2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
「Sunnychat」発表会(全1記事)
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司会者:それでははじめに、本日の登壇者を紹介させていただきます。Supership株式会社、代表取締役社長、森岡康一です。
森岡康一氏(以下、森岡):よろしくお願いします。
司会者:同じく、取締役、新規サービス開発室長の古川健介です。
古川健介氏(以下、古川):よろしくお願いします。
司会者:次に本日の進行について、ご説明させていただきます。はじめに、社長の森岡よりご挨拶させていただきます。次に、古川より、本日の発表させていだたきますアプリのプレゼンテーション。次に質疑応答というかたちで進めさせていただきます。
最後に、実際にアプリを触っていただける体験会を用意しております。みなさま、最後までよろしくお願いいたします。それでは森岡さん、よろしくお願いいたします。
森岡:みなさん、こんにちは。森岡です。よろしくお願いいたします。今日はお集まりいただきまして、どうもありがとうございます。
今日は「Sunnychat」(iOS/Android)というサービスを発表させていただきます。我々、昨年の11月にM&Aした会社が1つになってSupershipという会社になりました。
今までアドプラットフォームの発表がすごく多かったんですけれども、新しいアプリは、総合インターネット会社としてサービス自体にもしっかりと踏み入れていこうということで、今回、アプリサービスになりますけれども、古川のほうで主導して作ってきたSunnychatを紹介させていただきたいと思います。
我々の主たる目的というのは、新しいスマホ時代において、「つながる」ことをテーマに、あらゆるものをつなげていこう、というふうにやってまいりました。
なかなかサービスの立ち上がりに時間がかかりましたけれども、今日発表できてよかったかなと思っています。
まだまだ、似たようなサービスもありますし、使い勝手が悪いところもいっぱいあります。ですけれども、進化していけることがインターネットのよさかなと思っていますので、いったん、まだまだよちよち歩きのサービスではございますけれども、今日発表させていただいて、みなさんのご意見をいただきながら、グローバルに展開していきたいなと考えていますので、よろしくお願いいたします。
私からは以上で、詳細は古川のほうから話をしてもらおうと思います。
司会者:ありがとうございました。それでは古川さん、よろしくお願いいたします。
古川:こんにちは。私、Supership株式会社取締役の古川と申します。よろしくお願いいたします。
今、森岡からもあったように、Sunnychatという新しいサービスを発表させていただきたいと思います。
まず、私の自己紹介から入りたいと思います。古川健介と申しまして、取締役をやりながら、新規サービス開発室の室長をやっています。 もともとずっとコミュニケーション系のサービスをやることが多かったので、そのお話を最初にさせていただきたいと思います。
もともと、2000年ぐらい、19歳の時に浪人していたんですけど、その時に学生のためのコミュニティサービスをやっていました。一番最初にインターネットで作ったコミュニケーションサービスが「ミルクカフェ」というものになります。
当時、学生さんがたくさん使ってくれて、「こういうのおもしろいな」というところから、コミュニケーションサービスをよく作るようになりました。
それと、業界の古い方はご存知かと思うんですけど、「1ch.tv」という、アスキーの西(和彦)さんが作ったサービスに関わっていたり、あとは21歳ぐらいの時に「したらば(掲示板)」という、2ch型のレンタル掲示板サービスの社長をやっていたりしました。
これはのちにライブドアに買収されて、そのあとLINEさんにいって、今Seesaaさんが所有していますけれども、こんな感じのサービスをやっていました。
当時はアクセスは伸びたんですけれども、ビジネス化がけっこう難しくて。“あるある”なんですけれども、コミュニケーションサービスは「ユーザーさんはつくけれどもビジネスにならない」というところで、当時はつまずいておった記憶があります。
そのあたりで、ふつうに新卒でリクルートに入社したんですけれども、そのなかでもずっと一貫して新規事業でコミュニケーション系のサービスをやっていました。
ご存知ないサービスも多いと思うんですけれども、「ドコイク?」というローカル系のサービスですとか、これはまだありますけれども、電通大と東工大と一緒に作った「ブログウォッチャー」という会社の立ち上げをやったりですとか。
あと、あまり日の目を浴びなかったんですが、コミュニケーションプラットフォームを作りましょうというので、リクルートでも新規事業でやってみたりしました。
