2024.12.24
ビジネスが急速に変化する現代は「OODAサイクル」と親和性が高い 流通卸売業界を取り巻く5つの課題と打開策
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津田啓夢氏(以下、津田):なるほど。会場からのいろんな質問というか。おふたりに聞きたいこと、ありますか?
質問者:ネット上、アプリ上で、家族だけの制限があるっていうのを聞いたので大丈夫だと思うんですけど、個人的人権についてです。子供が大人になって見たときに、ネット上とかアプリ上とかに出てたのかなと、気になる人がいるのではと思いました。
前に問題になったことがあって。たくさんの情報量が問題になったことがあったんですけど。
津田:いかがですか?
笠原健治氏(以下、笠原):基本的には身内だけで見るので、今のところは心配にあたらないと思っています。例えば「みんなの1秒動画」のような企画を始めたらどうだろうとか。
津田:外に出していくっていうことですね。
笠原:ユーザー同士で、同じ月齢の子供たちの様子がお互いにわかるような場所、クローズドな家族の場から、皆が交流できるような場をつくっていくとどうだろう、っていう話をしていて、可能性があると感じてるんですけど、やり始めると仰ったような懸念は出てくるかもしれないですね。
津田:自分の子供となってくると……。ペットだったらまだ気にならないかもしれないですけど。
笠原:子供が大きくなって見たときにどう思うのかっていうのは、大事な話だと思います。
津田:他、何か。どうぞ。
質問者:うちの親がガラケーなので、ガラケー対応しないのかなっていうのと。2点目が、最近「Famm」のユーザーになったんですが。
(会場笑)
質問者:そっちのほうがすごい使いやすいなと思って。
津田:すごく使いやすい!
質問者:写真も全部移しちゃいました。なので、今後どう差別化していくのかを聞きたいのと、3点目は何でユーザーを集めるのに5年から10年かかっちゃうのかなって。その3点を伺いたいです。
笠原:ガラケー対応は、開発コストが高いです。動画を見せるとなるとそれだけでリソースがすごいとられるんで、そこは難しいかなと思っています。
質問者:技術的な話ってことですか。
笠原:そうですね。そこに対応するリソース量が、結構重いんです。対応は難しいと思ってます。そういう意味では「まごチャンネル」と組んで、テレビ対応していくっていうのは僕ら的にありがたい話です。別の手段で共有していければ良いなと思ってますと。
質問者:LINEユーザーが多いと思います、ああいうウォールっていうか、流れる感じは、すごくとっつきやすい。「みてね」は結構エンジニア的なつくりになってる。お母さん方には受けがあんまり良くない。
笠原:それが全ての意見だとはちょっと思わないですけど。それだったらLINEでいいのでは、という気もしますし。
梶原健司氏(以下、梶原):逆にLINEじゃなくてFammにしたのは何でなんですか?
質問者:Fammの良いところは、流れるのもあるしアルバムもあるんですよ。LINEの悪いところは、流れるしアルバムもあるんだけど、月別とかまとめるとかが苦手で。そのいい感じにこう……。
笠原:「みてね」の場合で言うと、流れる部分が「近況」ですが、少し拡張する予定があります。そこをしっかりつくっていけば何とかなるかなと思ってます。一方で近況をメインに持ってくるべきかどうかという、そこは開始前にも議論があったんですけど。
そうなると、1枚1枚の写真にメッセージ性が生まれて、これを共有したい、だから流すっていう。アルバムがトップページだと、アルバムなのでとりあえずたくさん共有してます、みたいな言い訳ができると思っていて。
なので、なるべく多くを共有してもらうために、タイムラインじゃなくてアルバムをトップに持ってきてるっていうのが、今の「みてね」ですかね。あとは振り返るときにも、アルバムのほうが、振り返ったときに楽しいんじゃないかとか、考えています。
両方のトライはあり得ると思ってるんですけど、自分たちとしてはアルバムをメインでやっていきたいというのがあります。あと、3点目何でしたっけ?
質問者:何で5年とか10年とかかるのでしょうか。
笠原:目指しているのは100万アクティブ家族です。100万を集めるのはそれなりに時間がかかると思っています。そもそも出生数が100万人だっていうのがありますし、当然認知度もすぐに一定規模いくわけではないと思ってるので。
そういう中で目指していくには、それなりに時間がかかるかなと思っています。なるべく早く前倒ししたいですけど、じっくり勝負していく分野だと思っています。
質問者:ありがとうございます。
梶原:ビジネス的な話でいくと、笠原さんのほうが専門家だと思います。通常のFacebookとかmixiのソーシャルなモデルだと、ネットワーク効果って呼ばれますが、それが働きやすい。外部性ですよね。
笠原:バイラルもすれば、ユーザーが多いのでユーザーがたくさん集まってくる、と。
梶原:これが働きにくいんですよね、家族系っていうのは。そういう意味でも難しいというか。
質問者:バイラルしやすいと思ってたんですけどね。
梶原:なかなか。でも家族って、家族と家族以外ってあったときに……。
質問者:そうなんすけど、僕も保育園に通ってる子供がいるんですけど、良いアプリっていうのはすぐ広まるんですよ。
梶原:サービス単体としてバイラルかどうかって話だと思うんですけど、サービスとして人が増えれば増えるほど価値が増えるのが、ネットワークの外部性の基本だと思うんです。
繋がってる人が増えれば増えるほど、価値が増えるっていうのが、mixiであり、Facebookだと思うんで。それとはちょっと違うんですよね。
質問者:そういう意味ですか、なるほど。
梶原:そこは難しいですね。
笠原:「みてね」はママ友間での繋がりで広まってるのが実感としてありますけど、mixiと比べると、弱い面があります。女子高生のバイラルとはまた別の伸び方があるようです。ママ友間は皆忙しくて、暇だからアプリを入れますみたいな感じではないという気はしてます。
質問者:ありがとうございます。
質問者:今日は貴重なお話でおもしろかったです、ありがとうございます。写真や動画の保存となると、3歳くらいまでは写真をたくさん撮るんですが、それ以降の展開はどうお考えなのかなと。サービスの寿命じゃないですが、それをどうお考えになってるか、が1つ。
もう1つは、「みてね」は今後海外展開をを見据えていらっしゃるのかをお聞かせいただきたいです。
笠原:梶原さんにも聞いてみたいんですけど、お子さんがね、おいくつかというと。
梶原:8歳6歳です。
笠原:個人的な実感値でいうと、子供が2歳なんでその領域がまだ分からなくて。ただ自分自身が子供だった頃を振り返ると、うちの場合は小学生になってもバンバン写真とか撮ったりしてましたし、アルバムを見返すのは個人的には楽しかったです。
大事なものとして、子供の写真をストックし続けるっていうことじゃないかと思ってます。場合によっては子供自身が撮る、それはマイナーなのかもしれないですけど。
スマートフォンで撮影するのが一般化した今、そこをどれくらい乗り越えて行けるのかっていうのは、自分で確かめてみつつ、やっていくべき部分かと思っています。
写真コミュニケーションが家族内で一般化してるがゆえに、こういうサービスがあることによって長続きする、っていうこともあるでしょうし。
津田:8歳6歳だと、まだ写真撮りますよね?
