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Zach Sims Of Codecademy On Running A Company That (Still) Doesn’t Charge Users(全1記事)

Codecademy CEO ザック・シムズが語る、オンライン学習サービスの展望 「もっと安く、ためになる授業を」

オンラインのプログラミング学習プラットフォーム「Codecademy」CEOのZach Sims(ザック・シムズ)氏が、TechCrunchのインタビューに答えました。インタビューの中では、現在のユーザー数や、アメリカ国内外のユーザーの割合、競合と比較した際の強み、そして収益化への展望などについて語っています。(米TechCrunchの動画を許諾を得て書き起こしています)

2500万人の利用者のうち、65パーセントが米国外

コニー・ロイゾス(以下、コニー):ザック、今日あなたを迎えられて嬉しいわ。ザックはニューヨークにある4年目の企業、CodecademyのCEOです。

ザック・シムズ(以下ザック):お招きありがとうございます。

コニー:Devosは楽しんでる?

ザック:Devosは素晴らしいですね。

コニー:これが初めてじゃないわよね? 話したことがあると思うわ。当時あなたはまだ経験を積み始めていたところだったわね。

ザック:えぇ、3年目の時ですね。

コニー:Devosはネットワーキングの観点から見て、役に立つと思う?

ザック:とても楽しいですね。ネットワーキングの観点から見ると、僕たちは大学や政府、フォーチューン500のいくつかの企業とともに働いていて、短い期間で多くの人を集めるのにとても良い機会です。

コニー:良かったわ。もちろん多くの人があなたがどんな仕事をしているのか知ってると思うけど、ここでちょっと説明してもらえるかしら?

ザック:僕のビジネスは2500万の人にオンライン上で学ぶ機会を与えているんです。テクノロジーの勉強をして、仕事探しに役立てられるようにするのが目的です。

4年前、創始者のライアンと僕は、大学や世界中の教育機関は、雇用のニーズに基づいた教育の変化への対応を、十分なスピードではできていないということに気づきました。

人々はプログラミングのような技術を要する仕事を得るためのスキルを身につけることができていなかったんです。だから僕たちはみんなが技術を覚えられるような場所を無料でつくり、仕事でステップアップできるような教育の場を与えたいと思ったんです。

コニー:なるほど。その2500万の人たちは、主にアメリカの人なのかしら? それとも国外の人たち?

ザック:世界中ですね。65パーセントはアメリカ国外です。なのでビジネスはかなり国際的と言えます。利用者が最も集中しているのはアメリカですが、僕たちはヨーロッパの国々や、南米、アフリカでも成長していきたいと思っています。

Codecademyのコンテンツの作り方

コニー:素晴らしいわ。それがどう作用しているのか説明してもらえる?

ザック:たくさんのテクノロジー企業がありますよね。例えばTumblrが10億1000万ドルで売られた時、ニューヨークタイムズの評価額も同じようなものでした。

テクノロジープラットフォームを構築することにより、少ないパワーで多くのことができるようになるんですよ。だから僕たちは幼稚園や高校の教師や大学、企業と共に協力して社内でコースを作っているんです。

僕たちにはプラットフォームにコンテンツをくれるたくさんの仲間がいて、教材をつくっているんです。それをオンライン上で提供して多くの人が使えるようにしています。

コニー:なるほどね。長期間のコースが多いのかしら?

ザック:短いコースばかりです。僕がまず最初にCodecademyのことを考え始めたのは、コロンビア大学のコンピューターサイエンスとエンジニアリングのコースに入学した時でした。

3〜6ヶ月もの間同じコースを受け続け、週に20〜30時間も宿題に費やさなくてはならないという事実に不満を感じていました。もっと経験を積めることをやるべきだと感じました。だからちゃんと経験が得られる、実践に沿った短いコンテンツをCodecademyで作り上げたんです。

コニー:その成果を追跡することは可能なのかしら?

ザック:コースごとに追跡することができます。ユーザーはたくさんのコースをとっています。一般的な、3ヶ月のコースを取って宿題をたくさんやって、実験やテストをして、というようなものとは違って、僕たちのところでは短いコースをいくつも受けていくスタイルで、コースを修了する率はとても高いです。

収益化についてはどう考えている?

コニー:ではもし、短いコースを修了する率が高くなかったら、そのコースは落とすの? みんなが気にするようなコストはかからないの?

ザック:費用はかかりません。僕たちは高品質の教材だけを皆さんに提供したいと思っています。だから何か特定の知識を得たいと思って取ったコースが良くなかったり、サイトで見つけにくかったりしたら、僕たちはユーザーのために良いコースを探し出します。

コニー:素晴らしいわ。あなたは費用はかからないと言ったわよね?