そのあと、2009年ぐらいの6月ですね、株式会社nanapiを創業いたしまして。そこでCGM型でハウツーを投稿する「nanapi」や、気軽にスマートフォンでコミュニケーションできるコミュニティの「アンサー」などを立ち上げていました。
先ほど森岡からもあったとおり、昨年の11月にnanapiとビットセラーとスケールアウトが合併しまして、Supershipという会社になっています。
こういった経験もあって、やはりインターネットでコミュニケーションサービスを作るということをずっとやってきましたので、その知見を使って今回のサービスを立ち上げています。
まず、なぜSupershipという会社がコミュニケーション系のサービスを作ったかという、プロジェクトの成り立ちについてご説明したいと思います。
我々がサービスを作るときはだいたいこのような感じで考えています。
一番下に会社のビジョンがあります。このビジョンを達成するために、会社のミッションというものがあります。我々はミッションをそのビジョンを達成するための方法として考えています。
ほとんどのサービスが、ビジョンとミッションがベースにあって、その上にプロジェクトのミッションがあって、プロダクトを作っていくというかたちになっています。
Supershipという会社の成り立ちの大きなところの1つに「Syn.構想」というものがあったんですが、まさにこのへん(スライド下部)、ビジョンとミッションを達成するための1つのプロジェクトとしてあります。
我々の会社のビジョンは「すべてが相互につながる『よりよい世界』を実現する」というものを掲げています。
先ほど森岡からもあったとおり、とにかく「つなげる」ということを会社のキーワードにしていまして、これをどんどんやっていこうと考えています。
ただ、こういった世界をどうやってつくるのかというところなんですが、「ユーザーに『よりよいつながり』を世界で一番多く提供する」ということをミッションとしています。
Supershipという会社は、広告ビジネスをやっていたり、メディアビジネスをやっていたり、インターネットに関わるけっこう多くのことをやっているんですが、すべて、このビジョンとミッションにつながることを考えています。
ですので、今回のプロジェクトもこれにつながってきます。今回、ユーザーの接点を多くとっていこうというときに、インターネットにつながるすべてのヒト・モノをコミュニケーションでつなげるようなサービスを作ろうということで、新しいプロダクトを作っています。
先ほどの図でいいますと、ビジョンが「すべてが相互につながる『よりよい世界』を実現する」、ミッションが「ユーザーに『よりよいつながり』を世界でいちばん多く提供しましょう」と。
こういう会社のビジョン、ミッションがあるなかで、プロジェクトとしては「インターネットにつながったすべてのヒト・モノをコミュニケーションでつないでいこう」と考えています。
こういった流れがあって、今回リリースがサービスがあるとお考えいただければと思います。
今回作ったものの話になります。コミュニケーションサービスなんですけれども、ネットのコミュニケーションって、みなさんよくご存知のように、けっこうギスギスしやすいなと感じています。
とくにTwitterなどでは、ネガティブな炎上がけっこう多い。このへんがインターネットのコミュニケーションの課題かなと感じています。
なぜかと考えました。これは、とある識者の方が言っていたんですけれども、ネガティブなことというのは、けっこう言語化に向いているらしいんですね。
例えば、ボクサーが試合前に罵り合ったりするのを、テレビとかでご覧になったりすると思うんですけれども、あれは、1回言語を挟まないと怒りとか憎しみの感情が長続きしないと。「あの儀式をやらないと本気で人なんて殴れない」みたいな話があるらしくて。怒りとかそういったものを持続させるのに、非常に言語が向いているらしいんですね。
なので、Twitterなどはテキストだけなので、怒りの感情やネガティブな感情が広がりやすいらしいんです。
逆にいうと、ポジティブなことは、非言語でもけっこう通用しやすい。例えば、ペットを飼っていると、言葉が通じなくても愛情みたいなものはすごい感じたりですとか。愛とかやさしさみたいなものって言葉がなくても大丈夫らしいんですね。
これが自分のなかのここ1~2年のテーマでした。「もうちょっとコミュニケーションをポジティブなほうに向かわせられないかな」というのが自分のなかのきっかけとしてあります。
今回作った「Sunnychat」は、ハッピーになれるようなメッセンジャーを作ろうと思って立ち上げています。
どういうものかというと、簡単にいうと、自然な会話のきっかけみたいなものを起こしたいなと思っています。簡単にいうと、動画をきっかけにしてコミュニケーションが生まれるようなサービスを考えています。
