけ? 小学校何年生?
少年:6年です。
西脇:どうしても聞きたい。トイレのこと聞いていいかな?
少年:大丈夫です。
西脇:私たちの年代は、トイレに行くのがそんなに嫌じゃなかったから、トイレに行くのを我慢することはなかったんです。今のお子さんは、学校のトイレに行かないと聞いたけど、学校のトイレに対してどんなイメージを持っていますか?
少年:なんか、ゴキブリの臭いと、洗剤の臭いがまざった臭いがする。
西脇:ゴキブリ!?
少年:消臭剤の混ざった臭いがして、我慢できなくなって、ダッシュでトイレに入って、ダッシュで戻ってくることを繰り返しています。
西脇:学校のトイレが汚い?
少年:すごく汚いです。
西脇:本当に?
少年:やばいっす。
(会場笑)
西脇:やばいね(笑)。それはどうすればいいですか? 学校のトイレが汚いのを、どうすればいい? みんなのトイレだよ。どうすればいいと思う? 掃除したら?
少年:してる人がいるんですけど、1年生とか、便器の外を外したりしているから、そういう子がいるから。
西脇:そいつのせいだと。
(会場笑)
少年:はい。
西脇:我慢して我慢して、ちょっとだけ行って、バッと出してバッと戻ってくるという空間になっているんだ。みんな、あまりトイレに行きたがらない?
少年:大を出すときは……。
西脇:大は行きます?
少年:ほぼ行きません。
西脇:学校でウンコしたくなったらどうする? ウンコさんも聞いているから。
少年:給食の後、授業が2時間あるんですけど、2時間我慢して、家帰ってきたらするみたいな。
西脇:体悪くなる子とかいるよね?
少年:わからないです。
西脇:わからないよね。 じゃぁゲリしたらどうするの?
少年:ゲリしない。
(会場笑)
西脇:学校は、トイレって行きたくない場所なんだよね?
少年:そうです。
西脇:女の子もそうなのかな?
少年:知りません。
(会場笑)
西脇:学校のトイレは暗いですか?
少年:暗くはないです。
参加者8:どういうトイレだったら、学校のトイレでも行きたいですか?
西脇:こんなトイレだったら、毎時間、休憩行くよみたいな。
少年:そうですね・・・・・・。そういうトイレあんまないですね。
(会場笑)
西脇:もう行きたくないと(笑)。
少年:はい。もともとのトイレが、トイレがトイレなんで。
西脇:そういう場所でしかないと。
少年:はい。
参加者8:例えば、今だとおしっこする所って他の人もいるじゃないですか。男子でも個室で、めちゃくちゃきれいで、中に入ったら漫画とか読めちゃうとか、テレビが見られるとか、そういうのはどうですか?
少年:それはそれで、区立の学校なので、たぶん無理だと思う。
(会場笑)
参加者8:財政的に厳しいと。よくお分かりで。そこで例えば、塾の宣伝とかがつけば、財政的にもOKになるかもしれないでしょ? そういうのはどうですか?
少年:教師じゃないんで無理。
(会場笑)
参加者8:教師じゃないとわからないか。
西脇:でも私は、区立はちょっとわからないですけど、私立で同じことを言ったことがあって、それは中学生と高校生のトイレで言ったんです。「お化粧を許すようにしたら?」って言ったんですよ。
お化粧も許して、ピアスもやってもいい、髪を茶髪にしてもいい、その代わり、身だしなみはトイレできれいにやろうと。学校に来たらトイレで身だしなみを整えて、歯を磨く。社会人ってトイレで歯を磨くけど、トイレで磨かないでしょ?
少年:トイレで磨かないです。
西脇:どこで磨くの? 水道とかで磨くよね?
少年:はい。
西脇:だから、トイレという空間をもっと多目的に使うように、高校生のときからやったらと言ったんです。学校の校則も変えて、別に茶髪でもいいし、服が自由でもいいし、ピアスしてても、化粧しててもいい。別にリップしててもいいから、そういうふうにして、社会にあるものと同じものを学校にやって学ぼうよって言い方をして、学校の先生は非常に良い取り組みだねって評価もあったんですね。
なのにトイレが、学校のトイレがいつまでたってもね、嫌な空間なんだよね。
少年:そうですね。
西脇:だから、夏休みはトイレの研究をなさるそうだよ。
少年:そうなんです(笑)。
西脇:ぜひ、良い研究結果を。トイレでぜひ、ウンコをしてください(笑)。ありがとうございます。最後、トイレが、将来的にITで、クラウド管理と書いてありますけど、遠隔でいろんな管理ができるようになると、どんな将来像があるか? 突拍子のないものでもいいので、なにかあれば。
河野:そうですね。まず今の私がやっているものもまだ、今後普及する可能性はすごく高いと思っていますけど、まだ当たり前になりきってはいないので、まず当たり前にしていくところがあると思っています。
先ほど普及率みたいな話もありましたけど、そこを本当に、100まではいかなくても、50くらい、大都市圏で入れていければ。もっと不満もなくなると思っています。
じゃあ抜本的に何が変わるかというと、先ほどの臭いの問題とか、臭いセンサーとか、あとは最近臭いを持ち歩くとか、いろいろそういうサービスの取り組みもあるので、それも合わせてやれることがいっぱいあると思います。
あとは、本当にコストの問題。コストさえかけられれば、先ほどの行きたくない問題の根本的な原因も変えられると思うので、例えば清掃も、入る頻度を減らすことによってコストを改善する。
そういうことは現実的にできると思うので、そこらへんからまずスタートしていって、抜本的にはもっと良いものに変えていく。トイレ自体も進化していると思いますし、カビとかの臭いはけっこうここのポイントだみたいなところがあるので、これはクラウドサービスではないと思いますが、そこ自体も今後改善されていくと思います。それと合わせながら、良い空間を作っていければ。作っていることに僕自身も貢献していければと思っています。
西脇:私はトイレの話をいろんなところでさせていただいて、ほんとにIT以外の話がすごく多い。なので、ちょっと最後にIT以外の話で申し上げると、私がお伝えしたいのは、トイレって多目的化がすごく進んでいて、それこそお化粧したり、身だしなみを整えるけど、たぶんこれからもっともっと進んでいくと思うんです。
今は、いろんな機能をトイレに持ち込んで、その立派なトイレがいくつあることが、非常にハッピーだってなるわけです。つまり、多目的なトイレがいくつかあると、良い施設となるけど、これから目的別トイレになると思うんです。
今、もう一部がなっているんです。例えば空港のラウンジとか、みんなそういうやり方なんです。つまり、用をたす場所、化粧をする場所、ドレスアップをする場所、ちょっと休憩をして許す場所、電話を充電しながらかける場所とかです。
何でそういう多目的用途が出てくるかというと、やっぱりトイレにいろんな目的をもって入って、その目的別に特化したほうがいいわけです。空間として。
その中の1つに、たぶん宗教によってはお祈りできる場所も出てくるかもしれない。そうして、どんどん目的別空間を取ってくるようになるというのが、将来のトイレのあり方だと思うんです。
だから設備を造っている方は、これからどんどん大変になっていくので、IT で収益化をしたり、コスト削減をしたりする。利用しやすくすることは並行してやっていかなければいけないと思っております。
みなさんのご協力で、ちょうど今くらいの時間です。時間いっぱい、みなさんのご意見を頂戴しながらパネルディスカッションを終えることができました。ご協力ありがとうございました。
(会場拍手)
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