ザック:はい。費用を請求したことはありません。

コニー:では収入を得られないわよね? マーケットにおいてそれはとても興味深いわ。プレッシャーは感じていない?

ザック:収入を得る方法に関してはいくつも試してみたんです。僕たちは拡大できるビジネスモデルを探しているんです。多くのユーザーに使ってもらえるプラットフォームを構築して運営することは意義のあることで、手段はたくさんあるように思えます。

だからそれが僕たちが最初にやることであって、初期のテストは内部では利益へと繋がっていると思うんです。僕たちはベンチャーキャピタルに手助けされてきましたが、将来はベンチャーキャピタルは必要ないという選択肢もあります。それが僕たちが目指したいポジションでもあります。

コニー:わかったわ。ではその可能性に関してもう少し詳しく説明してもらえる?

ザック:僕たちは消費者や投資家、政府からたくさんのリクエストを受けるんです。彼らに提供しているトップコンテンツに、もっとサービスを追加してほしいとね。

プロシューマーサービスとは、すべてのグループへのコンテンツの追加や、異なる環境にいる生徒への精神科医による手助けなどが含まれますね。これは生徒がゼロの状態から仕事を見つける助けになります。場所代やそういったもので課金することはしません。

僕たちは人々が低いレベルの仕事、あるいは無職から新しい職へを見つけたり、彼らが価値を創造し発見することを期待しているんです。僕たちは誰かの人生に大きな変化を与えるのは素晴らしいことだと思っています。

Codecademyのターゲットはどこか

コニー:あなたたちのサービスを使って仕事を得たかどうかも追跡調査をしたりするの?

ザック:いえ。でもEメールなどで報告を聞けたりはしますよ。何万人もがEメールを送ってくれて、「おかげで仕事に就けました」って話してくれるんです。

コンピュータ・サイエンスのコースを受けた人が手紙をくれて、夏のインターンシップに参加できたと話してくれました。僕たちはこういった成功事例を注視していて、近いうちに実際の結果を数値化できると思います。今プラットフォームで学んでいる人たちとも良い関係を築けるようになるでしょう。

コニー:不思議に思っているんだけど、他の目立ってきているオンライン学習センターは刺激を受けていると思うの。確か私は11〜12週間くらいのプログラムを受けたことがあるんだけれど、とても高額だった。21,000ドルはしたと思う。そこでは、約90パーセントくらいは職業を斡旋していたのよ。

疑問なんだけど、1つ目が、何も払わずに成功したユーザーについて、あなたはそれを正当だと思うかということ。2つ目の疑問として、あなたはそういった明らかに難しいと思われる業界に入っていくことに興味を持っている?

ザック:それぞれ違った経験を違うタイプの学習者に与えているんです。僕たちの場合は自己啓発を好む、個人学習者向けです。お金に余裕のある人たちは、サンフランシスコやニューヨークのような場所で行なわれるオフラインの都市型短期集中トレーニングに参加できるでしょうし、さらにコースのカリキュラムを追加していくことも好むのでしょう。そういったトレーニングでは、政府からの参加者で9ヶ月くらいの休みを取ったりした例も知っているし、3ヶ月の休みを取った例もあります。それは集中的なプログラムですよね。

結局、どんな変化をしたいかということによるんだと思います。昇進したいとか、全然違う仕事をしたいとか、何に重きを置くかということでしょう。そういった領域は他の誰かが行なえばよいのであって、僕が気にしているのは、サーバがダウンしてしまうのを防ぐというほうです。

だから僕たちは20,000ドルもするようなプログラムを扱うということは、将来的にも考えていません。僕たちはそれらに匹敵するような経験をもっと安価で提供していきたいと思っているんです。

調達額が少ないのはなぜ?

コニー:私からの最後の質問だけれど、たった1,250万ドルを調達したことに驚いたんだけれど、それはこの業界ではとても少額よね。そのことについて話してくれない?

ザック:僕たちはいつでも長期で継続できるビジネスを考えていて、資金についても大分控えてきたんです。僕たちは会社に力をつけるために、テクノロジーを活用することに力を注いできました。

コニー:従業員は何人いるの?

ザック:25人です。繰り返しになるけれど、プラットフォームを構築するためにテクノロジーを集中し続けることは、小さい力で大きなことができるということなんです。

それは長い間続く強い会社を作るとても大事なことだと思うんです。資金に簡単にアクセスできることは、多くの会社がビジネスを立ち上げてたくさんのコストを生み出すことで、馬鹿げていると思います。

僕は本当のビジネスや投資をするときが来たら、するべきだと思っています。それは大変なことです。ビジネスの規模に従って、ポジションや規模を拡大したいと思っています。そして多くの会社は自分たちのビジネスに適正な規模になるために苦労しているんだと思います。

コニー:今日は来てくれてありがとう。

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