なぜこういうかたちにしたかというと、いきなり友達同士のチャットを始めてしまうと、言葉から始まるので、ネガティブなものが残りやすいんじゃないかという仮説があります。
あと、LINEさんなど、すばらしいプロダクトが世の中にたくさんあるんですけれども。友達との連絡とか、必要なときにやり取りをする感じになっているというのを周りでもよく聞いていて、「もうちょっと自然な会話のきっかけができないかな」ということがあります。
言ってしまうと、自分が言ったわけではないですが、相手の雰囲気を見て「今日はオシャレだね」とか「髪型変えた?」みたいなコミュニケーションが発生していると思うんですけれども、そういったものをインターネット上でも起こせないかなと思って、今回のサービスを作っています。
どういうものを目指しているかというと、最終的には、現実を超えるコミュニケーションを実現することを目指しています。
先ほど言ったような感じで、まずは動画をきっかけにして話していくんですけれども、現実で起こっているような心地いいコミュニケーションよりもさらにいいコミュニケーションができればなと考えています。
実際に動画を見ていただいたほうが早いかなと思うので、こちらで再生いたします。これはAndroid版になるんですけれども。
(動画が流れる)
左側が動画を送る側の人の画面になっています。
こんな感じで録画ボタンを押し続けると撮影できるようなかたちになっています。なので、コマを変えたりということもできるようになっています。
こんな感じで適当に、今起きていることとか、そういったものを撮影していきます。
この動画の上にもテキストなどを置くことができまして、テキストを書いて、色を変えて、動画の上に乗せることができます。
配置を変えたりですとか、文字を大きくしたり小さくしたりもできます。動画の上に絵文字を置いたりすることで、ちょっと動画を楽しくしたりすることができます。
それで、撮った動画を友達を選んで共有します。そうすると、新しい投稿が出てきます。
これを送られた側の友達がこの動画で「お弁当どういうものにしようかな?」というのを見て、「おいしそうだね!」とかメッセージを書く、という流れになっています。
このへんはけっこうコメントっぽい感じもありつつも、リアルタイムでこんなやり取りをすることを考えています。
今こちらで投稿してもらったのは、「リアクション」とよんでいるんですけれども。動画の上で絵文字を投稿できる機能になっていまして。
ちょっとした感情表現のときに、「いいね!」とかそういったものを書くのもいいんですけれども、絵文字を連打することによって、動画の上をちょっと華やかにできるというような機能になっています。
そんな感じでお互い、チャットのようなかたちでやり取りするようなかたちになっています。
連打をすると、絵文字がどんどん出てきます。それでタップすると再生ができるような感じになっています。
ちょっと、この機能はiOS版がまだ間に合っていないんですけれども、近いうちにiOSにも出します。Androidにはもうすでに実装されているものになります。こんな感じで、気軽な感じでチャットをしつつ、楽しめるようになっています。
これを使ってどうしていきたいのかというのを最後にご紹介すると、やっぱり最初は動画をきっかけとしたコミュニケーションを起こしていきたいなと思っています。
今、社内とかでも使っているんですが、気軽に「今なにしてる?」とか、「今ここに来てますよ」とか、そういったときに使えるようになっています。動画を使って日常を切り出して、話したりすることが起こっています。
ここから先は、「こうしていきたい」という想いの部分になります。今は動画の上にテキストを乗せたり、絵文字を乗せたりできるだけなんですけれども、もうちょっと動画の表現方法とかを増やしていって、コミュニケーションが楽しくなるようなものをどんどん作っていきたいなと思っています。
今けっこう流行っているのは、MSQRD(マスカレード)さんですとか、SNOWさんですとか、動画を自撮りで楽しむようなアプリが多く出ていますけれども、そういったものを付け加えていきたいなと思っています。
最終的には、動画を使って現実を超えるようなコミュニケーションができるようになればいいなと思っています。
この画像はMagic Leapさんのところが作っているものなんですけれども、手の上にゾウを乗せるとか。こういったものがたくさんできています。それぞれのやり取りのなかで、現実よりも楽しい感じでコミュニケーションができればなと思っています。
そんな感じで考えていますが、今はとにかく動画をきっかけにしたコミュニケーションを起こして、とにかくハッピーなコミュニケーションができればなと思っています。
というわけで、サービスの説明は以上になります。ありがとうございます。
(会場拍手)
司会者:ありがとうございました。では、これで質疑応答に移らせていただきます。質問がある方は挙手で、媒体名と名前をお願いいたします。質問がある方いらっしゃいますでしょうか?