梶原:人によると思うんですけど、僕の場合は結構撮りますね。毎日に近いくらい撮ってます。ただ仰るとおり、小学校上がるくらいはだいぶ変わってくるとは思います。
自分個人としては、起業する前に働いてた会社を辞めて、ブログを2年くらいやってたんですが、そのときに思ったのは、一旦、サービスとつながっている環境を作ってしまえばいろんなことができると思いました。個人的な経験からです。そこで得られたクレジット、それって結構大きいんじゃないでしょうか。
笠原:「みてね」の場合も、今を共有しつつその子の人生も残していけるようなコンセプトを目指していきたいと思っています。
5歳6歳まで写真を溜め込んで、小学校に上がった以降も、自分たちで撮った写真、学校で撮った写真、そういうものすべてを「みてね」に収めていきたいです。
津田:あとは、海外展開ですね。
笠原:海外も、やっていきたいです。「みてね」は海外で流行ってるサービスのコピーでもないですから、海外でのチャンスもあると思っているので、チャレンジしていきたいです。
津田:ありがとうございます。奥の方どうぞ。
質問者:家族間で共有するとのことですが、自分の保存しているものと、送られてくるものの質が違うんですよね。そうなると共有が難しいなっていうことで、両家を越えるのは、現実的にシビアなんじゃないかなっていう。
それから、自分も2歳になる子供がいて、どういった形で自分の子供の写真を残そうかなって思ったときに、僕はFacebookやGoogleのアカウントでそれをやってるんですけど。「信頼できるサービス」「どこに託すか」っていうのが僕の中で鍵になっていて。使いやすさもあります。
笠原さんの場合は、裏にmixiっていう非常に良い母体があります。LINEだとちょっと恐いなと。Facebookはアメリカだし……。またちょっと違った感じに見えるのかなって、率直に思いました。
一方で、梶原さんには、否定的な意見を持って見ていたんですけど、辞めれるサービスなんだなって、笠原さんの話を聞いて思いました。
そのハードは、いずれ押し入れに入ったりするんだろうなって思うんです。そのインフラがリユースされて、次の家族に渡るようなインフラができるとすごく楽しそうでは、ということで……。今日すごくファウンドしたかったんですけど……。
梶原:(笑)。ありがとうございます。
質問者:笠原さんにお聞きしたかったのが、ミクシィ社の中の事業としてやることのデメリットは何かなと思いました。なければないでよろしかったんですが。それだけです。
笠原:そこは、ないですね。ありがたいのは、コミュニケーションに興味を持ってる人たちでチームをつくることができるのは、何ものにも代えがたいです。人集めが1番大変ですから。
梶原:そうですねえ。
笠原:納得できる人たちを集めることができました。興味を持ってくれて、自分もやりたいって言ってくれる人も出てきてたりしますし。そこは助かってます。頑張ります。
質問者:mixiとあまり絡んでない感じだったのは、もしかして何かデメリット的なものを敬遠されてたのかなと思ったんですが。
笠原:絡めるっていうのは、mixiから誘導するとかそういう意味ですか?
質問者:そうです。より「ミクシィがやってますよ感」を出すというか。
笠原:mixiユーザーに、こんなのがあるから使ってねっていうのも、あんまり迷惑かなと。そこに期待しすぎるのは良くないなと思っています。ミクシィがやってるってことはもっと言ってもいいかなと思ってますが……。
津田:ありがとうございます。では、あと1問くらい。
質問者:母親が孫の気に入った写真を、しょっちゅう「プリントアウトして」って言ってくるんです。今はLINEでやり取りしてるんですけど、「まごチャンネル」を、母親にプレゼントしたいと思うのですが、プリンターと繋げるのって、考えていますか?
梶原:今はないんですけど、どうしてもって言うんだったら。頑張るつもりで。
(会場笑)
梶原:もしくは、今隣にノハナの社長がいらっしゃるんで。ボタンを押したらノハナですぐプリントアウトができるみたいな。
津田:そっか、連携を。
梶原:できたらいいな! 社長に言っといてください。
津田:以上をもちまして、「家族」を考える、トークイベント、テクノロジーの会を終了させていただきます。ありがとうございました。
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