質問者1:2点質問です。意地悪な質問なんですが。ほかのメッセンジャーアプリなどではどういった競合があると考えていらっしゃるのか、というところをお聞きしたいのと、コミュニケーションアプリでどういうビジネス化を考えていらっしゃるかみたいなところをお聞きできればと思います。
古川:競合というのは、実はあまり考えていなくて。サービスを作っているときは、いろんなサービスを参考にさせていただいているんですけれども。
コミュニケーションという面においては、とにかく友達といかに楽しくいいコミュニケーションができるかというところなので、あまり競合の動きを見るというよりは、とにかくサービス内で友達と友達をつなげて、コミュニケーションを起こそうということを今、目指していますね。
なので、ごめんなさい、歯切れが悪いんですけれども、「競合とどう差別化するか?」みたいなことは、開発途中からあんまり考えていないというのが正直なところです。
で、ビジネス化は当然、将来的にこういったものがあるよね、というのは非常にいろんなアイデアを出してはいるんですが、まずは友達が使っていないとまったく意味のないサービスになってしまうので。そこはこだわって、とにかくユーザー数を増やしてサービスを大きくしていくというところを、今は集中して考えているというところですね。
ごめんなさい。コミュニケーションのビジネス化が難しいという観点で言っちゃったかもしれないんですけれども、言いたかったのは、コミュニティのほうですね。
コミュニティという場ではけっこう難しいなと思ってるんですが、人と人がコミュニケーションをするところにおいては、ビジネスのチャンスはいっぱいあるなと考えています。
質問者2:ほかのサービスとの連携は考えていますか?
古川:ありがとうございます。今Android版にしかついていなくて、iOS版は来週になってしまいそうなんですが。まずFacebook Connectがひとつあります。
そのほかにも電話帳の連携も、ユーザー様が任意で選択をすれば、電話帳の入っている人とつながることができます。あとは、今後Twitterなどの連携も考えていますし、QRコードもありますよね。
みたいなかたちで、ひと通りソーシャルネットワークや電話帳など、そういったものを使ってつながれるようになっています。
司会者:よろしいでしょうか? 質問がある方はいらっしゃいますでしょうか?
質問者3:基本的にギスギスしたコミュニケーションって、オープンなネットで起こっているのがほとんどなのかなという気がするんですけど、ハッピーになれるという部分をもう少し詳しく教えていただてもよろしいですか?
古川:そうですね。オープンな場所でも非常にギスギスしたものが起こっていますし。けっこう、若い方に聞くと、LINEなどでもグループを作って20~30人みたいになると、非常にギスギスしやすいと。
私、LINEのスタンプとかを使ってるのかなと思っていたんですが、若い方に画面とかを見せていただくと、けっこう短いテキストでのやり取りが非常に多くて。確かにどぎつい言葉が飛び交ったりですとか、そういったものが大きいなと感じています。
ただ、動画などを軸にしてみると、例えば「LINEを使って動画でやり取りをしてください」みたいな感じでユーザーさんにやっていただくと、そんなにギスギスしたものが出てこないんですね。というのは、言語を通していなくて、その場を切り取っているだけなので、そんなに感情とかの要素が入ってこない。
まずは、そういうネガティブなものをあんまり投稿しづらいようにしようというので、動画や写真をメインにしているというのが、このサービスの特徴になります。
今まで我々が使ってきたなかでいうと、そこから始まった会話って、やっぱりそんなにネガティブな方向にはいかなくて。「かわいいね!」とか「楽しそう」みたいな感じのものになっていくので。
そんな感じでポジティブなものが投稿されやすいようなアーキテクチャーになっているのかなと考えてます。
司会者:よろしいでしょうか? 次にご質問がある方、いらっしゃいますでしょうか?
森岡:ちょっといいですか。すいません、さっきの話で、ちょっとだけ私のほうから補足しますけれども。
できれば、お母さんとか家族間で使ってもらいたいなと思っているんですね。ペットの動画や子供の動画ってすごい人を朗らかにする要素があるかなと思ってまして。
単なる連絡事項、若い人たち向けというわけじゃなくて、どちらかというと、若い人とある程度歳がいった人というと変なんですけれども(笑)、そういう人たちともコミュニケーションできるツールにしていってあげてほしいなと。
スマホを若い人たちのものだけにしたくないんですよね。だから、そういう広がりを見せられるといいなと思っていますので、そのあたりは僕らも努力して広げていきたいと思っています。
司会者:ありがとうございます。次にご質問ある方、いらっしゃいますでしょうか?
質問者1:若い人向けじゃなくて、歳がいったユーザーを獲得するためにどういった展開をされますか?
森岡:そういった方だけをターゲットにしてるわけじゃないですよ。みんなターゲットにしています。できればそういったところまで広がるといいなという。
質問者1:それも含めてどういったユーザー獲得を考えていらっしゃいますか?
森岡:ユーザー獲得の仕方は地道な努力しかないかなと思ってるんですよね。なので、本当に地道に、直接語りかけるような場をいっぱい作っていきたいなと思ってます。
若い人にはプロモーションして、バーっと言えば、使い方はわかっていただけると思うので、よさが比較的伝わりやすいかなと思うんですけれども。
やっぱりそのよさを本当に伝えるには、直接のコミュニケーションが大事かなと思っています。私の経験を踏まえて、地道なのがいいと思ってますので、地道に広めていきたいと思ってます。
司会者:次にご質問がある方はいらっしゃいますでしょうか?
質問者4:TechCruchのオカモトと申します。まず、森岡さんに1つおうかがいしたいんですが、Supershipでのほかの事業を考えると、今は広告の事業のほかにもいろいろやっていると思いますけど、Sunnychatはどういう立ち位置になるようなものなのか、というところをもう少し。
森岡:古川のほうがまず最初に少し触れましたけれども、立ち位置という意味でいうと、完全に新規事業にはなりますね。
ただ、我々のミッションは「すべての人に対して『よりよいつながり』を作っていく」と。そういう意味でいくと、つながりを作る1つの接点になるかなと。
Syn.構想もそうですけれども。やはりユーザーの接点をいかに広げていくか、いかにサービス開発して、人と人をつなげていくかということで、ここにおいては、人と人をつなげるという意味で、すごいパフォーマンスを出せるかなと捉えています。
本業の事業うんぬんでいいますと、そこは全部別々というわけではなくて、それこそつながっていると思っていまして、やっぱり我々の広告事業自体は、DMPを中心に情報等々を含めて1つとして捉えていますので。そういった意味でも、人と人とのつながりというのはすごく大事になってくるかなと思っています。
立ち位置としては新規事業になります。
質問者4:ありがとうございます。古川さんにもお願いできますでしょうか。どれぐらいのタイミングでビジネス化するかという、目標ユーザー等の数字があれば、教えていただけますでしょうか?
古川:実は今、発表できるような数字はなくて。とにかく多くのユーザーにまず使ってもらわないといけないかなと考えています。
とくにこういったコミュニケーションサービスは、友達が使っていないとまったく使えないサービスになってしまうので、まずそこにフォーカスしてやっていこうというのを考えています。
先ほど森岡からもあったように、たくさんダウンロードされればいいかというと、そうではなくて、ちゃんと使ってもらわないといけない。
そうなると、ひとつひとつのグループ内で使っている人を複数人用意しないといけないなどを考えると、まずは地道にいろんな方に語りかけて、「使ってください」というので増やしていって。そこから数字を伸ばしていくと考えています。
質問者4:ありがとうございます。
司会者:ほかにご質問ある方はいらっしゃいますでしょうか?
質問者5:KDDIと連携してこのサービスを広げていくとか、プロモーションしていくとか。KDDIとの連携についてどのようにお考えかをお聞かせください。
それと、もう1つ。競合は意識しないということでしたが。LINEとの違いを教えていただけますでしょうか。
古川:まず、弊社はKDDIとどういった連携があるのかというところなんですけれども。実はいろいろ模索はしていますが、今、決まっているものはとくにはないです。
お互いに、ここは一緒にやると伸ばせそうだとか、ビジネス的にチャンスがありそうだというところ積極的にやっていこうと思っているんですが、まずユーザーがある程度いないと、それもできないと考えていますので、まず自力でいかに伸ばせるかというところにフォーカスしているというのが現状です。
2つ目なんですけれども、これは非常に、それこそ言語化しづらいところなんですが。LINEを使ってやろうとすると、動画をお互いに送信するということはもちろんできます。
そこで、ユーザーインタビューなどをしてみても、動画わざわざLINEで送るというのは、相手に「これを見てよ」という感じが非常に強くて。自意識過剰というか、自己顕示欲が強いみたいで嫌だというような声をよく聞いたりします。
これは非常にアーキテクチャ的なものだと思うんですけれども。Twitterでも写真をあげられますけれども、Instagramで写真をあげるのとはちょっと感覚が違うよね、みたいなところが大きくあると思ってまして。
Sunnychatでは動画をとにかく気軽に撮って送りましょうという。それで、送ったら、例えば開くと自動再生されるとか、動画の上にテキストを置くことによって、ちょっとエクスキューズできる、ですとか。
そういったことで、LINEさんではちょっと重苦しくなりそうな動画のやり取りを軽くしているようなイメージですね。
司会者:ありがとうございます。以上で質疑応答を終了させていただきます。本日はありがとうございました。
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